PICA富士西湖

PICA富士西湖でM父子とキャンプ

2005年4月23日〜24日

ルート
4/23(晴)
 自宅〜中央道八王子IC〜河口湖IC〜富士河口湖町〜西湖
4/24(晴)
 富士西湖〜中央道河口湖IC〜八王子IC〜自宅
宿泊
 PICA富士西湖(キャンプ場)
同行者
 単独(現地でM父子と合流)

(4/23 晴)

 昨年秋に雨のために中止になったM父子とのキャンプに向かう。場所は同じくPICA富士西湖だ。当初は私の妻が一緒に来る予定だったが、都合でこれなくなったのでMと小二の息子のS君の三人だ。小さな子供に男二人なので、段取りなどに少し不安が残る。

 Mとの待ち合わせは河口湖町のショッピングセンターだが、道路の渋滞心配して早めに出発する。行楽日和の晴天の土曜日なので余裕を持って中央高速を行くが、拍子抜けするくらい空いている。こんなことなら道志みちを行けば良かった。ゴールデンウィーク直前なので、遠出を控えているのだろうか。タイヤをノーマル(POTENZA RE050)に履き替えて今年始めての遠出だが、特に高速道路での安定感は申し分ない。突き上げの大きさには閉口するが、遠くに走りに行きたくなるタイヤだ。
 自宅を出て1時間あまりで河口湖ICに到着してしまったので、近くをドライブすることにする。知人から富士北麓公園周辺の富士桜が綺麗らしいと聞いていたので、そのあたりを走ってみるが、まだ花は満開でないようだ。北麓公園から富士桜の群生地への散策コースがあるようだが、そこまで時間がないのでそこはパスする。あとで調べると、河口湖富士桜祭りの会場は、河口湖創造の森となっていた。
中央道河口湖線383.5キロポスト付近にて

 ショッピングセンターへの通り道に富士ビジターセンターが目に留まったので、立ち寄ってみる。時間がなかったので少し見ただけだが、富士山のことがわかりやすく説明してあって一見の価値はある。また、近くの観光地などのパンフレットも豊富で、情報収集にも役に立ちそうだ。そして、河口湖周辺は桜が満開で、非常に綺麗だ。東京では終わってしまった桜が見られたので、なんだか得をした気分になった。

山梨県立富士ビジターセンター
ビジターセンター付近の桜

 河口湖ショッピングセンターBELLでM父子と合流し、食料の買い物を済ませPICA富士西湖に向かう。田舎のショッピングセンターでスーパーの売り場の品揃えもそんなに多くはないが、木炭を含めキャンプの食料調達には問題ない。
 国道139号線を富士宮方面に向かい、富岳風穴の前を右折すれば突き当たりがキャンプ場の入口だ。管理棟は広く、その周辺も広々した広場になっているので、PICA富士吉田のような窮屈な感じはしない。チェックインは午後2時であと30分以上あるのでどうしようかと思ったが、一応受付に聞いてみるとチェックインできるそうだ。今日土曜日の宿泊料金が平日の2倍以上するのは痛いが、特定シーズンはさらにその1.5倍以上する。

PICA富士西湖・管理棟(撮影は4/24)
指定されたサイト(独立した2サイト)

 私達が指定されたサイトは一番西湖に近いサイトで、他とは独立して2サイトが区切られて林に囲まれている。妻が来れないのでテントを1つにしたので1サイトでも良かったが、キャンセル料を払うのもなんなので2サイト使うことにした。これが正解で、プライベートサイト感覚で非常に快適だ。この時間なのに他のサイトはほとんど埋まっている。1サイトはそんなに狭くないが、今日のような週末は混雑するので、隣のサイトのことが気になってしまうだろう。なぜこの時間にこんなに埋まっているのかといえば、「ハッピーフライデー」という企画があって、今週末はその適応日なのだからだろう。この企画は、金土と連泊する場合金曜日の料金が無料になるというものだ。なので、1泊料金で金曜日の夜(21時まで)か土曜日の朝(7時から)チェックインができる。なかなか気の利いた企画だ。
 早速テントとタープの設営を済ませ、目の前の西湖湖畔に向かう。正面に雪頭ヶ岳(鬼ヶ岳)から十二ヶ岳への稜線が迫り、あそこを歩いたのだと感慨にふける。湖畔にはベンチが置かれ、湖を見ながらくつろぐのもいいかもしれない。

西湖湖畔より雪頭ヶ岳から十二ヶ岳への稜線を望む
湖畔からサイトを振り返る

 まだ早いが、いつものようにユニフレームのユニセラTGの炭に着火し宴会スタートだ。Mとは高校時代からのつきあいで、お互い酒は大好きだ。ビール、赤ワイン、白ワインと飲み物は変わるが、話は尽きない。しかし、今日は息子のS君が一緒なので彼にも気を遣わなくては。私には子供が無く、姪っ子3人しか知らないので、こんな場合どう接したらいいのかわからない。案の定6時過ぎにはすっかりできあがってしまい、疲れているはずのS君も眠そうだ。彼を寝かせて第2ラウンドに突入しようと思ったが、寝かしつけるつもりが一緒に眠り込んでしまった。
 夜11時ころ目が覚めたが、結構冷え込んでいる。フォーシーズン対応がうたい文句のシュラフ「小川キャンパル フィールドドリームDX−II 」だが、胸元を締めると結構暖かい。ダウンの登山用のシュラフのほうが暖かいだろうが、こちらの方が布団感覚で快適だ。

(4/24 晴)

 昨夜は睡眠十分で早くから目は覚めたが、シュラフから出たのは周りが動き出してからだった。Mはもうすでに起きていて、ユニセラTGに炭を入れパンを焼いている。パンを炭で暖めるということは頭になかったが、コーヒーと温かいパンの朝食も悪くはない。

 朝食のあと3人でキャンプ場の中を探検する。テントサイトはPICA富士吉田と同じように密集しているが、コテージサイトはそれぞれ離れていて気持ちが良さそうだ。建物も清潔で快適そうだが、値段が高いので利用することはないだろう。一応釣り堀はあるが、釣りをしている人はいない。隣接してドッグランがあるようだが、そこまでは足を伸ばさなかった。Mは、次回は奥さんを連れて家族で来ようと、施設を細かくチェックしている。
 テントを撤収する前に、近くのコウモリ穴に行ってみる。入場料まで払ってわざわざ洞穴探検でもないが、せっかくなので子供を口実に行くことにした。この周辺にいくつも溶岩洞穴があるが、コウモリ穴はここから歩いていける距離にある。S君もコウモリ穴には非常に興味があるらしく、懐中電灯などを用意して準備万端だ。コウモリに襲われたらどうしようと心配しているのが子供らしい。
私達のキャンプサイトと西湖湖畔

 コウモリ穴は広い駐車場と立派な建物があり、想像していたイメージとは少し違う。入場券を買い、入口でヘルメットを手渡される。ハイヒールの人達のために長靴も貸してくれるようだ。ゲートをくぐり青木ヶ原樹海地帯の端を歩くとコウモリ穴の入口がある。内部は天井が低いのでヘルメットは必需品で、わかっていても何度もヘルメットを天井に当ててしまった。足元も滑りやすいので、お年寄りには厳しいだろう。それなりに楽しめたコウモリ穴だが、今はコウモリの数が減ってしまっているので、コウモリにお目にかかるのは難しいらしい。

蝙蝠に関する展示物や売店がある
コウモリ穴の入口

 キャンプ場に戻り、あわてて撤収を始める。手伝うと言って聞かないS君が邪魔で、なかなか撤収がはかどらない。チェックアウトの時間が迫っているので、細かなものは放り込むだけで、家に帰って片づけ直すことにする。天気は良いが朝夕の気温が低いので、テントのフライシートは完全には乾いていないようだ。片づけ終わりチェックアウトを済ませたのは11時を少しすぎてしまったが、他にもあわててチェックアウトしている人も多い。

 MとS君とはここで別れる。彼らは1時間あまりで家に帰れるので、自宅で奥さんと食事をとると言うことだ。天気は素晴らしいのでどこか行こうかとも思ったが、日曜日なのでどこへ行っても人がいっぱいに違いない。そんなわけで自宅に直行することにする。妻がいないので、キャンプの後かたづけもひとりでしなければならない。昨日と同じく富士山麓公園の周辺を回って河口湖ICに向かうが、国道139号線周辺は車が多く所々渋滞している。
 中央高速に入り都留ICをすぎると山梨リニア実験線の高架が上を横切っている。そしてその脇には、山梨県立リニア見学センターが建っている。今までは気づかず通り過ぎていたが、富士ビジターセンターにあったパンフレットでこの存在を知った。本線に入り猿橋付近に来ると、左手に百蔵山と扇山が迫ってくる。以前は只通り過ぎるだけの風景だったが、登った山のことはいつまでも気になるものだ。
PICA富士西湖の駐車場で解散

 小仏トンネルを抜けたところでは圏央道とのジャンクションの工事をしている。だんだんジャンクションらしくなってきているので、工事は順調に進んでいるようだ。多くの問題を抱えた圏央道だが、近々中央高速とつながってしまうことになるようだ。帰路も順調で、河口湖ICから1時間ほどで自宅に帰ることができた。

山梨リニア実験線とリニア見学センター(左)
圏央道ジャンクション工事現場

 楽しみにしていたM親子とのキャンプだったが、段取り通りいかず結構疲れた。子連れキャンプの場合、どちらかの妻の手助けがないと大変だ。しかし、キャンプ場はなかなか良かった。先年のPICA富士吉田と比べて敷地が広くゆったりしているのがいい。それに、湖が目の前のロケーションは最高だ。今度は、料金が半分の平日に来ることにしよう。

Camera : Nikon D70


(4/23)   自宅            9:40          000q(35,837)

      中央道八王子IC     10:08          014q(35,851)
      中央道談合坂SA     10:27〜10:35    043q(35,880)
      中央道河口湖IC     10:59          080q(35,917)
      富士ビジターセンター   11:16〜11:36    091q(35,928)
      ショッピングセンターBELL 11:43〜13:00    094q(35,931)
      PICA富士西湖     13:24          107q(35,944)

(4/24)   PICA富士西湖     11:19          107q(35,944)
      中央道河口湖IC     11:58          132q(35,969)
      中央道八王子IC     12:37          198q(36,035)
      自宅           13:04          213q(36,050)

燃費概算     10.8q/g   (4/22の給油から到着まで)
   走行時間  4時間16分
   走行距離  215q
   平均速度  51q/時間
     



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