寝台特急「あけぼの」乗車記

2013.1.23~24


 乗車区間  青森 1/23 18:24 (定刻 18:22) → 上野 1/24 7:13 (定刻 6:58)
 座席区分  指定席(青森→羽後本荘)、開放式B寝台(羽後本荘→上野)
編成  24系24形、25形客車8両 + 電源車(青森車両センター)
 牽引:EF81-136(青森→長岡、青森車両センター)、EF64-1031(長岡→上野、長岡車両センター)




 「大人の休日倶楽部パス」を利用して、「あけぼの」乗車のため青森へ出かけた。そのため、0泊2日(実際には「あけぼの」内で1泊)の旅行日程となった。急遽決めた旅行なので「あけぼの」の寝台券は青森発(正確には羽後本荘から)しかとれなかった。東北新幹線で新青森に入り、レンタカー利用で奥内駅で撮影、「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」を見学した。
 寝台列車に乗るのは約25年ぶりになると思う。最後に乗車したのは「北斗星」で、上野から札幌までツインデラックスに乗車した。当時は数は減ってしまったとはいえまだ全国に寝台列車が走っていた。その寝台列車で現在残っているのは「あけぼの」以外では、「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」「はまなす」「サンライズ出雲・瀬戸」だけになってしまった。このなかで「あけぼの」はいつ廃止されてもおかしくないので、とりあえず乗車しなければと計画した。
 青森駅では入線から発車まで10分ほどしかなかったので、あわてて外観を撮影して車内に乗り込む。昨年来た時には25分ほど停車時間があったが、今回は正面以外写真をとることが出来なかった。

 青森駅 18:24発車 (2分遅れ)

 乗車二日前に寝台券を手配したので、青森からの寝台をとることができなかった。普段でも「あけぼの」はそこそこの乗車率のようだが、B開放寝台が利用できる「大人の休日倶楽部パス」利用可能期間は寝台券の確保が難しい。4号車は羽後本荘まで指定席として使用し、そこから寝台扱いとなる。その4号車は下段が空いていたので、こうして二枚の指定席(寝台)券を発券してもらった(座席位置は違う)。
 座席車の4号車は羽後本荘までぱらぱら座席利用者があり、こうした運用をする理由がわかった。私の乗ったブロックは新青森から弘前まで他に2名の乗客があったが、それ以降はブロックを独占できゆったり過ごすことが出来た。


 (4号車)青森→羽後本荘間は、指定席特急券で座席として使用

 弘前を出発した後で、車内を探検してみる。乗車した4号車はがらがらだが、他の車両はそれなりに乗車しているようなので、隣の5号車まで行って戻ってきた。5号車はB寝台個室「ソロ」で、いくつか空いていたので覗いてみた。本当に狭い空間だが、個室で開放寝台と同料金なので人気があって当然だ。

 車内探検 - 飲料水の冷水器、洗面台、1人用B寝台個室「ソロ」

 秋田から作業員が一人乗り込み、空いているブロックから寝台のセットを行う。羽後本荘で座席客の下車を確認して、残りの寝台のセットを行う。羽後本荘発車時はこの車両の乗客は3名だったが、深夜確認すると、下段はほとんどすべて埋まったようだ。

 (4号車)羽後本荘→上野間は、本来のB開放寝台として使用

 大宮到着の約30分ほど前に朝のアナウンスがあり、目が覚める。約15分遅れで運行しているとのことだ。周りで起き出す人がぱらぱら出てきたので、頃合いを見て洗面を済ます。大宮で多くの人が下車し、向かいの寝台の人も下車したので、カーテンを開け座席として座る。

 上野駅 約15分遅れ 7:13 到着

 上野駅にはそのままの遅れで到着。多くの人が到着した「あけぼの」を写真に納めている。本当に久しぶりの寝台列車の旅を楽しんだ。発車時のショック等は大きめだが、次の日の行動に支障がないくらいには休むことが出来た。開放寝台を利用するのはたぶん30年ぶりとなるだろう。また、機会があれば利用したい。
 しかし、この後 2014年3月15日のダイヤ改正で定期運行が終了し、これが最後の乗車となってしまった。

 長岡駅で、牽引車はEF64-1031(長岡車両センター)に変更



 寝台特急「あけぼの」について

 「あけぼの」は、1970年10月1日に上野-青森間を東北本線・奥羽本線経由で運行開始した定期寝台特急列車。その後1973年10月1日のダイヤ改正で上野-秋田間に1往復、1982年11月15日の東北・上越新幹線開業によるダイヤ改正で上野-青森間に1往復、それぞれ増便され最盛期には毎日3往復(上野-青森間2往復、上野-秋田間1往復)が運行されていた。しかし1988年3月13日の青函トンネル開業ダイヤ改正時に1往復減便され、さらに1990年9月1日の山形新幹線着工により1往復が列車名を「鳥海」に変更のうえ高崎線・上越線・信越本線・羽越本線経由とされ、残る1往復も経路を東北本線、陸羽東線および奥羽本線経由とされた。さらに1997年3月22日の秋田新幹線開業に伴って東北本線、陸羽東線および奥羽本線経由の「あけぼの」は廃止となり、高崎線、上越線、羽越本線および奥羽本線経由の「鳥海」が「あけぼの」に改称されて現在に至る。現在の運行本数は毎日1往復。
 2010年12月の東北新幹線八戸-新青森間開業時に「あけぼの」の存廃問題が取り沙汰されたが、JR東日本秋田支社は当面存続させる方針を明らかにしていた。しかし、JR東日本が2013年12月20日、2014年3月15日のダイヤ改正で、「あけぼの」の定期運行終了(臨時列車化)を公式発表した。2015年1月4日以降は臨時運用も設定されなくなり事実上廃止となった。

 「あけぼの」の写真


2008/07/30 高崎線・熊谷→行田間 (2022レ、5:52) 2012/05/17 東北本線・浦和→赤羽間 (2022レ、6:40)
2012/06/26 奥羽本線・青森駅 (2022レ、18:00) 2012/06/27 奥羽本線・撫牛子→川部間 (2021レ、9:20)




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