姫新線・芸備線・木次線 乗車の旅 姫路城、松江城 見学 2022.4.4~7 2022.4.6 |
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旅行三日目は昨日乗車した芸備線に乗り備後落合まで戻り、初乗車となる木次線に乗り換える。木次で乗り換え宍道まで行き、山陰本線に乗り換え松江まで行く。松江では松江城を見学して、一畑電鉄で宿泊場所の出雲市まで行く。木次線は初乗車となっているが、昨日乗車した芸備線の備後落合-三次間同様、学生時代の40年前に乗車したことがある。広島から急行「ちどり」4号で宍道まで乗車したことになっている。大昔のことで記憶は定かで無いが、一応ちゃんとしたメモは残っている。そういうわけだが、学生時代の乗車は別として、改めて仕切り直してJR線全線乗車(?)に挑んでいる。 6時20分にホテルを出発して三次駅に向かう。今日も素晴らしい天気だ。三次駅に到着して松江までの乗車券を購入しようとしたが困ったことになった。自動券売機では区域外で購入できず、長距離乗車券が購入できるみどりの券売機は7時から営業開始となっている。まだこの時間は駅員がいないらしい。そのことは承知していて、昨日到着時に、駅員に「明朝 6:55発の列車に乗るが、その時松江行きの乗車券は購入できるのか」と尋ねた。すると、さも当たり前のように「このみどりの券売機で購入できる」と言われた。当たり前のことを聞くんじゃないといった雰囲気なので、みどりの券売機の開始時間が7時となっている点を再確認しなかった。そして、今朝はこんなことになってしまったので、少々頭にきている。その駅員が間抜けだったのか、勘違いしたのはは分からない。しかし、こんなことになるのではないかと予想はしていた。仕方が無いので、自動券売機で購入できる木次線の1番遠くの駅(下久野、1880円)まで購入した。 |
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三次駅 / JR西日本・芸備線 (広島県三次市) | ||||||||||||||
1番線には 6:40発広島行き 1518D が停車していたが、2番線から発車する備後落合行き 350D はまだ入線していなかった。1518D はキハ47形の堂々4両編成だ。車内はがらがらだが、広島に到着する時には満員になっているだろう。 |
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JR西日本/芸備線 普通 350D 三次 6:55 → 備後落合 8:16 | ||||||||||||||
芸備線 普通 350D 三次発、備後落合行き JR西日本キハ120形気動車0番台 17(広島色/下関総合車両所広島支所) 350D は 6:39 頃回送で入線してきた。残念ながらキハ120形0番台・1両なので全てロングシートだ。乗り込んだのは高校生と私の2人だけだ。しかし、ぱらぱらと乗車して、出発時には13人となった。うち8人が高校生で、見るからに同業者らしき人が1人いる。 |
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途中駅からは乗車したのはほとんどが高校生で、福塩線との乗換駅の塩町では27人まで乗客が増えた。車内は少し賑やかになったが、この朝の風景はローカル線らしくて悪くはない。その高校生たちは備後三日市と備後庄原で全てが降り、車内は静かになった。備後庄原を過ぎると西城川に沿って走るようになり、狭い山間の中へ入っていく。 高で2人、平子で1人乗車した。高のホームにはテレビ局がロケで使うような大型のカメラを担いだ人がいて、乗車したうちの1人は乗客を観察しながらノートになにかメモをとっていた。何かの取材や調査なら腕章などを付けて思うのだが。 |
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車窓(後方) 西城川沿いを走る(備後庄原→高 / 7:25) |
車窓(後方) 西城川との間の桜並木(平子→備後西城 / 7:51) |
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備後西城で一般の乗客は全て下車して、車内は三次からの同業者の2人だけになった。そちらは前方に座って、私は後方に座っていた。車内はがらがらで自由に移動ができるので、ロングシートの方がかえって都合が良い。これこそローカル線の楽しみだ。 |
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比婆山駅停車 / 8:01 | 車窓(後方) / 比婆山→備後落合(8:03) | |||||||||||||
比婆山から先は本当に山の中に入り、周辺に人家はほとんど見当たらない。線形は悪く、急カーブ、急勾配、狭小トンネルが連続する。制限速度 25㎞ 区間が多く、さらに制限速度が低いところもある。比婆山-備後落合間は 5.6㎞ だが、所要時間が15分もかかる。JR西日本ではローカル線区の保守費用削減のため、このようにかなり低い制限速度を設けている。 |
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車窓(後方) / 比婆山→備後落合(8:05) | 車窓(後方) 木次線が近づいてくる(比婆山→備後落合 / 8:13) |
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左から木次線の線路が近づいてくると、この列車の終点備後落合だ。広い構内の端には転車台と給炭設備の後などが残っている。一昔前は、鉄道の要所として賑わっていたのだろう。 |
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備後落合駅 / JR西日本・芸備線/木次線 (広島県庄原市) | ||||||||||||||
貯炭場と転車台 跡 | 備後落合駅ジオラマ(資料室内) | |||||||||||||
備後落合駅構内には他に人影はなく、350D から降りた2人だけのようだ。他に交通手段はないので次の木次線の乗客は私たちだけかと思った。しかし、駅舎周辺をうろうろしていると、4人のグループがやって来た。うち3人はNHKの撮影スタッフということで、その代表の人から挨拶を受け名刺をもらった。名刺には「NHKエンタープライズ中国支社ディレクター」とある。外国人向けの番組で、木次線のことを扱うということだ。この3人はカメラとともに木次まで同じ列車に乗って行くそうだ。 もう1人の年輩の方は誰かというと、地元出身の国鉄、JR西日本の元機関士で、駅舎や花壇など駅周辺の整備をしている方だ。構内の小さな倉庫を借り受けて小さな博物館を管理していて、観光客に備後落合駅にまつわるガイドをしている。今回は私1人だけのために、小さな博物館を空けてもらい、待合室の展示物やこれらの歴史についていろいろ解説してくださった。職員としての体験談など、非常に貴重なお話だった。 木次発 1441D は定刻の 9:06 に到着した。車両は木次線色のキハ120形0番台・1両だった。これが折り返し木次行き 1450D になる。到着時には待合室で話を聞いていたので、1441D に何人乗車していたかは分からない。話の途中で、木次線に乗車するためにわざわざ自動車で来た人2名が加わった。 |
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JR西日本/木次線 普通 1450D 備後落合 9:20 → 木次 11:28 | ||||||||||||||
木次線 普通 1450D 備後落合発、木次行き JR西日本キハ120形気動車0番台 5(木次線色/木次鉄道部) 1450D に乗り込んだのは、観光客9人(5人はどうやってここまでやって来たのか確認していない)、NHKスタッフ3人、JR西日本の職員1人の合計13人となった。静かな車内ではなくなったが、このくらいの人数では問題ない。 |
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NHKの撮影が入っていたが、お互い気を遣いながら邪魔にはならなかった。個人的にはこの木次線乗車はおまけのようなつもりでいたが、「奥出雲おろち号」が運転されているように、立派な観光路線だということがわかった。 備後落合を出発して先ほど乗車してきた芸備線を左に分けると、すぐに急勾配を上り始める。トンネルや橋が続く深い山の中で、急カーブも多いため 25㎞ 制限区間もちらほらある。この区間ではほとんどソフトバンクの携帯の電波が来ていなかった。 油木を過ぎてさらに上っていくと県境があり、広島県からと島根県に入る。島根県に入るとすぐに木次線で一番標高の高い三井野原に到着する。三井野原駅の標高は 727m で、JR西日本でも最も標高の高いところにある駅でもある。この地区はかつては広島県で、昭和28年に島根県に編入されたそうだ。 これから走る三井野原-出雲坂根間が木次線のハイライトだ。最初の第八坂根トンネルの手前あたりまで緩い上り坂が続き、このあたりが鉄道最高地点になるようだ。今度は下り勾配に変わるが、第八坂根トンネルを抜けると左手に真っ赤な国道314号線の三井野大橋が見えてくる。 |
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三井野原駅停車 / 9:46 | 車窓 / 三井野大橋(三井野原→出雲坂根 / 9:48) | |||||||||||||
さらに進むと、三井野大橋から続く国道314号線の奥出雲おろちループが見えてくる。ここで列車は少しの間停車してくれたが、これが日常のサービスなのか、NHKの撮影が入っているから特別なのか分からない。しかし、おかげでこの素晴らしい眺めを堪能することができた。 |
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車窓 / 三井野大橋(三井野原→出雲坂根 / 9:48) | 車窓/奥出雲おろちループ(三井野原→出雲坂根/9:49) | |||||||||||||
三井野原と出雲坂根の標高差は 163m あり、木次線は三段式スイッチバックで高低差をクリアしている。一方国道314号線の方は、巨大二重ループ(奥出雲おろちループ)で標高差に対応している。木次線は山腹を大きく迂回しながら標高を下げて、最後に三段式スイッチバックで標高差を稼いでいる。 最初の折り返しの分岐器にはシェルターが付けられていて、その先で一旦停止して方向転換が行われる。ブレーキハンドルなどを持って運転者は車内を反対側に移動していった。分岐器にシェルターが付けられているところを見ると、このあたりの冬の冷え込みは厳しくかなりの降雪があるのだろう。 |
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車窓(後方) / 出雲坂根三段式スイッチバック(三井野原→出雲坂根 / 10:04~05) | ||||||||||||||
列車は方向を変えて、何事もなかったかのように走り出した。まっすぐ下っていって、二つ目の分岐器を過ぎた先が出雲坂根駅となる。この駅が二回目の折り返し地点だ。車両先頭側はNHKのクルーと乗客が集まっているので、誰もいない後ろ側に陣取ってスイッチバックを楽しんだ。 駅には何人かギャラリーが集まっていた。服装からすると、地元の人のようだ。ほとんど乗降客のいない山の中にしてはあまりに立派な駅舎が印象的だ。観光誘致という狙いもあるのだろうが、集会場が併設されているとのことだ。3分間の停車時間があるのでホームに降りられるかと思ったが、2分ほど遅れていてすぐに発車するので、NHKのクルーも降りないよう指示されていた。 |
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出雲坂根駅停車 / 10:05-10:08 (定刻10:03-06) | ||||||||||||||
運転手は再び反対側に移動して、列車は間もなく来た方向に向かって走り出した。ポイントで左の方に下る線路に入り、さらに下っていく。これで三段式スイッチバックは終了だ。こうした構造のスイッチバック駅は、他に豊肥本線の立野駅と肥薩線の大畑駅くらいしか思い当たらない。そのうち、肥薩線の八代-吉松間は 2020年7月の豪雨により運行休止となっていて、復旧のめどが立っていないようだ。ループ線の中にスイッチバック駅のあるという、珍しい大畑駅(肥薩線)がどうなるか心配だ。 ずっと乗降客はなかったが、出雲横田で初めて乗車する乗客が1人いた。奥出雲町内では一番大きな駅で、駅周辺は開けている。列車交換可能な駅だが、この列車は1分停車で出発した。 次の亀嵩では何か撮影が行われるようで、NHKのスタッフとJR西日本の職員が打ち合わせをしていた。到着すると前の扉で「そば」にお受け渡しが行われた。向かいの席の人の話によると、駅舎内に有名なそば屋が営業していて、予約すれば「弁当」形式のそばを列車に届けてくれるということだ。外の人はそば屋の店主のようで、そば屋のはっぴに駅長(?)の帽子を被っていた。また、後で分かったことだが、この駅は松本清張の「砂の器」のワンシーンとして登場しているとのこと。 次の出雲三成では列車交換のため6分間の停車時間が設けられているので、2分ほど遅れているがホームに出られるかなと思っていた。しかし、駅手前で赤信号のため停車した。交換列車の駅進入を待っているようだが、どうして駅構内まで行って停車しないのか分からない。 結局3分くらい停車して、駅に到着したのは発車予定時刻の 10:53 だった。交換列車は入線していた。そんなわけでホームに降りる時間は無く、乗降だけ済ませて1分遅れの 10:54 に出発した。この駅では出雲横田で乗車した乗客が降りて、新たに1人が乗車した。 |
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亀嵩駅停車 / 10:39 | 出雲三成駅停車 / 10:53-10:54 (定刻10:47-53) | |||||||||||||
出雲八代では2人の乗客が降りたが、1人は出雲三成で乗車した地元の人だが、もう1人は三次からずっと一緒だった同業者らしき人だった。この近くに名所名跡はないようなのだが、ここで降りた目的は何なのだろう。まさか、地元の人だということは無いと思うのだが。 このままの乗客で、ほぼ定刻に終点木次に到着した。備後落合を出発した時より1人少ない12人(うち1人はJR西日本の職員)が下車した。改札に駅員がいたので、事情を話してきっぷの変更をお願いした。すると、三次で購入した乗車券を払い戻して、新たに「三次-松江」間の乗車券を購入する手続きをとった。これが本来希望していた購入方法なので納得だ。 木次での乗り換え時間は26分しか無かったが、駅前にショッピングセンターがあったので昼食のパンを購入した。小さな町にしては大型のショッピングセンターで、日中なのにそれなりに賑わっていた。 |
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木次駅 / JR西日本・木次線 (島根県雲南市) | ||||||||||||||
駅に戻ると、既に1番線に宍道行き 1452D は入線していた。また木次線色のキハ120形0番台かと思って車両番号を確認すると、木次まで乗ってきた 1450D と同じ車両だった。時刻表上では別の列車になっているが、実際には同じ車両が列車番号を変えて運行しているのだ。こうしたことはよくあることだが、時刻表上に矢印で同じ列車が別の列車(列車番号が変更)になる旨表示されていることも多い。 |
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JR西日本/木次線 普通 1452D 木次 11:54 → 宍道 12:28 | ||||||||||||||
木次線 普通 1452D 木次発、宍道行き JR西日本キハ120形気動車0番台 5(木次線色/木次鉄道部) 車両は「5」号機で、入口脇に「米キス」と表示してある。所属が米子支社木次鉄道部であることを意味するが、木次鉄道部所属の車両は昨年4月に後藤総合車両所出雲支所に転出したことになっている。表記の変更が未完了の可能性もあるが、何かの事情でこの車両は転出しないで木次鉄道部に籍が残っているのだろう。 |
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木次からの乗客は4人で、定刻に出発した。備後落合から木次までのように秘境ローカル線ではないが、まだ山の中で下り勾配が続く。あたりが開けて左から山陰本線が合流すると終点の宍道だ。途中で乗車があり、12人の乗客がここで降りた。 宍道駅は国鉄時代の雰囲気の残ったいい感じの駅だが、駅舎内部が妙にモダンでちぐはぐな感じがした。どうしてかなと思ったが、展示物などを見てすぐにトワイライトエクスプレス瑞風のためだと分かった。山陽・山陰コースの二日目に、この駅で観光のためバスに乗り換えるのだ。そのため、2017年の運行にあわせて駅舎の改修を行ったということだ。駅舎の外観についてはうまくリニューアルされていて、オリジナルの雰囲気(写真で見た)を壊していない。 |
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宍道駅 / JR西日本・山陰本線/木次線 (島根県松江市) | ||||||||||||||
待ち時間が30分以上あるので、待合室に置いてあった宍道町周辺マップに載っている八雲本陣に行ってみた。駅から数分の所にあり、旧山陰街道に面している。江戸時代に本陣として利用されていた時とは大きく変わっているが、江戸中期の民家建築を伝える貴重な存在として国の重要文化財の指定されている。今回は時間が無かったので、建物内部は見学しないで駅に戻った。 |
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八雲本陣(木幡家住宅) | ||||||||||||||
山陰本線上り米子行き 140D はキハ126形・2両編成だった。山陰本線の米子-西出雲間は電化されているが、ほとんどの普通列車が気動車で運行されている。後藤総合車両所に115系電車の配属はなく、走っている 115系は岡山電車区の車両で伯備線の間合い運用だ。2両もしくは1両単位で運用が可能なので、気動車がこの地区の特性に合っているのだろう。 |
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JR西日本/山陰本線 普通 140D 宍道 13:06 → 松江 13:28 | ||||||||||||||
山陰本線 普通 140D 西出雲発、米子行き JR西日本キハ126系気動車0番台 1004+ 4(2両/後藤総合車両所) キハ126形はボックス席が主体でシートピッチが広いので、設計が古いキハ40 などよりは快適だ。しかし、転換クロスシートをというのは欲張りすぎだが、座席の形状が今ひとつで座りにくい。また、車両は高性能なので、電車と比べても遜色はないだろう。 |
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車内は空いていて各ボックスに1人くらいの乗客だ。この区間は一部複線区間もあるがほとんどが単線なので、乃木で下り列車との交換があった。所要時間は20分あまりで松江に到着した。 |
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松江駅 / JR西日本・山陰本線 (島根県松江市) | ||||||||||||||
松江駅から松江城に向かうが、予定通り「ぐるっと松江レイクライン」に乗車することができた。「ぐるっと松江レイクライン」は松江市交通局が運行する観光周遊バスで、市内をぐるっと回って観光には都合が良い。 |
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松江市交通局 ぐるっと松江レイクライン / 松江駅 13:40 → 国宝松江城大手前 13:50 | ||||||||||||||
松江市交通局 ぐるっと松江レイクライン 松江駅発、松江駅行き いすゞ エルガミオ KK-LR233J1改 2000年式 島根200 か 77 本来は20分毎に運行されているが、今はコロナ禍の特別ダイヤで30分毎だ。平日なので車内は空いていた。 |
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10分ほど乗車して、松江城に一番近い松江城大手前バス停で下車した。堀川遊覧船乗り場の向かえにある島根ふるさと館の中にコインロッカーがあるという情報があったのでそちらに向かう。無事コインロッカーは見つかり、おまけに無料だった。しかし、ここまで来るならもうひとつ先のバス停まで乗車すればよかった。 松江城には41年前に訪れたことがある。その時のメモによると、小泉八雲記念館、風土記の丘なども見学している。松江城も桜が満開で美しいが、姫路城と比べるとずっと人が少なく静かだ。これが普通で、姫路城の人気が特別なのかもしれない。見学するのが天守だけなので、1時間ほどで見学を終えた。 |
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松江城 | ||||||||||||||
コインロッカーの荷物を回収して大手前堀川遊覧船乗場バス停に向かったが、ぐるっと松江レイクラインは出発したばかりだった。一畑鉄道に乗車するため松江しんじ湖駅に向かうので、路線バスを探して乗車することにした。 |
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松江市交通局 91-1系統 北循環外回り / 県庁南入口 15:13 → 松江しんじ湖温泉 15:17 | ||||||||||||||
松江市交通局 91-1系統 北循環外回り 松江駅発、松江駅行き(循環) 日野 ブルーリボン 2KG-KV290N3 2020年式 島根200 か 862 松江市交通局のHP等を利用して、あちこち歩いてようやく松江しんじ湖温泉駅行きのバス停にたどり着いた。県庁周辺は経路とバス停が複雑で、よそ者にはわかりにくい。 |
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松江しんじ湖温泉駅(降車バス停は「松江しんじ湖温泉」)へは5分足らずで到着した。距離にすれば1㎞ 強なので、十分い歩いて行ける距離だった。 まだ新しいモダンな駅舎で、一畑電車のイメージとはかけ離れている。温泉街の駅らしく、駅前に足湯がある。待合室には小さな売店とコインロッカーがあるが、目を引いたのはあまり見たことのない形の券売機だ。電鉄出雲市まで乗車券を購入したが、ほとんどのキャッシュレス決済対応で、非接触型パネルを使用している。乗車券を購入するまで何度も操作をしなければならないので、非常に便利な反面年配の人には扱いにくそうだ。実際、年配の女性の人が操作方法が分からず、何度も駅員を呼んで聞いていた。非接触で階層の深いシステムの場合、高齢の人には無理ではないかと感じた。3月25日に導入したばかりなので、いずれ慣れてしまうのかもしれない。 |
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松江しんじ湖温泉駅 / 一畑電車・北松江線 (島根県松江市) | ||||||||||||||
ホームには 1000系(1002F) と 5000系(5010F)の両編成が既に止まっていたが、改札が始まったのは発車時刻の10分前だった。次の電鉄出雲市行きは 5000系の方で、先頭車両に乗車する。 |
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一畑電車/北松江線 普通 326 松江しんじ湖温泉 15:43 → 電鉄出雲市 16:41 | ||||||||||||||
一畑電車/北松江線 普通 326 松江しんじ湖温泉発、電鉄出雲市行き 一畑電鉄5000系電車 5010F(2両) 5000系電車は京王5000系を改造の上 1998年に導入したものだが、車内は1+2列の転換式クロスシートに変わっている。この座席は、廃車になった小田急3100形 (NSE) のシートを流用たものだ。 |
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松江しんじ湖温泉では10数名の乗客を乗せて出発した。しばらくは左手に宍道湖を眺めながら走行していく。次の松江イングリッシュガーデン前という長い名前の駅は、昔は古江と呼ばれていた。41年前に松江を訪れた際に、松江しんじ湖温泉(当時は松江温泉)-当駅間に乗車した。この駅の近くに宿泊したユースホステルがあったからだが、大昔のことなのでよく覚えていない。 途中の一畑口はスイッチバック駅になっていて、進行方向が変わる。一畑電車は元々一畑薬師への参詣のため出雲市と一畑を結んで建設され、その後に松江方面に繋がったためこのような構造になっている。一畑口(旧小境灘)-一畑間は戦時下の鉄材供出で営業休止となり、その後正式に廃止となった。 大社線との接続駅の川跡では相互接続していて、3編成の電車が各ホームに停車していた。この駅では大社線から乗り換えと思われる乗客などがまとまって乗車した。山陰本線と併走するようになると出雲科学館パークタウン前で、その次が終点の電鉄出雲市だ。 |
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電鉄出雲市駅 / 一畑電車・北松江線 (島根県出雲市) | ||||||||||||||
駅前のホテルにチェックイン後、夕食に向かう。目的場所は5年目に利用した、駅から歩いて10分くらいの所にあるそば屋だ。そば屋といってもメニューが豊富で、地元ではジャンボかつ丼が有名らしい。 夜の営業が始まったばかりのせいか、店内には他に客はいなかった。前回は普通のかつ丼を食べたが、普通に美味しかった記憶がある。今回はソースかつ丼を注文したが、個人的にはソースが多すぎて(濃すぎて)、カツやご飯の味が分からなかった。普通のかつ丼にすればよかった。 |
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さの屋 / ソースかつ丼 | ||||||||||||||
旅行三日目も計画通りに1日が終わった。うれしい誤算は、木次線の乗車が楽しかったことだ。計画では芸備線のついでに乗車するくらいの気持ちだったが、今回の旅行で乗車した中では1番印象に残った。NHKの撮影が入ってしまったが、それでもローカル線らしさも堪能できた。また、備後落合駅でも貴重な体験ができた。 |
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移動の記録 (4/6) 三次駅 6:55 → 備後落合駅 8:16 芸備線 普通 350D 備後落合駅 9:20 → 木次駅 11:28 木次線 普通 1450D 木次駅 11:54 → 宍道駅 12:28 木次線 普通 1452D 宍道駅 13:06 → 松江駅 13:28 山陰本線 普通 140D 松江駅 13:40 → 国宝松江城大手前 13:50 ぐるっと松江レイクライン 松江城見学 13:55~14:55 県庁南入口15:13 → 松江しんじ湖温泉 15:17 松江市交通局 北循環線外回り 松江しんじ湖温泉駅 15:43 → 電鉄出雲市駅 16:41 一畑電車/北松江線 普通 326 《ホテルアルファーワン出雲》泊 姫新線・芸備線・木次線 乗車の旅 (その1) のページへ 姫新線・芸備線・木次線 乗車の旅 (その3) のページへ |
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Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A |
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