(10/5 曇)
実家をまだ暗い5時に出発する。途中、コンビニで買い物を済ませ、吉田インターから東名高速に乗り浜松基地に向かう。昨年休憩した三方原PAは浜松西インター直前のPAで混雑していたので、今回はその手前の遠州豊田PAで時間調整する。 浜松西インター出口の混雑は昨年経験しているので、左折帯に入り渋滞を避けて駐車場に向かう。今年も浜松基地近くの知り合いの方の駐車場に車を止めることが出来た。浜松基地の北ゲートまでは歩いて10分程度の距離なので、観戦に非常に便利な場所だ。
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北門に到着した時間は昨年と同じ頃だと思うが、昨年開いていたゲートは今年はまだ開いていなかった。まだこの時間は薄日が差していたが、だんだん雲が広がり、天気予報通りのどんよりとした一面曇り空となってしまった。
ゲートはちょうど7時に開門され、基地にはいる。昨年はブルーインパルス3番機の前のロープ際に陣取ったが、今年は離着陸機がよく見えるよう、6番機脇の正面が空いた場所を確保する。この場所からだと、ブルーインパルスのウォークダウンも見れるし、滑走路も見渡すことが出来る。ゲートオープンに合わせ基地内にはいると、余裕を持ってブルーインパルスの前付近を確保できる。 |
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浜松基地、北門 |
場所を確保した後、会場内の地上展示機等を見て回る。昨年は米海兵隊のF/A-18C戦闘攻撃機がサプライズとなったが、今年は何も目玉となる展示機はない。しかし、地元浜松救難隊のMU-2救難捜索機は最後の一機で、今年中の引退が予定されているので、こうして現役の機体を見ることが出来るのは今回が最後となってしまうだろう。
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会場正面には、ブルーインパルスをはじめとする展示機が並ぶ
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オープニングフライトは地元T-4・4機による編隊飛行だ。浜松は朝が早く、7時45分に二機ずつ離陸し、8時5分にオープニングフライトを行った。パスは1回だけだったが、洋上迷彩塗装、制空迷彩塗装、標準塗装の機体が参加し、ダイアモンド隊形でパスを行った。
オープニングフライト (航過飛行 T-4×4、第31、32教育飛行隊) |
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第32飛行隊のT-4 中等練習機 (06-5782、96-5774)
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第31飛行隊のT-4 中等練習機 (96-5779、66-5744)
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4機がダイアモンド隊形で航過
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(66-5744/洋上迷彩塗装)、着陸後のタキシング |
オープニングフライト二本目は、地元浜松救難隊のMU-2S、U-125A、V-107A、UH-60J四機による航過飛行だ。浜松救難隊の最後のMU-2S捜索機は今年で引退が決まり、フライトが見られるのは今回が最後になるだろう。新旧捜索機と新旧救難ヘリコプターが並んでフライバイする姿はここでしか見ることができず、どちらかといえば地味なフライトだが、非常に貴重なフォーメーションだ。
オープニングフライト (航過飛行 MU-2S、U-125A、V-107A、UH-60J 、浜松救難隊) |
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MU-2(63-3228)、V-107(74-4844)、UH-60J(48-4560)、U-125A(92-3012) 航過
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救難隊の航過飛行の前に離陸した、同じく地元飛行警戒管制隊のAWACS・E−767の機動飛行が始まる。ここまでがオープニングフライトとなっている。巨大なE−767の機動飛行は迫力があり、何度見ても驚かされる。フライト内容は、急旋回やタッチ・アンド・ゴーなど例年と同じだ。
オープニングフライト (機動飛行 E-767、飛行警戒管制隊) |
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タッチ・アンド・ゴー、そのまま左旋回
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E-767 早期警戒管制機 (84-3504) / 警戒航空隊/飛行警戒管制隊
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次の展示飛行は、隣の静浜基地からのリモートによるT-4、三機による航過飛行だ。三機の編隊飛行で何度かフライバイした後、静浜へと帰って行った。初等練習機という地味な機体だが、その優雅で軽快なフライトは航空祭のアクセントとなる。
航過飛行 (T-7×3、第11飛行教育団、静浜基地所属) |
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T-7 初等練習機 (56-5927、66-5935、66-5938) / 航空教育集団/第11飛行教育団、静浜基地所属
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次は小松基地リモートによるらF-15J・二機によるフライトだが、おとなしく3度フライバイしただけで、昨年のような機動飛行は見せてくれなかった。これは、静浜基地航空祭の時も同じだった。
航過飛行 (F-15J×2、第306飛行隊、小松基地所属) |
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F-15J 要撃戦闘機 (62-8874、22-8810) / 第6航空団/第306飛行隊、小松基地所属
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3回、編隊で航過を行った
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(22-8810) |
続く岐阜基地から飛来したF-2による機動飛行は迫力満点で、F-15のフライトの物足りなさを吹き飛ばしてくれた。観客に息つく暇を与えない、見事な機動飛行だった。今回飛行開発実験団から飛来したF-2は単座のA型(63-8501)で、このカラーのF-2を見るのは初めてだ。
機動飛行 (F-2A、飛行開発実験団、岐阜基地所属) |
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F-2A 支援戦闘機 (63-8501) / 航空開発実験集団/飛行開発実験団、岐阜基地所属
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今回の F- 2は単座のA型(63-8501)
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派手な機動飛行を披露 |
次の飛行展示は、地元浜松基地の主役であるT-4 十機によるフライトだ。三機づつの編隊離陸を行い、9機による大編隊飛行を何度かフォーメーションを変えて行う。編隊構成中はソロの機動飛行が挟まれているので、観客を退屈させない。昨年は10機によるデルタ隊形での航過が見られたが、今年は一機減ってしまった。
編隊飛行 (T-4×10、第31、32教育飛行隊、浜松基地所属) |
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9機によるデルタ隊形
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9機による傘型隊形
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6機によるデルタ隊形 |
3機によるデルタ隊形 |
31SQ(06-5630,26-5689,36-5699,36-5705,86-5767,96-5781)、32SQ(26-5676,36-5698,36-5700)
+46-5715(32SQ) |
午前中最後のフライトプログラムは、地元浜松救難隊による救難展示だ。このフライトが、今回のエアフェスタ一番の目玉といえるだろう。現在救難隊が所有する全機種が所属する浜松救難隊だが、もちろん四機種全てが展示に参加する。まず、新旧コンビでローパスののち、豪華にもデュアルで救難活動を実施する。四機とも、十分に観客を満足させるだけのフライトを披露してくれた。MU-2S救難捜索機は今年で退役が決まっているため、最後の救難展示となるのだろう。
救難展示 (MU-2S、U-125A、V-107A、UH-60J、浜松救難隊) |
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四機揃って会場に進入、U-125A(92-3012)、MU-2(63-3228) と UH-60J(48-4560)とV-107(74-4844)
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MU-2S 救難捜索機 (63-3228) / 浜松救難隊
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U-125A 救難捜索機 (92-3012)/浜松救難隊
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V-107 救難ヘリコプター (74-4844) / 浜松救難隊
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UH-60J 救難ヘリコプター (48-4560) / 浜松救難隊
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二機の救難ヘリコプターによる救難活動
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ブルーインパルスの時間になると会場は観客でいっぱいなる。特に、私のいるブルーインパルスの周辺は身動きが出来ないくらいの状況だ。
この曇り空の中、ブルーインパルスは、気合いの入った第1区分を披露してくれた。相変わらず素晴らしい展示飛行だったが、曇り空の下なので白いスモークが映えなかったのは残念だった。最前列に陣取ることが出来たので、ウォークダウンを楽しめるのが浜松ならではだ。
ブルーインパルス (T-4×6 / 第1区分)
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ウォークダウン
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1番機 / 山口英章 2佐(前席)、 安田勉 3佐(後席) |
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ダイヤモンドテイクオフ & ダーティターン
(1−4番機離陸)
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ファン ブレイク (1-4番機)
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スロー ロール (6番機) |
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4シップ インバート (1-4番機)
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デルタ ループ (1-6番機)
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5番機 / 戸島潔 3佐(前席)、 井川広行 1尉(後席) |
ウォークダウン |
ブルーインパルスのフライトが終わると多くの観客が帰り出すが、最後の楽しみとして外来機の帰投が待っている。浜松基地には第1術科学校に航空自衛隊のほとんどの種類の機体があり、それが地上展示されるので、外来機は非常に少ない。今回はブルーインパルスの帰投が見られなかったのは残念だが、岐阜のF-4EJを帰投が見ることが出来た。駐車場の時間の関係があるので、U-4の帰投を見届け、15時半頃会場を後にした。
外来機帰投 |
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E-2C (34-3459) / 飛行警戒監視隊、三沢基地
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AH-1S (73453)、UH-1J (41821) / 陸自、明野駐屯地 |
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F-4EJ 要撃戦闘機 (47-8336) / 航空開発実験集団/飛行開発実験団、岐阜基地
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U-4 (95-3254) / 航空総隊司令部飛行隊、入間基地
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昨年は浜松西インターの混雑を嫌って浜松インターまで市内を走ったが、市内がかなり渋滞して苦労した。そうしたわけで、今年は浜松西インターから東名高速を利用したが、入口も高速道路もたいした渋滞はなかった。心配していたエンジンの異常振動は時々発生したが、ひどい状態になることなく自宅にたどり着くことができた。
心配された雨にも会うことはなく、予定どおりのフライトが実施されたエアフェスタ浜松。会場からだと逆光になるので、晴天逆光より撮影しやすいという場面もあったが、やはり航空祭は青空の下で見るのが一番だ。しかし、雨の三沢基地航空祭を思えば、良しとしなければならないだろう。
地上展示機
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C-1 中型輸送機 (58-1011) / 第403飛行隊、美保基地
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U-4 多用途支援機 (95-3254) / 航空総隊司令部飛行隊
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T-4 ブルーインパルス予備機 (46-5728)
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T-4 中等練習機 (16-5797) / 第31飛行隊、浜松基地
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T-4 中等練習機 (66-5746) / 第32飛行隊、浜松基地
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T-4 中等練習機 (66-5742) / 第32飛行隊、浜松基地
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T-4 中等練習機 (56-5741) / 第31飛行隊、浜松基地
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F-4EJ要撃戦闘機(47-8336)/飛行開発実験団、岐阜基地
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AH-1S 対戦車ヘリ (73453) / 陸上自衛隊、明野駐屯地
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UH-1J 汎用ヘリ (41821) / 陸上自衛隊、明野駐屯地
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E-2C 早期警戒機 (34-3459)
/ 飛行警戒監視隊、三沢基地
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E-767 早期警戒管制機 (64-3502)
/ 飛行警戒管制隊、浜松基地
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T-7 初等練習機 (26-5901) / 第1術科学校、浜松基地
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F-2A 支援戦闘機 (13-8513) / 第1術科学校、浜松基地
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F-15J 要撃戦闘機 (52-8855)/第1術科学校、浜松基地
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T-4 中等練習機 (06-5783) / 第31飛行隊、浜松基地
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V-107 救難ヘリ (74-4844) / 浜松救難隊、浜松基地
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UH-60J 救難ヘリ (48-4560) / 浜松救難隊、浜松基地
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U-125A 救難捜索機 (92-3012)/浜松救難隊、浜松基地
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MU-2 救難捜索機 (63-3228) / 浜松救難隊、浜松基地 |
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T-4 中等練習機 (56-5734) / 第32飛行隊、浜松基地 |
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(11/4)
自宅 8:17 000q(21,247)
東名高速厚木IC 9:15 026q(21,273)
東名高速富士川SAスマートIC 10:09 120q(21,367)
東名高速清水IC 10:36 143q(21,390)
東名高速牧之原SA 11:03〜11:43 190q(21,437)
東名高速浜松IC 12:04 227q(21,474)
セブンイレブン浜松東若林店 12:36〜12:41 238q(21,485)
DUO浜松森田 12:44〜13:44 239q(21,486)
エアパーク(浜松広報館) 14:16〜16:01 248q(21,495)
東名高速浜松西IC 16:18 254q(21,501)
東名高速牧之原SA 16:50〜16:58 301q(21,548)
東名高速吉田IC 17:05 310q(21,557)
ケーヨーD2大井川店 17:18〜17:30 315q(21,562)
ジャスコ焼津店 17:44〜18:40 321q(21,568)
実家 18:51 326q(21,573)
(11/5) 実家 5:00 326q(21,573)
サークルK大井川高新田店 5:01〜5:10 327q(21,574)
東名高速吉田IC 5:25 336q(21,583)
東名高速遠州豊田PA 5:49〜5:58 377q(21,624)
東名高速浜松西IC 6:06 392q(21,639)
浜松基地周辺 6:12 395q(21,642)
徒歩
駐車場 6:40 → 6:50 浜松基地北門 15:30 → 駐車場 15:40
浜松基地周辺 15:44 395q(21,642)
GS 15:47〜15:52 395q(21,642)
東名高速浜松西IC 16:02 398q(21,645)
東名高速日本平PA 16:52〜16:57 484q(21,731)
東名高速清水IC 17:03 493q(21,740)
東名高速富士川SAスマートIC 17:30 516q(21,763)
東名高速厚木IC 18:33 610q(21,857)
ファミリーマート多摩唐木田店 19:23〜19:29 636q(21,883)
自宅 19:30 636q(21,883)
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Camera : Nikon D200
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