エアフェスタ浜松 2024
2024.10.26~27
その1/2
前日予行
2024.10.26


 ルート  10/26(土) 自宅~(GOLF)~浜松駅付近~(バス)~浜松基地周辺~(バス)~浜松駅付近
         ~(GOLF)~浜松
 10/27(日) 浜松~(GOLF)~浜松基地~(GOLF)~自宅
宿 泊  ホテル玄浜松インター



前日 (10/26 曇り)

 昨年は参加できなかったため、二年ぶりにエアフェスタ浜松に出かけた。航空祭前日には本番と同じフライトが行われると思われるので、前日にはいつもの浜松基地南側に出向いた。焼津に引っ越してきたので両日ともに日帰りが可能だが、前回と同じ浜松インター近くのホテルに宿泊した。

 航空祭前日は、浜松駅近くのコインパーキングに車を止め、路線バスで浜松基地に向かった。8時頃からフライトが始まるという情報があったので、それに間に合うように基地南側に向かった。以前は、航空祭前日にエアパークの臨時駐車場(浜松基地内)が設けられたので、そちらを利用できた。しかし、数年前からエアパークは臨時休館となり、臨時駐車場は利用できなくなってしまった。
 浜松駅近くには一日上限料金がある時間貸し駐車場が多く、今回のように早い時間なら駐車場に困ることは無い。しかし、土・休日は混雑するようで、航空祭当日は早い時間から駅から近い順に埋まってしまうようだ。
かじプラ第3パーキング

 駐車場から浜松駅バスターミナルは歩いて5分ほどだったが、トイレに立ち寄ったため発車時刻の3分前にバス停に到着した。バスは入線していて慌てて乗り込んだが、意外に乗客が多くぎりぎり座ることが出来た。

 遠鉄バス / 和合西山線 [48] 浜松駅 7:32 → 寸田ヶ谷 7:52

 遠鉄バス/和合西山線[48] 浜松駅発、西山行き

 いすゞ・エルガ ノンステップ (J-BUS)
 2DG-LV290N2 (2019年式)
 浜松200 か 1101


 この時間帯は1時間に1本しかバスがないので、バスの中には同じ目的の乗客の姿が見られた。20分で目的地最寄りのバス停に到着した。私達以外に数名の乗客がバスを降りた。

 バス停から基地南側に向かって歩いていると、上空から航空機の音が聞こえてきた。見上げると、ブルーインパルスが飛んでいる。松島基地から浜松基地へ到着したようだが、すぐには着陸しないで何度も上空を飛んでいた。着陸は R/W09 なので、この位置からはタッチダウンを見ることができなかった。

基地の南側にある畑付近

 空は明るいとはいえ曇り空で、フライト日和とは言えない。いつも訪れる撮影地は畑の中の農道だが、今年は状況が変わっていた。畑は整地されて更地になっている。近くに新しくソーラパネルが設置されている場所もあるので、この場所も太陽光発電のソーラパネルが設置されるのだろうか。また、天候のせいかもしれないが、例年よりギャラリーが少ないような感じがする。

ブルーインパルス到着 (T-4×7機、松島基地所属)
何度か基地上空をパス 予備機を含む7機が順次着陸

 8時半頃からオープニング(フライト)に参加する機体の離陸が始まった。三機の T-400 と、六機の T-4 が離陸した。オープニングはこの九機で行われるようだ。
 E-767 の離陸を挟んで、定刻の9時に九機の T-400、T-4 が V字編隊で会場に戻ってきた。オープニング(フライト)だ。九機による航過は一回だけで、二回目は六機の T-4 がエシュロン隊形で進入、会場上空でブレイクして着陸体勢に入った。続いて三機の T-400 がエシュロン隊形で進入して、同じように上空でブレイクして着陸体勢に入った。

オープニング (T-4×6機+T-400×3機、第1航空団、浜松基地所属)
T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機 [41-5063]
航空教育集団/第1航空団/第41教育飛行隊
T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機 [21-5062]
航空教育集団/第1航空団/第41教育飛行隊
T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機 [41-5051]
航空教育集団/第1航空団/第41教育飛行隊
T-4 中等練習機 [96-5774、96-5613]
航空教育集団/第1航空団/第32教育飛行隊
T-4 中等練習機 [86-5612]
航空教育集団/第1航空団/第32教育飛行隊
T-4 中等練習機 [26-5685、66-5742]
航空教育集団/第1航空団/第31教育飛行隊
T-4 中等練習機 [96-5620]
航空教育集団/第1航空団/第31教育飛行隊
九機によるV字編隊(オープニング・フライト)
T-4・六機によるエシュロン隊形 T-400・三機によるエシュロン隊形

 T-4 は着陸後南側の誘導路を通ったので、目の前で機体を見ることができた(T-400 は北側の誘導路を使用)。注目を集めたのは、フライトに参加した「航空自衛隊創設70周年特別塗装機」だ。次のプログラムの救難展示が行われている間誘導路上で待機となり、特別塗装機が目の前だったのでじっくり観察することが出来た。

T-4 中等練習機 [96-5774、96-5613] / 航空教育集団/第1航空団/第32教育飛行隊

 次のプログラムは救難展示で、U-125A と UH-60J がフォーメーションで離陸していった。この場所からは基地内のエプロン地区を見通すことができないので、救難展示自体を見ることはできない。基地上空を旋回している U-125A と、会場方向から聞こえるヘリコプターのホバリング音だけが確認できる。

救難展示 (UH-60J+U-125A、航空救難団、浜松基地所属)
U-125A 救難捜索機 [12-3018]
航空総隊/航空救難団/浜松救難隊
UH-60JⅡ 救難ヘリコプター [98-4610]
航空総隊/航空救難団/浜松救難隊

 オープニング・フライトの前に離陸した E-767 が会場に戻ってきた。展示飛行の開始時刻は本番で予定されている時刻と同じで、1時間あまりどこかをフライトしていたことになる。E-767 のフライトを見るのは久しぶりだ(6年ぶり)。大きな機体を間近に見ることができるので、浜松での展示飛行は貴重だ。E-767 の原型となった民間機の Boeing767-200 は日本国内では全機退役となっている。Boeing767-300 についても順次 Boeing787 等に置き換えが進んでいるので、E-767 や KC-767 の方が今後長く活躍しそうだ。

展示飛行 (E-767×1機、警戒航空団、浜松基地所属)
E-767 早期警戒管制機 [74-3503] / 航空総隊/警戒航空団/飛行警戒管制群/第602飛行隊 (8:39 離陸)

 エアフェスタ浜松では航空祭前日に予行を兼ねた限定イベントが行われているが、近年は本番とほぼ同じフライトスケジュールとなっている。そのため、ファイター系のフライトを見ることができる。近年のエアフェスタ浜松は、岐阜基地所属の F-15 と F-2 のリモート展示が行われている。今年も、飛行開発実験団の機体で機動飛行が行われた。
 まず最初は、飛行開発実験団の F-15J の機動飛行だ。基本的には静浜基地航空祭で行われたものと同様のフライトだと思うが、やや高度が高いように感じられた。大推進力で機体の大きい F-15J は迫力があり、曇り空の中でアフターバーナーが目立つ。

機動飛行 (F-15J×1機、飛行開発実験団、岐阜基地リモート)
F-15J 戦闘機 [32-8942] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団

 続いて 飛行開発実験団所属の F-2 の機動飛行だが、その前に C-130H 輸送機が到着した。松島基地からの飛来で、ブルーインパルスの支援のためのフライトのようだ。明日の航空祭の地上展示機の中に C-130H の名前が載っているので、この機体が展示されるのだろう。

C-130H 到着 (ブルーインパルス支援、小牧基地所属)
C-130H 輸送機 [05-1085] / 航空支援集団/第1輸送航空隊/第401飛行隊

 予定されていた 10:35頃から F-2A の機動飛行が始まった。飛行開発実験団の F-2 といえばどのカラーの機体が来るのか楽しみだが、今年はテスターカラーの F-2A「501号機」だった。曇り空の中なので、洋上迷彩は真っ黒につぶれてしまうので、このテスターカラーだとまだマシだ。フライトの方は迫力ある素晴らしいものだったが、静浜の方が迫力があったような気がした。

機動飛行 (F-2A×1機、飛行開発実験団、岐阜基地リモート)
F-2A 戦闘機 [63-8501] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団

 これで午前中のフライトプログラムは終了した。残りのフライトはブルーインパルスだけだが、これからランチブレイクの時間が空く。11:00 開始との情報もあったが、その時間になってもウォークダウンが始まる様子がないので、昼食をとることにした。明日の本番と同じ開始時刻だと 12:40 頃からフライトが始まることになっている。時間は十分あるので、オートレース場まで歩いて構内の食堂で昼食を食べることにした。

ゼロ飯食堂(浜松オート内) / 天丼

 オートレース場構内の食堂で昼食を済ませ、先ほどの観戦ポイントに向かう。航空祭のブルーインパルスのフライトは 12:40頃から始まるので、ウォークダウンは 12:20頃開始と思われる。余裕を持って 11:50 にはオートレース場を出て歩き始めたが、観戦ポイントに近づいていくと基地の方からブルーインパルスのアナウンスが聞こえてきた。どうやら、本番より早く正午頃からウォークダウンが始まったようだ。情報の 11:00 開始というのは誤りで、 12:00 開始(ウォークダウン)のようだ。アナウンスが聞こえてきて焦ったが、離陸まで時間があるので、フライトには問題なく間に合う。
 観戦ポイントに到着すると、多くのギャラリーがスタンバイしていた。午前中より多いが、例年と比べるとずっと少ない。この曇り空のせいかもしれない。一面の曇り空だが、雲底が高いので第一区分が見られるかもしれない。間もなく六機のブルーインパルスが北側の誘導路を通って R/W27 の離陸位置へ向かっていった。午前中は R/W09 だったのでランチェンしたようだ。この場所からだと R/W09 の離陸は良く見えるが、R/W27 だと離陸ポイントが遠くでよく見えない。残念だが仕方が無い。
 今回も「ダイヤモンド・テイクオフ」は行なわれなかったが、1-3番機による編隊離陸と、続いて4番機が離陸し、空中集合して「ダーティーターン」を行った。変則的な離陸で、この形態は初めて見た。曇り空だが、「第一区分」で演目が始まった。順調に演目を消化していったが、「サン・ライズ」では最後にブレイクは行われなかった。しかし、「バーティカル・キューピッド」を終えたところで、演目(区分)の変更が行われた。通常第一区分だと三機による「ライン・アブレスト・ロール」が行われるが、今回は変則的に三機により「シングル・クローバーリーフ・ターン」が披露された。どうやら第三区分に変更になったようだ。しかし、「サクラ」は行われず、代わりに六機による編隊航過(「デルタ・ローパス」「リーダーズ・ベネフィット・ローパス」「デルタ・ダーティー・ローパス」)が行われた。

ブルーインパルス (T-4×6機、第一区分→第三区分、松島基地所属)
 1番機 Leader : 江尻卓 二佐 (飛行隊長) [06-5790]
 2番機 Left Wing : 松永大誠 一尉 [06-5787]
 3番機 Right Wing : 藏元文弥 一尉 [36-5697]
 4番機 Slot : 佐藤裕介 一尉 [16-5663]
 5番機 Lead Solo : 藤井正和 三佐 [36-5693]
 6番機 Opposing Solo : 加藤拓也 一尉 [36-5694]
フォーメーション・テイクオフ (3+1機)
ダーティーターン (1-4番機) ローアングル・キューバン・テイクオフ
& ロールオン・テイクオフ (5、6番機離陸)
ファン・ブレイク (1-4番機) チェンジ・オーバー・ターン (1-4、6番機)
サン・ライズ (ブレイク無し) (1-4、6番機) スロー・ロール (6番機)
チェンジ・オーバー・ループ (1-4番機) レター・エイト (1-4番機)
フォー・シップ・インバート (1-4番機) 三機 シングル・クローバーリーフ・ターン (1-3番機)
オポジット・トライアングル (1-6番機) デルタ・ローパス (1-6番機)
リーダーズ・ベネフィット・ローパス (1-6番機) ダブル・ロールバック (1-6番機)
ボントン・ロール (1-6番機) デルタ・ダーティー・ローパス (1-6番機)
 ローリング・コンバット・ピッチ (1-4番機)  コーク・スクリュー (5、6番機)

 「第一区分」が見られなかったのは残念だが、この天候では仕方が無いだろう。明日は今日より天候が悪いようなので、「第一区分」は期待できない。今年の静浜基地航空祭のように、大技がカットされた「変則第二区分」のようなものになるかもしれない。
 行きに降車したバス停「寸田ヶ谷」にはすでにバス待ちの列が出来ていたので、ひとつ先のバス停(浜松基地)まで行き浜松駅行きの路線バスに乗車した。予想通り大混雑だった。先ほどのバス停で待っていたら、満員でバスに乗車出来なかった。

 遠鉄バス / 和合西山線 [58] 浜松基地 13:28 (定刻13:25) → 浜松駅 14:15 (定刻13:54)

 遠鉄バス/和合西山線[58] 西山発、浜松駅行き

 三菱ふそう・エアロスター ノンステップ
 KL-MP37JM (2003年式)
 浜松200 か 307


 このバスは終点まで満員のため乗車出来なかった。多くのバス停で乗車待ちの人がいたが、バス停によっては次のバスまで長く待たれるのだろう。基地周辺の道路の混雑により、定刻では 29分の所要時間だが、このバスは 47分かかった。

 まだ時間が早いので浜松駅ビルの中を歩いてみたが、これといって興味を引くものはなかった。他に目的もなかったので、浜松駅近くのコインパーキングに戻り、車で宿泊するホテルに向かった。

 宿泊するホテルは浜松インターに近く便利な場所だ。駐車場も広くて利用しやすい。車利用が前提なので、浜松市街中心部のホテルより便利だ。航空祭の日程が決まった時点でホテルの予約をしているが、航空祭が近づくと市内のホテルは宿泊料金が跳ね上がるので注意が必要だ。以前は浜松基地(浜松西インター)近くのホテルを利用していたが、近年は予約が取れなくなってしまった。
 道路は順調で、15:30前にはホテルに到着した。しかし、ホテルのチェックインが 16:00 からだったので、30分待つことになってしまった。ほとんどのホテルのチェックイン時間が 15:00 からなので、事前に確認しておかなかった。わかっていれば、浜松駅で時間調整したのだが。
ホテル玄 浜松インター

 今年の事前訓練(前日予行)も本番同様のプログラムが行われたので、フライトを堪能することが出来た。曇り空だったのが残念だったが、天気のことばかりはどうしようもない。浜松駅近くに車を止めて路線バスで浜松基地に向かったので、駐車場を探す心配をしなくて済んだ。しかし、帰りのバスは大混雑で、道路も混雑のため所要時間が多くかかったで、何か工夫が必要だ。
 明日は航空祭だが、天気は今日より悪いらしい。明朝は早起きして浜松基地近くのいつもお世話になっている駐車場に向かう。その駐車場で友人親子と合流することになっている。友人とは5月の静浜基地航空祭で一緒だったが、彼の息子と合うのは久しぶりだ。いつもの航空祭とは違って、それも楽しみだ。



移動の記録

(10/26)
自宅               6:13         000㎞ (47,383)
東名高速大井川焼津藤枝SIC   6:23         005㎞ (47,388)
東名高速浜松IC         6:52         054㎞ (47,437)
かじプラ第3パーキング      7:11         064㎞ (47,447)

浜松駅 7:32 → 寸田ヶ谷 7:52   遠鉄バス 和合西山線(48)

徒歩
寸田ヶ谷バス停 7:53 → 8:06 浜松基地南側 11:00 → 11:18 浜松オートレース場 11:50 → 12:08 浜松基地南側 13:06 → 13:26 浜松基地バス停

浜松基地 13:28 → 浜松駅 14:15 遠鉄バス 和合西山線(58)
  (定刻13:25)   (定刻13:54)

かじプラ第3パーキング     14:53         064㎞ (47,447)
セブンイレブン浜松下飯田町店  15:12~16      069㎞ (47,452)
ホテル玄浜松インター      15:29         074㎞ (47,457)

《ホテル玄 浜松インター》泊


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