18きっぷ・JR乗りつぶしの旅(伊東線) と 相模線撮影

2021.12.24


 ルート  12/24 (金) (晴)
  唐木田~新百合ヶ丘~町田~藤沢~小田原~熱海~伊東~熱海~茅ヶ崎~北茅ヶ崎/茅ヶ崎
  ~大船~大崎 ~海老名~新百合ヶ丘ー~唐木田


12/24 (金) 

 青春18きっぷを利用しての乗りつぶし第3弾は、伊東線に乗車する計画を立てた。本日は夕方から用事があるため遠出が出来ないので、JR東日本管内では他と絡めにくい伊東線に的を絞った。伊東からの復路で、北茅ヶ崎駅近くの撮影場所で相模線の電車を撮影する時間を入れた。これだけで帰るのはもったいないので、湘南新宿ラインに大崎まで乗り、相鉄線直通電車に乗り換えて海老名経由で戻る行程とした。
 18きっぷ利用なので最寄りのJR線の駅で乗り換えるのが普通で、町田経由で横浜線か橋本経由で相模線に乗車することになる。しかし、どちらのルートも所要時間が掛かりすぎるので、どこまで小田急線を使うかがポイントとなる。小田原まで利用するのが一番の所要時間短縮となるが、これでは18きっぷの旨みがなくなってしまう。結局、妥協策で藤沢まで小田急を利用することにした。しかも、出来るだけ座りたいので、始発電車をうまく乗り継ぐことにした。

 小田急/多摩線 各停 唐木田 6:20 → 新百合ヶ丘 6:35

 小田急/多摩線 各停 唐木田発、新宿行き

 小田急3000形電車
 3652F (8両/海老名検車区)


 新宿行きだが、早朝の各停なので車内はがらがらだ。しかも、10分前に各停(新百合ヶ丘から急行)が発車しているので、ホームにも人はほとんどいない。

 新百合ヶ丘では 6:39発の混雑している急行・小田原行きを見送り、6:41発で始発の各停・本厚木行きに乗車する。予想通り車内はがらがらだった。

 小田急/小田原線 各停 新百合ヶ丘 6:41 → 町田 6:51

 小田急/小田原線 各停 新百合ヶ丘発、本厚木行き

 JR東日本E233系電車2000番台
 3編成 (10両/松戸車両センター)


 車両は JR東日本の E233系2000番台で、多分乗車したことのない形式だ。一時期多摩急行として多摩線に入線していたので見たことや撮影したことはあるが、乗車する機会はなかった。

 町田で、始発の急行・藤沢行きに乗り換える。相模大野での乗り換えを促するためか、本厚木行き各停の車内では乗り換え案内はされていなかった。

 小田急/小田原線/江ノ島線 急行 町田 7:00 → 藤沢 7:30

 小田急/小田原線/江ノ島線 急行 町田発、藤沢行き

 小田急8000形電車
 8256F(6両) + 8056F(4両) (喜多見検車区)


 入線時はがらがらだったが、後からやって来た急行・小田原行きからの乗り換えが多くあった。それでも、まだロングシートには空席があった。

 相模大野で座席は埋まり、車内は混雑してきた。その先も乗降客は多いが、通勤ラッシュといったほどではない。
 藤沢駅はターミナル駅としては乗り換えが不便な駅だと印象があったが、現在大規模な改良工事が進行中のようだ。JR藤沢駅の有人改札で18きっぷ使用開始のスタンプを押してもらう。

 JR東日本/東海道本線(上野東京ライン) 普通 1823E 藤沢 7:40 → 小田原 8:14

 東海道本線 普通 1823E 籠原発、小田原行き

 E231系電車1000番台(K19編成/10両)
 +E233系3000番台(E65編成/5両)(国府津車両センター)


 小田原行き上野東京ラインの電車は15両編成で、車内はそれほど混雑していなくて座ることが出来た。

 小田原で熱海行きの電車に乗り換える。熱海行きの次の電車は16分後の上野東京ライン直通電車だと思っていたが、3分の待ち合わせで区間運転の電車があった。

 JR東日本/東海道本線 普通 733M 小田原 8:17 → 熱海 8:40

 東海道本線 普通 733M 平塚発、熱海行き

 JR東日本E231系電車1000番台
 U-113編成 (5両/小山車両センター)


 熱海行き 733M は平塚始発で、E231系付属編成の5両編成だった。15両編成の先頭車両から最後を歩いたので、空席はなく座ることは出来なかった。

 小田原市内を抜けて早川を過ぎると、線路は相模湾沿いを走るようになる。根府川の手前には、何度も訪れた撮影ポイントが何ヶ所かある。今日もそのひとつには撮影者が1人いた。その先真鶴で席が空いたので着席した。
 熱海から伊豆急下田までの区間は約30年前に乗車したことがあるはずだが、全くその時の記憶がない。東京-熱海間は新幹線を利用したと思われるが、よく分からない。伊豆方面には何度も観光に訪れているが、ほとんど全てが自動車利用だ。免許を取る前には伊豆箱根鉄道駿豆線に乗ったことがあるが、伊東線、伊豆急行線に乗車したのは1度(1往復)だけだ。
 乗車する車両は伊豆急の車両で、元東急8000系の 8000系電車だ。3両編成が2編成連結されている。前の編成が伊豆急下田行きで、後の編成は伊豆高原止まりとなっている。

 JR東日本/伊東線 普通 5633M 熱海 9:03 → 伊東 9:25

 伊東線、伊豆急/伊豆急行線
  普通 5633M 熱海発、伊豆急下田行き

 伊豆急行8000系電車
  TA-1編成 (3両) + TB-2編成 (3両)


 車内は大きく改造されていて、山側はロングシートだが、海側はボックスシートに置き換えられている。乗車時点で車内はがらがらだったが、だんだん乗客が増えてきた。最終的に、各ボックシーとは1人または1組で埋まり、ロングシートもぱらぱら埋まった。

 伊東線は路線距離 16.9㎞の短い路線で、トンネル区間も多いので海の眺望を期待すると物足りない。伊豆急行線まで乗り通せば見所も多いのかもしれないが、今回は伊東で折り返しだ。伊東線で海沿いを走るのは、伊豆多賀-網代間と宇佐見-伊東間だけだ。
 伊東で多くの乗客が電車を降り、車内はがらがらになる。上りの電車までの時間は9分しか無いので、急いで改札を出て駅前ロータリーで写真を撮り構内に戻る。リニューアルされているが、駅舎は開業当時からの立派なものだ。

 伊東駅 / JR東日本/伊東線、伊豆急/伊豆急行線 (静岡県伊東市)

 熱海行きの普通電車は、なんと「リゾート21」だった。先頭の展望車にも空席があったが、それなりに乗客がいたのでがらがらの一般席に乗車した。一般車といっても車内は独特で、ボックスシートと、海側に向けられたベンチシートが組み合わせられている。他では見ることができない、リゾート列車だ。これが普通電車として追加料金なしで運行されているとは本当に驚きだ。

 JR東日本/伊東線 普通 5636M 伊東 9:34 → 熱海 9:57

 伊豆急/伊豆急行線、伊東線
 伊豆高原発、熱海行き

 伊豆急行2100系電車「リゾート21」
  3次車「Izukyu KINME Train」 (7両)


 乗車した編成は「リゾート21」の3次車で、「Izukyu KINME Train」という愛称で「金目鯛」をイメージしてリニューアルされたとのことだ。さらに、昨年12月から定期検査を行い、その際内外装ともリニューアル工事が行われ、今年の6月から運行が再開されたそうだ。

 伊東線乗車という第一の目的を終え、相模線撮影のため北茅ヶ崎へ向かう。東海道本線上り電車とは乗り換え時間が4分しか無いので、隣のホームへ急ぐ。

 JR東日本/東海道本線(上野東京ライン) 普通 1582E 熱海 10:01 → 茅ヶ崎 10:54

 東海道本線/東北本線(上野東京ライン)
  普通 1582E 熱海発、小金井行き

 E231系電車1000番台
 S-26編成(5両) + K-13編成(10両)(国府津車両センター)


 伊東線からも多くの乗り換えがあるようだが、15両編成なので問題は無い。先頭車両の乗客は10人くらいだった。

 この電車は上野東京ライン・小金井行きだが、国府津で 10:31 から 10:37 まで6分間の停車時間がある。国府津到着後、向いのホームから湘南新宿ライン・快速籠原行きが先に(10:32)発車するダイヤが組まれている。しかし、今日は埼京線内でトラブルがあったため、その湘南新宿ラインは運休とアナウンスされている。その先だんだん乗客が増えてきたが、茅ヶ崎までは車内に空席があった。

 JR東日本/相模線 普通 1165F 茅ヶ崎 11:07 → 北茅ヶ崎 11:09

 相模線 普通 1165F 茅ヶ崎発、橋本行き

 JR東日本E131系電車500番台
 G-02編成 (4両/国府津車両センター)


 茅ヶ崎からの相模線は今回も E131系だった。4両編成の車内は座席が半分程度埋まっていた。北茅ヶ崎まではすぐだが、新しい車両は乗る方からすると快適だ。

 北茅ヶ崎駅は小さな駅だが駅員がいて、18きっぷを提示して改札を出た。WEB上の情報によると、業務委託駅で早朝深夜には無人となるようだ。

 北茅ヶ崎 / JR東日本/相模線 (神奈川県茅ヶ崎市)
 

 前回同様1時間の滞在時間だったが、E131系、R-8編成の試運転を撮影できたので、上り電車を5本撮影できた。そのうち2本が 205系だった。また、Cyber-shot DSC-RX100M5A の性能チェックということで、下り電車を後追いで撮影してみた。シャッタースピード優先で撮影すると、フォーカス問題なく、スナップショット以外にこうした使い方が出来ることが確認できた。
 このあとの 1170F も 205系のようだが、記念HM付きの編成ではないので、予定通り 1172F を撮影して撤収した。とりあえず、今回はこれで大満足だ。


 相模線撮影 (北茅ヶ崎-茅ヶ崎間)
普通 1163F、茅ヶ崎発、橋本行き / 12:01(後追い)
205系電車500番台 / R-13編成(4両/国府津車両センター)
普通 1172F、橋本発、茅ヶ崎行き / 12:33
205系電車500番台 / R-8編成(4両/国府津車両センター)

 茅ヶ崎駅付近で食事をとろうか迷ったため、予定していた 12:49発の湘南新宿ライン・籠原行きにぎりぎり間に合わなかった。次の湘南新宿ラインは 13:23発だが、12:56発の上野東京ラインの電車に乗り、大船で横須賀線からの上り湘南新宿ラインに乗り換えようと考えた。湘南新宿ラインに乗車する目的は、横須賀線から分岐して大崎に向かう大崎支線が未乗車だからだ。

 JR東日本/東海道本線(上野東京ライン) 普通 1594E 茅ヶ崎 12:56 → 大船 13:07

 東海道本線/東北本線(上野東京ライン)
  普通 1594E 熱海発、宇都宮行き

 E231系電車1000番台
 U-518編成 (10両/小山車両センター)


 宇都宮行き上野東京ライン 1594E は10両編成のためか、非常に混雑している。車内で大船での乗り換えを調べると、考えていたとおり逗子からの電車に乗り換えできそうだ。

 大船での乗り換え時間は8分で、東海道本線上りホームから横須賀線上りホームに移動する。東海道本線ホームと違い、こちらのホームには乗客はあまり多くない。湘南新宿ラインでは大崎支線に乗るのが目的だが、横須賀線の大船-東京間も乗車したことがあるかどうかはっきりとした記憶がない。

 JR東日本/横須賀線/大崎支線(湘南新宿ライン) 快速 4530Y 大船 13:15 → 大崎 13:55
 
 横須賀線/大崎支線/埼京線/東北本線(湘南新宿ライン)
 快速 4530Y 逗子発、宇都宮行き

 E231系電車1000番台
 S-04編成 (5両/国府津) + U-523編成 (10両/小山)


 逗子始発の湘南新宿ライン 4530Y は15両編成で、拍子抜けするほど車内は空いていた。先ほどの電車では混雑と空腹でつらかったので、座ってゆっくりすることが出来てほっとした。

 大船を出発した横須賀線上り電車は、戸塚への途中で東海道本線を高架で越えて旅客線の一番西側に移る。そのため、戸塚駅では東海道本線と横須賀線が同一方向同一ホームで乗り換えが出来る。戸塚を出発すると横須賀線下りの線路がすぐ右手に戻る。
 東戸塚、保土ケ谷は横須賀線だけホームが有り、すぐに横浜に到着する。横浜線の高架をくぐると、右手を走るのが東海道本線からへ京浜東北線に変わる。鶴見駅の横を通過すると間もなく京浜東北線、東海道本線と離れていく。左手に貨物線が併走するようになるとすぐに広大な新鶴見信号所だ。横須賀線には新川崎駅がある。
 武蔵小杉、西大井を過ぎると、直進する横須賀線と分かれて右手の大崎支線に入るが、なんとここの分岐は平面交差だ。そして、右手からりんかい線の線路が近づいてくると大崎に到着する。

カレー厨房 / ゴロゴロ野菜のビーフカレー

 大崎では19分の乗り換え時間があり、駅そばを食べようと考えていたが、そば屋が臨時休業中だったので向のカレー店に入った。駅ナカなので値段は高めだったが、味の方は普通に美味しかった。

 JR東日本/大崎支線/横須賀線/相鉄・JR直通線、相鉄/新横浜線/本線
 普通 249M/6249 大崎 14:14 → 海老名 15:12

 大崎支線/横須賀線/相鉄・JR直通線、相鉄/新横浜線/本線
 新宿発、海老名行き

 相鉄12000系電車
 12013F (10両)


 湘南新宿ラインのホームに入線してきたのは相鉄12000系電車だった。デザイン、カラーともに独特で、JRの車両とは全くデザインが違うので非常に目立つ。仕様としてはE233系に準じているとは思えない。相鉄方面への乗客は少ないのか、車内はがらがらだった。

 湘南新宿ラインに乗ってきた路線を戻るのだが、大崎支線から横須賀線に入り、西大井、武蔵小杉と停車したが乗車はぱらぱら程度しかない。
 新鶴見信号所の少し手前で横須賀線から貨物線に入るが、新鶴見信号所内の貨物線にはホームがないので新川崎駅横を通り過ぎる。しばらく横須賀線と並行して走るが、鶴見手前で横須賀線と分かれる。鶴見駅構内を走るが、貨物線にはホームがないので通過するだけだ。
 すぐに長いトンネル区間に入り、トンネルを抜けると正面に横浜羽沢貨物駅が見える。貨物駅手前で分岐して新線の地下に入ると、間もなく新しく出来た羽沢横浜国大駅だ。ここから西谷までが相鉄新横浜線で、相鉄の乗務員に交代する。そして、次の西谷で相鉄本線に合流する。日中の相鉄・JR直通線は相鉄内は各駅停車だが、西谷で特急に連絡している。
 相鉄本線内では乗客が多く、海老名に到着する時には車内は混雑していた。相鉄・JR直通線はもちろん初乗車となるが、実際に走るルートを確認できて面白かった。家に帰って走ったルートを配線図で確認すると、どこをどう走ったのかがよく分かる。

 小田急/小田原線 快速急行 海老名 15:23 → 新百合ヶ丘 15:44

 小田急/小田原線 快速急行 小田原発、新宿行き

 小田急4000形電車
 4062F (10両/喜多見検車区)


 相模線、橋本経由で帰る予定だったが、運賃があまり変わらないので、所要時間の短い小田急を使って帰ることにした。幸い、新宿行きの快速急行は空いていて余裕を持って座ることが出来た。

 新百合ヶ丘での乗り換えも順調で、予定より早めに帰ることが出来た。1本前の多摩線の電車は4分程度遅れていたようだが、遅延に関する情報は出ていない。

 小田急/多摩線 各停 新百合ヶ丘 15:47 → 唐木田 16:02
 
 小田急/多摩線 各停 新百合ヶ丘発、唐木田行き

 小田急1000形電車
 1254F (6両/喜多見検車区)


 唐木田行き急行が遅れて発車したばかりなので、車内はがらがらだ。

 伊東線乗車、相模線撮影、大崎支線乗車、相鉄・JR直通線乗車が今日の目的だった。計画では時間調整のおまけのようなものだった 相鉄・JR線直通線乗車が意外と面白かった。JR線と相鉄線が直通するようになったことが印象的だが、新線区間は短いとはいえ、普段は走ることの少ない貨物線を走ったのが印象的だった。



移動の記録

(12/24)
唐木田駅 6:20 → 新百合ヶ丘駅 6:35    小田急多摩線 各停
新百合ヶ丘駅 6:41 → 町田駅 6:51     小田急小田原線 各停
町田駅 7:00 → 藤沢駅 7:30        小田急小田原線/江ノ島線 各停
藤沢駅 7:40 → 小田原駅 8:14       上野東京ライン 普通 1823E
小田原駅 8:17 → 熱海駅 8:40       東海道本線 普通 733M
熱海駅 9:03 → 伊東駅 9:25        伊東線 普通 5633M
伊東駅 9:34 → 熱海駅 9:57        伊東線 普通 5636M
熱海駅 10:01 → 茅ヶ崎駅 10:54     上野東京ライン 普通 1582E
茅ヶ崎駅 11:07 → 北茅ヶ崎駅 11:09   相模線 普通 1165

撮影 11:25~12:33

茅ヶ崎駅 12:56 → 大船駅 13:07     上野東京ライン 普通 1594
大船駅 13:15 → 大崎駅 13:55      湘南新宿ライン 快速 4530Y
大崎駅 14:14 → 海老名駅 15:12     相鉄線直通 普通 249M/6249
海老名駅 15:23 → 新百合ヶ丘駅 15:44  小田急小田原線 快速急行
新百合ヶ丘駅 15:47 → 唐木田駅 16:02  小田急多摩線 各停




Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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