グラン昼特急、鳴門大橋経由で高松へ
2020.10.23~26

その3/3
予讃線、土讃線撮影
2020.10.25~26



 ルート  10/25 (日) (晴)
  高松~端岡/鬼無~丸亀-(三豊~まんのう~高松)
 10/26 (月) (晴)
  高松~高松空港~羽田空港~新百合ヶ丘~唐木田  
 宿 泊  ハイパーイン高松駅前  (香川県/高松市)


10/25 (日) 

 昨日はトラブルにより撮影を途中で切り上げたが、本日は予定通り早朝から撮影を始める。しかし、昨日土讃線で撮影できなかった列車を撮影するため、その後の予定を変更することにした。予讃線「鬼無-端岡」で撮影後電車で「みの-詫間」の撮影地に向かう予定だったが、時間を早め丸亀駅で下車してレンタカーを借りて移動することにした。その後の移動は昨日と同じだ。

 高松駅/予讃線,高徳線 (高松市)

 高松の日の出時間は 6:17 分で、今日もまだ暗い中ホテルを出発する。高松駅は歩いてすぐで、空はうっすら明るくなってきている。日曜日の早朝なので駅構内に人の姿はまばらだ。高松駅を利用するのは、2015年にバースデイきっぷを使って四国旅行をして以来だ。JRでは珍しい頭端式のホームなのが懐かしい。

 予讃線 普通 5215M 高松 6:12 → 端岡 6:23

 予讃線 普通 5215M 高松発、琴平行き

 JR四国7200系電車
 R-11編成 (2両/高松運転所)


 乗車する予讃線の普通電車は 7200系だ。元121系で、大幅にリニューアルされ形式名が変更になった。しかし、外観は国鉄型電車そのままで、205系や211系がイメージされる。内装は大幅に変更され、ボックスシートの一部がロングシートに変更され、座席は千鳥配置となっている。

 撮影場所の最寄り駅は鬼無駅だが、コンビニに立ち寄る必要が出来たので一つ先の端岡駅まで乗車する。撮影場所は両駅のほぼ中間にあるので、歩く距離が300メートル位長くなるだけだ。
 端岡駅は小さな駅でこの時間は無人だが、日中は駅員が配置されるようだ。また、ホームの配置が特殊で、特殊な乗降扱いをするとのことだ。

 端岡駅/予讃線 (高松市)

 電車の中から撮影場所を確認した時には撮影者がいなかったが、現地に到着すると既に三名の撮影者がスタンバイしていた。晴天の休日とは言え特別な列車はないはずなので、私と同じように「サンライズ瀬戸」をメインに撮影するのだろうか。
 この時期太陽の位置がまだ低いので、建物の影が線路に落ちていて考えていた構図では撮影できなかった。その影を避けるため少し長めの焦点距離で撮影するので、短い編成は窮屈な構図になってしまうが仕方が無い。また、夏場は正面に日が回るようだが、この時期は面が非常に弱い。

 予讃線撮影 (鬼無-端岡)
自動車は通行できない観音踏切脇から撮影

 「サンライズ瀬戸」の通過予定時間が近づくと、100メートルくらい先の線路脇に撮影者が数名現れた。最後の寝台列車ということで注目が高いようだ。そして、定刻に「サンライズ瀬戸」はやってきた。面は弱く、電線などの影落ちが気になるが、無事撮影することが出来た。
 特別な目的はなく、その後も撮影を続けた。トラフィックが多い区間で初撮影となる車両ばかりなので、二時間あまりの時間を退屈しないですごすことが出来た。

特急「サンライズ瀬戸」 東京発 高松行き / 7:20
285系電車 / I-4編成(7両/JR東海/大垣車両区)
快速「サンポート」 112M、伊予西条発、高松行き / 7:56
6000系電車(6001F/3両)+7000系7000形1両)(高松)
快速「マリンライナー」7号 岡山発、高松行き / 8:01
5000系電車 (M2編成/3両/高松運転所)
+ JR西日本223系電5000番台 (P1編成/2両/岡山)
71レ、東京(タ)発、新居浜行き / 8:35
EF210形電気機関 / 6号機 (JR貨物/岡山機関区)

 撮影を終了して、鬼無駅まで歩く。線路沿いの丸亀街道を歩いて行くのが最短距離のようだが、電車の時間に余裕があるので狭い生活道路の方を選んだ。狭いが県道で、昔は幹線道路だったのだろう。
 途中に大きなうどん店が営業していたが、電車の時間が気になったので立ち寄るのはやめた。結局鬼無駅での待ち時間は十分あり、立ち寄らなかったことに後悔した。せっかく香川に来たのだから、うどんを食べておけば良かった。
 鬼無駅は小さな無人駅だが、駅舎内にテナントとして中華料理店が入っている。しかし、11時から営業なのでまだ開いていない。また、地図で調べたが駅周辺にコンビニはなかった。

 鬼無駅/予讃線 (高松市)

 鬼無駅は快速が停車しないので、日中は毎時二本の普通電車が止まる。隣の端岡駅は毎時一本の「快速サンポート」は停車するが、毎時二本運転されている「快速マリンライナー」は停車しない。

 予讃線 普通 1227M 鬼無 9:34 → 丸亀 10:20

 予讃線 普通 1227M 高松発、琴平行き

 JR四国7000系電車
 7023 + 2両 (3両/高松運転所)



 乗車したのは 7000系3両で運行される琴平行き普通電車だ。座席配置は 7200系と同じで、車内は空いていた。

 途中駅ではぱらぱら乗降がある程度だったが、坂出駅で大量の乗車があり、座席はほぼ埋まった。大きな荷物を持った旅行者の姿もあり、「快速マリンライナー」から乗り換えの乗客も多いようだ。そして、私の降りる丸亀駅では多くの乗客が電車を降りた。

 丸亀駅/予讃線 (丸亀市)

 昨日同様、丸亀駅構内にあるニッポンレンタカーでレンタカーを借りる。二日連続同じ行程で借りるので、当然だが受付の人は承知していた。

 ニッポンレンタカー 丸亀駅営業所 (10/25、10:30 ~ 高松駅前営業所、19:00)

 KA クラス
 日産 デイズ S (出発メーター : 22,355㎞)


 昨日の軽自動車(ワゴンR)が使いやすかったので、今日も軽自動車を選んだ。車両は日産デイズで、多分一番下のグレードの「S」だと思う。キーレスエントリーだがドアノブに開閉ボタンはなく、リモコンキーだけで開閉する。また、エンジンスタートはプッシュボタンではなく普通にキーを回す構造だ。昨日のワゴンRより装備は少し落ちるが、使い勝手に問題は無い。

 昨日と同じく駅北口の駐車場でレンタカーを受け取り、一応カーナビをセットして出発する。昨日と同じルートだったが、昨日懲りたみの駅前の細い道路は避けてその手前の道路を曲がった。踏切に撮影者がいないのを確認して、昨日と同じ場所に車を止めた。

 予讃線撮影 (みの-詫間)

 昨日より1時間早い到着で、すぐに「しおかぜ/いしづち」12号が後ろ側からやって来て、昨日同様手持ちで撮影して構図を確認する。時間的に、まだサイドが少し弱いような気がする。昨日以上に素晴らしい晴天で、雲一つ無く真夏のような日射しだ。
 三脚をセットして、撮影を始める。二日連続でこの撮影地に足を運んだのは、通常塗装の 8000系と、貨物列車(3071レ)を撮影するためだ。3071レ は予定時刻にやって来て無事撮影することが出来た。
 「しおかぜ/いしづち」」14号以降の撮影は昨日と全く同じだ。昨日と同じ時間に撮影を終え、同じく土讃線の琴平の先に向かって移動する。当初の計画と違って EF65 牽引の貨物まで撮影できなかったが、今回は仕方が無い。

3071レ、東京(タ)発、新居浜行き / 11:51
EF210形電気機関車 / 6号機 (JR貨物/岡山運転所)
「しおかぜ/いしづち」11号 岡山/高松発、松山行き/13:32
8600系電車 / E-3編成(3両)+2両+3両(松山運転所)

 次の撮影地は土讃線の「塩入-琴平」間のポイントで、昨日同様カーナビをセットして向かう。距離優先でルートを選んだので、昨日とルートは少し違ったが所要時間は変わらなかった。昨日と同じほたる見公園の駐車場に車を止め、歩いて撮影場所の踏切に向かう。

 土讃線撮影 (塩入-琴平)

 今日はこの場所に先客はいないが、この先のイン側には撮影者がいた。昨日同様、上り「南風16号」から撮影を始める。ここで撮影者が一人現れたが、ここでの構図をあれこれ確認して、この先のイン側の撮影場所の方に歩いて行った。
 次の上り「南風13号」はイン側から撮影することにした。昨日はアウト側から撮影したので、今日は構図を変えてみた。昨日はここでトラブルのため撤収したが、続いて上り下りの「アンパンマン列車」がやってくる。個人的には特別塗装(ラッピング)車にはそれほど関心は無いが、2700系の「アンパンマン列車」は悪くはない出来上がりとなっていると思う。
 下り普通列車を挟んで、最後のターゲットは「四国まんなか千年ものがたり」だ。今はやりの観光列車で、全席グリーン車で事前予約により食事が提供されている。

特急「南風」13号、岡山発、高知行き / 15:02
2000系気動車 / 2009 + 2両(3両/高知運転所)
「四国まんなか千年ものがたり」 大歩危発、多度津行き
 / 16:25
キハ185系気動車1000番台 / 3両 (高松運転所)

 これで本日の撮影は終了、駐車場に戻り高松駅に向かって出発する。カーナビをセットしたが、昨日走った道路なので流れの状況は分かっている。高松の中心地に近づくと車の量は増えてきたが、昨日よりスムーズに流れている。駅周辺の道路がわかりにくかったので昨日は苦労したが、今日はスムーズに給油を済ませレンタカーを返却した。
 今日もファーストフード店でいいかなと思って商店街に向かったが、美味しそうな定食店が目にとまった。値段も高くはないので今日はここで夕食を採ることに決めた。豚の生姜焼き定食を食べたが、店の自慢と謳っているご飯が大変美味しかった。それに合わせた味噌汁も美味しかった。豚肉も厚くて柔らかかったが、味付けが濃すぎて肉の旨みが分からなかった。しかし、大満足で店を出ることが出来た。

まいしょく家の豚ロース生姜焼き定食

 昨日トラブルがあったが、今日は充実した一日を過ごすことが出来た。そのため予定は一部変更になったが、ほぼ目的のものは撮影できた。本日も高松泊まりで明日の朝方の予定は空いているが、撮影はしないでのんびり東京に帰るつもりだ。次回は、もっと日の長い時期に撮影に訪れたい。



10/26 (月) 

 旅行最終日は朝方の予定は空けてあった。昨日撮影した「サンライズ瀬戸」等をもう一度撮影するためだったが、一応満足に撮影できたのでその撮影はキャンセルした。予約してある帰りの飛行機は高松 11:50発の便だったので、他の列車の撮影や観光をする時間は無かった。そのため、遅く起きてJALのサイトをチェックすると、9:40発の便に十分空席があるようだったので、その便に変更して早めに帰ることにした。
 高松空港行きのリムジンバスの高松駅前バス停は、高速バスターミナルではなく路線バスターミナルの方だった。事前に確認していなかったの少し焦った。しかし、余裕を持って高松駅にやって来たので、リムジンバスの始発になっているJRクレメントホテル高松まで歩くことにした。といっても、ホテルは駅に隣接しているので歩いてすぐの場所だ。

 ことでんバス JRクレメントホテル高松 8:05 → 高松空港 8:48

 ことでんバス JRクレメントホテル高松発、高松空港行き

 ことでんバス 香川 200 か 138
 三菱ふそう エアロバス KL-MS86MP 2002年式


 リムジンバスは7名の乗客を乗せてホテルを出発した。高松駅前などほとんどのバス停で乗客を乗せ、最終的に32名の乗客となった。ANA、JAL両便の東京行きに接続しているので、乗車率は良好だ。車の流れも順調で、ほとんどのバス停で乗車扱いをしたが定刻に高松空港に到着した。

 チェックインカウンターで搭乗便の変更(JAL478便 11:50発 → 476便 9:45発)をしてもらい、手荷物を預ける。前回長崎空港のX線チェックで懲りたので、カメラとウォークマンは機内持ち込みのバックに入れた。また、クラスJに空席があったのでそちらに変更してもらったが、一般席の方は空席が多かったようなのでそちらの方が良かったかもしれない。
 今回は土産を買わず、時間も迫っていたので、そのまま搭乗口に向かった。JAL便の10分前にANA便が隣のスポットから出発したが、両社の搭乗方法は大きな違いがあった。ANAでは優先搭乗はせず、後部窓側から細かく何度かに分けて搭乗を行った。利用するJALのほうはいつもと変わらず、優先搭乗を行った後、三つのブロックに分けて後部の乗客から搭乗した。小型機で乗車率が低かったのでどちらの搭乗方法でも大きな問題は無いだろうが、密を避けなければいけない状況なので、ANAの搭乗方法が正しいと思う。

 JAL 476便 高松空港 9:40 (定刻 9:45) → 羽田空港 10:47 (定刻 10:55)

 JAL 476便 高松空港発、羽田空港行き

 JAL Boeing 737-846 (JA336J)



 高松空港出発は定刻より5分早く、羽田空港到着は8分早かった。羽田空港上空では待たされることも多いが、今は休航している便も多いので出発到着ともスムーズだ。今回も着陸したのは34Lだった。またしてもターミナルビルを歩く距離は非常に長かった。ゆっくり歩いて手荷物受取所に向かったので、到着した時にはベルトコンベアは止まっていて、いくつかの荷物が残っているだけだった。

 新百合ヶ丘駅行きバスの時間まで30分以上あるので、いつものように第2ターミナルまでシャトルバスに乗って移動しようと考えたが、「第1T-第2T」を結ぶシャトルバスは運休中だった。第3T行きのバスは運行されていたのでそちらに乗車した。ほとんどの国際線が運休中なので、国際線の第3ターミナル内は閑散としていた。自動券売機で乗車券を購入して、新百合ヶ丘駅行きのバス停に向かった。

 小田急バス(空港連絡バス) 羽田空港第3T 11:30 → 新百合ヶ丘駅 12:53

 小田急バス(空港連絡バス)
        羽田空港第3T発、新百合ヶ丘駅行き

 小田急バス F1020 多摩 200 か 2031
 三菱ふそう エアロエース LBKG-MS96JP 2010年式



 第3ターミナルから乗車したのは私1人で、第2ターミナルには乗客はいなかった。最後になる第1ターミナルでは2人の乗客があり、このバスの乗客は3人に確定した。

 首都高を含め道路は順調で、バスはほぼ定刻で新百合ヶ丘駅に到着した。この路線は通常大きく遅れることはないが、早着することもない。そんなわけで、羽田空港へのアクセスとしては安心して利用することが出来る。

 小田急多摩線 各停 新百合ヶ丘 12:57 → 唐木田 13:12

 小田急・多摩線 各停 新百合ヶ丘発、唐木田行き

 小田急3000形電車
 3277F (6両)



 小田急多摩線はちょうど各停が出発するところだった。日中なので乗客の数はたいしたことは無い。

 トラブルが発生したが、三泊四日の香川遠征は一応無事(ではないか)に終了した。大阪以降は晴天に恵まれたが、往路の「グラン昼特急」乗車時雨に見舞われたのが残念だった。「サンライズ瀬戸」等の撮影は条件が悪かったので、次回はもっと日の長い時期に訪れたい。



移動の記録

(10/25)
高松駅 6:12 → 端岡駅 6:23          予讃線普通5215M

端岡駅 6:27 ~(徒歩/2km/コンビニ立寄)~ 6:53 撮影ポイント(観音踏切) 8:47 ~(徒歩/1.7km)~ 鬼無駅 9:07

鬼無駅 9:34 → 丸亀駅 10:20         予讃線普通1227M

レンタカー
ニッポンレンタカー丸亀駅    10:33        出発 000㎞
みの-詫間間のポイント     11:04~13:37  撮影 015㎞
ほたる見公園          14:25~16:42  撮影 039㎞
GS(高松市城東町)      17:50~17:52  給油 073㎞
ニッポンレンタカー高松駅前   18:00        到着 074㎞
                        (74キロ/2.97㍑=24.9キロ)
《ハイパーイン高松駅前》泊

(10/26)
JRホテルクレメント高松 8:05 → 高松空港 8:48      ことでんバス
高松空港 9:40 → 羽田空港 10:47       JAL476便
 (定刻 9:45)   (定刻 10:55)
羽田空港第3T 11:30 → 新百合ヶ丘駅 12:53 小田急バス
新百合ヶ丘駅 12:57 → 唐木田駅 13:12    小田急多摩線


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