HAPPY BIRTHDAY♪KYUSHU PASS九州鉄道旅行
2016.3.15〜18

その1/2
博多〜大分〜宮崎〜鹿児島中央〜博多〜長崎
2016.3.15〜16



ルート 3/15 (火) (晴)
  自宅−羽田空港〜福岡空港〜博多〜都府楼南〜博多〜大分〜宮崎
3/16 (水) (晴)
  宮崎〜鹿児島中央〜鹿児島駅前〜鹿児島中央駅〜博多〜長崎〜浜口町〜長崎駅前
宿 泊  リッチモンドホテル宮崎駅前 (宮崎市 / 3/15)
 JR九州ホテル長崎 (長崎市 / 3/16)


3/15 (火) 

 昨年3月はJR四国が発売する「バースデイきっぷ」で四国旅行に出かけたが、今年はJR九州が発売する同様の「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」を利用した九州旅行を計画した。三日間管内の特急グリーン車に乗り放題という点で両者は共通だが、JR九州のきっぷは指定席(グリーン車)の利用回数が6回となっている。価格も「バースデイきっぷ」の二倍となっている。しかし、JR九州管内は特急の列車本数が多く、新幹線も利用できるので利用価値は高い。また、「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」は今年度で発売が終了となってしまうようなので、今月しか利用する機会はない。


 実際に計画を立てて問題となったのは切符の購入と指定席の確保だ。JR四国の「バースデイきっぷ」はJR四国「夢四国予約センター」で事前にネット購入でき、手数料はかかるが自宅に送ってくれる。さらに、申込時に依頼すると指定席を何枚でも手配してくれる。しかし、JR九州の「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」にはそのような案内がない。旅行当日しか購入できないのでは指定席の確保に不安が残るので、ネットでいろいろ調べてみた。すると、電話予約センターで「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」購入利用を前提に、事前に指定席を確保してくれて、乗車券は当日購入することが出来るのがわかった。JR九州のホームページには一切記載されていなかったので不安だったが、無事予約することが出来て旅行の準備は完了した。

 九州は学生時代に四年間住んでいて、その後も何度か旅行したこともあるので、主だった観光地はほとんど見たことがある。そんなわけで、観光は一切せずひたすら特急のグリーン車に乗って回る計画を立てた。しかし、乗っているだけでは旅行気分が出ないので、九州三都市の路面電車に乗り、撮影する計画を立てた。そのほかに、出発日が重なる「ななつ星in九州」と山陽新幹線を撮影する計画も入れた。熊本に宿泊した翌日の最終日は、フリーとして空けておいた。
 九州までのアクセスはJALのマイレージを利用する。福岡空港に空路で入り、宮崎、長崎、熊本に宿泊して、熊本空港から東京に帰る。帰りの日は金曜日のためか福岡空港の特典航空券枠に空席はなく、他の空港も夕方遅い便に空席はなかった。早めに予約を取るのが一番だが、天気などを確認してから旅行を決めたのでこうなってしまった。
 予約できた福岡行きは羽田発7:10 だったが、始発の電車を乗り継いでも京急羽田空港駅到着は6:40となってしまい本当にぎりぎりだ。どこかで問題が発生すると搭乗できないので、自動車で羽田空港に向かい空港駐車場に車を止めておくことにした。しかし、当日自動車での所要時間を見誤り、第1駐車場到着が7:34になってしまい、こちらでもぎりぎりとなってしまった。高速道路を使えば余裕があったのだが、本当にぎりぎりで焦ってしまった。
 JAL 空港カウンターで急いで荷物を預けようと焦っていると、係員から一方のカウンターに誘導された。そのカウンターは、自分で預ける荷物のタグを発行して張りつけカウンターに行くので、スピーディーに作業が行われる。おかげで余裕を持って搭乗時間に間に合った。後で調べると、今月から羽田空港で先行して導入された「JALエクスプレスタグサービス」だそうだ。

 JAL305便 羽田空港 7:09(定刻 7:10) → 福岡空港 8:51(定刻 9:05)

 JAL305便 羽田空港発、福岡空港行き

 Boeing777-200 (JA8978)


 福岡行きの JAL305便は B777-200 で、クラスJは満席だが、一般席には空席があったようだ。大型機だが搭乗は順調で、ほぼ定刻の7:09にターミナルを離れた。地上滑走は長かったが、待たされることなく、R/W05 から7:26に離陸した。離陸後間もなくして富士山の素晴らしい姿が左手に見えたが、主翼上の席だったので景色はあまり楽しむことは出来なかった。

 フライトは追い風のため順調で、福岡空港の着陸は R/W16 に8:47、ターミナルビルに到着したのは8:51 と約20分の早着となった。ゆっくり飛行機を降りたので、ちょうどいいタイミングで手荷物を受け取ることが出来た。

 福岡市営地下鉄空港線 福岡空港 9:12 → 博多 9:17

 福岡市営地下鉄空港線 福岡空港発、姪浜行き

 福岡市交通局1000系電車
 6両



 市営地下鉄福岡空港駅へは一度ターミナルビルを出て地下に降りる。博多駅まで市営地下鉄で二駅で所要時間は約6分、福岡空港の便利さを実感することが出来る。時間的なせいか、博多駅まで車内はがらがらだった。

 みどりの窓口で「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」を購入し、電話予約しておいた指定席券を発券してもらう。その後、荷物をコインロッカーに預け、「ななつ星in九州」を撮影のため太宰府信号所に向かう。JR九州駅構内のコインロッカーはJR東日本管内と同じくICカード(SUICA 等)が利用できるものがある。札幌駅には無かったが、鍵を持たなくていいので便利だと思う。

 鹿児島本線 139M 博多 9:39 → 都府楼南 9:58

 鹿児島本線 普通 139M 小倉発、鳥栖行き

 JR九州813系電車200番台
 RM-219編成 (3両/南福岡電車区) + 813系3両


 博多から撮影場所の最寄り駅の都府楼南までは鹿児島本線の普通電車に乗車。車両は813系六両で、快適な転換式クロスシートだ。途中、竹下駅に隣接する博多運転区に「ななつ星in九州」が留置してあった。まだ機関車は連結されていなかったが、もう出発の準備は出来ているのだろう。初めて見る車体だが、テレビの映像や写真で見るよりきれいな車体の色だ。

 前回は西鉄・都府楼前駅からアプローチしたが、今回はJR都府楼南駅から歩く。距離的にはほぼ同じなので、博多駅からは鹿児島本線の方が便利だし、「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」がある。

 都府楼南駅(福岡県) / 鹿児島本線

 ちょうど今日が「ななつ星in九州」の出発日になっていたので、福岡周辺で撮影できないか調べてみてこの場所に決めた。博多で空いている時間は約三時間しかなく、あれこれ調べたがかつて訪れたことのあるこの場所が一番都合が良いと考えた。4年半ぶりとなる撮影場所は周辺に変化はなく、撮影には問題ない状況だ。素晴らしい晴天だが、午後から順光になるポイントなのでこの時間は側面は日が回らない。また、電柱や架線の陰落ちが気になるので構図に制約がある。

 鹿児島本線撮影 (都府楼南−水城)
歩行者、二輪専用踏切で、通行人は非常に少ない 太宰府信号所の待避線

 この区間はトラフィックが多く、車両の種類が多いので退屈しない。それにしても、JR九州の車両たちは個性的だ。前回撮影できなかった ED76 牽引の貨物が撮影できたのは大きな収穫だ。そして、「ななつ星」は予定していた時間にやってきた。サイドには日がまだ回っていないが、到着した時より条件は少し良くなってきていた。初めて目にした「ななつ星」、無事撮影することが出来て良かった。光線状態のこともあるが、肉眼で見えるこの美しさを写真に収めるのは難しい。

特急「ゆふいんの森」3号 博多発、別府行き
JR九州キハ71系気動車 / 4両(直方車両センター)
1063レ 名古屋(タ)発、熊本行き
国鉄ED76形電気機関車1000番台 / 1016号機
特急「かもめ」17号 博多発 長崎行き
JR九州885系電車 / SM-4編成 (6両/南福岡車両区)
団体臨時「ななつ星in九州」 9001レ 博多発、博多行き
DF200形ディーゼル機関車7000号機 + 77系客車7両

 これからサイドにも日が回ってくるが、「ソニック25号」の時間があるのでここで撤収とする。都府楼南駅まで来た道を歩いて戻るが、道路は少し遠回りとなるが他に道は無いようだ。

 鹿児島本線 154M 都府楼南 11:56 → 博多 12:19

 鹿児島本線 普通 154M 鳥栖発、門司港行き

 JR九州811系電車100番台
 PM-103編成 (4両/南福岡電車区) + 811系4両



 都府楼南から博多まで戻る普通電車は811系八両編成だ。こちらも転換式クロスシートなので非常に快適だ。

 博多駅での乗り換え時間は30分以上あったのでどこかで昼食をと考えていたが、お昼時でどの店も混雑していたのであきらめた。駅弁をたくさん揃えた店があったので、「唐揚弁当」購入して「ソニック25号」の車内で食べることにした。

 特急「ソニック」25号 博多 12:57 → 大分 15:00

 特急「ソニック」25号 3025M 博多発、大分行き

 JR九州883系電車
 AO-16編成 (7両/大分車両センター)

 九州旅行の特急電車一本目は、博多から大分まで乗車する「ソニック25号」で、車両は 883系電車 AO-16編成だ。七両編成で、乗車するグリーン席は最後尾1号車の運転席寄り半室だ。車両の中央に乗降口があり、グリーン席は3列×5で15席だ。博多からの乗客は7名で、黒崎と小倉で各1名乗車した。グリーン席として座り心地は快適だが、ミッキーの耳のような座席のデザインはどうも好きになれない。

 小倉から日豊本線に入り進行方向が変わるが、乗客は皆乗り慣れた人達のようで、スムーズに座席の方向を変えていく。その後うとうとしてしまい、目を覚ますとかつて485系「にちりん」を撮影したあたりで、風景を懐かしんでいると間もなく別府に到着する。そして、すぐに終点の大分に到着した。最高速度130qで振り子制御の 883系は博多−大分間の時間短縮に貢献したが、高速ではそれなりに揺れるのは仕方が無いか。しかし、初乗車となる 883系は、グリーン車のためか非常に快適だった。

 駅弁 / 博多・唐揚弁当 (JR博多駅/北九州駅弁当)
   

 大分では宮崎空港行きの「にちりん17号」に乗り換え、本日の宿泊地の宮崎まで乗車する。車両は 783系電車 CM-1編成だ。五両編成で、乗車するグリーン席は先頭車1号車の運転席寄り半室だ。783系はすべて車両中央に入り口とデッキが設けられていて、半室単位で運用できるようになっている。グリーン席は3列×4で12席だ。指定されたのは単独席先頭の1Cで、運転席が全面ガラス張りなので、展望を満喫できる特等席だ。車両設計、製造が比較的古いせいか、座席はオーソドックスなもので、個人的にはグリーン車らしくていいと思う。大型の座席でからだがすっぽり隠れてしまうので、他の人の視線を気にしなくていい。大分からのグリーン席の乗客は2名で、一般席も混雑はしていないようだ。1999年の九州旅行の記録が無いのではっきりしないが、 783系に乗車するのも初めてだと思う。

 特急「にちりん」17号 大分 15:05 → 宮崎 18:36

 特急「にちりん」17号 5017M 大分発、宮崎空港行き

 JR九州783系電車
 CM-1編成 (5両/リニューアル色/南福岡電車区)

 展望席で最高の席だが、時間的に日が大きく傾いているので、進行方向によっては太陽がまぶしすぎる場合もある。途中はローカル単線の雰囲気が濃く、特急なのに運転停車が多い。おまけに、佐伯では6分間、延岡では13分間の停車時間があり、特急電車とはとても思えない運行だ。個人的には乗車を楽しむ旅なので、これはこれでありがたいと思う。

 延岡ではグリーン席の乗客1名が下車し、1名が乗車した。停車時間にホームをぶらついたが、自由席はがらがらのようだった。しかし、南延岡で多くの乗客があり、車掌から座席に置いた荷物を開けるようアナウンスがあった。さらに、日向市でも多くの乗客があり、一般席の方はだいぶ混雑しているようだった。多くの乗客は宮崎で下車したが、そのまま乗車している乗客もいるようだ。このまま宮崎空港に行けば、羽田、伊丹、関空などへの最終フライトには十分間に合う時間だ。

 宮崎駅 / 構内

 宮崎で下車して、夕食をどうしようか考えたが、あまりおなかが空いていなかったので、駅ビル内のそば屋で済ませた。立ち食いそば屋に毛の生えたような店で、値段は安かったが味の方も値段なりのものだった。
 宿泊するホテルは東口の目の前で、立地条件は非常にいい。今時のビジネスホテルとしては価格的としては安いとはいえないが、その分快適で安心して宿泊できるホテルだ。全国に展開しているホテルチェーンだが、宿泊するのは初めてだ。部屋割りの関係で広いダブルの部屋を案内されたので、ゆったり出来て快適な一夜だった。部屋はほとんど埋まっているようだったが、他の部屋の人の気配を感じなかったのが印象的だった。
 本日のJR線の乗車は、博多ー都府楼南間往復をのぞいて、営業キロで407.1qだった。乗車した特急は 883系と783系で、どちらも初乗車でグリーン席だった。予定していた「ななつ星in九州」も撮影できて、無事予定通りの一日を過ごすことが出来た。



3/16 (水) 

 九州旅行二日目は、「きりしま3号」で鹿児島中央まで行き、鹿児島市電を少し撮影する。そして、九州新幹線「さくら404号」に博多まで乗車、「かもめ25号」に乗り換え長崎まで移動する。本日の宿泊は長崎駅(前)のホテルだ。

 宮崎駅(宮崎県) / 日豊本線

 「きりしま3号」の発車時間が7:18で、ホテルの朝食が6:00からなので、今日はゆっくり朝食をとって出発することが出来る。利用するホテルは6:30から朝食開始のところが多いので、ホテルでの朝食はあきらめて出発することが多い。もっと早く出発する場合はどうしようも無いが、この30分の違いは非常にありがたい。

 特急「きりしま」3号 宮崎 7:18 → 鹿児島中央 9:25

 特急「きりしま」3号 6003M 宮崎発、鹿児島中央行き

 JR九州787系電車
 BO-109編成 (4両/大分車両センター)

 宮崎から鹿児島中央まで乗車する「きりしま3号」は 787系電車 BO-109 編成、四両編成だ。乗車するグリーン席は先頭車1号車の運転席寄り半室だ。乗降口とデッキは車端(後部)にある普通の構造なので、一般席を通ってガラスの扉を手で開けてグリーン室に入る。座席は3列×3+2席の配置で11席、783系の座席をスマートにしたようなデザインで好感が持てる。入り口のガラス扉のため、単独席側(C席)の4番が無い。乗客はずっと私一人で、完全な貸切状態だった。

 だんだん山の中に入るのであまり車窓には恵まれない。しかし、吉都線の分岐駅の都城を過ぎると、しばらくの間右手に懐かしい高千穂峰の姿が見えるようになる。帖佐を発車して重富駅を過ぎると、線路は鹿児島湾沿いを走るようになり、鹿児島のシンボルである桜島の大きな姿が目に入ってくる。

車窓 (西都城駅付近から高千穂峰を望む) 車窓 (竜ヶ水−鹿児島間から桜島を望む)

 鹿児島中央駅での乗り換え時間は2時間半、鹿児島市電撮影のためその時間を用意しておいた。ホームの反対側に停車していた415系電車をじっくり撮影して、改札を出てコインロッカーに荷物を預ける。

 鹿児島中央駅(鹿児島県) / 鹿児島本線

 約17ぶりに訪れた鹿児島中央駅(以前は西鹿児島駅だった)は、見違えるように大きく変わっていた。その際は新駅舎だけ完成し、周辺は再開発の真っ最中だった。県道上にあった市電の電停は駅前広場に移動され、安全性と利便性が大きく向上した。

 鹿児島市電撮影 (鹿児島中央駅前電停)
鹿児島市交通局9500形電車 [9512号] 鹿児島市交通局2120形電車 [2122号]

 まずは、鹿児島中央駅前電停で撮影を始める。時間的に乗降客は少なく、撮影しても邪魔にならないスペースがある。それなりに撮影できて午前中が順光になりそうだが、まだ太陽が低くてビルの陰になってしまうので、鹿児島駅前電停に移動する。

 鹿児島市電 2系統 鹿児島中央駅前 10:05 → 鹿児島駅前 10:23

 鹿児島市電2系統
 群元発、鹿児島駅前行き

 鹿児島市交通局1000形電車
 ユートラム [1017号]


 乗車したのは 1000形ニュートラムで、新しい超低床車は快適だが路面電車の趣は無い。観光客は買い物客で賑わっているが、全席ロングシートなので乗車可能定員は多い。170円均一なのは利用しやすい料金だが、全国共通の交通系ICカードが利用できないのは観光客には不便だ。

 起点(終点)となる鹿児島駅前電停付近には線路沿いに小さな公園があり、撮影にちょうど良い場所になっている。30分あまり撮影したが、吊り掛け式駆動で旧型車体の500形、600形をこの場所で撮影することが出来なかった。最新型の超低床車が順次導入されているようなので、旧型車両はいずれ淘汰されてしまうのだろう。

 鹿児島市電撮影 (鹿児島駅前電停付近)
鹿児島市交通局、鹿児島駅前電停 JR鹿児島駅
鹿児島市交通局9500形電車 [9512号] 鹿児島市交通局9500形電車 [9512号]

 途中で、同業者が現れ撮影を始めた。ここは、手軽にかつ安全に編成写真を撮ることができる場所だ。後から来た撮影者がJR線の踏切の方に移動していったのでどうしたのだろうと思っていると、415系電車が通過していった。このエリアでは、415系が普通に運用されているようだ。キハ40系同様415系鋼鉄車も先はそう長くは無いので、早めに写真に収めておきたい。

 鹿児島市電 2系統 鹿児島駅前 11:05 → 鹿児島中央駅前 11:21

 鹿児島市電2系統
 鹿児島駅前発、群元行き

 鹿児島市交通局1000形電車
 ユートラム [1018号]


 鹿児島中央駅前への帰路も 1000形だった。地元独自のIC乗車券は「ラピカ」という名前だが、地元の人はほとんど利用しているようだった(定期券かもしれないが)。南九州一番の繁華街天文館を通り、15分あまりで鹿児島中央駅に戻った。

 鹿児島中央から博多まで乗車するのは九州新幹線「さくら404号」だ。車両は、JR西日本所属の N700系7000番台、8両編成の S-5 編成だった。グリーン席は6号車の半室で、4列×6で、24席だ。九州新幹線乗り入れ編成の N700系は指定席(普通席)も四列配置なので快適そうだが、グリーン席は快適で何も言うことは無い。

 九州新幹線 「さくら」404号 鹿児島中央 11:52 → 博多 13:26

 九州新幹線「さくら」404号 5404A 鹿児島中央発、博多行き

 新幹線N700系電車7000番台
 S-5編成 (8両/JR西日本・博多総合車両所)


 初めて乗車する九州新幹線で期待でいっぱいだったが、「HAPPY BIRTHDAY KYUSYU PASS」のおかげで快適なグリーン席に乗車することが出来た。博多止まりの「さくら」だったのであまり混雑はしないだろうと考えていたが、案の定、鹿児島中央から乗車したのは私一人だけだった。

 発車して間もなくおしぼりのサービスがあったが、車内改札は行われなかった。トンネル部分が多く市街地では防音壁が高いので車窓はあまり楽しめなかったが、乗り心地は大変快適だった。朝食のバイキングを食べ過ぎたのであまりおなかが空いていなかったので、車内販売でサンドイッチを買おうと考えていた。しかし、車内販売の食事は弁当だけだったので、おすすめの「九州新幹線全線開業五周年記念・さくらひらり弁当」を購入した。期待に反して、なかなか美味しい弁当だった。

 駅弁 / さくらひらり弁当 (新幹線車内/松栄軒)

 新八代で2名乗車があり、グリーン席の乗客は3名となった。熊本からは乗車する人も多かったが、普通席も混雑しているようには思えなかった。新幹線というと東海道新幹線のイメージが大きく、いつでも混雑しているイメージがあるが、九州島内完結の新幹線は新幹線の中のローカル線と行ったところか。
 博多では長崎行きの「かもめ25号」に乗り換え、本日の宿泊地の長崎まで乗車する。車両は初乗車となる 885系電車、SM-3 編成だ。六両編成で、乗車するグリーン席は先頭車1号車の運転席寄り半室だ。1号車は車両中央に入り口とデッキが設けられていて、運転席寄りがグリーン室となっている。デッキ部分は広く、グリーン室専用と思われるトイレとフリースペースが設けられている。


 特急 「かもめ」25号 博多 13:55 → 長崎 15:48

 特急「かもめ」25号 2025M 博多発、長崎行き

 JR九州885系電車
 SM-3編成 (6両/南福岡車両区)

 グリーン席は3列×4で12席だが、フットレストは省略された本革シートだ。シートの感じは 883系に近い感じだが、凝りに凝ったデザインも相まって個人的には使いづらいと思った。シートポケットも無く、アームレストは細くて何もおけず、中途半端な小さなテーブルが邪魔な位置に置かれている。エクステリアは個性的で面白いスタイルだと思うが、あまりにデザインを優先させたインテリアは個人的には感心できない。
   

 博多からの乗客は9名で、昨日乗車した「ソニック25号」同様なかなかの乗車率だと思う。車窓風景が単調だったせいか途中で眠ってしまい、目が覚めたときは諫早を過ぎていた。寝ていた時間が多かったので乗車してでの印象は薄いが、良くも悪くも個性が強いインテリアもエクステリアもインパクトは大きかった。

 長崎駅(長崎県) / 長崎本線

 宿泊するホテルは長崎駅に隣接しているので、チェックインしてから長崎電気軌道の路面電車を撮影に出かける。長崎駅は新しい駅舎に変わり昔の面影が無いほど立派になったが、長崎本線の高架事業が完了すると駅は西に150メートルほど移設された高架駅になるということだ。路面電車の長崎電軌鉄道は昔のままの道路上で、歩道橋からのアクセスだけとなっている。これでは超低床車を導入しても、車いすでの利用は不可能だ。鹿児島の駅のように、駅前広場への移設が必要だ。

 長崎電気軌道 1系統 長崎駅前 16:20 → 浜口町 16:31

 長崎電気軌道 1系統
 正覚寺下発、赤迫行き

 長崎電気軌道500形電車
 505号


 路面電車の走る道路は車両の交通量が多く沿道での撮影は難しく、かといって狭い停留所から撮影するのは危険なので、専用軌道部分で撮影しようと考えた。しかし、地図や航空写真で調べると専用軌道沿いに道路はなく、踏切からしか撮影できないようだ。

 浜口町で下車して、専用軌道最初の歩行者用踏切まで歩いた。長崎駅前方面行きの電車が面は弱いが順光で撮影できるが、この時間になると車体にかげ落ちしてしまう。日はどんどん沈んでいくので、次の踏切まで歩いても条件は良くはなりそうもない。数カット撮影してどうしようか考えたが、反対方向の電車を撮影することに決めた。長崎西洋館下のトンネルから飛び出してくる車両を引きつけてワイドで撮影する。

 長崎電気軌道撮影 (浜口町−松山町間)
長崎西洋館下のトンネル 振り返ると長崎本線が走っている
長崎電気軌道1500形電車 [1503号] 長崎電気軌道201形電車 [201号]

 結局50分ほど撮影して撤収した。長崎電軌は旧式の車両が主力なので趣味的には面白い。こちらも新型の超低床車が順次導入されているので、車両構成もだんだん変わっていくことだろう。できれば、ゆっくり乗車してじっくり撮影してみたい。

 長崎電気軌道 1系統 浜口町 17:26 → 長崎駅前 17:37

 長崎電気軌道 1系統
 赤迫発、正覚寺下行き

 長崎電気軌道5000形電車
 5001号


 浜口町電停まで戻ると、超低床車が止まってたのでそれに飛び乗った。最新型の5000形だった。趣味的には別として、乗客の立場から考えると最新型の車両は非常に快適で便利だ。

 長崎駅に戻り、駅ビルをぶらつきながら夕食をどうしようか考えたが、ホテルの入り口の向にあるファミリーレストランで食べることにした。この店はJR九州ホテルと提携していて、ホテルでチケットを購入することで特別メニューの朝食を食べることが出来る。しかし、朝食は7時からなので、明日の出発のは間に合わない。今回はあきらめた。
 ホテルは部屋割りの都合で、広いツインルームに案内された。それを差し引いても、快適なホテルだ。部屋の設備が快適なのも良かったが、昨日同様他の部屋の人の気配を感じること無く静かな夜を過ごすことが出来たのが一番だ。
 本日のJR線の乗車は、新鳥栖−博多間の往復を含めて、営業キロで 568.7qだった。乗車した特急は 787系、九州新幹線N700系7000番台と 885系で、787系以外は初乗車で、すべてグリーン席だった。鹿児島市電と長崎電気軌道の路面電車撮影については、十分とはいえないが一応予定通りに出来た。そして、今日も素晴らしい晴天に恵まれたのも幸運だった。




移動の記録

(3/15)
GOLF7 GTI 自宅          5:07   出発  7,214q
      羽田空港第1駐車場   6:34   到着  7,260q

羽田空港 7:09 → 福岡空港 8:51        JAL305便
(定刻 7:10 → 9:05)
福岡空港駅 9:12 → 博多駅 9:17        福岡市営地下鉄空港線
博多駅 9:39 → 都府楼南駅 9:58        鹿児島本線139M

鹿児島本線(都府楼南−水城)撮影 10:15〜11:30

都府楼南駅 11:56 → 博多駅 12:19      鹿児島本線154M
博多駅 12:57 → 大分駅 15:00        ソニック25号
大分駅 15:05 → 宮崎駅 18:36        にちりん17号

《リッチモンドホテル宮崎駅前》泊

(3/16)
宮崎駅 7:18 → 鹿児島中央駅 9:25       きりしま3号

鹿児島市電撮影

鹿児島中央駅前 10:05 → 鹿児島駅前 10:23  鹿児島市電2系統

鹿児島市電撮影

鹿児島駅前 11:05 → 鹿児島中央駅前 11:21  鹿児島市電2系統
鹿児島中央駅 11:52 → 博多駅 13:26     さくら404号
博多駅 13:55 → 長崎駅 15:48        かもめ25号

長崎駅前 16:20 → 浜口町 16:31       長崎電軌1系統

長崎電軌撮影

浜口町 17:26 → 長崎駅前 17:37       長崎電軌1系統

《JR九州ホテル長崎》泊


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Nikon D7200 、Nikon1 J4



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