18きっぷ・JR乗りつぶしの旅(水戸線・両毛線・川越線)

2022.1.10


 ルート  1/10 (月・祝) (曇のち晴)
  唐木田~新宿~上野~友部~小山~高崎~大宮~川越~八王子~橋本~多摩センター~唐木田


1/10 (月・祝) 曇のち晴

 冬の青春18きっぷを利用しての乗りつぶし最終回は、水戸線、両毛線、川越線に乗車する計画を立てた。天気が良ければ先日撮影し損ねた日光線の撮影に行こうと考えたが、あいにくの曇り空なのであきらめた。18きっぷの使用期限が今日までなので仕方が無い。

 小田急/多摩線/小田原線 快速急行 唐木田 6:30 → 新宿 7:07

 小田急/多摩線/小田原線 快速急行 唐木田発、新宿行き

 小田急8000形電車
 8056F(4両) + 8256F(6両) (喜多見検車区)


 三連休の最終日なので、早朝の新宿行きの快速急行はがらがらだ。新百合ヶ丘で準急からの乗り換えの乗客を乗せて、座席は全て埋まった。さすがに小田原線内に入ると、乗降客は多くなる。

 新宿駅では小田急西口地下改札口を出て、JR中央西改札口から入場する。その際、18きっぷの使用開始のスタンプを押してもらう。前回は湘南新宿ラインに乗り換えたので、南口改札を利用した。

 JR東日本/山手線 外回り 719G 新宿 7:19 → 上野 7:44

 山手線 719G 外回り

 JR東日本E235系電車0番台
 第30編成 (11両/東京総合車両センター)


 新宿から上野まで山手線の外回り電車に乗車する。上野までは中央線快速に乗り、神田で山手線か京浜東北線に乗り換えるのが一番所要時間が短いが、数分し変わらないので、乗り換えのない山手線を利用する。休日の朝なので乗客は少なく、先頭車両はがらがらだった。

 上野からは常磐線に乗り、水戸線との乗換駅の友部へ向かう。常磐緩行線には我孫子まで何度か乗車したことがあるが、快速線に乗車するのは学生時代以来だと思う。学生時代に北海道旅行をした時、往路は「ゆうづる13号」、復路は「十和田6号」に乗車した。いずれも常磐線経由だったと思うが、夜行列車の中だったので乗車したという記憶がない。
 上野始発の勝田行き 339M は E531系15両編成で、前5両が土浦行きで後10両が終点の勝田行きだ。E531系電車は形式が示すように交直流電車で、JRでは首都圏に乗り入れている唯一の交直流電車だ。茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所の観測に直流電化方式が悪影響を及ぼすという事情から、取手から先が交流電化されているためだ。

 JR東日本/東北本線/常磐線 普通 上野 8:02 → 友部 9:47

 東北本線/常磐線 普通 339M 上野発、勝田行き

 JR東日本E531系電車0番台
 K458(5両)+K425編成(10両) (勝田車両センター)


 E531系には初乗車になると思うが、内外装ともに E231系と大きく変わらないので帯の色以外には新鮮さは感じない。1時間45分間の乗車になるので、贅沢をしてグリーン車に乗車した。ゆったり旅できるのが一番だが、2階席からの眺めは普段と違って新鮮だ。

 2階席のグリーン車の乗客は5名で出発した。発車前に先頭車両まで行ってきたが、その時点で普通車の車内はがらがらだった。休日なので、乗客の数はこんなものだろうか。途中駅でも、まとまった乗降はなかったようだ。
 北千住から取手までは、常磐緩行線が併走している複々線区間だ。土浦では前5両を切り離すため5分間の停車時間がある。前部車両を切り離して車両基地まで移動してから発車するので、停車時間が長めに感じる。また、その停車中に予告もなく突然、30秒くらい照明と空調が落ちた。普段あまり遭遇しない経験だ。次の神立では、特急「ときわ53号」を待避するため、さらに4分間の停車があった。そして、友部駅には定刻に到着した。ここではまとまった人数の乗降があった。

 友部駅 / JR東日本/常磐線、水戸線 (茨城県笠間市)

 次の水戸線の列車は水戸始発で 10:21発の小山行き、34分の乗り換え時間がある。常磐線の 339M にそのまま乗車して水戸で下車すると、3分の乗り換え時間でこの小山行きに乗車することが出来た。しかし、3分の乗り換え時間では慌ただしいので、友部での乗り換えを選んだ。
 今回乗車計画を立てるまで水戸線という路線について全く知識が無く、水郡線なんかと同じように非電化だと思い込んでいた。計画を立てる段階で電車の列車番号を確認したはずだが、非電化と思い込んでいたので E531系がやってくるまで気動車に乗車するつもりでいた。そんなわけで、E531系5両編成が入線してきた時にはびっくりして、またがっかりもした。後で調べると、1967年に全線電化されたとなっていた。

 JR東日本/水戸線 普通 744M 友部 10:21 → 小山 11:25

 常磐線/水戸線 普通 744M 水戸発、小山行き

 JR東日本E531系電車0番台
 K-457編成 (5両勝田車両センター)


 小山行き 744M はがらがらの車内で発車したが、真岡鐵道と関東鉄道の乗換駅の下館でまとまった乗車が有り、ロングシートの座席はほぼ埋まった。

 真岡鐵道沿線には SL 撮影に訪れたことがあるが、車でやって来たので位置関係がはっきり頭に入っていなかった。こうして実際に列車で真岡鐵道の始発駅の下館駅を見てみると(訪れると)、真岡鐵道がどこを走っているのかようやく分かった感じだ。
 小山駅での両毛線への乗り換え時間は37分あったので、駅ビル内にある宇都宮餃子のチェーン店の「宇味家」で餃子を食べることにした。先客は5名ほどしかいなかったので入店して、焼き餃子とライスセットを注文した。味の方は大満足だったが、両毛線の発車時刻は5分後に迫っていた。

宇味家 JR小山駅構内店 / 焼き餃子 + ライスセット

 宇味家を後にして駅ビル内を急ぎ改札に向かった。時間的にぎりぎりだったが、両毛線のホームは改札から向かうとずっと奥の方にあった。次の電車は1時間後なので焦ったが、なんとか間に合うことが出来た。

 JR東日本/両毛線/上越線 普通 450M 小山 12:02 → 高崎 13:50

 両毛線/上越線 普通 450M 小山発、高崎行き

 国鉄211系電車3000番台
 C-4編成 (6両/高崎車両センター)


 車両は 211系3000番台6両編成となっているが、3両目と4両目に運転台があるので3両編成2連のように見える。後(改札側)3両のロングシートは結構埋まっていたが、前3両の方はがらがらだった。

 両毛線は初乗車となるが、沿線の大平下近くの撮影地には何度も車で訪れている。ゴールデンウィークに運転される臨時列車「足利藤まつり号」がターゲットで、183,189系で運行されていた時には何度も撮影に訪れた。当時の普通列車の主力は 湘南色の 115系で、今となっては懐かしく感じる。
 足利、桐生でそれなりの乗車が有り、伊勢崎から先の車内は混雑してきた。両毛線は新前橋までだが、全ての電車が高崎まで乗り入れている。乗車時間は2時間弱だが、211系のロングシートが体に合わずに腰が痛くなった。ロングシートが悪いのではなく、そのクッションがくたびれていたのが原因だろう。

 JR東日本/高崎線(湘南新宿ライン) 特別快速 4835Y 高崎 14:14 → 大宮 15:26

 高崎線/東海道本線(湘南新宿ライン)
 特別快速 4835Y 高崎発、小田原行き

 E231系電車1000番台
 U533編成(10両)+U51編成(5両)(小山車両センター)


 高崎からの上り電車は湘南新宿ライン・特別快速・小田原行きで、高崎を10両で出発して籠原で後に5両を連結する。高崎のホーム長の関係で、15両編成では籠原までの運転となっている。特別快速なので熊谷から先が快速運転となり、通過駅に注意するよう何度も案内されている。

 早めに乗車したので先頭車両のボックス席を確保できた。ボックス席は数が少ないので、発車までには各1名以上が乗車していた。大宮が近づくにつれて乗客が増えていったが、座席は全て埋まるような混雑はなかった。
 大宮駅では5分の乗り換え時間で川越線に乗車する予定だったが、心配していたとおりぎりぎり間に合わなかった。川越線(埼京線)ホームが地下にあり離れていることもあるが、「エキナカ」の規模が大きくて急いで移動するのには障害になってしまう。大宮駅は首都圏でも有数のターミナル駅なので、とにかく人が多い。

 JR東日本/川越線 快速 1485F 大宮 15:51 → 川越 16:14
 
 東京臨海高速鉄道/埼京線/川越線
 快速 1485F 新木場発、川越行き

 東京臨海高速鉄道70-000形電車
 第10編成 (10両/東臨運輸区)


 次の川越行きは20分後で、車両は東京臨海高速鉄道70-00形だった。JR東日本の209系に準じた仕様なので、E233系が主力となっている現在では少し古さを感じる車両だ。先ほど乗り損ねた電車は結構席が埋まっていたが、この電車はそれほど混んでいなくて先頭車両に座ることが出来た。

 川越までの所要時間は23分で、途中に川越車両センターがある。その近くにある撮影場所で、川越線(埼京線)の 205系電車を撮影した。その場所には車で出かけたが、結構遠かった記憶がある。川越駅では八王子行きとは連絡していないので、23分の待ち時間がある。

 JR東日本/川越線/八高線 普通 1671H/1670E 川越 16:37 → 八王子 17:42

 川越線/八高線
 普通 1671H/1670E 川越発、八王子行き

 E231系電車3000番台
 第42編成 (4両/川越車両センター)


 15:22 川越到着の 1468H が折り返し、八王子行き 1671H となる。車両は E231系3000番台4両編成で、中央・総武緩行線からの転用改造車だ。川越線のこの区間では他に 209系3100・3500番台が使用されていて、共通運用されている。

 川越-高麗川間は住宅地帯の中を走るが、日没時間となったので沿線の風景はよく分からない。高麗川から先は八高線にはいるが、この区間は一ヶ月前に反対方向に乗車した。

 JR東日本/横浜線 普通 1704K 八王子 17:49 → 橋本 18:01

 横浜線 普通 1704K 八王子発、東神奈川行き

 E233系電車6000番台
 H-025編成 (8両/鎌倉車両センター)


 八王子駅では7分で横浜線に乗り換える。八高線と横浜線のホームは離れているがそんなに大きな駅ではないので問題は無い。発車間際の乗車となったが、東神奈川行きの 1704K は空いていて、余裕を持って座ることが出来た。

 橋本駅で京王相模原線に乗り換える。三連休の最終日なのに、JR-京王線連絡通路は空いていた。京王線ホームに上がっても乗客の姿は少ない。

 京王/相模原線 区間急行 橋本 18:13 → 京王多摩センター 18:22
 
 相模原線/京王線/都営地下鉄新宿線
 区間急行 橋本発、本八幡行き

 京王9000系電車
 9746F (10両/若葉台検車区)


 京王相模原線は多摩センターまではがらがらだった。次に発車する準特急にしても、たいした数の乗客ではないようだ。

 多摩センター駅で京王相模原線から小田急多摩線に乗り換える。ここまで来ると、京王、小田急ともに上りホームには多くの乗客が並んでいる。

 小田急/多摩線 各停 小田急多摩センター 18:30 → 唐木田 18:32

 多摩線 各停 新百合ヶ丘発、唐木田行き

 小田急3000形電車
 3256F (6両/海老名検車区)


 終点の唐木田での改札に近い先頭車両にはそれなりの乗客が乗っていたが、それ以外の車両にはほとんど乗客はいなかった。

 大宮駅での川越線への乗り換えが予定通りにいかなかったが、そのほかは計画通りに行動することが出来た。両毛線の 211系以外の電車は都心を走っている電車と代わり映えしないので、あまり旅行している気分にはならなかった。唯一の国鉄車両の 211系だが、腰が痛くなってしまったのであまり良い印象が残らなかった。一番印象に残っているのは小山駅で食べた宇都宮餃子だが、出来ればゆっくり味わいたかった。これで、今冬の18きっぷ5回分を無事使い終えた。



移動の記録

(1/10)
唐木田駅 6:30 → 新宿駅 7:07        小田急線 快速急行
新宿駅 7:19 → 上野駅 7:44         山手線 719G 外回り
上野駅 8:02 → 友部駅 9:47         常磐本線 普通 339M
友部駅 10:21 → 小山駅 11:25       水戸線 普通 744M
小山駅 12:02 → 高崎駅 13:50       両毛線 普通 450M
高崎駅 14:14 → 大宮駅 15:26       高崎線(湘南新宿ライン) 特別快速 4835Y
大宮駅 15:51 → 川越駅 16:14       川越線 快速 1485F
川越駅 16:37 → 八王子駅 17:42      川越線/八高線 普通 1671H/1670E
八王子駅 17:49 → 橋本駅 18:01      横浜線 普通 1704K
橋本駅 18:13 → 京王多摩センター駅 18:22    京王/相模原線 区間急行
小田急多摩センター駅 18:30 → 唐木田駅 18:32 多摩線 各停




Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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