アルピコ交通 / 長野-新宿線 6016便 乗車記
(長野駅→バスタ新宿
)

2019.1.15


乗車バス  長野-新宿線 6016便 長野駅発、バスタ新宿行き
運行会社  アルピコ交通、(共同運行)京王バス
乗車区間  長野駅 12:00 → バスタ新宿 15:55 (定刻 15:41)
車両  アルピコ交通(長野営業所) 12008 長野200 か 1165
 三菱ふそう エアロエース QRG-MS96VP 2012年式
走行道路  長野駅(国道117号・長野真田線)長野IC(上信越道)藤岡JCT(関越道)練馬IC
 (目白通り・新目白通り・山手通り)バスタ新宿

「長野-新宿線」について
 1992年4月27日、川中島バス(現・アルピコ交通)と京王帝都電鉄(現・京王バス)の共同運行により新宿-長野線運行開始。当初は中央自動車道経由で「中央高速バス」の一路線として運行していた。1996年11月14日に上信越道・小諸IC-更埴JCT間開通により、1997年に 関越道・上信越自動車道経由に経路変更。「中央高速バス」とは名乗らなくなったが、その後も新宿高速バスターミナル(現在はバスタ新宿)発着で運行。
 その後、2020年4月1日、池袋-長野線(アルピコ交通東京(当初は西武バス)、長電バス運行)と路線統合して、新宿・池袋-長野線となった。

 長野-新宿線 6016便 ダイヤ
長野駅 12:00
長野バスターミナル 12:03
丹波島橋南 12:09
しもひがの 12:11
川中島古戦場 12:16
長野インター前 12:19
上信越道屋代 12:25
千曲川さかき 12:34
上信越道・横川SA
(休憩)
(13:25)
(13:40)
練馬区役所 15:15
中野坂上駅 15:34
バスタ新宿 15:41

2023.9.13 作成


 2019年1月に、大糸線内を走る「あずさ26号」と189系で運行されている「おはようライナー」を撮影に長野に出かけた。行動時間が制限されてしまうが、今回は旅行気分で高速バスで往復することにした。
 二日目の撮影後、長野から新宿までアルピコ交通の高速バスに乗車した。長野-東京間の高速バスはダブルトラック路線で、今回乗車するのは京王バスとアルピコ交通の共同運行で新宿と長野を結んでいる。もうひとつ、アルピコバス東京と長電バスが共同運行で池袋と長野を結んでいる。
 乗車するのは 12:00発アルピコ6016便で、長野駅前の道路上の7番バス停が乗り場になっている。このバス停には到着便も停車するので、時間帯によっては交通の邪魔になってしまいそうだ。駅整備の時にロータリー内に設置などはできなかったのだろうか。

 長野駅(長野県長野市) / 12:00 発車

 バスは約8分前に到着、トランクへは自分で荷物を入れ、WEB乗車券を運転手に渡して乗車する。乗車したエアロエースは2+1列のプライムシート車で、自分の席は単独席の3Cだ。単独席の方はプライベートカーテンとコンセント付きで当初は1000円プラスで販売されていたが、不人気だったようで今はすべて同一料金で販売されている。座席配置は9列で、後部にパウダールームがあり定員は 27人だ。シートは昨日乗ったSシートとほぼ同様の座り心地なので、通常料金で乗車出来るのでこちらの路線の方がリーズナブルだ。東京-長野線は競合の激しい路線なので、サービスでの競争も激しいのだろう。

 長野-新宿線 6016便 / 長野駅 (12:00) 発、バスタ新宿 (15:41) 行き
 
アルピコ交通(長野営業所) 12008 長野200 か 1165 / 三菱ふそう エアロエース QRG-MS96VP 2012年式

 バスは定刻に出発、市内の停留場では乗車はなかったが、長野インターバス停で2名乗車した。上信越道に入るとすぐに、真っ白な飯縄山と戸隠連峰の山々が目に入る。少し南に目をやると奥の方に北アルプスらしき山々が見えるが、今日の天気でははっきりしない。

 車窓 / 飯縄山と戸隠連峰(松代PA付近)

 本線上の屋代バス停では3名の乗車があったが、トランクの荷物を積み込むためか少し手間取った。最後の乗車停留所の千曲川さかきバス停はパーキングエリア内にあったが、ここでは乗車はなかった。その先でうとうとしていまい、横川サービスエリアでの休憩のアナウンスで目を覚ました。ここでは、約15分の休憩となった。
 横川パーキングエリアには荻野屋が経営しているレストランがあり結構美味しいメニューがあるが、バスの休憩時間では縁が無い。また、「峠の釜めし」も販売しているが、あいにく今は満腹だ。このパーキングエリアで印象的なのは、南側にそびえる妙義山だ。逆光となっているが、妙義山の険しい岩峰は迫力がある。

 上信越道・横川SA(13:29~45)/ 休憩

 バスは横川サービスエリアを出発したが、昨夜よく眠れなかったせいかすぐに眠ってしまった。そして目を覚ましたのは新座料金所のあたりだった。笹目通りの交差点まで相変わらず激しく渋滞していたが、その先新目白通り、山手通りはほぼ順調だった。途中降車はなく、約14分遅れでパスタ新宿に到着した。渋滞した分遅れたようだが、そのほかは順調だったので、ダイヤ自体格好タイトなもののようだ。日中都心に向かうバスに定時運行を期待するのは無理というものだろう。
 バスタ新宿の降車場は三階にあるが、見る限り三面しか駐車スペースがない。続行便のある複数台運行時や到着便が重なるときは対応できないように思える。その場合、どこか他の場所で降車扱いをするのだろうか。本便の乗客は正確には数えなかったが、18名程度だったと思う。シートは快適で、ゆっくり休む(眠る)ことができた。個人的に、中距離以上のバスについては横3列が基本だと思う。

 バスタ新宿(東京都渋谷区) / 15:55到着 (定刻15:41) / 下車 約18

 長野-新宿線は多くの便が三列シートで運行されているのがありがたい。元々は、長電バスと西武バスが運行しいていた長野-池袋線との競合による差別化を狙ったものだと思うが、4時間近い乗車時間になるので三列シートはありがたい。この両路線は 2020年に路線統合されたが、現在では三列シートの運行が多い。
 昨日乗車した中央高速バス松本線は「あずさ」と競合していて、長野-新宿・池袋線は「新幹線」と競合しているが、現在の運行状況を見ると高速バスでも十分に競争力があるというのがわかる。また、移動手段として考えると関係ないことだが、鉄道より高速バスの方が車窓を楽しめる。




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