![]() 18きっぷ・備中松山城 見学 & 福塩線 乗車の旅 吉備線、福塩線 乗車 & 備中松山城、福山城 見学 2025.3.8~10 2025.3.8 |
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「青春18きっぷ」(3日間用)を使って、岡山・広島方面に二泊三日の旅に出かけた。今回の旅の目的は、備中松山城の見学と福塩線の乗車だ。初日は東海道本線を乗り継いで岡山まで行き、吉備線・伯備線を乗り継いで、備中高梁駅付近に宿泊する。二日目は備中松山城見学後、伯備線・東海道本線を乗り継いで福山まで移動する。福山では福山城を見学して福山駅近くに宿泊する。三日目は下り始発の福塩線に乗車、府中で乗り換えて三次まで行く。三次からは、芸備線・山陽本線を乗り継いで白市まで移動し、空港連絡バスで広島空港まで行く。帰路はJAL便で空路羽田まで行く。羽田空港からは東海道本線を乗り継いで藤枝に戻る計画だ。 初日の行程は、昨年末に 18きっぷで出かけた「天橋立 & 彦根城 見学の旅」と姫路までは同じルートで同じ電車だ(前回の失敗を教訓に、豊橋-大垣間だけは違う)。また、今回は車で藤枝駅に向かい駅近くのコインパーキングに駐車する。利用する駐車場は 48時間以上駐車する場合はホームページ上で利用期間を申請する必要がある。 |
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青春18きっぷ(3日間用) | ||||||||||||||
旅行初日は、東海道本線・吉備線・伯備線を乗り継いで備中高梁まで移動するだけだ。静岡地方の天気予報は下り坂だが、目的地の岡山・広島地方は青空が広がる予報だ。姫路までの電車は前回とほぼ同じ乗り継ぎ時間だ。もう少し早い出発も可能だが、野洲-姫路間の「Aシート」連結の新快速23号の時間に合わせた。2時間の乗車時間になるので、「Aシート」は快適でありがたい。 |
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藤枝駅 / JR東海・東海道本線(静岡県藤枝市) | ||||||||||||||
前回同様に藤枝駅の窓口で「青春18きっぷ」を購入しようと考えていたが、今回は措定席券売機が稼働していたのでそちらで購入した。前回はほぼ同じ時間だったが、指定席券売機は稼働していなかった。今回は窓口に大きなスーツケースを持った人がいたので、指定席券売機で購入できて良かった。 豊橋行き 925M は 313系・六両編成で、いつものように先頭車両に乗車したが、前三両は 8000番台だった。8000番台は元々中央本線名古屋口の「セントラルライナー」専用車として造られたので、車内はオール転換式クロスシートで他の番台の 313系より豪華になっている。乗車整理券が必要な列車用に造られているため、シートピッチも少し広くなっている。 |
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JR東海/東海道本線 普通 925M 藤枝 6:41 → 豊橋 8:14 | ||||||||||||||
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東海道本線 普通 925M 静岡発、豊橋行き JR東海313系電車8000番台 / S-5編成(3両) + 2500番台 / T-16編成(3両)(静岡車両区) 豊橋まで1時間半の乗車になるので、8000番台に乗車出来たのは幸運で、幸先の良いスタートになった。先頭車両の座席は4~5割が埋まっていて、一人で二席を占有できる状態だ。 |
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途中駅でぱらぱら乗降があったが、終点の豊橋まで半分程度の座席しか埋まらなかった。豊橋では5分の乗り換え時間で、8:19発・大垣行き新快速に接続していて余裕を持って座ることが出来たが、前回の失敗を生かして、次発の 8:39発・米原行き特別快速を待って乗り換える。この 8:19発に乗車しても、大垣で乗り換えるのは豊橋 8:39発の特別快速米原行きとなってしまう。また、この特別快速は六両編成で、前回はかなり混雑していて、大垣でなんとか座ることが出来た。そのため、先発の 8:19発に乗車する理由は見当たらない。 特別快速 5111F の車両は 313系5000番台・六両編成で、転換クロスシートとなっている。5000番台は六両編成で、車端間ヨーダンパやセミアクティブサスペンションを搭載して高速域での乗り心地向上と安定化を図ってる。また、転換クロスシートはドア付近が固定式座席を廃止して、全ての座席を転換可能として進行方向に着座できるようになっている。 |
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JR東海/東海道本線 特別快速 5111F 豊橋 8:39 → 米原 10:40 | ||||||||||||||
東海道本線 特別快速 5111F 豊橋発、米原行き JR東海313系電車5000番台 Y-108編成(6両/大垣車両区) この番台は在来線車両としては非常に高いグレードを誇っていて、8000番台は別格として、JR東海の看板車両となっている。 |
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いつものように先頭車両に乗車したが、車内の座席は六割程度埋まって出発した。次の蒲郡で座席のほとんどが埋まり、名古屋に近づくにつれて乗客はどんどん増えていく。名古屋で多くの乗客が下車したが、乗車する人も多く車内は混雑したままだ。結局大垣までほとんどの座席が埋まったままだった。 大垣ではまた多くの乗客が乗車したが、前回(12月29日)より車内は空いている。大垣を発車するとすぐに大垣車両区で、その先に南荒尾信号所がある。ここでは、前回乗車した美濃赤坂支線が右手に分岐していて、そのすぐ先では新垂井線が同じく右手に分岐している。新垂井線は上り線の下をくぐって北に方向を転じる。 滋賀県に接する関ヶ原周辺は日本海側気候で豪雪地帯となっている。降雪のため東海道新幹線が遅れることで有名だが、今回も沿線には全く雪が無い。近くの山にも雪は無いが、北に聳える伊吹山の山頂だけ白い雪に覆われている。伊吹山の標高は 1,377mに過ぎないが、古くから霊峰とされている。滋賀県と岐阜県も県境にあり、山頂部は米原市域(滋賀県側)にあり滋賀県の最高峰となっている。 |
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車窓 / 南荒尾信号所(美濃赤坂支線が分岐) | 車窓 / 伊吹山(柏原→近江長岡) | |||||||||||||
前回同様、この後野洲から姫路まで新快速Aシートを利用するので、e5489サイトで指定席券を予約してある。青春18きっぷでは割引のチケットレス指定席券が利用できないので、紙の指定席券を JR西日本の駅で発券する必要がある。米原駅での乗り換え時間は 19分間と十分にあるが、指定席券売機かみどりの窓口で発券手続きをしなければならない。 米原駅に到着後、きっぷ売り場に急ぐ。ひとつしか無いみどりの窓口には係員がいなくて、こちらもひとつしか無い指定席券売機には先客が二人いた。とりあえず指定席券売機の列に並んだが、前の二人はスムーズに終わり無事に指定席券を発券できた。 |
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JR西日本/東海道本線 普通 763T 米原 10:59 → 野洲 11:32 | ||||||||||||||
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東海道本線 普通 763T 米原発、加古川行き JR西日本225系電車100番台 I-10編成 (8両/網干総合車両所) 10:50発・新快速姫路行きにも乗車出来たが、予定通りに次発の 10:59発・普通加古川行きに乗車した。加古川行き 763T は 225系・八両編成で、転換クロスシートの先頭車両に座る。この車両の座席は三割程度埋まった。普通電車となっているが、高槻-明石間は快速電車となる。 |
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新快速「Aシート」連結車が運行されているのは「野洲・草津-姫路・網干」間で、乗車する新快速23号は野洲発姫路行きだ。Aシートは普通指定席扱いだが、内装・座席は首都圏の普通電車のグリーン席に引けをとらずに快適だ。新快速の京都-三宮間は非常に混雑するので、840円の指定席料金で快適に移動することが出来る。 |
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JR西日本/東海道本線/山陽本線 新快速23号 3455A 野洲 11:45 → 姫路 13:47 | ||||||||||||||
東海道本線/山陽本線 新快速23号 3455A 野洲発、姫路行き JR西日本223系電車2000番台 / W-19編成(8両) + 225系電車100番台/K-1編成(4両)(網干総合車両所) 新快速23号のAシートの野洲からの乗客は6名だ。新快速23号 3455A は223系八両編成の後に225系四両編成が連結されていて、四両編成の先頭車両がAシートなっている。指定席券なので距離にかかわらず一律なので、長距離乗車ならかなり値頃感がある。野洲始発なので一般車両の方もがらがらで出発したようだ。 |
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発車後、早速食事とする。豊橋駅構内で、老舗壷屋の助六寿司を買っておいた。壷屋のいなり寿司は初めてだが、噂通り美味しく大満足だ。ゆっくり車内で食事をとれるのもAシートのメリットだ。 |
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助六寿司 / 壷屋弁当部(JR豊橋駅構内中央売店) | ||||||||||||||
途中駅でぱらぱら乗車があったが、京都到着時点で座席は半分くらい空いていた。京都駅のホームは乗客でいっぱいで、この車両にもどっとアジア系の外国人観光客が乗り込んできた。指定席券を持っている様子は無かったが、車掌がやって来て手慣れた感じでそれらの乗客を追い出していった。外国人観光客にはこの車両だけが指定席だとはわかりにくいのだろうが、これらの乗客はそんなことお構いなしといった感じだった。 |
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結局、京都でAシートに乗車したのは数人程度で、車内は6割程度の乗車率だ。前回乗車時(12月29日)とは違い、隣の席はずっと空いていたのでゆったり過ごすことが出来た。新大阪・大阪での乗降客もそんなには多くなかった。 三宮を過ぎると間もなく左手に明石海峡大橋と淡路島を見ることができ、終点の姫路は近い。野洲-姫路間の営業キロは 160.4㎞で、新快速23号の所要時間は2時間2分なので、表定速度は 78.8㎞になる。このスピードは多くの特急列車に肩を並べ、その俊足さがうかがわれる。 |
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車窓 / 明石海峡大橋(西舞子→朝霧) | ||||||||||||||
姫路では播州赤穂行き 965M に乗り換える。同一ホームでの対面乗り換えで、乗り換え時間は 17分間ある。しかし、965M 入線前から乗車待ちの列が出来ていた。 |
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JR西日本/山陽本線 普通 965M 姫路 14:04 → 相生 14:23 | ||||||||||||||
山陽本線/赤穂線 普通 965M 姫路発、播州赤穂行き JR西日本223系電車2000番台 V-6編成(4両/網干総合車両所) 車両は 223系四両編成だ。入線直後は車内に空席が多かったが、次の姫路終点の新快速が 14:02 に到着すると、乗り換えの乗客で車内は混雑してきた。座席はほとんど埋まり、多くの乗客は立っていた。 |
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この電車は赤穂線直通・播州赤穂行きだが、相生で山陽本線・三原行き普通電車に接続している。時間があれば未乗車の赤穂線経由で岡山へ行きたかったが、今回はスケジュールの都合であきらめた。相生では半分以上の乗客が三原行きに乗り換えた。相生での乗り換え時間は2分しかないので、急いで乗り換えるだけだ。 |
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JR西日本/山陽本線 普通 1321M 相生 14:25 → 岡山 15:31 | ||||||||||||||
山陽本線 普通 1321M 相生発、三原行き 国鉄115系電車1000番台 A-04編成(4両/下関総合車両所岡山電車支所) 三原行き 1321M は 115系四両編成だった。濃黄色に塗られた車体はなんとも言えないが、今や貴重な国鉄型車両だ。岡山地区は最後まで国鉄型車両の天国だったが、いよいよ 227系500番台に置き換えが始まっている。車両数が多いのですぐには置き換えが終了しないと思うが、113系・115系の走っている姿が見られるのはそんなに長くは無いだろう。 |
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1321M は半分程度の座席が埋まって出発した。この区間(姫路-岡山)は8年前に「サンライズ出雲」に乗車して以来だが、その時は岡山到着直前まで寝ていたので車窓の記憶は無い。 岡山では未乗車の吉備線に乗り換えて総社まで行く。乗り換え時間は 21分と十分にあるが、早めに吉備線ホームに向かうと、入線前なのに各乗車口には数人の乗客が並んでいた。 |
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JR西日本/吉備線 普通 755D 岡山 15:52 → 総社 16:31 | ||||||||||||||
吉備線 普通 755D 岡山発、総社行き 国鉄キハ47形気動車2000,3000番台 47-3001 + 2001(後藤総合車両所岡山気動車支所) 総社行き 755D はキハ47形気動車二両編成で、JR西日本では標準カラーの首都圏色だ。2000番台+3000番台なので全てロングシートで、ワンマン化され体質改善工事が行われている。岡山では座席の7,8割が埋まった。 |
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初乗車となる吉備線は、岡山県岡山市の岡山駅から岡山県総社市の総社駅に至る JR西日本の地方交通線で、桃太郎線という愛称が使われている。全線単線・非電化だ。吉備線の岡山-総社間は 20.4 kmで、山陽本線・伯備線経由の 26.6 km よりも短いが、線路規格が低く、非電化・単線のため所要時間は長くかかる。また、都市型ワンマン運転が行われているため、車内で料金の収受は行われず全ての扉から乗降できる。 |
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総社駅 / JR西日本・伯備線、山陰本線、井原鉄道・井原線(岡山県総社市) | ||||||||||||||
吉備線は岡山市の通勤通学路線として多くの人が利用があるが、運行本数は毎時1~2本程度で都市規模からみると少ない路線だ。この状況にJR西日本は、利便性を高めやすい交通モードへの転換を図ろうと「吉備線のLRT化」を提言。沿線自治体も賛同し協議は続いているが、コロナの影響で一時中断となっている。 |
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JR西日本/伯備線 普通 857M 総社 16:47 → 備中高梁 17:11 | ||||||||||||||
赤穂線/山陽本線/伯備線 普通 857M 備前片山発、新見行き 国鉄115系電車1000番台 D-01編成(3両/下関総合車両所岡山電車支所) 総社では 16分の待ち合わせで伯備線の下り電車に乗り換える。 |
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乗車する 857M は赤穂線・備前片山からの電車で、入線時には車内は多くの乗客で混雑していた。しかし、当駅で多くの乗客が降り、座れることが出来た。車内は半分くらい席が埋まっているようだ。車両は濃黄色の 115系三両編成だ。 |
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伯備線は倉敷から新見まで高梁川に沿って走っている。総社を出ると谷間に入り、豪渓から先は国道180号とともに高梁川の渓谷を眺める車窓が続く。 2017年に「サンライズ出雲」のツインデラックスから同じ眺めを見た記憶がある。また、美袋駅近くには 2016年に 381系「やくも」を撮影したポイントがあり、非常に懐かしく感じた。 総社からは24分の乗車時間で備中高梁に到着した。 |
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車窓 / 高梁川(美袋→備中広瀬) | ||||||||||||||
ちょうどキハ47形「ノスタルジー」使用の臨時列車が停車していて、ホーム上では撮影する人などで賑わっていた。「やくも」待避のための停車のようで、「やくも」が発車後、岡山方面に向けて出発した。また、273系「やくも」の実車を見るのは初めてだった。 備中高梁駅を利用するのは初めてだ。40年ほど前の学生時代に高梁を訪れたことがあるが、その時は車で来たので駅は利用していない。備中高梁駅の現駅舎の駅部分は 2015年に使用開始、隣接する高梁市図書館は 2017年に使用開始された。改札・窓口が2階にある橋上駅舎で、既存の東西連絡通路に接続するかたちで造られた。駅舎に隣接する高梁市図書館は4階建てで、1階にはカフェなどの店舗とバスターミナル、2階はスターバックスと書店、3・4階は図書館になっている。町の規模にそぐわないと思われるほど立派な駅だ。 |
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備中高梁駅 / JR西日本・伯備線(岡山県高梁市) | ||||||||||||||
駅の向にある「川上屋」という食堂に急いで、カツ丼を注文した。17時半の閉店時間が近づいているためか、店内には他に客はいなかった。ボリューミーでつゆだくだったが、普通に美味しかった。旅行先ではこのような食堂が一番美味しい。 |
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川上屋 / カツ丼 | ||||||||||||||
駅から数分のところにある、市役所近くのコンビニで買い物をして、宿泊するホテルに向かう。駅から直接向かえば数分の距離にあり、立地条件は申し分ない。 |
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ホテルに到着して、外観を見て、入口のドアを開けて、値段につられて失敗したかなと思ったが、それは取り越し苦労だった。建物はかなり古いが、綺禮に手入れされていて快適に過ごすことが出来た。一夜を過ごすには何も問題が無かった。 |
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高梁ファイブシーズホテル | ||||||||||||||
旅行初日は静岡から高梁までの移動の一日だった。その中で初乗車となったのは、吉備線だけだった。ひたすら移動するだけの一日だったが、「Aシート」を利用することにより、疲れを感じることがなかった。特別快速や新快速は速くて長距離移動には快適だったが、115系電車やキハ47形気動車などの国鉄時代の車両は独特の味わいがある。旅行初日は天気にも恵まれ、予定通りの1日を過ごすことが出来た。 |
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移動の記録 (3/8) 自宅 6:04 000㎞ (49,998) 名鉄協商パーキング藤枝駅南 6:18 008㎞ (50,006) 藤枝 6:41 → 豊橋 8:14 東海道本線 普通 925M 豊橋 8:39 → 米原 10:40 東海道本線 特別快速 5111F 米原 10:59 → 野洲 11:32 東海道本線 普通 763T 野洲 11:45 → 姫路 13:47 東海道本線/山陽本線 新快速 3455A 姫路 14:04 → 相生 14:23 山陽本線 普通 965M 相生 14:25 → 岡山 15:31 山陽本線 普通 1321M 岡山 15:52 → 総社 16:31 吉備線 普通 755D 総社 16:47 → 備中高梁 17:11 伯備線 普通 857M 《高梁ファイブシーズホテル》泊 18きっぷ・備中高梁城 見学 & 福塩線 乗車の旅 (その2) のページへ |
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Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A |
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