JR東日本/大湊線(野辺地-大湊) 乗車記

2018.6.23


乗車区間  (八戸 10:51 →) 野辺地 11:45 → 大湊 12:40 (「リゾートあすなろ下北」1号)
 大湊 13:00 → 野辺地 13:56 (→ 八戸 14:40) (「リゾートあすなろ下北」2号)
乗車列車  快速「リゾートあすなろ下北」1号 8761D 八戸発、大湊行き
 快速「リゾートあすなろ下北」2号 8762D 大湊発、八戸行き
車両  JR東日本HB-E300系気動車 / AH-1編成(2両/八戸運輸区) (「リゾートあすなろ下北」1号)
 
JR東日本HB-E300系気動車 / AH-1編成(2両/八戸運輸区) (「リゾートあすなろ下北」2号)

大湊線・路線図

津軽線について
 青森県上北郡野辺地町の野辺地駅から、下北半島の陸奥湾側を縦貫してむつ市の大湊駅までを結ぶ JR東日本の鉄道路線(地方交通線)。「はまなすベイライン大湊線」という愛称が付けられている。全線非電化単線。JR東日本の路線では、唯一自社の他路線に接続していない。元々は野辺地駅で東北本線に接続していたが、2010年12月4日東北新幹線の八戸駅-新青森駅間の開業後、東北本線の八戸駅-青森駅間の経営が移管された(青森県が第三種鉄道事業者として施設保有、青い森鉄道が第二種鉄道事業者として旅客運送)。

2020.01.05 作成


 2018年6月に大人の休日倶楽部パスを使って青森、新潟へ出かけた。旅行の一番の目的は、五能線を走るキハ40 の撮影および乗車だ。五能線を走るキハ40 は 2020年度に新型電気式気動車 GV-E400系に置き換えられるとアナウンスされている。第二の目的は、只見線のキハ40 の撮影だ。只見線についてはようやく災害復旧工事が始まったばかりで車両更新についてはアナウンスされていないが、五能線などと前後して 車両が置き換えられると思われる。そして、こちらも未乗車の大湊線に乗車する。さらに、2020年度末までに E7系に置き換えがアナウンスされている 二階建て新幹線 E4系に乗車して東京に戻る計画だ。
 「はやぶさ3号」に乗車して八戸に向かい、八戸からは、「リゾートあすなろ下北1号」に乗乗り換え、青い森鉄道経由で大湊線終点の大湊へ向かう。大湊線の運行本数は非常に少ないので、この臨時列車を使うしか選択肢はない。

 青い森鉄道/八戸駅 (青い森鉄道線/青森県八戸市) / 10:51 発車

 車両はジョイフルトレインに分類される HB-E300系気動車二両編成だ。新造のハイブリッド気動車で、ジョイフルトレインらしく大きな窓で座席は通路より一段高くなっている。座席は特急普通席のような転換シートだが、シートピッチはグリーン車並みに広いので快適だ。快速なので指定席料金だけで利用できるのでリーズナブルだ。
 発車時間間際になると「はやぶさ49号」からの乗り換えと思われる乗客たちがどっと乗り込んできた。これで車内はほぼ満席となり、「リゾートあすなろ下北1号」は定刻に出発した。

 快速「リゾートあすなろ下北」1号 8761D 八戸(10:51)発、大湊(12:40)行き
 
JR東日本HB-E300系気動車 / AH-1編成 (2両/八戸運輸区)

 野辺地までは旧東北本線の青い森鉄道で、そこから初乗車となる大湊線にはいる。旧東北本線のこの区間は何度か乗車しているが、三沢以北は夜行列車でしか通過したことが無いと思う。青い森鉄道線内の停車駅は三沢だけだが、各停とあまり所要時間が変わらないので、それほどスピードは出していないようだ。

 野辺地駅(青い森鉄道線→JR大湊線) / 11:36-45

 大湊線はキハ100形しか走っていないのでこれまであまり関心は無かったが、この機会の乗車しようと考えた。大湊線はローカル線ながら、駅間距離が長く平坦地を走りカーブも少ないので表定速度は高い。「はまなすベイライン大湊線」との愛称があるが、実際に海沿いを走る区間はほんの一部だった。
 下北駅でほとんどの乗客が下車して、車内はがらがらとなった。駅施設は小規模でたいしたことないが、下北半島観光の入り口でむつ市の玄関駅は大湊駅ではなく下北駅なのだろうか。

 JR東日本/大湊駅 (大湊線/青森県むつ市) / 12:40 到着 (折り返し乗車) 13:00 発車

 大湊駅での折り返し時間は20分なので、ここまできて駅前ロータリーを出ることはできなかった。八戸行きの「リゾートあすなろ下北2号」はがらがらで、陸奥湾側の席を確保できた。多くはない乗客は観光客より地元民らしき人の方が多いように思えた。次の八戸(野辺地)行きは1時間後なので、指定席料金を払って乗車する人もいるのだろう。

 快速「リゾートあすなろ下北」2号 8762D 大湊(13:00)発、八戸(14:40)行き
 
JR東日本HB-E300系気動車 / AH-1編成 (2両/八戸運輸区)

 往路と同じく陸奥横浜駅で列車交換が行われたが、二両編成の下り「しもきた」は乗客でいっぱいだった。その先、陸奥湾沿いを走る区間は短かったが、下北半島奥や津軽半島の山々まで見ることができた。


 車窓 / 有畑-陸奥横浜間

 車窓 / 吹越-有戸間

 青森方面に行くには野辺地で下車して青い森鉄道に乗り換えるのが普通だが、「大人の休日倶楽部パス」利用なので、そのまま八戸まで戻り新幹線で新青森まで行くことにした。HB-E300系は快適で、次の乗車機会がいつ訪れるかわからないので「リゾートあすなろ下北」を終点まで乗り通そうと考えた。


 青い森鉄道/八戸駅 (青い森鉄道線/青森県八戸市) / 14:40 到着

 大湊線は初乗車だったが、「リゾートあすなろ下北」での往復だったので非常に快適だった。地元の足と下北半島観光のアクセスとして貴重な路線だが、本州最果てのローカル線なのでトラフィックが少ない。次回大湊線を訪れる機会があったなら、下北観光をセットにして計画したい。





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