JR北海道/留萌本線(深川-増毛) 乗車記
(留萌-増毛間、2016.12.5 廃止)

2014.7.15


乗車区間  深川 11:08 → 留萌 12:04 (4925D)
 留萌 12:19 → 増毛 12:45 (5921D)
 増毛 12:54 → 深川 14:28 (4930D)
乗車列車  普通 4925D 深川発、留萌行き
 普通 5921D 留萌発、増毛行き
 普通 4930D 増毛発、深川行き
車両  国鉄キハ54形気動車500番台 / 506+505号機 (旭川運転所) (4925D)
 国鉄キハ54形気動車500番台 / 506号機 (旭川運転所) (5921D)
 国鉄キハ54形気動車500番台 / 506号機 (旭川運転所) (4930D)

留萌本線・路線図

留萌本線について
 1910年に深川-留萠間が開業したのが始まりで、1921年に増毛まで延伸された。この留萌本線は札幌に海産物を輸送するために建設されたが、難所である日本海沿岸に鉄道を敷設するのは当時の技術では難しく、そのため、(増毛)留萌~深川間を結んでいる。留萌本線と名乗っているが、現在支線は存在しない。かつては羽幌線という支線が存在した。
 2015年6月27日に留萌~増毛間が2018年度までの廃止が検討されていることが報道された。その後、2016年秋にも廃止する方針で検討していることが報道され、2015年8月10日にJR北海道から2016年度の留萌本線部分廃止が公表された。2016年4月28日にJR北海道は"2017年4月29日で廃止"予定とする届出を国土交通省に申請することで、廃止が確定。その後同省北海道運輸局によるヒアリングの結果を受けて、廃止日の繰り上げが認められたことから、2016年12月5日を以て留萌~増毛間が廃止となった。そして2018年6月17日、JR北海道から2020年度を目処に全線廃止の方針である事が表明された。

2019.12.17 作成


 2014年7月に7日間有効の北海道フリーパスをフルに使って、鉄道を満喫する北海道旅行計画をたてた。行きは飛行機で新千歳空港に入り、7日目の夕方の「北斗星」に乗車して東京に帰る計画だ。その際、未乗車だったローカル線に乗車した。具体的には、「釧網本線」「札沼線」「留萌本線」だ。
 そして、北海道旅行七日目に、深川から留萌本線に乗り、留萌で乗り換えて、終点増毛まで乗車した。復路は、折り返しの増毛発深川行きに乗車して終点の深川で下車した。留萌本線は全線が初乗車となる。

 JR北海道/深川駅 (留萌本線/深川市) / 11:08 発車

 札幌から「スーパーカムイ9号」で深川駅に到着。四番線ホームにはすでに留萌行きと思われるキハ54、一両が停車していが、まだドアが開かれていないようなので一度改札の外に出た。駅弁でも買おうかと思ったが、売店には人がいなかった。
 ホームに戻ると、後ろにもう一両キハ54が増結されていたが、ドアも連絡通路も閉じた状態だったので、留萌までの回送(送り込み)のようだ。

 留萌本線 普通 4925D 深川(11:08)発、留萌(12:04)行き
 
国鉄キハ54形気動車500番台 / 506号機 + 505号機(回送扱い) (旭川運転所)

 乗車したキハ54-506 は0系新幹線の座席を利用した転換クロスシートだが、ロングシート部分が多く設けられている仕様だ。リクライニングはしないが、快適にすごすことが出来るのはありがたい。深川を17名乗車で発車、石狩沼田で3名下車1名乗車、恵比島で1名下車して留萌に到着した。

 石狩沼田駅 / 11:23

 幌糠駅 / 11:46

 藤山駅 / 11:52

 大和田駅 / 11:56

 JR北海道/留萌駅 (留萌本線/留萌市) / 12:04 到着 (乗り換え) 12:19 発車

 列車番号が変わるが、乗ってきたキハ54-506 がそのまま、増毛行き 5921D になる。後ろについていたキハ54-505 は、切り離され折り返し深川行き 4928D になった。

 留萌本線 普通 5921D 留萌(12:19)発、増毛(12:45)行き
 
国鉄キハ54形気動車500番台 / 506号機 (旭川運転所)

 増毛行き 5921D は10名の乗客を乗せて出発したが、そのうち数名は列車に乗ること自体が目的のような人たちと思われる。留萌からはほぼ日本海沿いを走るので、非常に気持ちがよい。途中下車したのは、箸別で1名だけだった。

 礼受駅(2016.12.5廃止) / 12:28

 阿分駅(2016.12.5廃止) / 12:31

 車窓 (阿分-信砂間)

 信砂駅(2016.12.5廃止) / 12:33

 舎熊駅(2016.12.5廃止) / 12:36

 朱文別駅(2016.12.5廃止) / 12:39

 箸別駅(2016.12.5廃止) / 12:41

 車窓 (箸別-増毛間)

 終点増毛駅では、何名もの人が写真を撮るためこの列車の到着を待っていた。自動車で来た人たちだと思われるが、最果ての終着駅ということで人気があるのだろう。折り返しの停車時間は9分だけなので、終着駅の気分を味わう間もなく、写真を数ショット撮って列車に乗り込んだ。

 JR北海道/増毛駅 (留萌本線/増毛郡増毛町、2016.12.5廃止)
                              / 12:45 到着 (折り返し乗車) 12:54 発車

 増毛からの乗客は5名で、うち4名は私と同じく折り返し乗車だ。車内の温度計は30度を軽く超えているが、窓からはいる風は気持ちがいい。

 留萌本線 普通 4930D 増毛(12:54)発、深川(14:28)行き
 
国鉄キハ54形気動車500番台 / 506号機 (旭川運転所)

 復路は乗降客は少ない。瀬越で2名下車、留萌で5名乗車、藤山、幌糠で各1名下車、秩父別1名乗車だ。静かな車内で、ローカル線の気分を堪能することが出来た。

 車窓 (増毛-箸別間)

 箸別駅(2016.12.5廃止) / 13:01

 朱文別駅(2016.12.5廃止) / 13:04

 舎熊駅(2016.12.5廃止) / 13:06

 信砂駅(2016.12.5廃止) / 13:08

 阿分駅(2016.12.5廃止) / 13:12

 礼受駅(2016.12.5廃止) / 13:14

 瀬越駅(2016.12.5廃止) / 13:19

 留萌駅 / 13:25

 峠下駅 / 13:55

 恵比島駅 / 14:04

 真布駅 / 14:08

 石狩沼田駅 / 14:12

 秩父別駅 / 14:17

 北一已駅 / 14:23

 JR北海道/深川駅 (留萌本線/深川市) / 14:28 到着

 留萌本線に乗車してみて、北海道のローカル線の維持は難しいと改めて感じた。留萌本線について言えば、留萌-増毛間はいつ廃止になってもおかしくない状況だ。沿線に著名な観光地があるわけでも無いので、乗客の増加は望めないだろう。留萌本線に平行して列車より運行本数が多い路線バスが運行されているので、地元の足としても必要性はそんなには高くないのだろう。
 (2015年6月27日JR北海道幹部が留萌本線沿線自治体と非公式に接触し、留萌本線の全線廃止を打診していたことが北海道新聞などにより報道された。JR北海道は特に利用客の少ない留萌駅-増毛駅間を、2018年度までに廃止したい意向を示していて、秩父別町長や増毛町長は廃止を容認、沼田町長は存続を求めていた。2015年8月10日、JR北海道は留萌市および増毛町に、特に利用者が少ない留萌駅-増毛駅間16.7kmを2016年度中に廃止することを留萌市長と増毛町長に伝達した。2016年4月8日、JR北海道は留萌駅-増毛駅間の最終運行日を「2016年12月4日」とする意向を増毛町に提案し、増毛町はそれを受け入れた。同月18日には留萌市も廃止に同意した。予定通り2016年12月4日が最終運行日となり、翌5日が廃止日となることが決定した。)





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