JR東海バス / 新東名スーパーライナー 14号 乗車記
(名古屋駅→大手町
)

2016.3.2


乗車バス  新東名スーパーライナー 14号 名古屋駅(新幹線口)発、東京駅日本橋口行き
運行会社  JR東海バス、(共同運行) JRバス関東、JRバステック
乗車区間  名古屋駅(新幹線口) 12:30 → 大手町 18:35 (定刻17:47)
車両  JR東海バス (名古屋支店) 744-09991 名古屋200 か 2520
 三菱ふそう エアロキング BKG-MU66JS 2009年式
 2階:3列スタンダードシート30席、1階:プレミアムシート3席
走行道路   名古屋駅新幹線口(大公通)名駅入口(名古屋高速都心環状線)鶴舞南JCT
 (名古屋高速3号大高線)名古屋南JCT(伊勢湾岸道)豊田JCT(東名高速)三ヶ日JCT
 (引佐連絡路)浜松いなさICT(新東名)御殿場JCT(東名高速・首都高3号線)霞ヶ関出口
 (国会通り・日比谷通り・永代通り)東京駅日本橋口

「新東名スーパーライナー」について
 「新東名スーパーライナー」は、東京-名古屋間の高速バス路線「東名ハイウェイバス」の種別で最速達の便の名称。2012年6月1日、同年4月14日に部分開通した新東名高速道路経由の直行便として運行を開始した。2016年4月4日、同年2月13日に開通した浜松いなさJCT-豊田東JCTを新たに経由するようルートが変更され所要時間が短縮した。
 「東名ハイウェイバス」は、JRバス関東・JR東海バスと JRバス関東の系列会社である JRバステック、三社での共同運行で、「新東名スーパーライナー」も三社が運行している。

 新東名スーパーライナー 14号 ダイヤ
名古屋駅 (新幹線口) 12:30
新東名・遠州森町PA
(休憩)
14:25
14:40
東名高速・足柄SA
(休憩)
16:05
16:20
用賀PAバス停 臨時停車
大手町 17:47
東京駅日本橋口 17:58

2023.9.17 作成


 2016年3月に、ダイヤ改正まであと三週間となった紀勢本線のキハ40撮影に出かけた。2015年10月、12月に続いての訪問だが、前回と比べ日がだいぶ長くなったので、夕方の運行も撮影できるようになった。予算の関係で往復高速バス利用で、現地は列車利用なので行動時間は限られてしまうのは仕方が無い。
 復路に、名古屋から東京まで「新東名スーパーライナー」に乗車した。発車時刻 15分前にバス乗り場に到着したが、既にバスは入線して改札も始まっていた。東京への帰路に「新東名スーパーライナー14号」を選んだのは「プレミアム・シート」の21Aに空席があったためだ。料金を考えると「プラットこだま」という選択肢もあるが、プレミアム・シートに乗車するのは快適でそれ自体が楽しい。

 名古屋駅新幹線口(愛知県名古屋市中村区) / 12:30 発車

 車両は所定の JR東海バスのプレミアム・シート仕様のエアロキングだ。プレミアム・シートは、二階建てバス「エアロ・キング」の一階に三席設けられていて、私の席は左側の単独席21Aで、右側には22A、23Aと二席が縦に並んでいる。前や後ろに気を遣うことがないので、21Aが特等席だ。今回は三席全部埋まったが、二階の一般席の状況はわからない。
 プレミアム・シートはビジネス・シートと比べてもシートはずっと大型だ。また、カーテンがあり他からの視線を遮ることが出来る。プレミアム・シートの特別料金は 1200円だが、早割の設定はないので正規運賃+1200円ということになる。

 新東名スーパーライナー 14号 / 名古屋駅(新幹線口) (12:30) 発、東京駅日本橋口 (17:58) 行き
 
JR東海バス 744-09991 名古屋200 か 2520 / 三菱ふそう エアロキング BKG-MU66JS 2009年式

 バスは定刻に名古屋駅を出発。名駅ランプから名古屋都市高速に乗り、都心環状線、3号大高線、伊勢湾岸道経由で東名高速に入る。新東名は豊田東ジャンクションで伊勢湾岸道につながったが、バスの運行ルートはまだ変更されていない。そのため、豊田ジャンクションから東名高速に入り、引佐連絡路を通って新東名に入る。
 東名高速、新東名と順調で、遠州森町パーキングエリアには9分の早着となった。一階席なのでワンボックス車くらいの高さからの眺めで、展望には不利なのがプレミアム・シートの欠点だ。

 新東名・遠州森町PA (休憩) / 14:16~32 (定刻 14:25~40)

 新東名、東名高速とも順調だったが、足柄サービスエリアに到着したのは定刻6分前と早着幅は2分縮まった。JR東海バスは安全速度を守り、東京側の渋滞を考慮して少し早めに先を急ぐといったことはないようだ。昨今の社会情勢を考えると、安全最優先というのは仕方の無いことだろう。その昔の東名ハイウェイバスは、運転手により遅れを取り戻そうと頑張ったケースがよくあった。

  東名高速・足柄SA (休憩) / 15:58~16:16 (定刻 16:05~20)

 ここでの休憩でも予定時刻に発車し、東名高速を東京に向かう。順調だった東名高速だったが、運転手からアナウンスがあり、首都高三軒茶屋を先頭に激しい渋滞が発生しているとのこと。その為大幅な遅延が予想されるので、用賀バス停で臨時停車するので急ぐ乗客は下車するよう勧めている。
 東名高速2キロポスト付近で 17:15頃から激しい渋滞に入り、そこから先は遅々として進まない。約2.4㎞先の用賀パーキングエリアまで約35分掛かり、ここで数名の乗客が下車した。その先も渋滞は続き、東京駅で下車して大手町から「メトロホームウェイ71号」に乗り換える計画は断念した。
 予告通り三軒茶屋付近で渋滞は解消したので、霞ヶ関で下車して「メトロホームウェイ71号」に乗り換えることにした。霞ヶ関には 48分遅れの 18:35 に到着した。千代田線最寄りの入り口はバス停の近くなので、ちょうどいい時間に到着することが出来た。

 霞ヶ関(東京都千代田区) / 18:35到着(48分遅れ)

 最後の渋滞にはやきもきさせられたが、プレミアム・シート二度目の乗車の6時間の移動は非常に快適だった。帰宅ラッシュの中、「メトロホームウェイ71号」でゆったり唐木田まで帰った。
 プレミアム・シートは二階建てバスに一階にあるので、昼行便だと景色を楽しめないというのが欠点だ。夜行便だと大きなアドバンテージだが、昼行便だといろいろ選択肢がある。昼行便のベストは、二階建てバス「エアロキング」の二階最前列のビジネス・シートだと思う。




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