JR北海道/宗谷本線(旭川-稚内) 乗車記

2022.7.8


乗車区間  (札幌 7:30 →) 旭川 → 稚内 12:40 (特急「宗谷」)
 稚内 13:01 → 旭川 16:49 (特急「サロベツ」4号)
乗車列車  特急「宗谷」 51D 札幌発、稚内行き
 特急「サロベツ」4号 6064D 稚内発、旭川行き
車両  JR北海道キハ261系気動車0番台 / SE-203(2両)+SE-104(2両) (苗穂運転所)(「宗谷」)
 JR北海道キハ261系気動車0番台 / SE-104(2両)+SE-203(2両) (苗穂運転所)(「サロベツ4号」)

宗谷本線・路線図

宗谷本線について
 宗谷本線は、北海道旭川市の旭川駅から名寄市の名寄駅を経て、稚内市の稚内駅を結ぶ JR北海道の地方交通線。全長は 259.4km で、地方交通線としては日本最長。1922年、当初は音威子府駅以北を浜頓別駅経由のルートで開通した。1926年、現在の宗谷本線の浜頓別駅経由のルートが開通した(天塩線)。1930年、天塩線は宗谷本線に編入され、浜頓別駅経由のルートは北見線(後の天北線)として分離された。
 2000年3月11日に旭川-名寄間の高速化改良工事が完成し、定期特急列車の運転が開始された。高速化工事により,、北海道高速鉄道開発が地上施設と車両(高速化時に投入したキハ261系)を保有する。この一方で、1995年までに天北線・深名線など接続する支線は全て廃線となった。
 JR北海道が 2016年11月18日に公表した、単独での維持を困難とする10路線13区間の中に名寄-稚内間が含まれている。輸送密度200人以上2,000人未満の線区に分類され、『自社単独では老朽土木構造物の更新を含め「安全な鉄道サービス」を持続的に維持するための費用を確保できない線区』としている。2015年度の輸送密度は、403人となっている。一方、高速化工事により北海道高速鉄道開発が施設を保有する旭川-名寄間については、「北海道高速鉄道開発株式会社関連線区」として当面維持する一方で、単独では持続的な維持ができないとして、「北海道高速鉄道開発との関連で検討」とされている。
営業距離  旭川-名寄 76.2㎞
 名寄-稚内 183.2㎞
電化・非電化  旭川-北旭川 直流電化
 北旭川-稚内 非電化
2015年度輸送密度  旭川-名寄 1,571人
 名寄-稚内 403人
単線・複線  旭川-北旭川 複線
 北旭川-稚内 単線

2023.6.8 作成


 「北海道 & 東日本パス」を利用して、JR北海道の未乗車区間に乗車する四泊五日の旅に出かけた。JR北海道の未乗車区間は、室蘭本線(東室蘭-室蘭)、同(追分-岩見沢)、日高本線(苫小牧-鵡川)、根室本線(滝川-富良野)、同(東鹿越-新得)、宗谷本線(北永山-稚内)だ。このうち東鹿越-新得間は災害により運休中なので乗車はできない(2024年4月1日の廃止が決まった)。
 JR東日本管内では、未乗車の大船渡線と釜石線に乗車して、昨年の東北旅行の時には休館中だった陸前高田の東日本大震災津波伝承館に立ち寄った。そして、北海道に渡るのには、八戸-苫小牧間のシルバーフェリーの夜行便を利用した。
 札幌市内に宿泊した旅行四日目に、札幌から特急「宗谷」に乗車して稚内に向かい、折り返し特急「サロベツ」4号に乗車して旭川まで戻った。そして、旭川市内に宿泊した。今回の旅行の計画を立てる段階で、宗谷本線に乗車する行程で非常に苦労した。非常に長い路線で運行本数も少ないので、普通列車で往復するのは難しいと考えた。下り、上りともに1日2本(乗り換えが必要)の普通列車が設定されているが、日帰りの往復は不可能だ。また、稚内着 19:49 や稚内発 5:21 は避けたいので、乗るべき普通列車は決まってしまう。
 一番現実的だと考えたのは旭川 6:03発の普通列車に乗車して2回乗り換え、稚内に到着は 12:07。折り返しは稚内 13:01発の特急「サロベツ」4号に乗車する行程だ。「北海道 & 東日本パス」では特急に乗車出来ないので、稚内から旭川までの特急券と乗車券が必要になる。自由席を利用した正規料金は 8,360円もするが、えきねっとトクだ値50が設定されていて 4,440円で乗車することができる。
 しかし、このプランは取りやめ、楽をして往復特急を利用することにした。旅行五日目でだいぶ疲れているので、ここは無理をしない方がいいと考えた。「北海道 & 東日本パス」には「北海道線特急オプション券」というものがあり、1日 6,110円で JR北海道の特急自由席と、北海道新幹線に立席特急券(空いている席に座れることができる)として乗車出来る。往復を利用すれば決して高くない値段だ。しかし、自由席に限られるので始発から乗車したい。朝の下りは札幌発の「宗谷」なので、前日は札幌に宿泊した。

 JR北海道 / 札幌駅(石狩振興局/札幌市) / 7:30 発車

 早めに札幌駅に向かう予定が出発に手間取り、ホームに到着したのは「宗谷」発車の15分前の 7:15 だった。列車は入線していなかったが、すでに2つの自由席の乗車口にはどちらにも10人ほどの列ができていた。座ることは出来るだろうが、進行方向左手の窓側を確保できるかは微妙だ。「宗谷」は 261系四両編成で、前三両が指定席(先頭車半室はグリーン車)で、後一両だけが自由席だ。
 「宗谷」は 7:20頃に回送で苗穂方面から入線してきた。ドアが開いて順番に乗り込むが、なんとか左手窓側に座ることが出来た。待機列の乗客が乗り込んだ段階で座席は半分くらいが埋まったが、発車までにほぼ全ての座席が埋まった。

 特急「宗谷」 51D 札幌(7:30)発、稚内(12:40)行き
 
JR北海道キハ261系気動車0番台 / SE-203編成(2両) + SE-104編成(2両)(JR北海道/苗穂運転所)

 宗谷本線には学生時代の北海道旅行の時、急行「利尻」(夜行)で札幌-稚内間を往復したことがある。往復ともに狭い 10系寝台の中だったので、大昔のこともあってその時の記憶は全くない。その後乗車した記憶は無く、2014年の北海道旅行の時に石北線からの特急「オホーツク」に乗車して新旭川-旭川間を乗車した。そして、2018年に宗谷ラッセル撮影のため、新旭川から北永山まで乗車した。そのため、今回初乗車となるのは北永山-稚内間となる。
 札幌をほぼ満席で発車したが、旭川までの各駅で下車する乗客が多い。乗車する人もいるが、下車する人の方がずっと多かった。美唄で空席ができた時に隣の人が他の席に移ったので、隣の席は空席になった。旭川では半数くらいの乗客が下車したが、乗車した人も多かった。座席は4割くらいが埋まっている感じだ。この列車は稚内行きだが、札幌-旭川間での利用が多い。平日なので、通勤やビジネス客が多いのだろう。

 旭川駅(上川総合振興局/旭川市) / 8:58~9:00

 高架の稚内を発車した列車は旭川四条をすぎると地上に降り、新旭川をすぎると右手に石北本線を分ける。永山で赤信号で対向列車と交換すると、市街地を離れ沿線には田園風景が広がってくる。

 永山駅(上川総合振興局/旭川市) / 運転停車

 小さな待合室と短いホームしかない北永山からが初乗車区間となる。その先は山にはいっていき、塩狩峠の頂上付近に塩狩駅がある。三浦綾子の小説「塩狩峠」に関連した場所で、近くには記念館などがある。
 山を抜けると田園地帯に戻り、和寒、士別と停車して、宗谷本線の途中駅としては一番大きな名寄に到着する。旭川から名寄までは高速化工事が行われた区間で、運転本数も多い。かつては名寄本線と深名線が分岐していたが、どちらもだいぶ前に廃止されてしまった。何人かの乗客が下車したが、乗車した人もいたようだ。

 和寒駅(上川総合振興局/上川郡和寒町) / 9:28~29

 士別駅(上川総合振興局/士別市) / 9:40

 名寄駅(上川総合振興局/士別市) / 9:54~56

 名寄の市街地を抜けると天塩川沿いに走るようになるが、木々が邪魔になって川がよく見える場所は少ない。次の停車駅の美深には、特急「宗谷」「サロベツ」含む全列車が停車する。かつては廃線となった美幸線が分岐していた。
 「美深町交通ターミナル」と称する二階建ての立派な駅舎があり、売店や観光案内所などが入居している。また、二階には「美幸線資料室」があり、美幸線の現役時代の写真などの資料が展示されているらしい。

 美深駅(上川総合振興局/中川郡美深町) / 10:15~16

 その次の停車駅は、かつて天北線が分岐していた音威子府だ。宗谷本線の中では主要駅となるが、音威子府駅のある音威子府村は JR の特急停車駅の中では最も人口の少ない自治体だそうだ。「音威子府そば」という駅そばが有名だったが、店主が亡くなったため 2021年2月に閉店となってしまった(新型コロナウイルスの影響で 2020年2月から休業中だった)。

 音威子府駅(上川総合振興局/中川郡音威子府村) / 10:41

 宗谷本線は士別から幌延にかけて天塩川に沿うようにして線路が引かれているが、特に音威子府-天塩中川間は天塩川に近いところを走ってている区間が多い。しかし、天塩川との間にある木々が視界を遮っていて、川面を眺められるところは限られてしまう。

 車窓 / 天塩川(筬島→佐久)

 佐久駅(上川総合振興局/中川郡中川町) / 通過

 次の停車駅は天塩中川で、ここでは2人の乗客が降りたようだ。この駅の1日の平均乗降人数は 2017-2021年平均の数値が7人で、名寄-稚内間の特急停車駅としては最低のようだ。ここの駅舎は 1953年に落成し、2014年に中川町が JR北海道から譲り受けた上で改修工事を実施し、落成当初の雰囲気を再現しているとのこと。改修工費は 5070万円掛かったということで、町の力の入れようがわかる。

 天塩中川駅(上川総合振興局/中川郡中川町) / 11:13

 車窓 / 天塩川(糠南→雄信内)

 天塩中川から3つ目の雄信内は通過駅だが、古くて立派な駅舎が目にとまった。1953年に改築(建築)された木造駅舎が修復を加えながら継続使用されているようで、良い意味でぼろぼろで大切に使われているのがわかる風情のある駅舎だ。2019年に JR北海道から廃止か自治体負担で維持管理するかの判断を求められたが、2020年に幌延町は当駅を「宗谷本線の歴史を伝える国鉄型木造駅舎の希少性について考究が必要なこと」を理由に「自治体維持管理を要望する駅」の1つに加え、翌 2021年4月より幌延町による維持管理に移行された。

 雄信内駅(宗谷総合振興局/天塩郡幌延町) / 通過

 次の停車駅は幌延で、ここでは数人の乗客が下車したようだ。1番線にはキハ54形が停車していて、稚内発名寄行き普通 4326D だ。旭川から約200㎞走ってきたが、上り列車と交換したのは永山以来だ。このことでも運行本数が非常に少ないのがわかる。

 幌延駅(宗谷総合振興局/天塩郡幌延町) / 11:45~46

 その次の停車駅は豊富で、ここでは10数人の乗客が下車した。サロベツ原野に一番近い駅だが、サロベツ原野自体が見えるわけではない。近くに豊富温泉もあり、一応観光地の入口の駅ということだろう。

 豊富駅(宗谷総合振興局/天塩郡豊富町) / 11:59~12:00

 豊富を出発すると沿線には牧場が広がり、初めて利尻岳の姿が見える。靄っていて山頂には雲がかかっているが、利尻岳を見ると北の果てにやって来たのだと実感する。利尻岳に登ったのは19年前で、稚内を訪れるのはその時以来だ。その時は札幌から稚内への移動は車で、稚内から札幌までの帰りは夜行バスだったので、宗谷本線は利用していない。

 車窓 / 利尻岳(豊富→兜沼)

 南稚内のひとつ手前の抜海は通過駅だが、古い駅舎の周辺で数人のマニアが写真撮影をしていた。先ほど通過した雄信内と同じように、2019年にJR北海道から廃止か自治体負担で維持管理するかの判断を求められた駅だ。
 稚内市としては廃止の方向のようだったが、地元(抜海地区)の反対が大きく、2021年4月から交渉の時間を持つために暫定的に1年間稚内市による維持管理に移行した。しかし、この1年間でも話はまとまらなかったが、今年6月に稚内市が市費での駅の維持を本年度でやめることを決定したそうだ。地区の人達等は駅の存続のためにいろいろ活動をしているようだが、こうした結論になってしまったということだ。

 抜海駅(宗谷総合振興局/稚内市) / 通過

 抜海を通過して5分ほど走ると、宗谷本線随一の絶景ポイントが訪れる。海岸線を見下ろす高台を走行するが、あっという間なのでうっかりすると見逃してしまう。ここビューポイントは有名なので待ち構えていたが、車窓左手正面(稚内方面)に気をとられていたので、利尻岳(利尻島)と礼文島を見る時間が無かった。利尻岳は復路でしっかり見ることにした。

 車窓 / 稚内方面(抜海→南稚内)

 山の中を降りていくと突然市街地が現れ、南稚内に到着する。ここでは数名の乗客が下車したようだ。1989年に廃止になった天北線との接続駅だったが、天北線の方が先に開通していて、当時はそちらが宗谷線だった。ただし、当時の稚内駅は南稚内駅の約1㎞北にあり、現在地の南稚内はなかった。宗谷線が延伸して新しい稚内駅が北約 1.5 ㎞にできたときに南稚内駅に改称して、その後約1㎞南側に移転した。

 南稚内駅(宗谷総合振興局/稚内市) / 12:35~36

 約4分で終点の稚内に到着。定刻の 12:40 着で、札幌からの所要時間は5時間10分だった。観光地の終着駅らしく、ホームは観光客などで賑わっている。いろいろ看板や標識などがあり、多くの人が写真撮影をしている。稚内での折り返し時間は21分しかないので、急いで改札を出て駅舎等の撮影をした。そして、駅のコンビニで食料を調達した。
 稚内を訪れるのは 2003年6月の利尻岳、礼文岳登山以来となるが、駅舎は新しくなり駅周辺も整備されて当時の面影は全くない。その時は鉄道を利用しないで、駅前にあったバスターミナルを何度か利用し、夜は待合室で札幌行き夜行バスを待った。現在のバスターミナルは、駅舎が入っている複合施設の中に一体化された。
 駅舎は「キタカラ(KITAcolor)」という名称の複合施設で、稚内駅、稚内駅前バスターミナルと「道の駅わっかない」を併設している。さらに、売店や飲食店、コンビニ、観光協会、地域交流センター、映画館、グループホーム、高齢者住宅が入居している。2011年に建設されたまだ新しい施設だ。

 JR北海道 / 稚内駅(宗谷総合振興局/稚内市)/ 12:40 到着 (折り返し) 13:01 発車

 13:01発、旭川行き特急「サロベツ」4号は、乗車してきた特急「宗谷」の折り返しだ。ホームに戻ったときには既に乗車開始の後だったが、行きと同じく進行方向右側の窓側に座ることが出来た。午後の列車だと太陽がまぶしいが、先ほど見逃した利尻岳を見るためにこちら側を選んだ。稚内からの自由席の乗客は21人だった。

 特急「サロベツ」4号 6064D 稚内(13:01)発、旭川(16:49)行き
 
JR北海道キハ261系気動車0番台 / SE-104編成(2両) + SE-203編成(2両)(JR北海道/苗穂運転所)

 南稚内を発車して6分ほどで先ほどの絶景ポイントに到着した。今回は車内アナウンスもあり、利尻岳をはっきりと見ることができた。利尻島の右手に礼文島を探したが、確認することができなかった。靄っていて雲がかかっているが、これだけ見れれば満足だ。

 車窓 / 利尻岳(南稚内→抜海)

 途中駅での乗車も多く、美深で座席の約7割が埋まり、名寄でほぼ満席となった。美深で下り普通 4327D と交換したが、その前にすれ違ったはずの「サロベツ1号」を見かけた記憶が無い。多分うとうとしていたのだろう。

 抜海駅(宗谷総合振興局/稚内市) / 通過

 兜沼駅(宗谷総合振興局/天塩郡豊富町) / 通過

 豊富駅(宗谷総合振興局/天塩郡豊富町) / 13:42

 幌延駅(宗谷総合振興局/天塩郡幌延町) / 13:56~57

 天塩中川駅(上川総合振興局/中川郡中川町) / 14:30

 車窓 / 天塩川(筬島→音威子府)

 音威子府駅(上川総合振興局/中川郡音威子府村) / 15:02~03

 美深駅(上川総合振興局/中川郡美深町) / 15:28~29

 名寄駅(上川総合振興局/士別市) / 15:48~50

 士別駅(上川総合振興局/士別市) / 16:06

 和寒駅(上川総合振興局/上川郡和寒町) / 16:19~20

 旭川には定刻に到着した。一番やっかいな宗谷本線には完乗した。「サロベツ4号」の乗客の多くは、向かいに停車している「ライラック36号」に乗り換えた。「ライラック36号」は789系六両編成で自由席が三両あるので、全ての乗客が乗り換えた後でも自由席には十分空席があった。
 JR北海道の車両運用の都合で、札幌-稚内間3往復運行の「宗谷」のうち2往復の運行を旭川で分断した運用なので、自由席利用の場合座れないリスクがある。特に下り列車の場合その後がなくて乗車する列車の自由席が1両しかないので、1本手前の列車(特急)で旭川に向かうことも考えなければならない。今回の旅行でも、新青森に宿泊して、始発の北海道新幹線、北斗、ライラックを乗り継いで、旭川から「サロベツ1号」に乗車することも考えたが、座れないリスクを考えてやめにした。時間的にぎりぎりなので、1本手前のライラックに乗車することができなかった。

 JR北海道 / 旭川駅(上川総合振興局/旭川市) / 16:49 到着

 宗谷本線は、広大な牧場と原野、雄大な天塩川の流れが車窓を彩る北海道らしい路線だった。特急列車で一気に往復したが、普通列車で窓を開けてのんびりと旅をするのが似合う路線だ。しかし、距離が長い上に運行本数が少ないので、乗り通すのには体力と根性が必要だ。
 名寄-稚内間については、JR北海道により『自社単独では老朽土木構造物の更新を含め「安全な鉄道サービス」を持続的に維持するための費用を確保できない線区』とされていている。宗谷本線の沿線と周辺26市町村などでつくる「宗谷本線活性化推進協議会」と対話が始まっているが、既に乗降客の少ない駅の廃止は始まっている。
 北海道による総合交通政策検討会議が 2018年2月10日に発表した『北海道の将来を見据えた鉄道網(維持困難線区)のあり方について』では、「交通政策を推進する上での基本的な考え方」として、本区間は「ロシア極東地域と本道との交流拡大の可能性も見据え、国土を形成し、本道の骨格を構成する幹線交通ネットワーク として、負担等に係るこれまでの地域での協議を踏まえ、維持に向けてさらに検討を進めるべきである」としている。





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