大人の休日倶楽部パス・北東北鉄道旅行
2017.9.4〜6

その1/2
男鹿線撮影、男鹿線乗車
2017.9.4〜5



ルート 9/4 (月) (曇のち晴)
  唐木田〜二重橋前/東京〜秋田−(男鹿〜秋田)
9/5 (火) (晴)
  (秋田〜男鹿)−船越〜男鹿〜秋田〜盛岡〜八戸−(八戸)
宿 泊  ルートイングランディア秋田 (秋田市 / 9/4)
 ホテルメッツ八戸 (八戸市 / 9/5)


9/4 (月) 曇のち晴

 大人の休日倶楽部パスを使って秋田、青森へ出かけた。このところ、大人の休日倶楽部パスを使っては北海道ばかりでかけていたので、東北は二年ぶりとなる。今回の一番の目的は、男鹿線を走るキハ40 の撮影および乗車だ。男鹿線は今春のダイヤ改正で EV-E801 が一編成導入され、近い将来すべてのキハ40 が更新されることが予想される。第二の目的は、八戸線のキハ40 の撮影だ。八戸線は 新造されるキハE130 を導入することが7月に発表され、その第一編成が落成して新潟で試運転中ということだ。そしてもう一つ、未乗車の津軽線に乗車する。こちらもキハ40 だが、今回は撮影の時間はない。

 東京駅

 東京駅まではいつもどおり小田急多摩線からの千代田線直通急行を利用する。二重橋前駅から東京駅までそれなりの距離を歩くが、地下道がつながっているので東京駅に行くのはこのルートがベストだ。丸ノ内線の東京駅までは人はまばらだが、そこから先は朝の通勤ラッシュのまっただ中となる。
 乗車するのは「こまち7号」で、いつも北海道へ向かう「はやぶさ5号」の20分後に発車する。盛岡までは、新函館北斗行きの「はやぶさ7号」を後ろに併結する。秋田新幹線の盛岡−秋田間に乗車するのは初めてだが、E6系「こまち」には盛岡までは乗車したことがある。

 東北・秋田新幹線 「こまち」 7号 東京 8:40 → 秋田 12:30

 「こまち」 7号 3007M、東京発、秋田行き

 JR東日本新幹線E6系電車
 Z-11編成 (7両/秋田車両センター)
 盛岡まで、「はやぶさ」7号に併結

 私の乗った車両は東京を7割程度の乗車率で出発し、上野、大宮でほぼ空席が埋まった。東京駅の空席情報によると、「こまち7号」「はやぶさ7号」とも普通席は満席となっていた。E6系の座席は E5系とほぼ同じ快適さがあるが、若干シーピッチが狭いようだ。

 本降りの雨が降り出した東京を出発したが、一眠りして目を覚ますと仙台手前で、もう青空が広がっていた。仙台で半数近くの乗客の降りていったが、ほぼ同じくらいの乗車があり空席はそんなにない状態だ。盛岡でも乗降があったが、空席はほとんどない。
 秋田新幹線(田沢湖線)に入ったところで、東京駅で購入した弁当を食べる。駅弁屋で購入したが、厳密には駅弁とはいえない崎陽軒の中華弁当だ。初めて食べるので期待していたが、個人的にはあまり合わない感じで、崎陽軒ならシュウマイ弁当が間違いなく一番美味しいと思う。

崎陽軒 / 中華弁当 (東京駅)

 盛岡−大曲間は正式には田沢湖線で、標準軌に改軌されてはいるが特に高速化は行われていないので、在来線そのものだ。全区間単線で対向列車待ちがあり、県境区間で高速運転ができないので、ローカル線そのものといった感じだ。
 大曲から奥羽本線に入るが、驚いたことにここで進行方向が変わる。配線の関係で仕方がないのだろうが、新幹線で方向転換が行われるとは思ってもみなかった。秋田まで30分ほどあるので座席の方向転換が行われるのかと待ってみたが、誰も座席を動かそうとはしなかった。座席の方向転換ができる旨車内アナウンスがあったが、動かすようには勧めていなかったので、動かさないのがここのスタンダードのようだ。「特急オホーツク」の遠軽での方向転換の時は、車掌が回ってすべての座席の方向を変えていた。また、「特急ソニック」の小倉での方向転換の時は、乗客が勝手知ったる様子で座席の方向を変えていた。
 大曲−秋田間は従来の複線区間だったが、標準軌改軌後は、山側が新幹線の標準軌で海側が狭軌で、単線が並んでいる形となっている。狭軌側の一部区間が三線軌道となっていて、新幹線が停車しないで離合できるようになっている。

 秋田駅 / 奥羽本線、羽越本線 (秋田県秋田市)

 定刻に秋田駅に到着した。秋田新幹線開業に合わせて新築された橋上駅舎で、その後も駅、駅周辺の整備が進み、非常に立派な駅となっている。秋田駅に下車するのは初めてで、秋田県内に降り立ったのは鳥海山登山の時の鉾立登山口以来二度目だと思う。
 トヨタレンタカーの営業所は駅前ではなく、数分歩いたところにある。たいした距離ではないが、悪天候の時にはつらい距離だ。これだけ大規模な都市の中心駅となると、駅のすぐ目の前にレンタカーの営業所というのは無理なのだろう。返却地に男鹿市内を考えていたので、トヨタレンタカーという選択肢しかなかった。秋田駅返却なら駅レンタカーの「大人の休日倶楽部パス」利用の特別料金で借りられたが、男鹿線乗車を考えると男鹿市内で返却の方がその後の行程に無理がない。

 トヨタレンタカー 秋田駅前店 (9/4、12:30 〜 9/5、10:30、男鹿店返却)

 P1クラス
 トヨタ ヴィッツ 1300cc (2017年6月登録)


 車は最新型のヴィッツで、今年6月登録でオドメーターは 3,419q という本当の新車だった。4WD なので 1.3g で、たぶんグレードは一番下のFだと思う。走り出しての感想は、乗り心地は意外と良く、マイナーチェンジ前のモデルと比べボディーがしっかりしたように感じる。

 1.3g エンジンはそこそこ力があり低回転では静かだが、高回転まで回すとかなりうるさい。しかし、こうして乗り比べてみると、先日借りた軽(ワゴンR)とは別物だということがわかる。
 最初の撮影場所には1時間ほどで到着した。秋田市内が混雑したので時間に余裕がなくなるかと心配したが、郊外に出ると道は順調で、結局ほぼ予定通りの時間に現地に到着した。

 男鹿線撮影 (脇本−羽立、岩倉踏切)
上り、下りとも撮影できるが、この時間は下り列車に対して順光となっている

 この撮影場所は脇本駅からそんなに遠くない踏切だ。空は基本的に晴れていたが、ちょうどこのあたりは大きな雲に覆われていて残念だ。また、夏場なので雑草が生い茂り構図が制約されてしまう。EV-E801 で運行される下り 1133M の撮影に訪れたが、上りも撮影できるのでキハ40、二両の 1134D を正面から撮影した。後ろの看板が邪魔だが、曇り空の下それなりに撮影できた。そして、脇本駅で交換した 1133M。初めて EV-E801 の実物を見たが、そのスタイルについては斬新すぎてなんと言っていいのかわからない。現在は一編成しかないが、数年のうちにはキハ40 を淘汰してしまうのだろう。

普通 1134D 男鹿発、秋田行き
キハ40,48形気動車/48-522+40-570(秋田車両センター)
普通 1133M 秋田発、男鹿行き
EV-E801系電車 / G-1編成(2両/秋田車両センター)

 次の撮影場所は羽立駅からすぐ近いので、駅前広場に車を止めさせてもらう。羽立駅は無人駅で、列車のない時間は人気がない。しかし、駅前広場に接するタクシー会社の車が時折出入りしている。

 男鹿線撮影 (羽立−脇本、羽立駅近く)
羽立駅前に駐車させてもらう 田んぼと線路に挟まれた農作業道路から撮影

 撮影場所は羽立駅から歩いて数分で、田んぼに囲まれた線路沿いの農作業道路上だ。この場所も下草が生い茂り邪魔だが、個人的には許容できる範囲だ。先ほど撮影した EV-E801 の折り返しを後追いで撮影し、最終的に構図を決める。1135D はキハ40、三両編成で、きれいな太陽を浴びて撮影することができた。背景の空が黒い雲に覆われていたのが残念だが、十分期待通りの写真を撮影することができた。ここまでやってきてよかったと本当に思うひとときだ。

普通 1136M、男鹿発、秋田行き / 後追い
EV-E801系電車 / G-1編成(2両/秋田車両センター)
普通 1135D、秋田発、男鹿行き
キハ40,48形気動車 / 48-1507+48-517+40-569

 本日最後の撮影場所は、船越水道を渡る鉄橋を通過するキハ40 を撮影するポイントだ。この水路は、八郎潟(八郎潟調整池)からを日本海に流出する唯一の河川だそうだ。明朝撮影予定の有名撮影場所の対岸にあたるり、夏場の夕方はきれいに夕日が当たるポイントのようだ。

 男鹿線撮影 (船越−天王、鉄橋船越寄り)
土手からの撮影になるが、車道から一段上がった場所なので安全に撮影できる

 キハ40、三両編成の下り 1138D で構図を確認して、キハ40、五両編成の 1137D を待つ。太陽の傾きが心配だったが、ぎらぎらした夕日を浴びて走るキハ40 を撮影することができた。実際に見てみると、五両編成は迫力がある。本日の撮影はこれで終了。秋田市内の宿に向かう。

普通 1138D、男鹿発、秋田行き / 後追い
キハ40,48形気動車 / 40-569 + 48-517 + 48-1507
普通 1137D、秋田発、男鹿行き
キハ40,48形気動車 / 48-1539+48-508+40-541
+48-537+40-2019 (5両/秋田車両センター)

 今日宿泊するホテルは秋田駅から少し離れているので、夕食は秋田県庁近くのファミリーレストランで済ませた。このホテルは少し変わっていて、日帰り温泉施設を併設している。併設といっても玄関、ロビー、フロントが共通なので、ホテル内も靴を下駄箱に預けて歩くことになる。ホテル内を裸足で歩き回るのは初めての経験だ。
 ツインの部屋を案内されたが、室内スペースに余裕があり快適だった。宿泊者は無料で利用できるので、もちろん隣の温泉施設を利用した。天然温泉かどうかはわからないが、部屋のユニットバスより何倍も快適なのは間違いない。平日なので空いていたのもよかった。
 本日は午後、男鹿線のキハ40 を撮影した。最初の撮影場所では思うようにならなかったが、それ以外は順調で期待通りの写真を撮ることができた。残り少ない国鉄車両の一つであるキハ40 だが、走っている姿を見るとほっとする。利用する方から見れば新しい EV-E801 の方がいいのは決まっているが、趣味的に見ると EV-E801 はなんともいえないデザインの車両だ。


9/5 (火) 

 旅行二日目の午前中は、昨日に引き続き男鹿線のキハ40を撮影する。最初の撮影場所は、船越水道を渡る鉄橋を通過するキハ40 を撮影するポイントで、昨日最後に撮影した場所の対岸となる。キハ40、五両編成の 1122D を早朝に順光で撮影できる有名ポイントだ。
 秋田市内からは昨日戻った道を戻ることになり、この区間は一往復半走ることになった。秋田港近くにもホテルがあり、この方が移動する距離が少なくてすむが、いろいろ考えて温泉付きのホテルを選んだ。
 現地には、千葉ナンバーの車で来た撮影者が一名すでにスタンバイしていた。昨日と同じような構図になってしまうので、少しサイド寄りから撮影することにした。素晴らしい青空が広がり、申し分のないコンディションだ。キハ40、四両編成の 1121D で構図を確認して、本命の 1122D を待つ。秋田からの初発となる 1121D でやってきたと思われる撮影者が二名加わり、合計四名の撮影者で 1122D を待つ。

 男鹿線撮影 (天王−船越、鉄橋天王寄り)
昨日同様土手からの撮影になるが、車道からなので自動車に注意が必要だ

 1122D の通過時間が近づいてくると、海の方から厚い霧がゆっくりと迫ってきた。かなり厚い霧の塊で、これがやってきたらひとたまりもない。やきもきしながら待っていると、ぎりぎりのところで 1122D がやってきた。写真で見る限りは素晴らしいコンディションで、この撮影が大本命だったので、無事撮影できて本当によかった。この時点で霧は右手 100メートル位まで迫っていて、数分後には一面霧が立ちこめ視界がほとんどなくなってしまった。本当に間一髪だった。

普通 1121D、秋田発、男鹿行き / 後追い
キハ40,48形気動車 / 48-1507+48-517
+40-543+40-2088 (4両/秋田車両センター)
普通 1122D、男鹿発、秋田行き
キハ40,48形気動車 / 40-2019+48-537+40-541
+48-508+48-1539 (5両/秋田車両センター)

 次の撮影場所は、二田駅方面に戻って、男鹿線をまたぐオーバーパス上からだ。どこに車を止めようか考えたが、近くに体育館があり駐車場が開いていたので、隅の方に止めさせてもらった。撮影場所には広い歩道があるので安全に撮影できるが、フェンスや障害物があるのでベストポジションは限られてしまう。先ほどの撮影場所からこちらに移動する人がいるのかなと思っていたが、結局誰も来なかった。空は雲一つない素晴らしい晴天が広がり、絶好の撮影日和となっている。船越水道の霧の方も去ってしまったようだ。

 男鹿線撮影 (二田−天王)
歩道があるので安全に撮影できるが、障害物があり構図は制約される

 まずは、キハ40、四両編成の 1124D を撮影。二田駅で交換した 1123D を後追いで撮影して、その後一時間空くので一度この場所を撤収した。撮影場所のすぐ近くに車を止める場所を見つけたので、車を移動して再び撮影ポイントに戻った。キハ40、四両編成の 1126D を撮影してここでの撮影を終える。男鹿線の日中の運行はキハ40、二両編成と EV-E801 が中心となるので、長編成のキハ40 を撮影することができるのは朝夕の通勤通学時間帯だけだ。

普通 1124D、男鹿発、秋田行き
キハ40,キハ48形気動車 / 40-2088+40-543
+48-517+48-1507 (4両/秋田車両センター)
普通 1126D、男鹿発、秋田行き
キハ40,48形気動車 / 48-522+40-570
+48-507+48-1502 (4両/秋田車両センター)

 次の撮影場所は男鹿駅方面に向かい、脇本駅を通り過ぎ、昨日撮影した踏切をさらに通り過ぎて少し走ったところだ。男鹿線はほとんど海から離れたところを走っているが、このあたりは山の中の雰囲気がある場所だ。
 ある程度は交通量のある道路上からの撮影で、路肩がほとんどないので、一部ガードレールがある狭い外に位置を決める。
 ここでは、キハ40、二両編成の 1128D を撮影した。もう少し引いた方が山里の雰囲気が出るが、何かと邪魔のものも映り込んでしまうのでこの構図に決めた。雑草に少しかかってしまったが、二両編成を撮影するには悪くない場所だ。この後の下り列車は1時間半から2時間間隔となってしまうので、キハ40 の撮影はここで終了とする。

 男鹿線撮影 (羽立−脇本、脇本寄り)
道路上からの撮影となり、足場は狭い 普通 1128D、男鹿発、秋田行き
キハ40形気動車 / 40-2089+40-536(2両)

 この後 30分ほどで EV-E801 による下り 1127M がやってくるのでこれを最後に撮影する。計画では羽立駅近くで撮影しようと考えていたが、昨日ロケハンしたとき雑草でとても撮影できそうもなかったので、いろいろ調べて羽立−男鹿間の撮影場所で撮影した。
 道路から線路際に降りられる場所があり、そこで 1127M を撮影した。素晴らしい青空が広がり、面に日は回っていないが、無事男鹿線最後の撮影を済ませた。

 男鹿線撮影 (羽立−男鹿)
住宅地の中の撮影地 普通 1127M、秋田発、男鹿行き
EV-E801系電車 / G-1編成(2両/秋田車両センター)

 国道101号線にでて船越方面に戻り、途中で給油を済ませてレンタカーを返却する。今回の走行距離は134qで、車載機器による燃費は 14.7q、満タン法の計算で 12.8qだった。走行距離が短く、給油について差があるので参考値としかいえないが、それにしても燃費が悪い。エアコン全開とはいえ、渋滞や無駄なアイドリングはなかった。アイドリングストップ機能がついていないとはいえ、今回の区間ではそんなに燃費に影響があると思えない。4WD とはいえ最新型の 1.3gだ。どうも納得のいかない燃費だった。
 トヨタレンタカー男鹿店は男鹿線最寄り駅の船越駅まで二キロ以上離れているので、返却後は駅まで送ってもらった。こんな不便な場所にレンタカーの営業所があるのはどうしてかと駅までの車の中で訪ねたら、自分の車で乗り付ける事業用車の貸し出しが主体で、夏場の観光客の利用もそんなに多くないそうだ。
 男鹿行きの列車まで50分以上あったので駅近くに食事のできる場所はないか歩いてみたが、駅前のお店はまだこの時間は営業していなかった。コンビニのある国道まで結構距離がありそうだったので、ここでの食事はあきらめた。


 船越駅 / 男鹿線 (秋田県男鹿市)

 10:41発の秋田行き上り 1130M の時間が近づくにつれ乗客が集まってきたが、ほとんどの乗客はその列車に乗車した。この列車は先ほど撮影した EV-E801 が男鹿で折り返してきたものだ。残った数人の乗客が 10:57発の男鹿行きに乗車するのだが、いずれも旅行者のようだった。

 男鹿線 普通 1229D 船越 10:57 → 男鹿 11:13

 男鹿線 普通 1229D、秋田発、男鹿行き

 国鉄キハ40形気動車500,2000番台
 40-536+40-2089 (2両/秋田車両センター)

 1229D は、キハ40形二両編成で、40-536+40-2089 の組み合わせだった。ワンマン対応のため 500番台のデッキも撤去されているので、厳冬期は使いにくいのではないかと心配になる。乗車したロングシートの536号機は三、四割程度の乗車率で、乗客の多くが観光客のように見受けられた。

 男鹿駅までの乗車時間は16分。ほとんどの乗客が終点まで乗車し、駅で記念写真を撮りながら改札を出ていった。次の上り列車はこの折り返しとなるが、それませまだ1時間あるのに待合室にはぱらぱらそれを待つ乗客の姿が見られた。

 男鹿駅 / 男鹿線 (秋田県男鹿市)

 男鹿駅でこの折り返しに乗車するが、それまでちょうど一時間ある。船越駅で食事し損なったので、ここでどうしても食べておかなければならない。ネットで調べてもここぞという店がなかったので、10分ほど歩いたところにある男鹿みなと市民病院の食堂で食べることにした。安全なところでカツカレーを注文したが、これはなかなか美味しかった。

男鹿みなと市民病院 カツカレー

 駅に戻ると、そんなに広くない待合室は 1232D を待つ乗客でいっぱいだ。秋田行きの上り列車は約時間ぶりとなるので、乗客がある程度集中するのは仕方ない。今か今かと待っていると 12:03 過ぎに改札が始まった。

 男鹿線 普通 1232D 男鹿 12:16 → 秋田 13:13

 男鹿線 普通 1232D、男鹿発、秋田行き

 国鉄キハ40形気動車500,2000番台
 40-2089+40-536 (2両/秋田車両センター)

 今度は、2089号機のボックスシートに乗車した。もっといっぱいになるかと思ったが、始発の時点ではボックスシートを独占することができた。

 男鹿線は海岸線から少し内陸を走っているので、車窓から海を見ることができない。ほとんどが田園地帯の中を走っている。
 途中からぱらぱら乗車があり、秋田に到着する頃には6,7割の乗車率となった。日中の運行は二両編成でちょうどいいようだ。

 秋田駅 / 奥羽本線、羽越本線 (秋田県秋田市)

 こまち24号は駅の案内表示によると、普通席は盛岡までは空席があるが、仙台から先は満席となっていた。実際に乗り込むと、乗車した車両はほとんど席が埋まっていた。

 秋田新幹線 「こまち」 24号 秋田 14:14 → 盛岡 15:48

 「こまち」 24号 3024M、秋田発、東京行き

 JR東日本新幹線E6系電車
 Z-20編成 (7両/秋田車両センター)

 秋田−盛岡間は予想以上に利用客があるので、できるだけ指定席を確保した方がいいようだ。(大人の休日倶楽部パスでこの区間は、特定特急券と同様に指定席券なしで乗車できる)

 盛岡駅の改札をくぐるのは約27年ぶりだ。その頃はスキーにはまっていて、安比高原スキー場でスキーの帰りに盛岡から東北新幹線を何度か利用した(行きは夜行ツアーバス)。当時の東北新幹線の開業区間は、上野−盛岡間だった。

 盛岡駅 / 東北本線、田沢湖線、山田線、東北新幹線、いわて銀河鉄道線 (岩手県盛岡市)

 今晩は早くホテルにチェックインして早く寝たかったので、弁当でも購入して済まそうと考えていた。八戸駅ではたいしたものが買えないと思い、盛岡駅ビルの食品コーナーで探してみた。海産物販売店(鮮魚店)に美味しそうなお寿司があったので、それに決めた。保冷剤も入れてもらったので助かった。

 東北新幹線 「はやぶさ」 23号 盛岡 16:37 → 八戸 17:04

 「はやぶさ」 23号 3023B、東京発、新函館北斗行き

 JR東日本新幹線E5系電車
 U-8編成 (10両/新幹線総合車両センター)

 はやぶさ23号で八戸は一区間で30分弱の乗車時間だが、今回は六回の指定席発行回数に余裕があったので、指定席を確保した。結局車内はがらがらで、指定席券をとる必要はなかったが。

 八戸駅の改札をくぐるのは、2008年の三沢基地航空祭観戦以来だ。そのときは予算の関係で往復夜行高速バスを利用したので、鉄道を利用したのは、本八戸−八戸、八戸−三沢間だけだった。当時の東北新幹線の終点は八戸だったので、八戸−三沢間はJR東北本線だった。
 東北新幹線新青森延伸前だったので、E751系の八戸発、弘前行きの「特急つがる」や、789系の八戸発、函館行きの「特急スーパー白鳥」をホームで見ることができた。今となっては、非常に懐かしく思われる。

 八戸駅 / 東北新幹線、八戸線、青い森鉄道線 (青森県八戸市)

 八戸到着後、駅レンタカーの営業所に急ぐ。明朝も早朝出発となるので、今日レンタカーを借りておかなければならなかった。駅レンタカーなので駅に隣接しているが、西口が整備中で少し遠回りをして歩かなければならなかった。一応いろいろ調べたが、「大人の休日倶楽部パス」利用の特別料金が24時間利用では一番安かった。

 駅レンタカー 八戸営業所 (9/5、17:00 〜 9/6、12:30)

 ベーシックSクラス
 ホンダ フィット 1300cc (2015年4月登録)

 車はマイナーチェンジ前のフィットで、一昨年4月登録でオドメーターは 42,157q と、登録後二年以上たっているが走行距離はたいしたことない。大手レンタカー会社の車としては古い方に入ると思うが、内外装ともそんなに使用感はなく、走りも先ほどの新型ヴィッツと比較しても遜色ない。また、スマートキーとプッシュスタートが装備されているので快適だ。

 今日宿泊するホテルは駅東口に隣接しているのが、西口周辺が整備の真っ最中なのでかなり大回りを強いられた。また、ホテルの専用駐車場が少しわかりにくかった。ホテルメッツ八戸はJR東日本グループのホテルで、駅に隣接しているというより駅ビルの一部がホテルとなっている。鉄道を利用するには非常に便利だが、専用駐車場は狭くて少し歩かなければならない。しかし、ホテルのサービス全体のレベルは高いと感じた。

 ホテルメッツ八戸
窓から八戸駅ホームが見下ろせる 夕食は、盛岡駅の鮮魚店で購入した寿司

 窓からホームを見下ろすことができ、構内のアナウンスや列車の音が少し入ってくる。神経質な人は別だが、防音はそれなりにしっかりしているので、それが特に問題ない。しかし、貨物列車が通過するときには少し音と振動を感じる。
 本日も天気に恵まれ、男鹿線のキハ40 を無事撮影することができた。男鹿線乗車の方も、予定通り乗車することができ、すべて計画通りに進んだ一日だった。



移動の記録

(9/4)
唐木田駅 6:46 → 二重橋前駅 7:44      小田急多摩線「急行」
東京駅 8:40 → 秋田駅 12:30        東北・秋田新幹線「こまち」7号

レンタカー
トヨタレンタカー秋田駅前店   13:01        出発   000q(3,419)
脇本−羽立間のポイント     14:02〜14:33  撮影   037q(3,456)
羽立駅             14:41〜16:30  撮影   042q(3,461)
船越−天王間のポイント     16:46〜17:29  撮影   051q(3,470)
ガスト秋田山王店        18:10〜18:48  食事   078q(3,497)
ファミリーマート秋田南通り店  19:01〜19:05  買物   080q(3,499)
ルートイングランディア秋田   19:10        到着   081q(3,500)

《ルートイングランディア秋田》泊

(9/5)
レンタカー
ルートイングランディア秋田    5:14        出発   081q(3,500)
天王−船越間のポイント      5:53〜6:35   撮影   110q(3,529)
天王総合体育館駐車場       6:42〜7:39   撮影   113q(3,532)
二田−天王間のポイント      7:42〜8:16   撮影   114q(3,533)
脇本−羽立間のポイント      8:31〜9:04   撮影   124q(3,543)
羽立−男鹿間のポイント      9:12〜9:40   撮影   128q(3,547)
GS(秋田みなみ農協脇本給油所) 9:49〜9:51   給油   133q(3,552)
トヨタレンタカー男鹿店      9:52        到着   134q(3,533)
燃費 : 12.8q

トヨタレンタカー 10:00頃 → 船越駅 10:05頃    送迎
船越駅 10:57 → 男鹿駅 11:13       男鹿線普通 1129D
男鹿駅 12:16 → 秋田駅 13:13       男鹿線普通 1132D
秋田駅 14:14 → 盛岡駅 15:48       秋田新幹線「こまち」24号
盛岡駅 16:37 → 八戸駅 17:04       東北新幹線「はやぶさ」23号

レンタカー
駅レンタカー八戸営業所     17:20        出発   000q(42,157)
ホテルメッツ八戸駐車場     17:35        到着   005q(42,162)

ホテルメッツ八戸》泊


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Nikon D500 、Nikon1 J4



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