JR西日本 / 津山線 (津山→岡山) 乗車記

2016.7.20


乗車区間  津山 11:31 → 岡山 12:39
乗車列車  快速「ことぶき」 3937D 津山発、岡山行き
車両  国鉄キハ47形気動車0,1000番台 / 1004+18(2両/岡山気動車区)

津山線・路線図

津山線について
 岡山県岡山市の岡山駅から津山市の津山駅に至るJR西日本の鉄道路線(地方交通線)。因美線とともに陰陽連絡線を構成し、岡山-鳥取間を結ぶ急行「砂丘」などの優等列車が運転されていたが、智頭急行智頭線の開業後に同線経由の特急列車「スーパーいなば」が運転されるようになると陰陽連絡線としての役割を失い、津山線は岡山県内の都市間連絡線に徹するようになった。
 津山線は、中国鉄道(現在の中鉄バス)が1898年12月21日、中国鉄道本線・岡山市-津山(現在の津山口)として開業した私鉄。1923年に「津山駅」が「津山口駅」に改称、「国鉄作備線」の支線として津山-津山口間が開業した。1936年に「作備線」が「姫新線」に編入されたことにより、津山-津山口間も姫新線の支線になった。その後、1944年6月1日に戦時買収で国有化され、その際に岡山-津山口間に加えて「津山」までが「津山線」となった。
営業距離  津山-岡山 58.7㎞ 電化・非電化 全区間非電化
2020年度輸送密度  津山-岡山 2,626人 単線・複線 全区間単線

2022.10.31 作成


 2016年7月に、三泊四日で岡山、広島地区の JR車両を撮影に出かけた。一番の目的は定期運用離脱が間近と思われる広島地区の EF67 だが、岡山周辺には撮影したいモノがたくさんあった。そのため、現地での列車での移動は最小限で、レンタカーで移動しながら撮影した。JAL で岡山空港に入り、レンタカーを利用して、赤穂、岡山、広島市内に宿泊して広島空港から羽田空港に戻った。
 岡山市内に宿泊した旅行三日目に、山陽本線と津山線を撮影後、津山まで移動して「津山まなびの鉄道館」を見学した。そして、岡山空港で借りたレンタカーを津山駅近くの店舗に返却して、津山線、山陽新幹線を乗り継いで広島に向かった。今回の旅行で鉄道に乗車するのはこれが初めてだ。
 津山駅には予定よりだいぶ早く駅に到着したが、ちょうど岡山行きの列車が出発するところだった。結局、一時間待って予定通りの列車(快速「ことぶき」)で岡山へ向かうことになった。出札窓口で広島までの乗車券と岡山からの新幹線の指定席券を購入する。普通列車だけで広島まで移動するのなら「18きっぷ」を購入する手もあるが、時間的に新幹線を使わなければならない。岡山からの「快速ことぶき」が到着して多くの乗客が降りてきたが、「18きっぷ」の利用者が結構多かったのが印象的だった。

 JR西日本 / 津山駅(岡山県津山市) / 11:31 発車

 到着したキハ47 二両が、折り返し乗車する岡山行き「快速ことぶき」になる。発車まで 30分以上あるが、既に乗車可能でホームへの入場も行われていた。駅構内のセブンイレブンで食料を調達して、列車の中で食事をとりながら発車を待つことにした。
 快速「ことぶき」 3937D は、岡山気動車区所属のキハ47 二両編成だ。二両とも首都圏色で、残念ながら岡山色では無かった。一昨日、本日と津山線のキハ40系を撮影したが、撮影できた岡山色はキハ40形の 2036号だけだった。JR西日本では地域色のキハ40系を首都圏色への塗り替えが進んでいるので、岡山色のキハ40系はもう見ることができないかもしれない。また、「津山納涼ごんごまつり」を PR する「ごんちゃん号」のヘッドマークが付けられていた。「ごんちゃん」とは、カッパを意味する津山の方言だそうだ。

 快速「ことぶき」 3937D 津山(11:31)発、岡山(12:39)行き
 
国鉄キハ47形気動車0,1000番台 / 1004+18(2両/岡山気動車区)

 3937D は三割程度の乗客を乗せて定刻に出発した。だんだん乗客が増え、岡山到着時には六割程度の乗車率となった。リニューアル済みなので現代的に快適だが、ボックスシートの窓側足下に太いダクトが通っているので、4名乗車時は窓側の乗客は足の置き場に苦労してしまう。しかし、今回はボックスを占有できたので、快適な一時間を過ごすことが出来た。
 津山線は山間の中を進むが、渓谷と呼べるようなものはなくこれといった見所はない。ひたすらのんびりと進んでいくだけだ。駅周辺にはそれなりの人口があり、津山線は地元の足として貴重だと思う。津山線を撮影した金川-建部間岡山市街地からだいぶ離れていたが、行政的には岡山市のようだ。

 JR西日本 / 岡山駅(岡山県岡山市)/ 12:39 到着

 津山線には学生時代に全区間乗車したことがある。メモによると、1982年4月に鳥取から岡山まで普通列車に乗車したとある。当時は、因美線、姫新線、津山線経由の直通列気動車が運行されていたようだ。何せ大昔のことなので記憶が全くない。学生時代はあちこち鉄道に乗車したが、写真に収める習慣がなかった。当時はフィルム代やダイヤ現像代が今と比べて高価だったとは言え、今考えるともったいないことをした。
 当時のような長距離列車はなくなってしまい、運転区間は細かく区切られるようになってしまったが、津山線についてはそれなりに頑張っていると思う。岡山-津山間には都市間バスが運行されているが、一般国道経由なので快速「ことぶき」と比べて所要時間の点で分が悪いようだ。



 ことぶき 3937D
 2016.07.20 (平日) ダイヤ
発     着 発 
津山 11:31 建部
津山口 金川 12:17
佐良山 野々口
亀甲 11:41 牧山
小原 玉柏
誕生寺 備前原
弓削 11:53 法界院 12:35
神目 岡山 12:39
福渡 12:04



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