(10/1 晴)
今日明日の晴天を生かして、富士吉田にあるPICA富士吉田というキャンプ場に向かう。来年のWRCはこの時期に行われる予定なので、寒さがどのくらいかとも確かめたかった。帯広とは条件は違うが、何かの参考にはなるだろう。それと、北海道で利用したタープが濡れていたままだったのもずっと気になっていた。
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富士吉田で買い物ができるか不安だったので、愛川町のスーパーで買い物をして、道志みち経由で山中湖に向かう。スーパーで買い物中に乾電池式のランタンを忘れたことに気がつき、隣のくろがねやで一番安いランタンを購入する。富士五湖方面に行くには道志みちは便利だ。新しいタイヤに履き替え、北海道旅行を中心に2000q近く走った。ブリジストンPOTENNZA
RE050は非常に素晴らしいスポーツタイヤで、ハンドリングや雨天時の高速走行が見違えるように素晴らしくなった。また、路面状態のいい高速道路での吸い付くような接地感は素晴らしく快適だ。その反面、ダイレクトな突き上げ感があり、段差通過の衝撃はかなり大きく不快だ。ロードノイズ自体は小さいのだが、予想していた以上の乗り心地の悪化だ。スポーツ系のタイヤなので仕方ないのかもしれないが、日常の足として使うのには厳しい。次回はもう少しコンフォート系のタイヤにしようか。 |
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山中湖と富士山
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山中湖から先は工事渋滞が少しあり、富士吉田市街に入ってからの二車線区間は相変わらず混雑している。国道139号からキャンプ場にはいる信号の所に案内板がないので(気がつかなかっただけかもしれないが)、事前に調べておく必要がある。PICA富士吉田は地図で見ると、富士北麓公園の隣にあるようだ。
キャンプ場はちょうどチェックインが数組重なり、駐車場も受付も混雑していた。売店とカフェをかねた管理棟は狭いが、スタッフは若い人ばかりでてきぱき応対していた。指定されたサイトは林の中の奥の方にある。横に長い変形サイトで、サイト内に大きな立ち木が二本あり、レイアウトに迷ってしまう。立ち木がある変形サイトのせいか、他のサイトより面積は広いようだ。気になった点だが、異常に蜘蛛が多い。細い足の長い大型蜘蛛がうじゃうじゃいる。秋のせいか、そのほかの虫はほとんどいない。
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私達のサイト(このサイトは角材で区切られている)
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こんな感じの木立の中のサイト
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そんなに広くない敷地の中にトレーラーハウス、コテージ、パオと、宿泊施設は充実している。広くはないが無料で入れる風呂もある。八千穂高原駒出池キャンプ場、十勝エコロジーパークオートキャンプ場と経験した身には狭く感じられて仕方がないが、首都圏のキャンプ場とはこんなものなのだろうか。それに、平日1サイト2000円だけという値段は安い。その代わり、休前日、ハイシーズンはびっくりするほど値段が跳ね上がる。値段が安いせいか、金曜日なのにテントサイトは結構埋まっている。
いつものようにユニフレームのユニセラTGの炭に着火し、EPIのガスランタンに点火するとなんだかいつもより暗い。よく見ると、グローブにひびが入りマントルが壊れている。あいにく予備のマントルを忘れてしまったので、困ってしまった。管理棟で確認すると、レンタルしているのはホワイトガソリンのランタンだそうだ。どうしようか迷ったが、何とかなるだろうと思い、壊れたランタンで夜を迎えることにする。しかし、マントルの壊れたランタンは暗かった。小型のランタンなので絶対的な光量もないので、来年は大型のガスランタンを購入しようと思う。
日が沈んでくると気温が下がってくるが、思っていたほどの冷え込みではない。寝る前にお風呂に入りたかったが、混雑していたのでやめることにする。これまでのキャンプと違い、キャンプ場が賑やかだ。うるさいというほどではないので、そんなには気にならない。キャンプ場の中を一周し、新しく購入したシュラフ「小川キャンパル フィールドドリームDX−II
」に潜り込む。フォーシーズン対応がうたい文句だが、冬場は無理だろう。しかし、この季節なら快適で、布団感覚で気持ちよく眠れそうだ。
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(10/2 晴)
周りの人の動きで目を覚ます。朝早くから起き出す人もいるが、全体的にはのんびりしている。いつもの通り朝のコーヒーを楽しみ、朝食の準備をする。天気がいいので十分テントとタープを乾かすことができた。
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バーベキューコンロの片づけなど撤収にはいつも時間がかかるが、この辺の時間短縮が今後の課題だ。今回のようにキャンプ自体が目的の時はいいが、その後の観光などの予定がある場合は困ってしまう。平湯キャンプ場で経験したように、登山などの場合はコテージなどを利用するのもいいかもしれない。
今日の予定は決まっていなかったが、この近くなのにまだ行ったことのない忍野八海に立ち寄ることにする。出発はチェックアウト時間の11時を少しすぎてしまったが、同じようにあわててチェックアウトする人たちも他にいた。
事前に調べておかなかったので駐車場のことが心配だったが、土産物屋が経営する無料駐車場に車を止められた。公営駐車場はないようなので、怪しい看板に注意しながらの駐車場探しとなった。忍野八海の中心部分はお土産屋ばかりで、イメージしていたものとはほど遠いところだ。土曜日のせいもあり、ツアーの団体客も多く騒がしい所だ。
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PICA富士吉田・管理棟
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ガイドブックも散策マップもないので、案内板を頼りに近くを散策する。八海のうち四つを見たが、富士山の伏流水の湧出口の池というだけのものだ。有名な富士山の眺めも、雲が出ていてよく見えない。入場料が必要な「榛の木林民族資料館」の広大な敷地内には、池の周りに水車小屋と旧豪族屋敷が立っている。ここの管理小屋の上から見る富士山の眺めは絶景らしいが、今日はあいにく見ることができない。
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榛の木林民族資料館からの富士山(正面に見えるはず)
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湧池周辺と高座山・杓子山
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忍野八海のうち見学した四海
そのほか出口池、濁池、、鏡池、菖蒲池がある。
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湧池
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銚子池
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お釜池
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底抜池(「榛の木林民族資料館」内)
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帰りの立ち寄り湯については土曜日で混雑が予想されるのでどうしようかと考えたが、とりあえず帰り道の途中にある「石割の湯」に向かう。このあたりには立ち寄り湯が多くあるのでどこに入ろうか迷ったが、以前入り損なった石割の湯に決めた。三ッ峠山登山の帰りに入ろうと立ち寄ったが、メンテナンスのため臨時休業中で入れなかった。
ちょうどお昼時なので湧池近くの食堂で地元のそばを食べたが、値段も味も只の観光地のものだった。本当は素晴らしいところなのかもしれないが、あまりいい印象のないところになってしまった。結論を出すのは、残りの4つの池を見てからにした方がいいのだろうか。
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石割の湯に到着すると、駐車場は意外と空いていた。中もそんなには混雑していなかったが、楽しみにしていたヒノキの露天風呂はいっぱいで入れなかった。しかし、休憩場所も広く、快適な立ち寄り湯だ。
帰りの道志みちは順調だったが、三ヵ木の手前から渋滞に巻き込まれた。高田橋の方に回ろうかなと思ったが、カーナビにはひどい渋滞が表示されていなかったので、津久井道に向かう。しかし、津久井道も城山あたりから、行楽帰りの車と買い物の車でほとんど動かない。予想はしていたが、あまり激しい渋滞なので、裏道を抜けて渋滞を避けて自宅に帰った。 |
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石割の湯
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今回はキャンプのために出かけたが、この時期も快適にキャンプすることがわかった。標高1000メートルの関東と、標高0メートルの帯広とは条件に大きな違いはないだろう。しかし、悪天候で冷え込んだ場合は、厳しいキャンプになってしまうかもしれない。それと、キャンプは大きな自然の中でのびのびするのが楽しいと思った。安くて快適なキャンプ場だったが、東京での生活と大きく違う気がしなかった。首都圏では、このスタイルのキャンプが標準なのだろうか。
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(10/1) 自宅 10:30 000q(31,537)
GS(小山町) 10:35〜10:40 003q(31,540)
買い物(アルプス愛川店) 11:15〜12:42 014q(31,551)
山中湖 14:01〜14:05 075q(31,612)
PICA富士吉田 14:34 090q(31,627)
(10/2) PICA富士吉田 11:20 090q(31,627)
忍野八海 11:44〜13:26 100q(31,637)
石割の湯 13:51〜14:50 114q(31,651)
コンビニ(越野) 16:45〜16:55 176q(31,713)
自宅 17:02 178q(31,715)
燃費概算 9.0q/g (10/1の給油から到着まで)
走行時間 5時間32分
走行距離 175q
平均速度 32q/時間 |