18きっぷ・吾妻線 乗車 & 撮影

2022.3.15


 ルート  3/15 (火) (晴)
  唐木田~登戸~新宿~赤羽~高崎~大前~祖母島~高崎~新宿~唐木田


3/15 (火) 

 青春18きっぷを利用しての乗りつぶしの旅として、吾妻線に乗車する計画を立てた。吾妻線の万座・鹿沢口-大前間は1日4往復しか運転されていない上、運行されている時間帯が朝方と夕方に限られている。そのため、早朝に出発して早めに帰ってくる計画を立てた。復路に乗りつぶす路線がなかったので、吾妻線の祖母島駅近くの撮影地で 651系「草津」と 211系を撮影することにした。この撮影地は8年前に 185系「草津」を撮影に2度訪れて以来の訪問だ。その時は車(レンタカーと自家用車)で訪れたが、祖母島駅まで1.5㎞程度の距離なので徒歩圏内だ。

 小田急/多摩線/小田原線 各停 唐木田 5:17 → 登戸 5:42

 小田急/多摩線/小田原線 各停 唐木田発、新宿行き

 小田急2000形電車
 2052F(海老名検車区)


 小田急多摩線の新宿行き急行の初発は 5:59 なので、各停に乗車して新百合ヶ丘か登戸で急行に乗り換える。早朝なので車内はがらがらだが、この時間に乗客がいるのが驚きだ。

 新百合ヶ丘で下車して並んでも座れるかどうかわらなかったので、登戸まで各停で座っていくことにした。

 小田急/小田原線 急行 登戸 5:45 → 新宿 6:04

 小田急/小田原線 急行 海老名発、新宿行き

 小田急1000形(1067F/4両/喜多見検車区)
       +3000形(3267F/6両/海老名検車区)


 登戸では同じように乗り換える乗客も多く、急行新宿行きには座ることが出来なかった。新百合ヶ丘で先頭に並べればぎりぎり座れたかもしれないが、登戸で乗り換えてよかったと思う。

 小田急線の西口地下改札から出て、JR中央西改札で18きっぷに日付のスタンプを押してもらう。北行き湘南新宿ラインの新宿初発は 5:59発の高崎行きなので、先週と同じく埼京線で赤羽まで移動する。

 JR東日本/埼京線 快速 605F 新宿 6:14 → 赤羽 6:28

 埼京線 快速 605F 新宿発、川越行き

 E233系電車7000番台
 124編成(10両/川越車両センター)


 乗車したのは新宿始発の川越行き快速だが、まだ余裕を持って座ることが出来た。

 赤羽から乗車したのは15両編成の高崎行きの先頭車両だが、高崎方の付属編成5両は籠原止まりだった。しまったと思ったが、調べると切り離しの籠原では5分間の停車時間があった。後部車両に移動する時間は十分にある。

 JR東日本/上野東京ライン 普通1822E 赤羽 6:36 → 高崎 8:17

 上野東京ライン(東海道本線/高崎線)
 普通 1822E 熱海発、高崎行き

 E233系電車3000番台(U224編成/5両/小山)
   +E231系1000番台(K40編成/10両/国府津)


 先頭車両の車内はがらがらで、ボックス席に座ることが出来た。大宮で車内はいっぱいになったが、籠原までには車内は空いてきた。後方の基本編成の方に乗り換えるが、こちらの車内は混雑していて座ることが出来なかった。しかし、運良く深谷で座ることが出来た。

 高崎駅での乗り換え時間は30分以上あるので、改札を出て駅前をぶらぶらしてみた。立派な駅ビルがある大規模な駅で、都心の駅と比べても見劣りがしない。高崎駅は乗り換えで何度も利用しているが、改札を出るのは初めてだ。

 JR東日本/上越線/吾妻線 普通 525M 高崎 8:53 → 大前 10:41
 
 上越線/吾妻線 普通 高崎発、大前行き

 国鉄211系電車3000番台
 A-32編成(4両/高崎車両センター)


 8:35 頃ホームに降りると、大前行き 525M は既に入線していた。万座・鹿沢口発、高崎 8:30着 524M の折り返し運用のようだ。車両は 211系3000番台4両編成だが、発車までにロングシートの8割以上が埋まってしまった。若者のグループが多く、合宿か旅行のようだがよくわからない。

 渋川から上越線を離れ、初乗車となる吾妻線に入る。まだ車内の4割程度の座席が埋まっている。吾妻線の渋川-長野原草津間はそれなりの輸送密度があり(2018年実績、2,949人)、観光や沿線住民の足として大きな役割を果たしているようだ。
 岩島駅を過ぎると間もなく八ッ場ダム建設に伴う新ルートに入る。左に大きくカーブして真新しい橋梁を渡るのですぐわかる。しかし、新線区間は線路はまっすぐで乗り心地が急によくなるので、外を見ていなくてもすぐにわかる。しかし、トンネル区間が多いので車窓はあまり期待できない。

川原湯温泉駅 (10:10-10:13) 旧線と合流 (川原湯温泉-長野原草津口間)

 新線上に移設された川原温泉駅を過ぎてしばらく走ると、右手から旧線(跡)が合流して長野原草津口駅に到着する。この駅でほとんどの乗客が電車を降りていった。大きな荷物の一般の観光客もいるが、圧倒的に若者のグループが多い。この駅は草津温泉方面への最寄り駅なので、そちらへ向かうのだろうか。
 その先、万座・鹿沢口駅を過ぎると、先頭車両の乗客は5人となった。終点、大前駅で下車したのは全部で7人だった。私を含めた5人は同業者で、折り返し時間を利用してあちこちと写真を撮っていた。残る2人の男女づれは、写真を数枚撮り、乗務員と何か話を交わして駅を出て集落の方へ歩いて行った。地元の住民ではないようだし、何の目的なのか謎だ。

 大前駅 / JR東日本/吾妻線 (群馬県/吾妻郡/嬬恋村)

 大前駅での折り返し時間は20分で、終着駅の気分を味わうのにちょうどいい。こぢんまりとした待合室とトイレが置かれているが、自動券売機はおろか乗車駅証明書発行機すら設置されていない。また、吾妻線内で 交通系ICカードが使用できるのは中之条、長野原草津口、万座・鹿沢口だけだ。なんとも中途半端に思えるが、実際の利用状況を踏まえてのことなのだろう。

 JR東日本/吾妻線 普通 532M 大前 11:02 → 祖母島 12:14

 吾妻線/上越線 普通 532M 大前発、新前橋行き

 国鉄211系電車3000番台
 A-32編成(4両/高崎車両センター)


 大前駅で新たに乗車する客はなく、折り返しの5名を乗せて出発した。

 この電車も、長野原草津口駅で多くの若者のグループの乗車があり、7、8割の座席が埋まった。その先、中之条駅で特急「草津」1号との交換があったが、特急の車内は半分以上の席が埋まっていた。草津温泉方面に向かう観光客が主体なのだろう。
 651系「草津」と 211系を撮影するため祖母島駅で下車する。祖母島駅は無人駅で、他に乗り降りする人はいなかった。単式ホームの小さな駅だが、まだ新しい待合室が設置されている。大前駅と同じように自動券売機も乗車駅証明書発行機もない。

 祖母島駅 / JR東日本/吾妻線 (群馬県/渋川市)

 祖母島駅から撮影地まで約1.5㎞の距離だが、その途中で撮影地としても有名な第一吾妻川橋梁を渡る。橋梁は鉄道橋なのだが、その橋に歩道が併設されている。一見保守用の歩道のように見えるくらい線路に接近している。1メートルくらいの高さの柵しかないので、鉄道が通過する時に渡るのには注意が必要だ。そのことが動画サイトにアップされて有名になってきたようだ。今回ちょうど下り電車がやって来たので撮影したが、できるだけ線路から離れるように注意した。

第一吾妻川橋梁

 国道353号線に出て小野子方面に進むと、すぐに道の駅「おのこ」がある。時間があるのでここで食事をすることにした。8年前の撮影の時もここを利用した。食べたのはいつもと同じくかつ丼だ。味付けが非常に濃くて、個人的には気に入っている。カツが揚げたてだったのもよかった。

道の駅おのこ / かつ丼

 道の駅から撮影地まで歩いて5分くらいの距離だ。誰もいないので、じっくりと構図を決められる。531M で構図を確認して、次に来る上り「草津2号」は場所を移動して手持ちで撮影した。そのタイミングで、撮影者が一人現れた。「草津3号」狙いで、神奈川から電車で来たそうだ。

 吾妻線撮影 (祖母島-小野子間)

 天気が素晴らしく、少し面が弱いが、申し分無いコンディションだ。気がかりはシャッタースピードだ。LEDは流れても仕方ないので、被写体ぶれを嫌って 1/800 で撮影した。やはり LED がきれいに映っていなかった。それ以外はきれいに撮れたので、今日はこれで良しとした。

特急「草津」2号、長野原草津口発、上野行き / 13:40
651系電車1000番台/OM-205編成(7両/大宮総合車セ)
特急「草津」3号、上野発、長野原草津口行き / 14:00
651系電車1000番台/OM-206編成(7両/大宮総合車セ)

 乗車する電車の時間の関係で、次の 533M を撮影して撤収した。先ほどの橋梁を渡って祖母島駅まで戻ったが、ゆっくり歩いて20分くらいだった。天気がよくて温かいが、風が強くなってきた。吹きっさらしのホームでは寒いので、待合室の中で電車を待った。

 JR東日本/吾妻線/上越線 普通 536M 祖母島 15:18 → 高崎 15:57

 吾妻線/上越線 普通 536M 長野原草津口発、高崎行き

 国鉄211系電車3000番台
 A-28編成 (4両/高崎車両センター)


 高崎行きの 536M は「矢絣柄」カラーだった。このデザインは、両毛線沿線を活性化させるプロジェクト推進の一環として、A28編成が「両毛線=織物」をイメージした「矢絣柄」のデザインに変更されたそうだ。通常の運用に入っているようで、今日は吾妻線に乗り入れてる。

 吾妻線沿線はほとんどが無人駅だが、車内での料金収受がない都市型ワンマン運転が行われている。そのため、祖母島駅を発車して間もなく車内検札にでくわした。八高線車内の時のように、ICカードリーダーでチェックも行われていた。536M の車内は空いていて、上越線内でもまとまった乗車はなかった。

 JR東日本/湘南新宿ライン 快速 2855Y 高崎 16:11 → 新宿 17:59
 
 湘南新宿ライン(高崎線/東海道本線)
 快速 2855Y 高崎発、小田原行き

 E231系電車1000番台(K23編成/10両/国府津)
     +E233系3000番台(E63編成/5両/国府津)


 高崎からは湘南新宿ラインで新宿に向かう。長時間になるのでグリーン車を利用したが、高崎出発の段階では普通車には十分空席があった。グリーン車内もがらがらだった。

 今回は新宿駅で小田急線に乗り換え唐木田まで乗車する。この時間の唐木田行きは、ダイヤ改正前は「快速急行」だったが、改正後は「急行」になった。

 小田急/小田原線/多摩線 急行 新宿 18:13 → 唐木田 18:56

 小田原線/多摩線 急行 新宿発、唐木田行き

 小田急5000形電車
 5056F(10両/喜多見検車区)


 20分並べば座れるだろうと小田急線のホームに向かったが、通勤ラッシュの時間帯だがホーム上はがらがらだった。そして、乗車予定の1本前(20分前)の唐木田行き・急行に空席があったので乗車した。以前とは状況が違うとはいえ、本当に人が少ない。

 関東圏だが乗りつぶしの対象としては面倒だと考えていた吾妻線に無事乗車することができた。午後に撮影の時間を組み入れることにより、充実した一日となった。素晴らしい天気にも恵まれたが、唯一の心残りは 651系「草津」の LED の件だ。できればまた撮影に出かけることができたらと思う。撮影だけにターゲットを絞れば、もう1ヶ所で撮影できるだろう。



移動の記録

(3/15)
唐木田駅 5:17 → 登戸駅 5:42        小田急線 各停
登戸駅 5:45 → 新宿駅 6:04         小田急線 急行
新宿駅 6:14 → 赤羽駅 6:28         埼京線 快速 605F
赤羽駅 6:36 → 高崎駅 8:17         上野東京ライン 普通 1822E
高崎駅 8:53 → 大前駅 10:41        上越線/吾妻線 普通 525M
大前駅 11:02 → 祖母島駅 12:14      吾妻線 普通 532M

祖母島駅 12:17頃 → 12:31頃 道の駅おのこ 13:00頃 → 13:06頃 撮影ポイント 14:41頃 → 15:00頃 祖母島駅

祖母島駅 15:18 → 高崎駅 15:57      吾妻線/上越線 普通 536M
高崎駅 16:11 → 新宿駅 17:59       湘南新宿ライン 快速 2855Y
新宿駅 18:13 → 唐木田駅 18:56      小田急線 急行




Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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