「大人の休日倶楽部パス」を利用して、「あけぼの」乗車のため青森へ出かけた。急遽決めた旅行なので「あけぼの」の寝台券は青森発(正確には羽後本荘から)しかとれず、当初のスケジュールの関係で現地では特に撮影は考えていなかった。パスの有効期間は四日間なので、有効期間初日の1/21は日帰りで「ミニエコー」撮影に出かけた。
しかし、急遽時間がとれたので、どこかで485系「白鳥」を撮影しようと考えた。事前に調べる時間がなく、冬の沿線撮りの状況がわからないので、駅撮りを考えた。奥内駅で撮れそうなのでそこに決めたが、鉄道、バスともいい時間に便がない。仕方なく、レンタカーで移動することにした。レンタカーは当日早朝WEBで手配したので、駅レンタカーの「大人の休日倶楽部パス」特別料金ではなく、空車が確認でき予約できたトヨタレンタカーを利用した。
昨年の青森撮影旅行の時と同じく、唐木田から霞ヶ関までは直通の急行に乗車する。通勤時間帯のまっただ中で電車は大混雑するが、始発から乗車するので早めに並んで座ることができた。昨年の失敗を生かし、国会議事堂前で丸ノ内線に乗り換えだ。国会議事堂前でも乗り換えに結構歩かなければならないが、霞ヶ関と比べるとずっと短い。
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東北新幹線 東京 8:28 → 新青森 11:55 (はやて17号) |
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東北新幹線 「はやて」17号 東京発、新青森行き
JR東日本新幹線E2系電車0番台
J-9編成 (10両) (新幹線総合車両センター)
東京-盛岡間、「こまち」17号を併結
購入しておいた「はやて」21号の指定席券を「はやて」17号に変更。昨夜は窓側に空席があったが、この時点ではすべて埋まっているとのことだった。
東京発車時は空席が多かったが、大宮で3列の真ん中以外はほとんど席が埋まった。年配の旅行者が目立ったのは、同様に「パス」を利用しているのだろうか。 |
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はやて17号の指定席券 |
たいめいけん チキンライス弁当 |
はやて17号は定刻に新青森に到着、トヨタレンタカーの営業所に向かう。事前に場所を調べておいたが、どうも新青森駅の構造はわかりづらい。よく確認すると、昨年利用した駅レンタカーの営業所のすぐ裏だった。営業所には先客が一人いたが、すぐに手続きを済ませ車に案内された。さすがに雪国らしく、レンタカーの受け渡し場所は屋内で、その上が立体式の駐車場になっていた。
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レンタカー トヨタレンタカー新青森駅西口店 (1/23,12:00 〜 17:00) |
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P1クラス
トヨタ パッソ1.0X 1000cc
登録年度を確認するのを忘れたが、出発時のオドメーターは、36,136qを指していた。インテリア、エクステリアはこのクラス相当という感じだ。
装備面では不満はないが、このエンジンの振動、騒音は許容範囲を超えている。友人の所有している旧型とその点では進歩は感じられない。
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カーナビに目的地の奥内駅を設定、カーナビの誘導通りに国道280号線バイパスを行く。幹線道路なので道路上に積雪は全くないが、路肩は雪山が出来ていて雪国らしい景色となっている。途中から旧国道に移るが、交通量が多い道路には雪はない。
駅は国道から少しはいるが、カーナビ誘導の道路は自動車ではいることが出来ず、地図上の手前からしか入れない構造だった。Uターンしたかったが、積雪でその場所が見つからずかなり遠くまで行って方向転換をする羽目になった。雪のない時はちゃんとした農道となっている道も、この時期はほとんど除雪されていないので道路として使うことは出来ない。さすが、雪国だ。
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JR津軽線・奥内駅 (津軽線撮影) |
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無人駅の奥内駅 |
ホーム長は短いが、貨物列車の待避駅になっている
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奥内駅のホームには長野から来た先客が一人いて、いろいろお話ししながら撮影した。平日にこんなところで撮影する物好きは他にいないだろうと考えていたが、他に撮影者がいるとは意外だった。ホームはほとんど除雪されていて撮影には問題ないが、端の部分には除雪した雪が積み上げられている
個人的には「白鳥」28号がメインだったが、一発勝負で構図を考える余裕がなく。また、予想外に下り貨物が待避停車していたので、さらに条件は厳しいものとなり、思い通りの写真を撮ることができなかった。この駅は貨物列車の待避駅となっているようで、事前に調査していなかったことが悔やまれた。ここで2時間ほど撮影し、先客の方を残して青森に戻った。
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99レ / ED79形電気機関車50番台 (59+60号機) |
特急「白鳥」28号 / 485系3000番台 |
青森駅近くのトヨタレンタカーの営業所に車を返却し、次の目的地の「八甲田丸」へ向かう。正確には「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」で、青函航路に就役していた八甲田丸の船体をほぼ往時のまま利用して展示した博物館船だ。
青森ベイエリアは観光施設が建ち並び、街歩きスポットとして整備されている。その一角に八甲田丸は繋留されていて、その場所は1988年に廃止された青函連絡船の岸壁だった場所だ。
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青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 |
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八甲田丸全景 |
青森桟橋第2岸壁可動橋 |
青函連絡船は1981年の北海道旅行の際往復乗船しただけだが、廃止になった今となっては非常に懐かしく感じる。その青函連絡船がほぼ当時のままで博物館として公開されているのは貴重なものだ。グリーン座席や寝台室が残されていて、当時のことがしのばれる。また、車両甲板が公開されていて、廃車となった車両が展示されている。キハ82-101は内部に照明がついていて当時のまま保存されているようだが、公開されていないのは残念だった。
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グリーン椅子席(指定席) |
寝台室 |
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国鉄ヨ6000形貨車 / ヨ6798(事業用貨車(車掌車)) |
国鉄キハ82系気動車 / キハ82-101 |
青森駅内のドトールで軽く食事を済ませ、「あけぼの」には早いが青森駅のホームに移動する。狙いは、乗車する、上野行き「あけぼの」2022レのバルブ撮影だ。ホームで停車中の車両を数ショット撮影し、バルブ撮影の準備をする。既に、奥内駅で一緒だった方はスタンバイしていた。 昨年6月に撮影した時は6時前に3番線入線していたが、6時過ぎても入線してくる様子がない。早くしないと2番線に「つがる」53号が入線してきてしまう。やきもきしていると、「あけぼの」は6時10分頃入線のアナウンスがある。「つがる」53号の到着は6時8分なので万事休すだ。
そうしている内に3番線に入線のアナウンスがあり、すぐに2番線のアナウンスが続いた。そして、最悪のパターンで、2,3番線に一緒に入線してきた。こうなってはどうしようもない。前回の入線は早すぎる気もしたが、今回の入線時間に変更になってしまったのだろうか。入線から発車まで10分ほどしかなかったので、あわてて外観を撮影して車内に乗り込む。昨年来た時には25分ほど停車時間があったが、今回は正面以外写真をとることが出来なかった。
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JR奥羽本線・青森駅 (「あけぼの」撮影) |
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回送 / キハ48-559+キハ40-588 (八戸運輸区)
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回送 / 485系電車3000番台 (青森車両センター)
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寝台特急「あけぼの」 (EF81+24系客車8両+電源車) & E751系電車 (A-103編成) |
乗車二日前に寝台券を手配したので、青森からの寝台をとることができなかった。普段でも「あけぼの」はそこそこの乗車率のようだが、B開放寝台が利用できる「大人の休日倶楽部パス」利用可能期間は寝台券の確保が難しい。4号車は羽後本荘まで指定席として使用し、そこから寝台扱いとなる。その4号車は下段が空いていたので、こうして二枚の指定席(寝台)券を発券してもらった。
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寝台特急「あけぼの」 青森 18:22 → 上野 7:13 (定刻 6:58) |
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指定席 − 青森 18:22 → 羽後本荘 22:00 |
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4号車は、青森→羽後本荘間は定席として利用され、
寝台はセットされていない。
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B寝台 − 羽後本荘 22:01 → 上野 6:59 (定刻) |
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秋田で作業員が乗車し、乗客のいないブロックから寝台をセットしていく。
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座席車の4号車は羽後本荘までぱらぱら座席利用者があり、こうした運用をする理由がわかった。私の乗ったブロックは新青森から弘前まで他に2名の乗客があったが、それ以降はブロックを独占できゆったり過ごすことが出来た。 秋田から作業員が一人乗り込み、空いているブロックから寝台のセットを行う。羽後本荘で座席客の下車を確認して、残りの寝台のセットを行う。羽後本荘発車時はこの車両の乗客は3名だったが、深夜確認すると、下段はほとんどすべて埋まったようだ。
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飲料水の冷水器
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洗面台 |
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上野駅到着 − 1/24 7:13 (定刻 6:58) |
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上野駅には、約15分遅れで到着 |
長岡駅で、牽引車はEF64-1031(長岡車両センター)に変更 |
大宮到着の約30分ほど前に朝のアナウンスがあり、目が覚める。約15分遅れで運行しているとのことだ。周りで起き出す人がぱらぱら出てきたので、頃合いを見て洗面を済ます。大宮で多くの人が下車し、向かいの寝台の人も下車したので、カーテンを開け座席として座る。
上野駅にはそのままの遅れで到着。多くの人が到着した「あけぼの」を写真に納めている。本当に久しぶりの寝台列車の旅を楽しんだ。発車時のショック等は大きめだが、次の日の行動に支障がないくらいには休むことが出来た。開放寝台を利用するのはたぶん30年ぶりとなるだろう。また、機会があれば利用したい。
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東北新幹線 上野 7:27 → 東京 7:32 (なすの256号) |
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東北新幹線 「なすの」256号 那須塩原発、東京行き
JR東日本新幹線E2系電車0番台
J-3編成 (10両) (新幹線総合車両センター)
せっかくの機会なので、短い距離だが東京駅までの移動に新幹線に乗ってみる。
普通車全車自由席の「なすの256号」の乗客はほとんど通勤客のようだ。新幹線での通勤とは豪勢だが、移動距離が長いので大変だろう。
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中央本線(中央線快速) 東京 7:42 → 新宿 7:56 (快速 684T) |
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快速 684T 東京発、武蔵小金井行き
JR東日本E233系電車
T-22編成 (10両) (JR東日本/豊田車両センター)
朝の東京駅は通勤客で混雑しているが、まだピーク前なのでそんなには混雑していない。
中央線も反対方向(下り)なのでそんなに混雑していない。到着電車からは多くの通勤客がはき出されてくる。できれば、通勤ラッシュのピークを避けて行動するのが賢明だ。
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「大人の休日倶楽部パス」を使っての「あけぼの」B寝台乗車は何度か計画したが、ようやく実現することが出来た。できれば下り「あけぼの」に乗車したかったが、そのためには発売と同時に寝台券を確保する必要がある。最終日にはスケジュールを空けてしまったが、天気も悪かったので無理しての行動を避けた。正規の交通費を払って寝台や特急を利用するのは難しいので、このパスの存在はありがたい。次回は、どんな計画を立てようか。
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(1/23)
唐木田駅 6:46 → 国会議事堂前駅 7:39 小田急線「急行」
国会議事堂前駅 7:44 → 東京駅 7:50 東京地下鉄丸ノ内線
東京駅 8:28 → 新青森駅 11:55 東北新幹線「はやて17号」
レンタカー
トヨタレンタカー新青森駅西口店 12:11 出発 000q
奥内駅 12:42〜14:39 撮影 016q
GS 15:07〜15:10 給油 029q
トヨタレンタカー青森安方店 15:11 到着 029q
青森駅 18:22 → 上野駅 7:13 (1/24) 寝台特急「はやぶさ」
(1/24)
上野駅 7:27 → 東京駅 7:32 東北新幹線「なすの」256号
東京駅 7:42 → 新宿駅 7:56 中央本線「快速」
新宿駅 8:10 → 新百合ヶ丘駅 8:42 小田急線「急行」
新百合ヶ丘駅 8:46 → 唐木田駅 8:57 小田急多摩線「急行」
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