大人の休日倶楽部パス・青森鉄道撮影旅行

2015.6.25〜26


ルート 6/25 (木) (晴)
  唐木田〜国会議事堂前〜東京〜盛岡〜新青森−(中小国〜蟹田〜青森)
6/26 (金) (曇)
  (青森〜新小国〜西田沢)−新青森〜東京〜新宿〜多摩センター〜唐木田

宿 泊  青森センターホテル (青森市)


6/25 (木) 

 「大人の休日倶楽部パス」を利用して、「白鳥」「はまなす」狙いで青森へ一泊二日で撮影に出かける。パスの有効期間は四日間だが、休みの関係で二日間の行程だ。青森市内のホテルとレンタカーは早めに手配しておいたが、青森地方の天気予報を確認して二日前に出発を決めて切符を手配した。そのため指定席の確保には苦労して、盛岡まで「こまち7号」、車両を移動して新青森までは「はやぶさ7号」の座席をなんとか確保することができた。現地では公共交通機関を当てにすることが出来ないので、三年前と同じくレンタカーを利用する。
 唐木田から国会議事堂前までは直通の急行に乗車する。通勤時間帯のまっただ中で電車は大混雑だが、始発からなので座ることができる。この時間帯、この区間の丸ノ内線はがらがらで、このルートでの東京駅へのアクセスは便利だ。

 東北新幹線 「こまち」7号 東京 8:40 → 盛岡 10:55

 東北、秋田新幹線 「こまち」7号 東京発、秋田行き
    (盛岡まで、「はやぶさ」7号(新青森行き)に併結)

 JR東日本新幹線E6系電車
 Z-15編成 (7両) (秋田車両センター)


 E6系「こまち」に乗車するのは初めてだ。車内は在来線特急と同じだが、シートはE5系と同じで快適だ。
 指定席券は完売ということで、大宮でほとんどの座席が埋まった。仙台で多くの乗客が下車したが、同じくらいの乗車があり空席はほとんど無いようだ。

 東北新幹線 「はやぶさ」7号 盛岡 10:59 → 新青森 11:51

 東北新幹線 「はやぶさ」7号 東京発、新青森行き

 JR東日本新幹線E5系電車
 U-8編成 (10両) (新幹線総合車両センター)


 盛岡で、後ろに連結されている「はやぶさ」7号に移動する。「はやぶさ」の停車時間は4分あるので乗り換え(移動)には問題ない。「こまち」が二分前に発車するので、逆の乗り換えは急がなければならない。
 「はやぶさ」車内も満席で、本日は本当に乗客が多いように感じた。

 「はやぶさ」7号は定刻に新青森に到着、日産レンタカーの営業所に急ぐ。駅前の道路の向こう側にあり少し歩かされる感じだが、問題になる距離ではない。営業所に先客はなく、形通りの手続きをすませ、10分ほどで出発することができた。

 レンタカー 日産レンタカー新青森駅前 (6/25、12:00〜6/26、12:00)

 P1クラス
 ニッサン マーチ 1200cc (2013年8月登録)


 楽天トラベルの特別料金で、免責補償料込み24時間4293円。ベースグレードのようだが、キーレスプッシュスタート、キーレスエントリーなど装備は充実している。走行距離は39476キロだが、車自体に古さは感じず快適だ。

 カーナビに最初の目的地の新中小国信号所付近を設定して出発する。中小国駅までの道はわかっていたが、蟹田付近の道路状況の記憶が怪しかったのでカーナビを頼りにした。国道280号線バイパスは市街地を抜けると信号がほとんどなく、スピードに注意しながら快適に進む。
 現地には予定していた時間に到着したが、撮影ポイントを探さなければならなかったので、あちこち走って時間を要してしまった。結局、首都圏ナンバーの車と線路脇の撮影者を見つけ、そこが目指していた撮影ポイントだとわかった。その時点で、できれば撮影したかった485系「白鳥77号」が通過していった。


 JR海峡線・新中小国信号所付近


付近には田園風景が広がる、新中小国信号所構内を撮影

 二人の後ろで撮影を始める。雑草の伸びが少し気になるが、光線状態は非常にいい。お二人は千葉から来た人達で、自走でここまでやってきたということだ。その二人は EH800 の 99レ を撮影して撤収していったので、その場所に移動して撮影を続ける。

特急「スーパー白鳥」11号/JR北海道789系電車(8両) 99レ / JR貨物EH800形電気機関車 (10号機)

 この場所で 95レ まで撮影したが、3091レ は信号所の待避線に入るので同じ構図で撮影できないため、場所を蟹田−中小国間の考えていた場所に移動することにした。通過時間まで30分あるので十分時間はある。

 JR津軽線・蟹田−中小国間


 踏切脇の道路からの撮影となるが、それなりの人数が撮影できそうだ (夕方青森市内に戻る際に撮影)

 心配していたとおり足回りの雑草がうるさいが、なんとか撮影できるレベルで安心した。しかし、この時間でもサイドには日が回っていないので、3091レ 一本を撮影して、先ほどの新中小国信号所に戻ることにした。
 この場所で地元の人に言われたが、道路際のスペースは役場や作業所の車が止めることがあるので、駐車は踏切を渡った線路の奥に止めた方がいいようだ。

3091レ / JR貨物EH500形電気機関車 (55号機) 6093レ (夕方青森市内に戻る際に撮影)

 先ほどの場所に戻りカメラをセットしていると、地元の撮影者の人が一人現れ、その後は二人で撮影することになった。本日の目当ての485系「白鳥17号」はきれいな光線状態の下、無事撮影することが出来た。待避している3091レ が裏被りとなってしまうが、ちょうど空コキのところだったので目立たなくて良かった。
 予定では 4061レ まで撮影して撤収予定だったが、地元の方が 18:15 通過予定の 8051レ に EH500 二次車が入っているということなので、そこまで撮影することにした。そして、 8051レ は素晴らしい夕日の中で撮影することが出来た。以上で本日の撮影は終了、宿泊予定の青森市内に戻る。

特急「白鳥」17号 / 国鉄485系電車3000番台 (8両) 3053レ / JR貨物EH500形電気機関車 (4号機)
特急「スーパー白鳥」19号/JR北海道789系電車(8両) 4061レ / JR貨物EH800形電気機関車 (6号機)

 帰路に先ほど撮影した踏切に立ち寄ったが、この時間になるとサイドにも日が回っているようだ。あいにくすぐに貨物が来てしまいイン側を撮影できなかったが、夏場の夕方の撮影ポイントといった所か。
 宿泊は青森駅近くのホテルだ。日帰り温泉施設を併設し、24時間入出庫可能な自走式の駐車場も併設されているのでこのホテルを選んだ。夕食付きプランは併設の日帰り温泉施設の食堂を利用するが、値段を考えれば十分納得できる食事をとることが出来た。部屋はツインルームを案内され、全体としてまた是非利用したいホテルだ。
 明日は、「はまなす」を中小国で撮影する予定だが、あいにく曇り空の予報だ。天気がいいのが理想的だが、そうすると撮影者が多くなりそれも心配となってくる。中小国での天候で一番心配なのは霧だが、こればかりはどんなに心配しても仕方が無い。


6/26 (金) 

 今日はメインの「はまなす」撮影だ。朝2時半に起きて、3時過ぎに青森市内のホテルを出発する。天気予報では津軽地方は一日晴の予報だが、同時に濃霧注意報が出ているので、撮影予定の中小国周辺の天候が心配だ。
 青森市内では空はうっすら明るいように思えたが、北に向かうににつれ山沿いに霧が見えてきた。蓬田を過ぎ蟹田に近づくと霧の中に入り、フロントウィンドウが雨のように濡れてきた。この雨のようなモノはだんだん激しくなり、青森寄りの撮影場所に引き返そうか考えたが、とりあえず中小国駅まで行くことにした。
 中小国駅には3時50分頃に到着。駅前広場には車はいない。外に出て撮影ポイントの方を確認すると、小雨がぱらついているが、なんとか撮影できそうなコンディションだ。ここで撮影することに決め、撮影ポイントまで徒歩で移動する。

 JR津軽線・中小国−新中小国信号所間


中小国駅前に駐車してそこからは歩く 立ち位置周辺の線路際は雑草が刈られている

 このところ撮影者であふれていたようだが、今日は天気のせいか誰もおらず一人でまったり撮影する。まずは臨時「北斗星」を撮影。「はまなす」の通過時間が近づくと、一人撮影者が現れた。「はまなす」は定刻にやってきて無事撮影することが出来た。この天候が恨めしいが、こればかりはどうしようもない。最悪のコンディションでなかっただけでもよしとしよう。ここでは、326D まで撮影して移動する。

臨時 寝台特急「北斗星」 8007レ、上野発、札幌行き / ED79-7+24系25形客車11両+電源車
急行「はまなす」 / ED79-12+14系、25系客車8両 普通 326D、三厩発、蟹田行き / キハ40-565

 国道280号線バイパスを青森市内に向かって走り、油川−津軽宮田間の撮影場所に移動した。途中でトイレに立ち寄ったが、敷地内の売店はまだ開いていなかった。日が当たっていればこちらの方がこれからの時間帯は光線状態がいいようだが、この曇り空ではあまり関係ない。しかし、この場所はまだ撮影をしたことがないので、ここまで移動した。

 JR津軽線・油川−津軽宮田間


手前の電柱付近と、奥の道路がカーブしているところの二カ所から撮影できる

 撮影場所には「はまなす」から撮影を続けている人が二名いた。構図は手前と奥から狙うことが出来るが、奥の水田を前にした場所を選んだ。この場所は青森市内から近いが、編成後部に掛かる踏切などがうるさいのが欠点だ。手前から線路に近づいて撮影すると「はまなす」等では踏切はかわせるが、編成途中にポールが入ってしまう。いずれいせよ、ストレートで撮影するなら中小国が一番だ。
 ここでは「スーパー白鳥」「EH800貨物」「EH500貨物」等を2時間あまり撮影した。この時間上り485系「白鳥」はないので、後追いを撮影した。この天気ではこの後も撮影したいモノがなかったので、早めに東京に帰ることにした。

特急「スーパー白鳥」14号/JR北海道789系電車(8両) 3058レ / JR貨物EH500形電気機関車 (13号機)

 予定通り撮影を済ませ、新青森駅まで戻りレンタカーを返却する。天気が良ければ他に撮影を考えていたが、この曇り空なのでまだ早いが東京に帰ることにした。予約しておいた「はやぶさ」の一本前に間に合うかなと思っていたが、ぎりぎり間に合わなかった。閑散期なので臨時はなく、1時間13分の待ち時間となる。待ち時間を利用して、駅構内のカフェで軽く食事をとった。

 東北新幹線 「はやぶさ」18号 新青森 11:52 → 東京 15:04

 東北新幹線 「はやぶさ」18号 新青森発、東京行き
    (盛岡から、「こまち」18号(秋田発)を併結)

 JR東日本新幹線E5系電車
 U-12編成 (10両) (新幹線総合車両センター)


 みどりの窓口での表示では空席があったようだが、車内はほとんど埋まったようだ。朝早く起きたので車内でぐっすり眠ってしまい、途中のことはほとんど覚えていない。

 東京駅に到着して、中央線快速に乗り換える。中央本線ホームに到着すると、ホームに E257系電車が停車していた。ちょうど「かいじ113号」の時間だったので、新宿まで乗車することにした。「大人の休日倶楽部パス」は特急の自由席に乗り放題なのでちょうどよかった。

 特急 「かいじ」113号 東京 15:15 → 新宿 15:28

 特急 「かいじ」113号 東京発、甲府行き

 JR東日本E257系電車0番台
 M-104編成 (9両) (松本車両センター)


 平日のこの時間帯のためか、車内はがらがらだった。自由席ではすぐに車内改札が始まったようだが、新宿から先はどうするのだろうか。あまり、自由席を利用する機会が無いので見当がつかない。

 「大人の休日倶楽部パス」を利用して青森を訪れるのは三回目だが、この時期の「はまなす」撮影は二回目だ。前回はちょうど3年前で、幸運にも素晴らしい晴天に恵まれた。今回の「はまなす」撮影は曇り空の下だったが、霧が無く撮影できただけでも良かったと思う。出来れば天気の良い日にもう一度撮影に訪れたいが、それは難しいかもしれない。




移動の記録

(5/25)
唐木田駅 6:46 → 国会議事堂前駅 7:38    小田急線「急行」
国会議事堂前駅 7:49 → 東京駅 7:55     東京地下鉄丸ノ内線
東京駅 8:40 → 盛岡駅 10:55        東北新幹線「こまち7号」
盛岡駅 10:59 → 新青森駅 11:51      東北新幹線「はやぶさ7号」

レンタカー(日産レンタカー)
新青森駅前          12:07         出発  000q
新小国信号所近くのポイント  12:54〜14:47   撮影  038q
樋橋踏切           14:57〜15:15   撮影  044q
新小国信号所近くのポイント  15:21〜18:26   撮影  050q
樋橋踏切           18:34〜18:40   撮影  056q
青森センターホテル      19:11         到着  086q

《青森センターホテル》泊

(5/26)
レンタカー(日産レンタカー)
青森センターホテル       3:08         出発  086q
中小国駅            3:46〜7:03    撮影  120q
村の駅よもっと         7:19〜7:22        132q
油川−津軽宮田間のポイント   7:37〜10:04   撮影  146q
GS             10:20〜10:23   給油  152q
新青森駅前          10:25         到着  153q
燃費 21.8q (39,476→39,629q)

新青森駅 11:52 → 東京駅 15:04      東北新幹線「はやぶさ18号」
東京駅 15:15 → 新宿駅 15:28       特急「かいじ113号」
新宿駅 15:49 → 京王多摩センター駅 16:18   京王線・相模原線「特急」
小田急多摩センター駅 16:25 → 唐木田駅 16:27 小田急多摩線「各停」




Nikon D7200 、Nikon1 J4



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