休日おでかけパス・「あしかが大藤まつり号」 撮影

2022.5.4


 ルート   唐木田~新百合ヶ丘~新宿~赤羽~小山~大平下~小山~新宿~多摩センター~唐木田


5/4 (水・祝) 

 大型連休中で天気が良いので、3年ぶりに「あしかが大藤まつり」臨時列車を撮影に出かけることにした。撮影場所は毎度同じの、大平下駅近くのストレートだ。これまでは自動車で出かけていたが、毎回渋滞にはまりうんざりしていた。しかも、今年は大型連休中の ETC休日割引がなく、ガソリン価格も高騰しているので、鉄道を利用して行こうと考えた。
 運賃だけを考えると千代田線、東武線を乗り継いで栃木に出るのが安いが、乗り継ぎを含めた所要時間が結構掛かる。一方、東北本線、両毛線経由で行くと乗り継ぎがよくスムーズに最寄り駅の大平下まで行ける。そんなわけで、今回はJRの休日おでかけパスを使うことにした。

 小田急/多摩線 各停 唐木田 5:39 → 新百合ヶ丘 5:54

 小田急/多摩線 各停 唐木田発、新百合ヶ丘行き

 小田急3000形電車
 3277F(6両/海老名検車区)


 休日の小田急多摩線の新宿行き急行の初発は 6:09 と平日よりさらに遅いので、各停に乗車して新百合ヶ丘で急行(快速急行)に乗り換える。休日の早朝なので唐木田駅構内も車内も人はまばらだ。

 新百合ヶ丘では3分の乗り換え時間で新宿行き急行に連絡しているが、その8分後の快速急行に乗っても新宿到着は2分しか変わらず、その後の乗り換えに問題は無い。

 小田急/小田原線 急行 新百合ヶ丘 5:57 → 新宿 6:25

 小田急/小田原線 急行 片瀬江ノ島発、新宿行き

 小田急3000形電車
 3084F(10両/海老名検車区)


 結局乗り換えはスムーズで、5:57発の急行に乗車することができた。平日より乗客は少ないようで、無事に座ることが出来た。

 新宿駅では小田急西口地下改札口を出て、JRの指定席券売機で「休日おでかけパス」を購入して、JR中央西改札口から入場する。西口改札からは1番遠い埼京線ホームに行き、赤羽まで埼京線普通電車に乗車する。毎度のことだが、この時間帯にも湘南新宿ラインが運転されていれば楽なのになと思う。

 JR東日本/埼京線 普通 657K 新宿 6:38 → 赤羽 6:52

 埼京線 普通 657K 新宿発、大宮行き

 E233系電車7000番台
 126編成(10両/川越車両センター)


 6:32発の快速・川越行きに間一髪乗り損ねてしまったので、隣のホームに移動して次の普通・大宮行きに乗車する。休日なので車内は空いている。

 赤羽から乗車したのは「快速ラビット」宇都宮行きで、E231系15両編成だった。小田原始発の電車だが、休日のせいか車内は空いていて、先頭車両に座ることが出来た。1時間弱の乗車時間とはいえ、ずっと立っているのはつらい。

 JR東日本/上野東京ライン 快速ラビット 3620E 赤羽 6:58 → 小山 7:52

 上野東京ライン(東海道本線/東北本線)
 快速ラビット 3620E 小田原発、宇都宮行き

 E231系電車1000番台
 U10編成(5両)+U501編成(10両)(小山車両センター)


 大宮を含めた各駅での乗車客がいたが、平日のように車内がいっぱいになるようなことはなかった。

 東北本線の快速は日中は湘南新宿ライン系統に設定されているが、それ以外の時間帯は快速ラビットとして上野東京ライン系統に設定されている。どちらの系統も現在の停車駅は同じなので、愛称を残してある意味はあまりないのでは無いかと思う。
 快速なので小山には1時間弱で到着、ここではどっと乗客が降りた。小山でこんなに降りるのかと思っていると、自分と同じように多くの乗客は改札を出ずに両毛線のホームの方に向かっていった。

 JR東日本/両毛線 普通 440M 小山 8:01 → 大平下 8:17
 
 両毛線 普通 440M 小山発、高崎行き

 国鉄211系電車3000番台
 A-26編成(4両/高崎車両センター)


 まだ早い時間だが、あしかがフラワーパークに向かうと思われる観光客が結構いる。間もなくロングシートは埋まり、発車時には座れない乗客も出てきた。

 東武日光線との接続駅の栃木でまとまった乗車があり、車内は混雑してきた。ほとんどがあしかがフラワーパークに行く観光客のようだ。車内が混雑していたので、撮影場所の状況をチェックすることはできなかった。
 大平下には栃木から4分で到着した。何もない小さな無人駅だと思っていたが、数名の乗客が下車した。駅前の観光案内図によると、ここを通るハイキングコースが整備されているようだ。駅舎はそんなに古くはなく、券売機も SUICA対応の新型のようだ。かつて交換設備があった名残として島式ホームが残っている。

 大平下駅 / JR東日本/両毛線 (栃木県/栃木市)

 撮影場所へは線路沿い道路を栃木方面に歩いて行く。ずっと線路沿いなので迷うことはない。途中にはまだ新しい住宅地があり、ショッピングセンターなどもいくつかある。開発される前は一面田んぼだったのだろう。
 大平下駅からゆっくり歩いて約25分で撮影場所に到着した。予想はしていたが撮影者は誰もいなかった。間もなく1人がやって2人での撮影となった。また、よく見ると田んぼの中から撮影しているらしき人が見えた。183系時代の賑わいが嘘のようなのどかな雰囲気だ。

 両毛線撮影 (大平下-栃木間)

 「あしかが大藤まつり号」の使用車両は今年から E257系5500番台に変更になった。また、これまでは快速だったが、今年から特急に格上げされた。使用車両が新しくなったとはいえ、大宮所属の波動用車両ということは変わらないので、実質的な値上げと見ることができるだろう。
 普通電車は 211系ばかりだが、今となっては貴重な国鉄型車両だ。185系、205系が引退していく中、JR東日本では最後の国鉄型だ。その 211系を撮影しなが最終的な構図を決める。
 そして、「あしかが大藤まつり1号」の時間。幕張時代の E257系は何度も撮影したが、5500番台に改造されてからは初めての撮影だ。予想以上でも以下でも無い感じで、まあこんなものかといったところだ。塗装は悪くないと思うが、先頭の LED はなんとも微妙だ。その後、「あしかが大藤まつり3号」まで撮影して撤収した。この時間になると面にしっかり日が回っているが、光線状態はトップ気味だ。

普通 448M、小山発、高崎行き / 11:16
211系電車3000番台 / C-6編成(6両/高崎車両センター)
特急「あしかが大藤まつり」3号、大船発、桐生行き /11:42
E257系電車5500番台/OM-54編成(5両/大宮総合車セ)

 撮影後は近くのショッピングセンターのトイレを借り、フードコートで軽く食事をとった。車で来た時にもこの場所を利用している。

 このショッピングセンター玄関横のバス停から、栃木駅方面行きのコミュニティバスが運行されている。次の便は 13:08 でまだ1時間近くあるので、大平下駅まで歩いて戻ることにした。太陽光線は強いが風があるのでそんなに暑くは感じない。
 この大平下駅までの線路沿いの道からは、両毛線の車両を撮影することが出来る。障害物などのことをあまり気にしなければ、撮影できるポイントは多い。ちょうど高崎行き上り電車がやって来たので、適当なところで一枚撮影してみた。

 日中の両毛線は上り下りともに1時間に1本の運行だが、大型連休期間中は臨時の普通電車が複数運行されている。あしかがフラワーパークで行われている大藤まつりへのアクセスとして例年運行されている。

 JR東日本/両毛線 普通 9427M 大平下 12:52 → 小山 13:13

 両毛線 普通 9427M 桐生発、小山行き

 国鉄211系電車3000番台
 C-15編成 (6両/高崎車両センター)


 そのうちの1本(9427M)が 次の小山行きなのでそれに乗車する。私以外に、地元の人らしい人達が5人乗車した。車内は混雑していて座ることは出来なかった。

 栃木で半数近くの人が降り、座ることが出来た。栃木駅周辺にはそれほど大きな商業施設がないように思えるが、この駅で乗り降りする人達は東武日光線への乗り換えなのだろうか。 小山では10分の連絡で逗子行きの湘南新宿ラインに乗り換える。乗り換え時間は十分にあるが、両毛線のホームは離れているので乗り換えに時間を要する。
 湘南新宿ラインの混雑状況が分からなかったので、奮発してモバイルSuicaグリーン券を購入しておいた。しかし、短い10両編成だったが、普通席には座れそうだった。

 JR東日本/湘南新宿ライン 普通 2541Y 小山 13:23 → 新宿 14:44

 湘南新宿ライン(東北本線/横須賀線)
  普通 2541Y 宇都宮発、逗子行き

 E231系電車1000番台
 U-527編成 (10両/小山車両センター)


 グリーン車の乗客は意外に多く、4割近くは乗車していたのではないかと思う。グリーン券がもったいなかったかもしれないが、1時間20分の間快適に移動することができた。

 多摩センターで買物があったので、新宿からは京王線を利用した。新宿→多摩センター間の特急の所要時間は30分ちょうどで、小田急線の急行より速く料金も安い。

 京王/京王線/相模原線 特急 新宿 15:06 → 京王多摩センター 15:36

 京王線/相模原線 特急 新宿発、京王多摩センター行き

 京王9000系電車
 8707F (10両)


 この春のダイヤ改正で特急と準特急が一本化され、笹塚、千歳烏山と停車駅は増えたが、所要時間は変わっていない。

 多摩センターで買い物を済ませ、小田急多摩線で唐木田まで帰る。乗車したのは普通電車だが、新宿始発で新百合ヶ丘まで急行として運転されている。車両は 1000形10両編成だった。

 小田急/多摩線 急行/各停 小田急多摩センター 15:55 → 唐木田 15:58

 多摩線 急行/各停 新宿発、唐木田行き

 小田急1000形電車
 1096F(10両/喜多見検車区)


 この春のダイヤ改正で多摩線の運行本数は少なくなったが、10両編成で運行される普通電車が増えた。それまで多摩線内折り返しの普通電車は6両編成が基本だったが、急行との共通運用のため10両編成になったのだと思う。

 「あしかが大藤まつり号」といっても、国鉄特急色 183系、専用絵幕付きの時代とは違って特別感はなくなってしまった。しかし、この撮影場所はきれいな編成写真が撮れる場所で気に入っている。E257系にしても 211系にしてもいずれかは引退する車両なので、日常の風景として撮影できてよかった。また、電車移動でも問題なく撮影ができることが分かったのも収穫だった。



移動の記録

(5/4)
唐木田 5:39 → 新百合ヶ丘 5:54      小田急多摩線 各停
新百合ヶ丘 5:57 → 新宿 6:25       小田急小田原線 急行
新宿 6:38 → 赤羽 6:52          埼京線 普通 657K
赤羽 6:58 → 小山 7:52          上野東京ライン 快速ラビット 3620E
小山 8:01 → 大平下 8:17         両毛線 普通 440M

大平下駅 8:25頃 → 8:50頃 撮影ポイント 11:46頃 → 11:53頃 ベイシア大平モール店 12:12頃 → 12:30頃 大平下駅

大平下 12:52 → 小山 13:13       両毛線 普通 9427M
小山 13:23 → 新宿 14:44        湘南新宿ライン 普通 2541Y
新宿 15:06 → 京王多摩センター 15:36  京王線/相模原線 特急
小田急多摩センター 15:55 → 唐木田 15:58  小田急多摩線 各停




Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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