京王バス / 中央高速バス松本線 5905便 乗車記
(バスタ新宿→松本BT
)

2019.1.14


乗車バス  中央高速バス松本線 5905便 バスタ新宿発、松本バスターミナル行き
運行会社  京王バス、(共同運行) アルピコ交通
乗車区間  バスタ新宿 8:55 → 松本バスターミナル 12:15 (定刻 12:13)
車両  京王バス東(永福町営業所) X51010 練馬200 か 2369
 三菱ふそう エアロエース BKG-MS96JP 2010年式
走行道路  バスタ新宿(甲州街道)初台入口(首都高4号線・中央道)岡谷JCT(長野道)松本IC
 (国道158号)松本BT

「中央高速バス松本線」について
 中央高速バスは、京王バスとその共同運行会社が運行している、バスタ新宿に発着する中央自動車道経由の高速バス(路線バス)の総称および、京王電鉄バスの登録商標。1969年3月18日に中央自動車道の相模湖-河口湖間が開通したのを機に、「中央高速バス」として運行を開始した。
 松本線は、1988年3月5日の長野自動車道・岡谷IC-松本IC間開通後、1989年4月18日に運行を開始した。同時に、JRバス関東と松本電気鉄道の共同運行による「松本号」が東京駅-松本駅間にダブルトラック路線として運行を開始した。しかし、「松本号」は不振な状態が続き、1992年に撤退となった。

 中央高速バス松本線 5905便 ダイヤ
バスタ新宿 8:55
中央道日野 9:25
中央道・双葉SA
(休憩)
(10:35)
(10:50)
長野道みどり湖 11:46
長野道広丘野村 11:51
長野道神林 11:57
松本インター前 12:03
松本バスターミナル 12:13

2023.9.12 作成


 2019年1月に、大糸線内を走る「あずさ26号」と189系で運行されている「おはようライナー」を撮影に長野に出かけた。行動時間が制限されてしまうが、今回は旅行気分で高速バスで往復することにした。
 往路はバスタ新宿発の中央高速バス松本線(京王便)を利用した。京王バス東で使用される新宿-松本線の車両は基本4列シートで、3列のSシート席が前部に4席設置されている。どちらのシートにも空席があったが、1000円の違いなので迷うことなくSシートを選択した。2+1のシート配置で1Dは埋まっていたので単独席の2Dを選んだ。
 2016年4月開業のバスタ新宿を利用するのは初めてだ。小田急からの乗り換えなので、南口を出て甲州街道を横断する。入り口が二階となり、高速バス乗り場のある四階にはエスカレーターで上る。三連休の最終日で待合室は人であふれているが、空席もあるのでスペース的には十分なのだろう。発券カウンターは会社別に分かれていて窓口の数は少ないので、乗車券は事前にWEB等で購入しておくのが原則だ。本日もこれだけの乗客がいたが、窓口を利用している人はほとんどいなかった。

 バスタ新宿(東京都渋谷区) / 8:55 発車

 乗車するのは 8:55発京王5905便で、長野、北陸方面へ向かう便が中心に発車するCエリアのC8が乗り場だ。新宿地区発車の高速バスが集約されてどうなのかと思ったが、バスターミナルとしては十分に機能していいると思う。8:45発河口湖行き2号車が出発してすぐに、松本行き 5905便は入線してきた。
 スタッフにトランクへの荷物を預け、運転手の乗車券チェックを受けバスに乗り込む。Sシートは大型のシートで快適だが、シートピッチについては広くなっているのかよくわからなかった。そのため、フットレストを利用するより備え付けの使い捨てスリッパを使いフロアに足をつく方が快適だ。乗客はSシート2名、一般席約19名(正確に数えていない)で、定刻に出発した。

 中央高速バス松本線 5905便 / バスタ新宿 (8:55) 発、松本バスターミナル (12:13) 行き
 
京王バス東(永福町営業所) X51010 練馬200 か 2369 / 三菱ふそう エアロエース BKG-MS96JP 2010年式

 初台ランプから首都高に乗り、唯一の乗車停留所の日野バス停は乗車なしで通過した。三連休の最終日で中央道の混雑が心配だったが、首都高、中央道と順調に先に進んでいった。快適だったのでいつの間にかうとうとしてしまい、目が覚めると甲府盆地に入っていた。もっと早く目が覚めれば良かったが、正面に白根三山が見える。素晴らしい青空が広がり、何度通っても冬場の中央道の眺めは素晴らしい。

 車窓 / 一宮御坂IC付近から見た南アルプス(白根三山)

 南アルプスの展望に見とれていると、間もなく双葉サービスエリアに到着した。ここで予定通り約15分間の休憩だ。バス専用の駐車スペースには 9:05 立川発、飯田行きの立川バスが止まっていた。

 中央道・双葉SA(10:37~55)/ 休憩

 トイレを済ませ、おにぎりを購入してバスに戻る。停車時間が 15分あるので、ゆっくり買い物をすることができる。発車予定時刻までに全員戻ってきて、松本に向けて出発した。ほぼ同時に駒ヶ根行きの立川バスが発車したが、乗客は数人しかいなかったようだ。また、出発間際にバスタ新宿 9:05 発、飯田行きの京王バス 3705便が入ってきた。
 双葉サービスエリアを出発すると、左手には鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳が迫り、右手には八ヶ岳が近づいてくる。本当に素晴らしい天気で、右手の八ヶ岳の移りゆく姿を楽しむことができた。

 車窓 / 八ヶ岳(八ヶ岳PA付近)

 諏訪湖を右手に見て、岡谷ジャンクションから長野道に入る。間もなく最初の降車場のみどり湖バス停だ。みどり湖バス停はみどり湖パーキングエリア内に設けられているが、降車する乗客はいないので本線上を通過する。次の広丘野村バス停は本線上にあり、2名の降車があった。次の神林バス停は通過して、松本インターで長野道を降りる。松本インター前バス停はインターを降りた国道158号線上にあり、5名の降車があった。
 松本市内に入り JRのガードをくぐるところで渋滞したが、ここはいつも混雑している感じだ。そのほかは順調で、終点松本バスターミナルには定刻2分遅れの 12:15 に到着した。バスターミナルとはいっても、降車バス停はターミナルビル南側の道路上にある。

 松本バスターミナル(長野県松本市) / 12:15到着 (定刻12:13) / 下車 約14

 Sシートを利用したので、3時間20分の乗車時間をゆったり過ごすことが出来た。しかし、シートピッチがワイドシート四列車と同じだと思われるので、1000円プラスのSシート料金は正直高いと思う。私が座ったのは二列目だったが、最前列の足下はもっと狭いのでは無いだろうか。しかし、個人的には中距離でも三列シートが必要と考えているので、次回利用するときもSシートを予約すると思う。中央道高速バス松本線は南アルプスや八ヶ岳の素晴らしい眺望が期待できるので、機会があればまた利用したいと思う。




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