京王バス / 中央高速バス名古屋線 KO9001便 乗車記
(新宿高速BT
→名鉄BC)

2010.7.19


乗車バス  中央高速バス名古屋線 KO9001便
 新宿(西口)高速バスターミナル発、名鉄バスセンター行き
運行会社  京王バス、(共同運行)名鉄バス
乗車区間  新宿高速BT 6:50 → 名鉄BC 12:29 (定刻12:53)
車両  京王バス東 (世田谷営業所) X51002 品川200 か 2217
 三菱ふそうエアロエース BKG-MS96JP 2010年式
 4列ワイドシート36席、パウダールーム付きトイレ
走行道路  新宿駅西口(中央通り・東通り・甲州街道)初台入口(首都高4号線・中央道)小牧JCT
 (東名高速)小牧IC(名古屋高速11号小牧線)楠JCT(名古屋高速1号楠線)東片端JCT
 (名古屋高速都心環状線)東新町出口(錦通)名鉄BC

「中央高速バス名古屋線」について
 中央高速バスは、京王バスとその共同運行会社が運行している、バスタ新宿に発着する中央自動車道経由の高速バス(路線バス)の総称および、京王電鉄バスの登録商標。1969年3月18日に中央自動車道の相模湖-河口湖間が開通したのを機に、「中央高速バス」として運行を開始した。
 名古屋線は、2002年12月20日に京王バス・名鉄バスにより運行を開始した。名鉄では「中央道高速バス新宿線」と表記している。朝便・夕方便・夜行2便の毎日4往復運行されている。

 中央高速バス名古屋線 KO9001便 ダイヤ
新宿高速BT 6:50 馬篭 11:12
中央道三鷹 7:10 中津川 11:21
中央道深大寺 7:12 中央道・恵那峡SA
(休憩)
(11:25)
中央道府中 7:16 (11:40)
中央道日野 7:23 恵那 11:42
中央道八王子 7:32 瑞浪天徳 11:56
中央道・双葉SA
(休憩)
(8:40) 多治見 12:08
(8:50) 桃花台 12:18
中央道・駒ヶ岳SA
(休憩)
(10:15) 12:43
(10:35) 名鉄BC 12:53

2023.9.20 作成


 2010年7月に、名古屋地区を走る 117系電車の「新快速」運用を撮影に出かけた。場所は1月と同じ木曽川-岐阜間のポイントで、前回と同じく岐阜市内に宿泊した。青春18きっぷの使用開始が明日(翌日)からなので、行きは京王の中央高速バスを利用した。「早期決済割引キャンペーン」ということで 3,500円で名古屋まで行くことができた。
 早朝の小田急線で新宿に向かったが、電車の中で名古屋までのWEB乗車券(パソコンでプリントしたもの)を忘れたのに気がついた。焦ってしまったが、高速バス窓口で事情を話すと、決済に使ったクレジットカード提示で乗車することが出来た。
 狭い新宿駅(西口)高速バスターミナルは待合いスペースが狭く、乗り場も狭いので、バスの発車が重なる時間はいつも混雑している。

 新宿(西口)高速バスターミナル(東京都新宿区) / 6:50 発車

 名古屋行きのエアロエースは今年登録の新車で、4列36人乗りのゆったり仕様だ。6時間の名古屋行きとしては問題ないが、夜行便では眠ることは難しいだろう。
 新宿では16名の乗客を乗せて出発。乗務員の持っていた座席表をちらりと見たが、私の隣の席は誰か来るようだ。

 中央高速バス名古屋線 KO9001便
  / 新宿高速バスターミナル (6:50) 発、名鉄バスセンター (12:53) 行き

 
京王バス東 X51002 品川200 か 2217 / 三菱ふそう エアロエース BKG-MS96JP 2010年式

 途中、中央道八王子バス停で1名乗車、本便の乗客は17名。私の隣の席は空席のままだが、他の空いている席に誘導されたようだ。
 晴天の3連休の最終日なので渋滞を心配したが、拍子抜けするほど順調だ。新型のバスはゆったりして快適だが、後輪の真上の席なので、道路のつなぎ目など通過のショックは大きい。隣の席が空いていれば、3列シート並みに快適だ。
 最初の休憩地、双葉サービスエリアに到着。約10分の休憩。到着して間もなく、新宿同時刻発の飯田行きのバスが追いついてきた。

 中央道・双葉SA (休憩) / 8:33~45

 素晴らしい天候の中、双葉サービスエリアを出発。左手には甲斐駒ヶ岳を中心とする南アルプス、右手には八ヶ岳。本当に素晴らしい眺めだ。

 車窓 / 長坂IC付近からの展望(八ヶ岳)

 バスが諏訪湖にかかると、正面右手に残雪の北アルプスが現れる。穂高連峰が印象的で、よく見ると槍ヶ岳も見える。この眺めは印象的だ。

 車窓 / 中央道原PA付近からの北アルプスの展望(穂高連峰、槍ヶ岳方面)

 伊那谷にはいりしばらくすると、左手に南アルプスの山々が見えてくる。逆光なのでシルエットになっているが、雄大な眺めだ。

 車窓 / 駒ヶ根IC付近からの展望(中央アルプス・宝剣岳方面)

 雄大な展望を楽しんでいると2回目の休憩地の駒ヶ根サービスエリアに到着。双葉サービスエリアを出発して、1時間と少ししか時間が経っていない。

 中央道・駒ヶ岳SA (休憩) / 10:00~10

 最初の降車バス停の馬籠で中国人の家族4名が下車。バス停から馬籠宿まで 1.5㎞ とのことだが、この家族は歩いていくのだろうか。
 馬籠を出発すると間もなく最後の休憩地の恵那峡サービスエリアに到着。前回の休憩から1時間も経っていない。乗務員の連続運転時間の関係での休憩と思われるが、乗客的にはどちらか1回の休憩で十分だと思う。しかし、高速バスの乗客はそんなに急いでいる人はいないようで、3度の休憩を楽しんでいるようだ。 

 中央道・恵那峡SA (休憩) / 11:04~18

 中央道本線上のバス停では桃花台バス停で1名下車。バスは小牧ジャンクションから東名高速に入り、次の小牧インターで高速を降りた。そのまま連絡道から名古屋都市高速に入り名古屋駅方面に向かう。都市高速上から小牧基地(名古屋空港)が見え、エプロンに並ぶ C-130H と KC-767 を見ることが出来た。
 道路は順調で、栄バス停で1名下車、定刻より30分近く早く名鉄バスセンターに到着した。高速バスがこれほど早着するのは珍しい。

 名鉄バスセンター(愛知県名古屋市中村区) / 12:29到着(24分早着)

 5時間半ほどの乗車時間だったが、新型のエアロエースは快適だった。しかし、この乗車率では営業的には厳しいのではないだろうか。中央高速経由の高速バスでは、JRバスグループ(JRバス関東とJR東海バス)も運行しているが、そちらの方の乗車状況はどんなものなのだろう。




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