京王バス / 中央高速バス名古屋線 KO9001便 乗車記
(新宿高速BT
→多治見 / 一般道迂回)

2015.4.17


乗車バス  中央高速バス名古屋線 KO9001便
 新宿(西口)高速バスターミナル発、名鉄バスセンター行き
運行会社  京王バス、(共同運行)名鉄バス
乗車区間  新宿高速BT 6:50 → 多治見(インター) 14:16 (定刻12:08)
車両  京王バス東 (世田谷営業所) X61409 品川200 か 2776
 日野 セレガHD QRG-RU1ASCA 2014年式
 4列ワイドシート36席、パウダールーム付きトイレ
走行道路  新宿駅西口(中央通り・東通り・甲州街道)初台入口(首都高4号線・中央道)松川IC
 (中央道)伊那IC(権兵衛峠道路・中山道)中津川IC(中央道)多治見IC

「中央高速バス名古屋線」について
 中央高速バスは、京王バスとその共同運行会社が運行している、バスタ新宿に発着する中央自動車道経由の高速バス(路線バス)の総称および、京王電鉄バスの登録商標。1969年3月18日に中央自動車道の相模湖-河口湖間が開通したのを機に、「中央高速バス」として運行を開始した。
 名古屋線は、2002年12月20日に京王バス・名鉄バスにより運行を開始した。名鉄では「中央道高速バス新宿線」と表記している。朝便・夕方便・夜行2便の毎日4往復運行されている。

 中央高速バス名古屋線 KO9001便 ダイヤ
新宿高速BT 6:50 馬篭 11:12
中央道三鷹 7:10 中津川 11:21
中央道深大寺 7:12 中央道・恵那峡SA
(休憩)
(11:25)
中央道府中 7:16 (11:40)
中央道日野 7:23 恵那 11:42
中央道八王子 7:32 瑞浪天徳 11:56
中央道・双葉SA
(休憩)
(8:40) 多治見 12:08
(8:50) 桃花台 12:18
中央道・駒ヶ岳SA
(休憩)
(10:15) 12:43
(10:35) 名鉄BC 12:53

2023.9.14 作成


 2015年4月に、直前のダイヤ改正で運用が大幅に減り、間もなく運用から完全に外れてしまうことが予想される高山本線のキハ40系気動車を撮影に出かけた。撮影場所は美濃太田周辺で、歩いて行ける場所での撮影とした。運用が朝夕に限られてしまうので、高速バスで名古屋に向かい、一泊して同じく高速バスで帰る計画を立てた。
 平日の早朝なのに、狭い新宿西口バスターミナルは人であふれている。善光寺御開帳の影響で長野行きは満席だが、他の便は空席ありとなっている。この便に乗車するのは今回が二回目だが、前回同様がらがらで、新宿からの乗客は結局3名だけだった。

 新宿(西口)高速バスターミナル(東京都新宿区) / 6:50 発車

 新宿から名古屋行きの高速バスに乗り込んだが、ここでトラブルが発生した。早朝の事故のため中央道恵那山トンネルが通行止めだという。途中バス停もあるので、新東名高速などへの迂回運転は出来ないようだ。乗務員が乗客一人一人に説明していたが、バスで名古屋まで行く乗客は時間を気にしている人はいないようで、皆驚いてはいるが慌てている様子はなかった。私もここに来て計画変更も出来ないので、通行止め区間の復旧を願って出発を待った。

 中央高速バス名古屋線 KO9001便
  / 新宿高速バスターミナル (6:50) 発、名鉄バスセンター (12:53) 行き

 
京王バス東 X61409 品川200 か 2776 / 日野 セレガHD QRG-RU1ASCA 2014年式

 永福付近での故障車渋滞と深大寺バス停での運賃箱のトラブルで約15分の遅れとなり、幸先の悪いスタートとなった。途中バス停での乗車は7名で、合計10名となった。車両は 2014年登録の日野セレガで、4列×9列の名古屋線標準の配置だ。ゆったりとした配置とはいえないが、隣に人がいなければ非常に快適だ。
 最初の休憩地、双葉サービスエリアに到着。約10分の休憩。八王子で追い抜かれた新宿7時発の松本行きは先着していて、同時刻発の駒ヶ根行きはすぐ後から到着した。恵那山トンネルはまだ通行止めのままだ。

 中央道・双葉SA (休憩) / 8:54~9:06

 恵那山トンネルは通行止めのまま所定の恵那山サービスエリアに到着した。飯田から国道256号線で木曽に抜けるのかと思っていると、運転手が会社と迂回についての最終確認をしている。すると、どうやら行きすぎたらしい。伊那インターから権兵衛峠道路経由で国道19号に抜けるよう指示されている。事前の打ち合わせが不十分だったようで、松川インターまで行ってバス停でUターンして、伊那インターまで戻り一般道を走ると案内があった。

 中央道・駒ヶ岳SA (休憩) / 10:28~43

 通行止めによる迂回は仕方が無いが、今回の対応は問題だったといわざるを得ない。休憩場所を変更して伊那インターで降りるのが当然で、そのため40,50分の時間のロスとなってしまった。

 中央道・松川IC (Uターン) / 10:54

 中央道・伊那IC (出口) / 11:17

 一般道は、権兵衛峠道路経由で国道19号線に抜けたが、権兵衛峠道路は高規格道路であっという間だ。国道19号では沿線に桜も残っていて、旅行気分を味わえてこれはこれで楽しむことが出来た。一部渋滞もあったがほぼ順調で、中津川インターから再び中央道に乗った。この時点で、約2時間遅れとなってしまった。

 車窓 / 国道19号線 (中山道) を名古屋方面へ

 中央道・中津川IC (入口) / 13:25

 このまま名古屋まで行っては本日の撮影は出来ない。何か策はないかとタブレット端末でいろいろ調べた末、多治見インターでバスを降り、そこからレンタカーで移動することにした。幸いインター近くにレンタカー会社があり、1時間前までネット予約が出来た。
 所定の休憩地、恵那峡パーキングエリアに到着。ここまで来てようやく天気予報通り晴れてきた。運転手に多治見インターで降りる旨告げると、事前に話してくれれば中津川駅に立ち寄ってくれたということだった。

 中央道・恵那峡SA (休憩) / 13:31~43

 恵那山トンネルの通行止めは午後1時過ぎに解除になったようだが、時間的には開通待ちを待ってもほとんど変わらなかったということだ。
 恵那バス停で2名下車、多治見バス停では私を含めて3名が下車した。定刻2時間8分遅れだ。地図を確認しながら、オリックスレンタカーの営業所へ向かった。

 多治見(インター)バスストップ(岐阜県多治見市) / 14:16到着(2時間8分遅れ)

 恵那山トンネルの交通事故による通行止めという非常に特殊な状況に遭遇してしまった。高速道路を走る路線バスなので、こうした可能性はいつでもある。その代わり、普段は走ることのない一般道の走行を楽しめたので、いい経験をしたといったところだ。結果的に、当初予定していた撮影も出来たので、旅行としてもうまく終えることが出来た。
 こうした高速道路の通行止めの時の対応はマニュアル的に決まっているのだろうが、今回は松川インターまで行く必要は無かったのではと個人的には思う。




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