(7/22 曇)
富士学校・富士駐屯地開設記念行事は基地内のイベントだが、富士教導団に属する車両が多く参加してかなり迫力があるようだ。空砲とはいえ、模擬戦闘訓練も行われる。例年そのあと(8月終わり)行われる富士総合火力演習は抽選による入場券が必要となるが、こちらは入場はフリーで駐車場も十分確保されている。迫力は比べものにならないだろうが、是非見学したいと思った。
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厚木インターから東名高速に乗り、御殿場インターで降りる。東京では雨が降っていたせいか車の量は少なめだが、御殿場インターの出口は渋滞していた。国道138号線も車が多かったのでみんな目的地は同じかと心配になったが、国道246号線との交差点を過ぎると車の量は減ってきたので一安心。雨の方もあがったので、イベントを楽しめそうだ。
国道138号線上に案内板が出ていて、駐車場への道路の入り口を見落とすことはない。道はすぐに未舗装になり結構な距離を走らされるが、自衛隊員の誘導通りに行くと広大な駐車場に到着する。駐車場から会場まではシャトルバスに乗り換えるが、乗車前に手荷物検査がある。総火演の時は民間のバスがチャーターされていたが、今回は自衛隊のバスだけのようだ。8時半の会場あわせてバスが運行されているようで長い行列ができていたが、そんなに待つことなくバスに乗ることができた。 |
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国道から駐車場までは未舗装路を走る
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富士学校の厚生センター前でシャトルバスを降り、記念式典まで時間があるのでふれあい広場へと向かう。ふれあい広間に向かう道は歩行者天国になっていて、模擬売店が並んでいる。
ふれあい広場はステージや売店のテントが並んでいるが、まだ開場して間もないので休んでいる人はほとんどいない。そのかわり、隅に展示してある歴代の陸上自衛隊車両や装備の方には人だかりができている。ロープなどないので、さわったり記念写真を撮ったり各自自由にしている。稼働できる状態ではないとはいえ、今は退役した装備も見られるのが興味深い。
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シャトルバスで会場(富士学校)にむかう
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ふれあい広場(午後撮影)
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ふれあい広場展示装備品 |
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軽装甲機動車
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74式戦車
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60式装甲車
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61式戦車(平成12年退役)
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M32型戦車回収車(米軍供与・昭和55年退役)
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M24型軽戦車(米軍供与・昭和49年退役)
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M4A3型中戦車(米軍供与・昭和47年退役)
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60式自走106mm無反動砲(平成18年退役)
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105mmりゅう弾砲(米軍供与・平成10年退役)
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75mmりゅう弾砲(米軍供与・昭和56年退役)
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155mmりゅう弾砲(平成3年退役)
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75式自走155mmりゅう弾砲
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67式30型ロケット弾発射機(平成4年退役)
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M2型155mm加農砲(平成8年退役)
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M2型203mmりゅう弾砲(平成4年退役)
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75式130mm自走多連装ロケット弾発射機(平成17年退役)
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10時15分の記念式典開始まで1時間以上あるが、とりあえず行ってみることにする。会場の総合訓練場には陸上自衛隊車両が並んでいて、その迫力に驚かされてしまう。観客席のロープ沿いは既にいっぱいなので、正面(観閲席の後ろ)の斜面に席を陣取る。座りにくい斜面なので、私達が座ったときはほとんど観客がいなかったが、式典が始まる頃には身動きがとれないくらいいっぱいになった。
記念式典は長い長い訓辞などが終わり、車両に一斉にエンジンが掛かり観閲行進が始まる。富士教導団隷下の各教導隊が中隊単位で紹介のアナウンスがあり、目の前を行進していく。これだけの車両を目の前にするのは初めてで、その迫力に圧倒される。行進の最後が戦車教導隊で、その迫力も一番だ。
記念式典(観閲式)
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総合訓練場に並ぶ陸上自衛隊車両と隊員
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74式戦車と90式戦車からなる戦車教導隊の正面に陣取る
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執行官(富士学校長・富士駐屯地司令)巡閲
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隊長の号令のもと一斉にエンジンが掛かり点灯する
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99式自走155mmりゅう弾砲
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203mm自走りゅう弾砲
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87式砲側弾薬車
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指揮統制装置(CCS)
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88式地対艦誘導弾
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戦車教導隊(先頭の90式戦車は隊長車)
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74式戦車
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90式戦車
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曇天のため空挺降下は中止となり、富士学校音楽隊の演奏のあと模擬戦闘訓練にはいる。富士総合火力演習の後段のように、偵察、攻撃と戦闘の流れに沿って進められる。
参加車両の規模は少なく実弾は使わないので総火演の規模には遠く及ばないが、こちらもそれなりに十分迫力がある。空砲とはいえ特科や戦車砲の発射の迫力はものすごく、皆驚きの声を上げ小さな子供は泣き出している。逆に規模が小さいので、全体の流れがつかみやすい。
模擬戦闘訓練 |
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OH-1観測ヘリコプターによる偵察飛行
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UH-1J多目的ヘリコプターによるヘリボーン作戦
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AH-1S対戦車ヘリコプターによる地上支援
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87式偵察警戒車による威力偵察
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特科火砲による一斉射撃(空砲)
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74式戦車による攻撃支援
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90式戦車は機銃射撃で攻撃に加わる
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96式装輪装甲車の普通科隊員にて制圧
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模擬戦闘訓練が終わると、総合訓練場は装備品展示と戦車などの体験乗車の準備が始まる。体験乗車を希望する人は指定された場所に並ぶが、もう既に長い行列ができている。装軌車(90式戦車など)と装輪車(装輪装甲車やジープなど)に分かれている。私達は体験乗車は考えていなかったので、会場を待って装備品展示に向かう。車両や装備など展示数も多く、普段見ることができないものを間近に見ることができる。
装備品展示 |
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高機動車
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軽装甲機動車
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87式偵察警戒車
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96式装輪装甲車
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89式装甲戦闘車
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90式戦車
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74式戦車
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99式自走155mmりゅう弾砲
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203mm自走榴弾砲
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155mmりゅう弾砲
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多連装ロケットシステム
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88式地対艦誘導弾
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96式多目的誘導弾システム
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81式自走架柱橋
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施設作業車
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91式戦車橋
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92式地雷原処理車
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偵察バイク・カワサキKLX250ESとホンダXLR250R
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OH-1観測ヘリコプター
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UH-1J多目的ヘリコプター
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AH-1S対戦車ヘリコプター
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帰路に防災展示コーナーに立ち寄る。今まさに新潟県中越沖地震の災害復旧で自衛隊が活躍しているが、阪神・淡路大震災や2004年の新潟県中越地震の活動のビデオを流している。それに加え、野外炊具1号による炊き出しが行われていて、カレーライスとソーセージの試食をさせてもらった。
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なかなか迫力のある90式戦車による体験乗車
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防災展示コーナーの炊き出し
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一通り見学したので、早めに会場をあとにする。まだ早い時間なので並ぶことなくシャトルバスに乗ることができた。帰路は、国道138号線で山中湖に出て、道志道で帰る。休日なのでそれなりに交通量はあるが、たいした渋滞もなく帰ることができた。
初めてのイベントだったが、期待以上に楽しめることができた。しかし、人出の多さにも驚かされた。最近はどこにでも出没する、観光バスの団体客が目につき、マナーの悪さも気になった。
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自宅 6:19 000q(13,262)
東名高速厚木IC 7:06 027q(13,289)
東名高速足柄SA 7:33〜7:51 074q(13,336)
東名高速御殿場IC 7:54 077q(13,339)
富士駐屯地駐車場 8:14 088q(13,350)
駐車場 →(シャトルバス)→ 会場 →(シャトルバス)→ 駐車場
富士駐屯地駐車場 13:50 088q(13,350)
道の駅「どうし」 14:35〜15:00 118q(13,380)
自宅 16:45 169q(13,431)
本日の燃費 10.9q
走行時間 4時間21分
走行距離 171q
平均速度 39q/時間(前日給油から到着まで) |
Camera : Nikon D200
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