JR北海道/富良野線(富良野→旭川) 乗車記

2018.1.23

乗車区間  富良野 9:59 → 旭川 11:12
乗車列車  普通 728D 富良野発、旭川行き
車両  JR北海道キハ150形気動車/1号機+国鉄キハ40形気動車700番台/830号機 (2両/旭川運転所)

富良野線・路線図

富良野線について
 富良野線は、旭川市の旭川駅と富良野市の富良野駅を結ぶ JR北海道の鉄道路線(地方交通線)。旭川や美瑛、富良野という有名観光地を沿線に持つ、北海道を代表する観光路線である一方、近年は周辺地域が旭川のベッドタウンとして発展していて、旭川方面への通勤・通学路線としての一面も持ち合わせている。
 2016年11月18日、JR北海道は厳しい経営状況を理由に「自社単独で維持することが困難な路線」として、10路線13区間を発表した。本路線は「自社単独では老朽土木構造物の更新を含め『安全な鉄道サービス』を持続的に維持するための費用を確保できない線区」とされ、今後は経費節減や運賃値上げ、利用促進策、上下分離方式への転換などを軸に沿線自治体と協議する予定とした。北海道による総合交通政策検討会議が2018年2月10日に発表した「北海道の将来を見据えた鉄道網(維持困難線区)のあり方について」では、「観光客の利用だけで鉄道を維持していくことは難しいことから、関係機関が一体となって、観光路線としての特性をさらに発揮するよう取組を行うとともに、地域における負担等も含めた検討・協議を進めながら、路線の維持に最大限努めていくことが必要と考える」としている。

2019.12.22 作成


 2018年1月に大人の休日倶楽部パスを使って北海道旅行に出かけた。乗り放題パスを利用するのでいつもは乗車することがメインとなってしまうが、今回の旅行は撮影に重点を置いた。道東での特急撮影、旭川近郊でのラッセル撮影、183系「北斗」の撮影を計画した。未乗車区間の乗車としては、バス代行中の根室本線(新得-富良野間)と富良野線だ。
 北海道旅行三日目に、バス代行中(新得-東鹿越)の根室本線(新得-富良野間)乗車後、富良野駅から旭川まで富良野線普通列車に乗車した。富良野、美瑛には観光で何度も訪れているが、富良野線に乗車するのは初めてだ。北海道の場合、現地での移動を考えると鉄道よりは車を選択してしまう。

 JR北海道/富良野駅 (富良野線/富良野市) / 9:59 発車

 旭川行き富良野線の普通列車はキハ150 とキハ40 の二両編成だ。後ろのキハ40 の車内はがらがらだったが、前のキハ150 はほとんどの座席が埋まっていた。しかし、キハ150 の二人がけボックスシートが空いていたのでそこに着席した。
 車内には中国人と思われる観光客が多く、大きなスーツケースが車内を占領していた。富良野線は外国人観光客が多く見られると聞いていたが、なるほど本当のようだ。

 富良野線 普通 728D 富良野(9:59)発、旭川(11:12)行き
 
JR北海道キハ150形気動車/1号機 + 国鉄キハ40形気動車700番台/830号機 (2両/旭川運転所)

 沿線では富良野に次いだ観光地となる美瑛ではまとまって下車する乗客がいたが、他の駅ではほとんど乗車する人ばかりが見受けられた。旭川に近づくにつれ乗客が増えていき、車内は立ち客でほぼいっぱいになった。空はだんだん青空の面積が広がってきたが、あいにく十勝連峰の稜線は雲の中のままだった。

 JR北海道/旭川駅 (富良野線/旭川市) / 11:12 到着

 富良野線に初めて乗車してみて、意外に乗客が多いなと思った。シーズンオフなのに外国人観光客は多く、旭川近郊では地元客の利用が多い。運転間隔が長い、編成が短いのでたいした乗客数では無いが、この路線は鉄道として生かしていく方法があるのではないかと思った。根室本線の「新得-富良野」間を乗車した後なので、なおさらそう感じる。





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