特急「はくたか」19号 (直江津→越後湯沢) 乗車記
北越急行683系電車8000番台
JR東日本/信越本線、北越急行/ほくほく線、JR東日本/上越線
2012.6.24
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乗車列車 |
特急「はくたか」19号 1019M 金沢発、越後湯沢行き |
乗車区間 |
直江津 17:01 → 越後湯沢 17:52 |
使用路線 |
直江津(信越本線)犀潟(北越急行/ほくほく線)六日町(上越線)越後湯沢 |
車両 |
北越急行681系電車2000番台(N-1*編成/3両)
+北越急行683系電車8000番台(N-03編成/6両)(北越急行/六日町運輸区) |
特急「はくたか」について |
特急「はくたか」は、JR西日本、北越急行およびJR東日本が福井・金沢・和倉温泉-越後湯沢間を、七尾線・北陸本線・信越本線・ほくほく線・上越線経由で運行していた特急列車。走行区間の大部分を北越急行ほくほく線(当時営業最高速度160km/h)や北陸本線(最高速度130km/h)が占めるため、表定速度は100km/hを超え、日本の特急列車の中ではトップクラスの速さだった。使用車両は、北越急行の681系2000番台・683系8000番台および、JR西日本の金沢総合車両所に所属する681系0番台が使用されていた。運転開始当初はJR西日本とJR東日本で485系が使用されていたが、JR西日本の485系は2002年3月22日、JR東日本の485系は2005年2月28日で運用を終えた。
特急「はくたか」は1965年10月1日、上野行き「白鳥」を分離し、上野-金沢間を信越本線長野経由で運転を開始した。1969年10月1日の改正で上越線長岡経由に変更し電車化した。1982年11月15日に上越新幹線が開業したことに伴い廃止されたが、1997年3月22日に北越急行ほくほく線が開業したことに伴い、上越新幹線と越後湯沢で接続することで首都圏と北陸地方を連絡する列車として15年ぶりに復活した。その後、2015年3月14日に北陸新幹線長野-金沢間が開業したことに伴い、在来線特急の「はくたか」は廃止され、その名称は東京-金沢間を運転する停車タイプの新幹線列車に転用された。 |
特急「はくたか」19号
2012.3.17改正ダイヤ |
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はくたか19号 編成図
←金沢 越後湯沢→
1号車 |
2号車 |
3号車 |
4号車 |
5号車 |
6号車 |
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7号車 |
8号車 |
9号車 |
グリーン車
指定席 |
普通車
指定席 |
普通車
指定席 |
普通車
指定席 |
普通車
自由席 |
普通車
自由席 |
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普通車
自由席 |
普通車
指定席 |
普通車
指定席 |
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着 |
発 |
金沢 |
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15:12 |
高岡 |
- |
15:37 |
富山 |
15:48 |
15:49 |
魚津 |
- |
16:05 |
黒部 |
- |
16:10 |
糸魚川 |
- |
16:37 |
直江津 |
16:59 |
17:01 |
越後湯沢 |
17:52 |
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2023.11.3 作成 |
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2012年6月に「大人の休日倶楽部パス(東北スペシャル)」を利用して、乗り鉄を兼ねて信越本線に撮影に出かけた。パスの有効期限は四日間だが、今回は日帰り強行軍で出かけた。残りは出勤を挟んで、一泊二日で青森へ「はまなす」を撮影に出かけた。撮影場所は信越本線の「脇野田-北新井」間のポイントで、上越新幹線、ほくほく線経由で行くのが1番早いが、せっかくの機会なので往路は別ルートをとった。
「スーパーあずさ5号」、「しなの5号」、「妙高号」を乗り継いで脇野田まで移動、撮影後、信越本線の普通電車で直江津に到着した。直江津での「はくたか19号」への乗り換え時間は6分なので、少し慌ただしかった。
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JR東日本 / 直江津駅(新潟県上越市) / 17:01 発車 |
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「はくたか」19号は北越急行の車両で、乗車したのは683系8000番台の方だった。直江津では多くの乗客が乗り込み、座席はほぼ埋まっていたようだ。
「はくたか」にはこれまで二度乗車したことがある。最初は 1998年10月に雨飾山登山の帰りに糸魚川から越後湯沢まで乗車した。その時は自由席で、混雑した車内でデッキに座った。二度目は
1999年7月に黒部五郎岳登山の帰りに富山から越後湯沢まで乗車した。その時禁煙の指定席は満席で、喫煙席に乗車した。記録がないのではっきりしないが、いずれも
JR西日本の車両だったと思う。
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特急「はくたか」19号 1019M 金沢(15:12)発、越後湯沢(17:52)行き
北越急行681系電車2000番台 (N-1*編成/3両) + 北越急行683系電車8000番台 (N-03編成/6両) (六日町運輸区) |
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ほくほく線内での 160キロ運転には感心させられる。ほくほく線は線区の途中に踏切がないので、この高速運転が可能となった。しかし、全線単線なので、特急との交換のため運転停車が行われた。首都圏と北陸地方を結ぶ短絡線だが、北陸新幹線金沢延伸後は「はくたか」は全て廃止となってしまうだろう。そうなると、赤字ローカル線になってしまうのは必至で、この維持コストが掛かる高規格の線路がかえって足枷となってしまう。
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JR東日本 / 越後湯沢駅(新潟県南魚沼郡湯沢町) / 17:52 到着 |
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「はくたか」に乗車したのは今回が最後となった。2015年3月14日に北陸新幹線が金沢まで延伸して、在来線特急の「はくたか」は廃止となった。これまでの役割を北陸新幹線にバトンタッチしたわけだが、「はくたか」の愛称は停車タイプの北陸新幹線列車に引き継がれた。
ほくほく線は赤字ローカル線に転落して、申請最高運転速度は160㎞から130km/hに変更している。実際の最高速度は車両の性能により 110㎞となっていたが、2023年3月18日から保守費用削減のためか、95km/hに下げられた。開通当初から赤字に転落することを見越して過去の収益を貯め込んでいたが、毎年の赤字がその資産を食いつぶしている。実際問題として黒字転換は難しいと思われる。
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北越急行681系電車2000番台、北越急行683系電車8000番台について |
特急「はくたか」で運用された北越急行保有の特急形車両は、JR西日本の保有する車両と同一形式として製造した。これは、車両選定の段階で160km/hの高速走行を考慮して設計されていたのがJR西日本の681系しかなかったこと、全くの新形式を製造することは会社の体力的に無理があったことが理由として挙げられている。北越急行所属車については、独自の赤主体の塗装、「スノーラビットエクスプレス」(Snow
Rabbit Express)という車両愛称を持ち、車体には「SRE」とユキウサギのロゴマークが施されていた。運用も当初は区別されていたが、2002年3月ダイヤ改正以降はJR車との共通運用となっていた。
2015年3月14日の北陸新幹線開業後は全車両が同日付でJR西日本に譲渡され、主に「しらさぎ」「能登かがり火」「ダイナスター」で運用されている。塗装も同年6月初めまでに順次「しらさぎ」用の塗装デザインへ変更された。
681系2000番台は、JR西日本の681系電車と同一仕様の車両で6両+3両編成を各2編成製造。整備・検査などはすべてJR西日本に委託され、車両自体もJR西日本の金沢総合車両所に常駐とされていた。683系8000番台は、JR西日本の683系0番台をベースに、681系と一部仕様を合わせた車両で、2005年にJR東日本担当分の車両を置き換える形で6両+3両編成を各1編成製造。 |
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特急「はくたか」の写真 |
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はくたか10号 (681系2000番台)
2011/4/19 北陸本線・西高岡-高岡
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はくたか12号 (683系8000番台)
2011/4/19 北陸本線・西高岡-高岡
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