3月のダイヤ改正により暫定的に381系が走る福知山線を撮影に出かける。中止になった岩国フレンドシップデイに出かける予定だった資金で、今回の撮影旅行を計画した。JAL便利用のため、行きは小松空港に入り、帰りは伊丹空港を利用する。福知山線の他、ずっと気になっていた新疋田駅で「日本海」を撮影、そして、北陸本線の475、413系をあわせて撮影する計画を立てた。しかし、北陸本線については、485系雷鳥と419系が運用から外れるダイヤ改正前に出かけたかった。
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小田急多摩線 唐木田 6:50 → 新百合ヶ丘 7:05 |
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小田急バス(羽田空港連絡バス) 新百合ヶ丘駅 7:25 → 羽田空港第1ターミナル 8:56 |
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JAL 1275便 羽田空港 9:55 → 小松空港 10:55 |
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JAL 1275便 羽田空港発、小松空港行き
Boeing 767-300 (JA8988)
いつものように、羽田空港までは新百合ヶ丘からのバスを利用したが、首都高速三ツ沢ランプ近くで事故のため渋滞し20分ほどロスしてしまった。予定より一本前のバスに乗れたので問題なかったが、空港連絡バスを利用するときは、時間に余裕を持つことが必要だ。
小松行き1275便のクラスJは満席だったが、一般席には十分空席があった。一面曇り空だったが、北アルプス上空では一部雲が晴れていて、雪を頂いた山並みを見下ろすことが出来た。
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北陸鉄道バス(小松空港特急バス/スーパー特急) 小松空港 11:07 → 金沢駅西口 11:42 |
小松空港には定刻に到着。手荷物を預けていたが、小さな空港のせいかほとんど待つことなく受け取ることが出来た。そのおかげで、金沢駅行きの「スーパー特急」にぎりぎり乗車することが出来た。これに乗り遅れると、この後の予定が狂ってしまう。
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JR北陸本線 金沢 11:59 → 西高岡 12:37 (普通 447M) |
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普通 447M 金沢発、富山行き
国鉄475系電車
A-10編成 (JR西日本/金沢総合車両所所属)
コインロッカーに荷物を預け、北陸本線で最初の撮影場所最寄りの西高岡駅に向かう。
乗車した車両は475系。急行形車両に乗るのは本当に久しぶりだ。入口周辺が一部ロングシートに改造されているとはいえ、本当に懐かしい気分になる。先月のダイヤ改正で金沢(一部津幡)以西は最新型の521系に置き換えられてしまったため、金沢を境に普通電車の運用が分かれている。
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西高岡駅 − 西高岡〜高岡間 (北陸本線撮影) |
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JR西高岡駅
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北陸本線(西高岡−高岡)撮影のポイント
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撮影ポイントまでは、西高岡駅から歩いて30分程度。あいにくの曇り空で、特別の運行のない平日なので、当然誰も撮影者は居ない。ここは道路上からの撮影となるが、工事のせいもあってかほとんど車両の通行はない。午後の光線状態では上り列車を狙うことになるが、本日のような曇り空では下り列車も撮影することが出来る。
475系、413系の運用は金沢以東に限られているので、このポイントを選んだ。関東からの特急(はくたか、北越)、関西、中京からの特急(サンダーバード、しらさぎ)が行き来する区間なので、特急街道の名前のごとく特急のトラフィックは多い。しかし、「北越」を除くと全て681系と683系だけなので少々飽きてくる。きれいなデザインの車両だが、被写体としては今ひとつだ。485系雷鳥や489系はくたか代走が走っている時に来てみたかった。
予報通りあいにくの曇り空で、強い風で雲が流れる中めまぐるしくコンディションが変わる。薄日が差したかと思うと、30分ほど雨に見舞われた。今日は他の場所の目当てもないので、予定取り16時過ぎの「北越」まで撮影をして撤収をした。普通電車運用は475系、413系なので予定通り撮影できたが、日中の運用は3両編成なのでこのアウトカーブではしっくり来なかった。
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サンダーバード 26号 (683系電車4000番台) / 上り
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普通 453M (国鉄413系電車) / 下り
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JR北陸本線 西高岡 17:09 → 金沢 17:45 (普通 440M)) |
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普通 440M 富山発、金沢行き
国鉄413系電車
B-*編成 (JR西日本/金沢車両所所属)
西高岡駅まで戻り、今日の宿泊地の金沢に向かう。西高岡駅は窓口業務民間委託の小さな駅で、自動券売機が止めてあり窓口できっぷを購入した。
金沢までは413系に乗車。475系とはまた違った雰囲気を醸し出している。夕方のせいで、それなりの乗客で賑わっている。私の乗った電車は3両編成だったが、この時間になると6両の電車も走っている。
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金沢駅に戻り、構内の吉野屋で夕食を済ませ、同じく構内のコンビニで買い物を済ませホテルに向かう。ホテルは金沢駅西口からすぐで、宿泊料金も安く快適だ。コスト削減のため、支払いは自動精算機で行い、一部アメニティグッズが常備されていない。しかし、必要ならフロントで手に入り、不便に感じるような点はない。逆に、こうしたスタイルのホテルの方が利用しやすいと考える。
撮影旅行初日は、予定通り終了した。にわか雨程度しか遭わなかったのは良かったが、どんよりとした曇り空なので写真的には映えない。今晩から明朝にかけて雨が降る予報だが、明日の撮影までには雨が上がることを期待する。
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遠征二日目は曇り空だが、雨は上がっているようだ。出発の時間に余裕があるので、無料の朝食を食べることにする。パン、コーヒー、スープ、ゆで卵といった簡単なものだが、どれも美味しかった。簡単でも、お腹に入れることが出来ると出来ないとでは一日が違う。
今日の撮影は、倶利伽羅駅近くの有名ポイントだ。金沢から遠くなく、撮影場所も駅から近いので便利な場所だ。出発に手間取り予定より一本後の電車になってしまったが、撮影には影響ない。
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JR北陸本線 金沢 7:55 → 倶利伽羅 8:13 (普通 433M) |
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倶利伽羅駅 − 倶利伽羅〜津幡間 (北陸本線撮影) |
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倶利伽羅駅
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北陸本線(倶利伽羅−津幡)撮影のポイント
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撮影ポイントには雨具を着用した撮影者がいて、その後の貨物を撮影して帰って行った。また、「北越」狙いの撮影者が二人、ピンポイント狙いで一緒になった。このポイントはアウトカーブで下り列車の9−10両程度の編成がきれいに収まる。なるほど有名ポイントの理由は分かるが、収容人数は多くない。上り「トワイライトエクスプレス」を含め、予定通り撮影できた。収穫といえば国鉄色の475系だが、このアウトカーブも3両編成ではしっくり来ない。
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寝台特急「トワイライトエクスプレス」/札幌発、大阪行き |
普通 439M / 475系電車(国鉄交流色) |
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特急「北越」3号/485系電車3000番台(R23/JR東日本)
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特急「はくたか」11号 /681系電車(JR西日本)
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JR北陸本線 倶利伽羅 12:01 → 金沢 12:19 (普通 428M) |
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普通 428M 富山発、金沢行き
国鉄475系電車
A-18編成 (JR西日本/金沢総合車両所所属)
無人駅の倶利伽羅駅に戻り、今日の宿泊地の敦賀まで移動する。今日は今後の撮影予定はない。乗車券券売機は、見たことの無いような簡素な機械だった。
金沢までは475系「海坊主」だ。初めて見たが、この塗装はいただけない。経費節約のためとはいえ、これはどうしたものだろう。
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JR北陸本線 金沢 13:03 → 福井 14:22 (普通 344M) |
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普通 344M 金沢発、福井行き
JR西日本521系電車
M-13編成 (JR西日本/敦賀地域鉄道部所属)
金沢からは521系電車だ。転換式クロスシートの新型車両なので非常に快適だ。金沢から東は475系と413系なので、そのサービスのギャップは大きい。鉄道ファンにとっては国鉄形車両は魅力的だが、一般の利用者にとっては新型車両の方が魅力的だろう。
2両での運行なので、日中とはいえ金沢圏ではそれなりに混雑している。朝、夕は、4両または6両で運行するのだろうか。
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JR北陸本線 福井 15:08 → 敦賀 16:02 (普通 238M) |
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普通 238M 福井発、敦賀行き
JR西日本521系電車
M-12編成 (JR西日本/敦賀地域鉄道部所属)
福井駅で乗り換えの待ち合わせの時間に、偶然下りのトワイライトエクスプレスを見ることができた。事前に調べておけば分かったことだが、せっかくの機会なので別の場所で撮影したかった。一日の内に、上りと下り両方のトワイライトエクスプレスを見ることができた。
福井から敦賀の電車も521系2両だ。金沢近辺のような混雑はないが、それなりの乗客で賑わっている。
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敦賀駅 − 敦賀市内に宿泊 |
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敦賀駅
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敦賀駅前の食堂のソースカツ丼
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敦賀駅前のホテルにチェックインし、夕食をする場所を探す。駅前の商店街を歩きショッピングセンターまで歩いたが、結局駅前の小さな食堂に入った。こちらではカツ丼といえば「ソースカツ丼」のことのようで、それを注文する。(帰って調べると、福井市のヨーロッパ軒がソースカツ丼のルーツらしい) カツ丼もなかなか美味しかったが、のりや海草の入ったお椀が非常に美味しかった。
本日宿泊のホテルは駅からすぐで、3月に開業したばかりの真新しいホテルだ。昨日宿泊したホテルと違い、もう少し上質のサービスを目指しているようだ。オープン記念の価格で宿泊できたが、こちらも非常に快適なホテルだ。大浴場があり、旅の疲れを癒すことが出来た。
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遠征三日目は初めて素晴らしい青空が広がったが、それも今日だけで、明日の後半からは雨の予報になっている。本日は撮影予定が目白押しで、新疋田駅で撮影後、湖西線の駅撮りと山崎付近での撮影となっている。そして、宿泊場所の篠山口まで移動する。
ホテルの朝食が6時からと早くからだったので、前日に申し込んで食べることにした。1000円の値段には疑問があったが、非常に美味しい朝食で大満足だった。一般のホテルは朝食は早くて6時半からので、早めの出発が多いので時間が合わないことが多い。こうして早くから食べることが出来るのはありがたい。
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JR北陸本線 敦賀 7:19 → 新疋田 7:28 (普通 4842M) |
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普通 4842M 敦賀発、近江今津行き
JR西日本521系電車
E-3編成 (JR西日本/敦賀地域鉄道部所属)
敦賀から西は直流電化区間だが、新快速以外は交直両用の521系が運行されている。
新疋田まで一駅だが、ループ区間がある特徴的な区間だ。また、新疋田駅手前のカーブは有名な撮影ポイントだ。
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新疋田駅 − 新疋田駅ホーム (北陸本線撮影) |
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新疋田駅
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新疋田駅下りホームから撮影
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新疋田駅は無人駅で乗降客は少ないようだが、ログハウスの新しい立派な駅舎が不釣り合いだ。駅舎内にはギャラリーを兼ねた待合室がありトイレも立派だが、きっぷの自動券売機は設置されていない。駅前には広い駐車場が完備されていて、パークアンドライド方式ということだろう。
上り列車に対して光線状態が良く、下りホームの途中からアウトカーブ気味に狙うのと、上りホームの端からストレートに狙うのが普通だ。私は、以前から撮影したかった下りホームから狙う。下りには通過線がないので通過列車には注意が必要だが、乗降客がほとんどないので撮影しやすい場所だ。
工事関係の人以外誰もいなかったが、「日本海」通過直前になって撮影者が一人登場。上りホームの端から撮影して、すぐに撤収していった。肝心の「日本海」だが、牽引が「トワ釜」だった。ローズピンクのEF81を待っていただけにこれはショックだった。予定ではその後も2時間あまり撮影の予定だったが、やってくる特急は681と683系だけなので早めに撤収することにした。
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寝台特急「日本海」(青森発、大阪行き) / JR東日本
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特急「サンダーバード」8号 / 683系電車(W35,JR西日本)
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普通 129M / 521系電車(E-01編成、,敦賀地域鉄道部)
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特急「サンダーバード」8号 / 683系4000番台
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JR北陸本線 新疋田 9:21 → 近江塩津 9:27 (普通 130M) |
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普通 130M 敦賀発、米原行き
JR西日本521系電車
E-1編成 (JR西日本/敦賀地域鉄道部所属)
予定より一本早い電車で京都方面に向かう。このまま次に撮影予定の和邇駅に移動しても光線状態が良くないので、京都まで行き、梅小路蒸気機関車館を見学することにする。時間的に無理がありそうだが、この機会に是非見学してみたくなった。本日は「春の関西1デイパス」を利用しての移動なので、気軽に予定が変更できる。
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JR湖西線 近江塩津 9:41 → 近江今津 10:00 (普通 4844M) |
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普通 4844M 近江塩津発、近江今津行き
JR西日本223系電車2000番台
V-31編成 (JR西日本/網干総合車両所所属)
京都へは湖西線経由の方が早いということで、湖西線分岐駅の近江塩津駅で湖西線に乗り換える。
近江塩津駅から関西圏の滋賀県で、電車も直流専用の223系が運行されている。
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JR湖西線 近江今津 10:11 → 京都 10:58 (新快速 3441M) |
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新快速 3441M 近江塩津発、播州赤穂行き
JR西日本223系電車1000番台
V-4編成 (JR西日本/網干総合車両所所属)
近江今津で新快速電車に乗り換える。223系が8両編成で運行されているが、京都に近づくにつれ乗客が増えほぼ満員になる。
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JR山陰本線 京都 11:17 → 丹波口 11:20 (普通 1237M) |
京都駅の山陰本線ホームに「きのさき」10号が到着し、折り返し「きのさき」3号となる。6月以降の183系の運用が未定なので、ここで撮影できて良かった。他に1名、同じように撮影している人がいた。
山陰本線の普通電車を次の丹波口駅で降り、梅小路蒸気機関車館まで歩く。山陰本線の高架沿いに戻ればいいので迷うことはないが、結構歩き甲斐があった。
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梅小路蒸気機関車館 |
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旧二条駅舎(エントランス & 資料展示館) |
C61形蒸気機関車2号機 (当日の「SLスチーム号」) |
扇形車庫に蒸気機関車が並ぶ姿は壮観で、そのうち何機もが動態保存されているのに驚かされる。C57-1号機は、SL「やまぐち号」牽引の為山口線に赴いていて、C56-160号機は、全般検査のため姿が見られなかった。次の撮影の都合で時間がなかったので、1時間弱の駆け足の見学となった。次回はじっくり見学に来たい。その時は「SLスチーム号」として動いている蒸気機関車も見てみたい。
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京都市営バス (205系統) 梅小路公園前 12:15頃 → 京都駅前 12:25頃 |
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JR湖西線 京都 12:41 → 和邇 13:16 (普通 2830M) |
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普通 2830M 京都発、近江舞子行き
国鉄117系電車300番台
S-3編成 (JR西日本/京都総合運転所所属)
丹波口駅まで歩く気力が無く、市バスで京都駅まで移動する。西本願寺をちらりと見ると、京都に来たんだと実感する。
京都駅からは117系で和邇駅まで戻る。こうして国鉄形車両が普通に活躍している姿を見ると安心する。300番台がはドア付近がロングシートに改造されているが、117系は独特の雰囲気の車内だ。
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和邇駅 − 和邇駅ホーム (湖西線撮影) |
湖西線上り電車を緩くインカーブ気味に入ってくるところを、和邇駅ホームで撮影する。停車車両よりホーム長が長く、乗降客も多くないのでホームとはいえゆっくり撮影できる。この時間光線状態はよいが、雲が出てきてしまいきれいな順光では撮影できなかった。
この時間運用に入っている117系2編成の他、湘南色の113系を撮影できて満足だ。サンダーバードは撮影せず、1時間半弱の間に国鉄形の近郊電車を中心に撮影した。
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国鉄117系電車300番台 / S-3編成(京都総合運転所)
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113系電車(C-8編成) + (L-6編成) / 京都総合運転所
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JR湖西線 和邇 14:46 → 京都 15:19 (普通 2845M) |
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JR東海道本線 京都 15:24 → 山崎 15:38 (快速 791T) |
湖西線普通電車で京都まで戻り、東海道本線普通電車(高槻から快速)に乗り換え山崎駅で下車する。強引に梅小路蒸気機関車館を見学したため時間がだいぶ遅くなってしまったが、山崎駅近くの撮影ポイントが気になって立ち寄ってみる。
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山崎駅 − 山崎〜長岡京間 (東海道本線撮影) |
撮影ポイントまでの地図を忘れてしまい、場所がよく分からずだいぶうろうろしてしまった。撮影場所は歩行者と二輪用の踏切だが、カメラを構える場所にはまだ新しいフェンスが出来てしまっていた。そのため脚立無しには撮影することが出来ない。遮断機からきれいに撮影出来るのは内側の緩行線だけで、外側の新快速(特急)線は超望遠でとらえることしかできない。しかも、下り緩行線電車と新快速電車が良く並ぶので、その緩行線すら撮影が難しい。このあたりにはずっとフェンスを設置しているようなので、脚立が撮影必携品だ。
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JR西日本207系電車 / S-42編成 (網干総合車両所)
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国鉄381系電車 / スーパーくろしお編成(日根野電車区)
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JR東海道本線 山崎 16:52 → 大阪 17:19 (快速 801T) |
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JR福知山線 大阪 17:24 → 篠山口 18:33 (快速 2749T) |
山崎駅から普通電車(高槻から新快速)に乗り、大阪駅でホーム反対側の福知山線快速電車に乗り換える。通勤時間帯で車内は満員だが、次の篠山口まで行く始発の快速は30分後だ。宝塚を過ぎると下車する人が目立ってくるが、三田までは座席はほぼ満席だ。新三田で車内はがらがらになったが、ドア口の簡易シートが使えるようになったのでそこに腰掛ける。
心配していたとおり篠山口駅付近に食事を出来そうな場所はなかったが、ファミリーマートがあったので今夜と明朝の食料を確保することが出来た。駅から歩いて5分程度のホテル内やその隣にもレストランなどがあったが、余り入りたくないような店ばかりだ。ホテル自体もこの二日間に泊まったものと比べると大きく見劣りするが、快適に一晩過ごすことが出来た。また、フロントは24時間対応ということで、明日の早朝出発も問題ない。
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遠征最終日は、一番の目的の福知山線での「こうのとり」撮影だ。天候の悪化は早めに進んでいるらしく、このあたりはお昼から雨の予報だ。しかし、朝空を見上げる限りではすぐに雨が降りそうな様子はない。
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JR福知山線 篠山口 5:37 → 谷川 5:54 (普通 2521M) |
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普通 2521M 篠山口発、福知山行き
JR西日本223系電車5500番台
F-15編成 (JR西日本/福知山電車区所属)
篠山口駅に到着した5時20分には既に福知山行きの始発電車は到着していた。早い時間なので下りホームは静まりかえっているが、上りホームには乗客の姿をぱらぱら見ることが出来る。
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谷川駅 − 谷川〜柏原間 (福知山線撮影) |
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谷川駅 |
福知山線(谷川−柏原間)撮影のポイント |
最初の撮影ポイント迄は、谷川駅から歩いて10数分といったところだ。地図を持参し、またイメージ通りの場所なので、迷うことなく到着することが出来た。他に撮影者はいないので、じっくり構図を考える。インカーブからもきれいに撮影できるが、アウトカーブが好きなのでそちらから狙う。
天候は曇り空なので、最初の「こうのとり」2号の時点では全然光量不足だ。その後時間が経つにつれ明るくなってくるが、ほとんどがどんよりとした曇り空だ。この天気のせいか他に撮影者はなく、のんびり撮影することが出来た。福知山線は篠山口から先は極端に電車が少なくなり、日中は1時間に特急1本、普通1本といった感じだ。しかし、通勤時間帯は電車のトラフィックも多く、単線区間なので下りも撮影できるので、意外と退屈しない。
予定では10:14通過の「こうのとり」10号まで撮影するつもりだったが、お昼から雨の予報なので、1時間前の「こうのとり」8号を撮影し、その10分後に通過する下り「こうのとり」1号を後追いで撮影し、撮影場所を移動する。
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「こうのとり」2号 / 381系電車FH61編成(福知山電車区) |
国鉄113系電車 / S編成(宮原総合運転所) |
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「こうのとり」8号 / 287系電車FC01編成(福知山電車区)
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「こうのとり」1号 / 183系電車B65編成(福知山電車区)
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谷川駅 − 谷川〜下滝間 (福知山線撮影) |
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谷川駅を通り過ぎ、下滝方向に移動する |
福知山線(谷川−下滝間)撮影のポイント |
次のポイントへは谷川駅迄戻り、さらに下滝駅方面に進む。駅から10分あまりのポイントで、光線状態は午後の下り電車向きのようだが、今日は曇り空なのでそれは気にしなくていい。踏切からの撮影となるので、2,3名が限界だろう。しかし、踏切を渡ってインカーブからも撮影できる。インカーブからだと、後ろの方の立ち木が邪魔になってしまうかもしれない。
この時間になると電車の本数が少ないので、待ち時間が長くて退屈してしまう。待ち時間に地元の人から声をかけられたが、ここでも撮影者は私一人だ。「こうのとり」5号、10号と撮影後ぱらぱら雨が舞いだしたので、予定よりだいぶ早いが慌てて撤収した。そして、駅に戻った頃、雨足が強くなってきた。
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「こうのとり」5号 / 381系電車FH61編成(福知山電車区)
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「こうのとり」12号 / 183系電車B66編成(福知山電車区)
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JR福知山線 谷川 11:48 → 篠山口 12:10 (普通 2530M) |
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JR福知山線 篠山口 12:16 → 伊丹 13:09 (丹波路快速 2750M) |
普通電車に乗り篠山口まで行き、大阪行きの丹波路快速に乗り換える。飛行機の時間まではだいぶあるが、本降りの雨になってしまったので、どこでも撮影するのは難しそうだ。そのため、伊丹駅からバスで伊丹空港に向かい、空席があれば早めの飛行機で東京に帰ることにした。
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伊丹市営バス (25系統) JR伊丹駅 13:30 → 大阪国際空港 13:55 |
伊丹駅から伊丹空港行きのバスは直行便ではなく伊丹市内をぐるりとと回る便だったが、かなりとばしたおかげで25分で空港に着いた。バスには乗客が多く半数以上が空港まで乗車したが、旅行者らしき乗客はほとんど居なかったのは不思議だ。
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JAL 120便 伊丹空港 14:30 → 羽田空港 15:40 |
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JAL 120便 伊丹空港発、羽田空港行き
Airbus A300-600R (JA8563)
自動チェックイン機によると14:30発の便に空席があるので、25分しかないがその便に変更した。しかし、手荷物カウンターが混雑していて、やきもきさせられた。
使用機材変更があり、B777−200からA300−600Rに変更となっていた。本来ならA300はこの3月で退役予定だったが、東日本大震災の影響で退役が延期になった。A300に乗ることができるのもこれが最後かもしれない。
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ターミナル間無料連絡バス 第1ターミナル 16:00頃 → 第2ターミナル 16:05頃 |
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京急バス(羽田空港連絡バス) 羽田空港第2ターミナル 16:20 → 新百合ヶ丘駅 17:31 |
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小田急多摩線 新百合ヶ丘 17:36 → 唐木田 17:50 (区間準急) |
JAL120便は定刻に羽田空港に到着したが、預けた荷物がなかなか出てこない。いつものことだが、大規模の空港ほど時間がかかり参ってしまう。そのため、ぎりぎりの大きさの荷物を機内に持ち込む乗客が多い。
メインで最終日の今日曇り空で、お昼から雨になってしまったの残念だったが、一応満足が出来る撮影となった。全般で見ると、初日と二日目のスケジュールが甘かったが、毎日ばたばたしても仕方がないので、これはこれで良かったのだろう。鉄道撮影がメインとはいえ、せっかくの北陸、関西旅行名も出、事前にもっとチェックして美味しいものを食べたりすれば良かったのかもしれない。
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