交通科学博物館

大阪府大阪市港区波除3丁目11番10号
公益財団法人交通文化振興財団 / JR西日本
1962年1月21日開館


屋外展示鉄道車両
D51形蒸気機関車 2号機 / 1936年製
デゴイチの愛称で親しまれた蒸気機関車で、貨物用として1936(昭和11)年から10年間に1,115両も作られた。D51形は、近代化標準機の第一号、最多の新製両数、輸送の貢献度から日本を代表すると言える蒸気機関車。
                                                       2009.12.03 
C62形蒸気機関車 26号機 / 1948年製
D52形蒸気機関車のボイラーなどを活用した超大型の旅客用機関車で、1948年から1949(昭和23~24)年までに49両がつくられた。1950(昭和25)年の特急「つばめ」から1967(昭和25~42)年の特急「ゆうづる」まで17年間にわたり特急列車を牽引した。
                                                     2009.12.03
キハ81形気動車 (キハ81-3) / 1960年製 (準鉄道記念物)
1960(昭和35)年に東北線の特急「はつかり」としてデビューした、日本最初の特急ディーゼル動車。これにより全国特急網が形成された記念すべき車両。
                                                     2009.12.03
230形蒸気機関車 233号機 / 1903年製 (鉄道記念物)
1903(明治36)年、イギリスの機関車を手本に民間会社の汽車製造合資会社が製造した蒸気機関車。機関車の国産化の発展に貢献した。2007(平成19)年に機械遺産に認定された。
                                                     2009.12.03
80系電車 モハ80001 / 1950年製 (準鉄道記念物)
旧国鉄初の本格的な長距離電車として登場し、今日の電車時代の草分けとなった車両。今ではおなじみのオレンジ色と緑色のツートンカラーの車体は、当時の人々の注目を集め、東海道線東京~小田原・沼津間に使われたため「湘南電車」の愛称で親しまれた。先頭車のクハ86形と中間車のモハ80形を保存・展示している。
                                                     2009.12.03
マロネフ59形寝台車 マロネフ59-1 / 1938年製
1938(昭和13)年に皇族、貴賓専用車としてマイロネフ37290形が3両製造された。3年後の1941(昭和16)年に、称号改正でマイロネフ38形となり、戦後には米軍に接収された。返還後はスイロネ37形の3号機として当時の皇太子殿下の非公式用として使用された。現在の形式であるマロネフ59形になったのは1955(昭和30)年。
                                                     2009.12.03
7100形蒸気機関車 7105号機 「義経」 / 1880年製、1952年復元 (鉄道記念物)
北海道で最初に走った蒸気機関車で、1880(明治13)年にアメリカから輸入された。1952(昭和27)年に鷹取工場で動態保存機として復元され、1991(平成3)年より当館で保存展示されている。動態保存機のため、通常は屋外展示場の専用車庫で展示している。
                                                     2009.12.03


屋内展示鉄道車両
0系新幹線電車 (21-1) / 機械遺産第11号、鉄道記念物
1964(昭和39)年に世界の鉄道界に衝撃を与えた東海道新幹線が開業し、0系新幹線電車が登場した。この新幹線電車の第1号車4両(先頭車2両・ビュフェ車・グリーン車)を保存展示している。2007(平成19)年に機械遺産に認定され、2008(平成20)年には鉄道記念物に指定された。
                                                       2009.12.03 
EF52形直流電気機関車 1号機 / 1928年製 (鉄道記念物)
1928(昭和3)年に当時の鉄道省と4つの民間会社の協力で誕生した最初の国産大型電気機関車で、東海道線の急行列車などに使われた。
                                                     2009.12.03
1800形蒸気機関車 1801号機 / 1881年製 (鉄道記念物)
1880(明治13)年に開通した京都-大津間の勾配区間用にイギリスから輸入した機関車。当時の汽車監察方R.F.トレビシックの設計による機関車で、長浜-敦賀・大垣間でも使用された。
                                                     2009.12.03
ML-500形リニアモーターカー (マグレブ) / 1977年製
リニアモーターカー・マグレブは磁気の力で浮いて走る、騒音や振動の少ない超高速鉄道。「ML500」は1979(昭和54)年に宮崎浮上鉄道実験センターで時速517kmを記録し、未来の超高速鉄道の実用化にめどを付けた。その後、「MLU001」がつくられ、有人走行実験が行われるなど、現在でも実用化にむけて研究が続けられている。
                                                     2009.12.03
サンフランシスコケーブルカー 61号車 / 1907年製
坂の多いサンフランシスコの市内交通として活躍したケーブルカー。1959(昭和34)年にサンフランシスコ市より大阪市へ親善のために贈られた車両で、1962(昭和37)年より大阪市から当館へ寄託展示されている。
                                                     2009.12.03
国鉄東名高速バス (三菱B906R) / 1969年製
名神、東名高速線を走る高速夜行バス「ドリーム号」として1969(昭和44)年に登場した。東京-大阪間の移動としては、当時の夜行列車より速く、長時間の移動に備えてトイレが付くなど、サービスが充実していた。また、値段が安いこともあり、大変人気があった。
                                                     2009.12.03
クハ151形前頭部実物大モックアップ
                                                     2009.12.03


屋内展示航空機、自動車
エアロコマンダー680F型小型機 / 1961年製
1960(昭和35)年に、双発ビジネス機で有名なアメリカのエアロ・コマンダー社が発表した、高性能双発プロペラ機。翼が機体の高い位置に付けられているので、撮影がしやすく、航空写真や測量、新聞社の取材に使われた。展示機は、朝日新聞社機「東風 (こちかぜ) 」として活躍したものだ。
                                                       2009.12.03 
ダットサン 13型 ロードスター / 1934年式
ダット自動車製造株式会社(昭和9年に現在の日産自動車に改称)から1932(昭和7)年に「ダットサン」というブランドが誕生した。この13型ロードスターは1934(昭和9)年に製造された二人乗りの小型車。残念ながら13型の特徴だったハート形のラジエーターカバーは、取り換えられている。
                                                     2009.12.03
いすゞヒルマン ミンクス PH400 / 1961年製
ヒルマンは1953(昭和28)年から「いすゞ」がイギリスのルーツ社より部品の供給を受けて生産を始めた車で、1957(昭和32)年には全ての部品を国産化するまでになった。これまでトラック、バスの専門メーカーだった「いすゞ」はこのヒルマン・ミンクスの生産を開始することで、乗用車メーカーの仲間入りをすることになった。
                                                     2009.12.03
ダットサン 16型 セダン / 1937年式
ダット自動車製造株式会社(昭和9年に現在の日産自動車に改称)から1932(昭和7)年に「ダットサン」というブランドが誕生した。この丸味があって可愛らしいスタイルの16型セダンは1937(昭和12)年に製造され、小型タクシーなどにも使用された。
                                                     2009.12.03
ダイハツ ミゼットMPA / 1959年製
1957(昭和32)年、小口運搬のために誕生した軽三輪トラック。それまでの小口運搬の主役は二輪車だったが、ミゼットはより多くの荷物も積め、運搬も楽になり、大ヒットした。このMPAは米国輸出向けにつくられたもの。
                                                     2009.12.03
三菱 500A11型 / 1961年製
三菱500は、1960(昭和35)年に戦後、三菱初の乗用車として登場し、我が国のモータリゼーションの先駆けとなった。この車は1961(昭和36)年に発売されたA11型スーパーデラックスで、排気量をアップし、定員を5名にするなどの改善がなされた。
                                                     2009.12.03
スバル 360DX / 1968年製
1958(昭和33)年、日本で初めて登場した本格的軽乗用車。航空機の胴体と同じモノコック方式を採用して車体を軽くするなどの工夫が見られる。この車を機に、日本では世界に例をみない軽自動車時代をむかえた。
                                                     2009.12.03
ベンツ パテント・モートル・ヴァーゲン / 1885年製(複製)
1958(昭和33)年、日本で初めて登場した本格的軽乗用車。航空機の胴体と同じモノコック方式を採用して車体を軽くするなどの工夫が見られる。この車を機に、日本では世界に例をみない軽自動車時代をむかえた。
                                                     2009.12.03


その他
HOゲージ鉄道模型パノラマ室
2009.12.03
宇高連絡線桟橋模型
2009.12.03
青函連絡船 「八甲田丸」 (模型)
2009.12.03
昔の駅 / 昭和初期の駅の姿を再現
2009.12.03