東海道昼特急で「京都鉄道博物館」へ
2019.2.4~5
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ルート |
2/4 (月) (晴)
唐木田~新宿~京都~山崎~高槻~山崎
2/5 (火) (晴)
山崎~京都~新横浜~新百合ヶ丘~唐木田 |
宿 泊 |
ホテルデュー大山崎 (京都府/大山崎町) |
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東海道昼特急に乗車して京都鉄道博物館に出かけた。往路高速バス利用なので行動時間に制限があり、一泊するが鉄道博物館見学だけの計画だった。しかし、せっかく京都まで出かけるので、少しだけでも走っている列車を撮影できないかと考えた。結局、山崎駅前に宿泊して、初日の夕方と二日目の朝に近くのポイントで撮影することにした。西日本JRバスのエアロキングで運行される「東海道昼特急3号」乗車するのも目的なので始発の東京駅から乗車を考えたが、時間のことを考えてバスタ新宿から乗車することにした。
昨夜の段階で「東海道昼特急3号」の空席は6席で、発券カウンターの空席状況では「僅かに空席あり」となっていた。11日前に予約した段階ではがらがらだったが、日を追うごとに席は埋まっていった。2階席最前列の1Aを確保できたが、単独席の1Cはすでに埋まっていた。単独乗車では特等席となるエアロキングの1C席はすぐに埋まってしまう。
東京駅始発の「東海道昼特急3号」は発車予定時刻の10分前の 7:40 に入線。2003年式のエアロキングと思われるので、だいぶ使い込まれている車両だ。バスタ新宿から乗車したのは7,8名で、荷物を係員に預けて
WEB乗車券を乗務員に渡して乗車する。お隣の1Bの乗客は東京から乗車したようで、リクライニングを倒しリラックスしていた。立ってくれそうにないので、声をかけたまたがせてもらう。結局この人は大阪方面まで乗車したが、ずっと座ったままで席を立つことはなかった。その点が気が重たかったが、そのような状況なので多少体が触れることを気にせず何度もまたがせてもらうことになった。
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東海道昼特急3号 バスタ新宿 7:50 → 京都駅烏丸口 15:43 (定刻 15:27)
(初台南入口~首都高速~東名高速~伊勢湾岸道~東名阪道~新名神~名神高速~京都東IC) |
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西日本JRバス 744-3995
三菱ふそう エアロキング MU612TX
登録番号 … なにわ200 か 502 (2003年)
座席は西日本JRバスの3列シートとしては標準となるクレイドルシートだが、個人的には体にフィットして非常に快適だった。2階席のフロントワイパーは撤去さされているので、足下も非常に広い。昼行便でプライベートカーテンはどうかなと思っていたが、隣の人を意識する必要が無くなるので非常に快適な設備だ。使い捨てスリッパはなかったが、ブランケットは座席においてあり大変重宝した。
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定刻の 7:50 に出発、甲州街道、山手通りを通り、初台南ランプより首都高速中央環状線に入る。渋滞の名所の一つの池尻ジャンクションは混雑はなく、首都高3号線の下りも順調だ。東名高速に入り東京料金所を抜けると、すぐに最初の乗車停留所の「東名向ヶ丘」だ。バス停付近にはトラックがたくさん駐車していて非常に邪魔だったが、ここで乗車する乗客はナシ。次の「東名江田」では一人乗車した。
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東名向ヶ丘 / 乗車なし |
東名江田 / 乗車1名 |
「東名大和」で二人が乗車した。次の「東名厚木」では乗車はなく、定刻三分遅れで通過した。JRバス東海の「東名ライナー201号」が先行していたが、次の伊勢原バス停でこれを追い抜いた。
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東名大和 / 乗車2名 |
東名厚木 / 乗車なし / 東名ライナー201号 浜松駅行き |
正面の大山が大きくなってくると、工事中の伊勢原ジャンクションを通過する。来月17日には新東名「伊勢原JCT-厚木南IC」間が開通し、御殿場方面から圏央道に入るのに新しいルートが生まれる。渋滞すること多い海老名ジャンクションを避けるルートができるが、この区間の完成で車の流れがどう変わるのはわからない。
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間もなく供用開始の伊勢原JCT付近から見た大山 |
最初の休憩地の足柄サービスエリアに入っていくと、路線バス専用駐車エリアから「新東名スーパーライナー1号」のアストロメガが発車するところだった。エアロキングの製造中止で2階建てバスが無くなってしまうか心配だったが、欧州製のアストロメガが各社で少しずつ導入が始まっている。大量のエアロキングを擁するJRバスグループでは現在、JRバス関東が2台導入している。「新東名スーパーライナー」一往復などに充てられていて、現在試験的に運用といったところのようだ。初めて実車を見たが、どんな乗り心地なのか早めに乗車したい。しかし、JRバス関東の「新東名スパーライナー」は4列シートなので、その点は躊躇してしまう。
このバスは路線バス専用駐車エリアを通過して、バス専用エリアに駐車した。こちらの方が建物に近く便利だが、どちらに駐車するかは乗務員に任されているのだろうか。足柄サービスエリアには1分遅れの 9:19 に到着したが、20分の休憩予定に対し26分の休憩時間が案内された。この路線の場合細かな運行時間のことを言う必要は無いのかもしれないが、定時運行をする気はないように感じられた。
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東名高速・足柄サービスエリア (休憩 9:19~9:45 / 定刻9:18~38) |
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アストロメガ(新東名スーパーライナー1号)が発車 |
サービスエリア二階のテラスから富士山を望む |
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足柄サービスエリアは7分遅れで出発し、「東名御殿場」では1名乗車した。御殿場ジャンクションからはそのまま東名高速を進む。新東名ができてからこの区間の東名高速を走る機会は少なくなったが、路面の状況が悪いのをはっきりと感じる。裾野インターから先で工事のため一車線規制となっている区間があったが、時間的なロスはあまりないだろう。次の「東名富士」では乗車なし。
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東名御殿場(御殿場IC) / 乗車1名 |
東名富士(富士IC) / 乗車なし |
東名蒲原バス停を過ぎると、駿河湾が近づいてくる。由比周辺は駿河湾沿いに東名高速が走り、台風などの際には通行規制が出る区間だ。新東名は内陸部を走るのでその規制の心配はないが、海を間近に見る場所はない。
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由比パーキングエリア手前から望む駿河湾 |
「東名静岡」では1名が乗車した。東名静岡では足柄サービスエリアで追い抜かれたと思われる、JRバステックの「スーパーライナー53号」が先着していた。このバスはこの先の日本坂パーキングエリアで抜き返すことになる。東名静岡は8分遅れの
10:50 に出発した。
この先一眠りしてしまい、目を覚ますと最後の乗車停留所の「東名浜松北」だった。ここでの乗車はなかった。
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東名静岡 / 乗車1名 / スーパーライナー53号 名古屋駅行き |
東名浜松北 / 乗車なし |
浜名湖が見えてくると2回目の休憩地の浜名湖サービスエリアに到着した。ここには5分遅れの 11:50 に到着したが、予定の15分より長く20分の休憩が案内された。
次の休憩地の甲南パーキングエリアでは30分の休憩があるのでそこで食べようか迷ったが、時間的に遅くなるので弁当を購入することにした。少し贅沢して「三ヶ日牛
すき焼き弁当」を選んだ。味の方はごく普通に美味しかったが、個人的には少し甘すぎる気がした。値段の方もなかなかだった。
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東名高速・浜名湖サービスエリア (休憩 11:50~12:10 / 定刻11:45~12:00) |
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三ヶ日牛 すき焼き弁当(竹泉)を購入 |
浜名湖サービスエリアは10分遅れで出発し、次の三ヶ日インターで一旦東名高速を降りる。インターを出てすぐのところにあるJAみっかび特産センター前の駐車場に停車して、乗務員の交代が行われる。京阪神を東名高速道路経由で結ぶJRの高速バス(東海道昼特急、ドリーム号など)は、ワンマン運転が行われている。三ヶ日以東はJRバス関東の乗務員が担当し、以西は西日本JRバスの乗務員が担当する。そのための拠点がJRバス関東東名三ヶ日支店で、特産センターの二階に事務所などがある。また、近くに西日本JRバスの宿舎もあるらしい。乗務員からのアナウンスで乗務員(交代)と、三名の職員が移動のため同乗すると案内があった。
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JRバス関東東名三ヶ日支店(乗務員交代)/ 12:17~12:22 (定刻12:05~12:10) |
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三ヶ日インターに戻り、再び東名高速を西に向かう。間もなく新東名引佐連絡道分岐だが、東名高速を直進する。新東名が浜松いなさジャンクションまで開通の時は多くの車が連絡道から合流したが、現在合流する車は非常に少ない。東名高速のこの区間は新東名の開通により交通量がだいぶ減ったようだ。その先の豊田ジャンクションは伊勢湾岸道、四日市方面に行く。
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豊田JCT / 伊勢湾岸道、新名神方面へ |
伊勢湾岸道に入ると車の数がぐっと増えてくる。次の名古屋南ジャンクションはそのまま伊勢湾岸道を直進する。「新東名スーパーライナー」に乗車したときには、ここを名古屋高速方面に分かれて名古屋市内に向かった。続く東海ジャンクションも名古屋高速へ分岐するが、そのまま直進して名古屋港エリアに入る。
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名古屋南JCT / 伊勢湾岸道、新名神方面へ |
東海JCT / 伊勢湾岸道、新名神方面へ |
名古屋港エリアには三つの橋(名港東大橋、名港中央大橋、名港西大橋)が架けられていて、名港トリトンという愛称がある。このあたりの雰囲気は、首都高湾岸線の扇島、浮島地区になんとなく似ている。
名古屋港エリアをすぎると三重県に入り、すぐに木曽川を渡る。木曽川の向こうには、広大なナガシマスパーランドが広がっている。静岡出身なのでテレビのCM等でなじみ深く、歴史のある遊園地だ。富士急ハイランドと並んで絶叫マシン系が非常に充実している。現在は遊園地の他に日帰り温泉施設、複数の大規模ホテル、アウトレットモール等があり、非常に大規模なレジャー施設となっている。
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車窓 / 名港中央ICと名港西大橋 |
車窓 / ナガシマスパーランド |
四日市ジャンクションは、左手の東名阪道、大阪方面に入る。本来新名神は直進する東海環状方面なのだが、すぐ先の新四日市インターまでしか開通していないので、現在大阪方面へは東名阪道を迂回するルートをとっている。しかし、新四日市インターから亀山西ジャンクションまでは来月17日(新東名、海老名JCT-厚木南IC開通と同日)に開通するので、それ以降はそちらに運行ルートが変更になると思われる。四日市-亀山間は渋滞の名所のようなので、新名神のこの区間の開通は地元では待たれていたようだ。
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四日市JCT / 東名阪道、大阪方面へ / 3/17新名神がつながり、東員出口方面が大阪方面へのバイパスとなる |
東名阪道を少し走ると亀山ジャンクションが現れ、新名神、大阪方面に入る。亀山ジャンクションから亀山西ジャンクションまでは亀山連絡路だが、前述の区間が開通するとこの区間の交通量は大きく減ることになるだろう。
亀山連絡路をしばらく走ると、工事中の亀山西ジャンクションを通過する。開通まで一ヶ月あまりなので、急ピッチで工事が進められているようだ。また、このあたりで雲が厚くなり、小雨がぱらぱらフロントウィンドに当たるようになってきた。西の空は明るいので、天気が悪いのはこの付近だけのようだ。
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亀山JCT / 新名神、大阪方面へ |
新名神/亀山連絡路に入る |
間もなく、最後の休憩地の甲南パーキングエリアに到着した。ここでは30分の休憩が設定されていて、レストランがあるので食事をとることができる。美味しそうなメニューもあったので、ここで食事をすれば良かったと後悔した。乗客はすべて発車予定時刻
14:45 の前に乗車したが、バスはなかなか発車しない。外を見ると、このバスの乗務員は後から到着した別の便の乗務員と話し込んでいる。情報交換をしているようには見えないので、ただの世間話のようだ。少しバスは遅れているので、時間はしっかり守ってほしいものだ。
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新名神・甲南パーキングエリア (休憩 14:15~14:49 / 定刻14:07~14:37) |
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この区間の新名神は山間部を走っていたが、新名神延伸予定の大津ジャンクションあたりから開けてくる。まだ実際には分岐がない大津ジャンクションから先は大津連絡路となり、草津ジャンクションで名神高速に合流する。
交通量がぐっと増えた名神高速を進むと、すぐに瀬田ジャンクションがある。京滋バイパスへの分岐点だが、京滋バイパスは名神高速の迂回路だ。大津市、京都市の南側を迂回して走り、大山崎ジャンクションで名神高速に再び合流する。
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草津JCT / 名神、大阪方面へ |
瀬田東JCT / 名神、大阪方面へ |
大津インターを過ぎると次は京都東インターだ。ここで高速道路を降りて、国道1号に入り京都市内に向かう。道路は順調に流れているが、それなりに交通量が多いので思うようには進まない。
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京都東ICで名神高速を出る |
国道1号線を京都市内に向かう |
国道1号線は京都市街地では五条通となり、鴨川あたりから激しく渋滞してきた。このバスは烏丸五条交差点を左折するが、直進が渋滞しているためなかなか前に進まなかった。烏丸通りに入ると順調で、定刻より16分遅れの
15:43 に京都駅烏丸口に到着した。
半数以上の乗客が残っているようなので、大阪方面まで需要の方が大きいということだ。8時間弱の乗車時間だったが、快適な座席と三回の休憩のため、快適な移動時間を過ごすことができた。新東名経由とか、休憩時間の調整で所要時間の短縮は可能かもしれないが、この路線では所要時間はあまり問題にならないようだ。東名高速上で乗客を拾いながらゆっくり休憩を取るのが、乗客に受け入れられているこのバスのスタイルだと思う。
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京都駅烏丸口 (到着 15:43 - 定刻15:27) |
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「東海道昼特急3号」が停車したのは京都駅烏丸口のJRバス乗り場で、烏丸中央口の目の前で一番便利な場所だ。山崎駅まで移動するため、中央口改札から構内に入り、西側橋上駅舎に上がりJR京都線(東海道本線下り)ホームに移動する。京都駅は昨年乗り換えで利用したので、新しい構内の構造はわかっている。
山崎には新快速は停車しないので、普通に乗車する。次の電車が普通、網干行きだ。普通となっているがこの電車は高槻から快速になる。駅のLED標示板も列車表示も普通となっている。車内でアナウンスがあるのだが、地元民以外にはわかりにくい。「快速網干行き(高槻までは普通)」もしくは「普通網干行き(高槻からは快速)」が正確な表示だと思う。
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東海道本線 快速 793T 京都 15:54 → 山崎 16:08 |
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東海道本線 快速 793T 野洲発、網干行き
JR西日本221系電車
B-4編成(6両)+B-14編成(6両) (網干総合車両所)
車両は 最古参の 221系で、新快速の運用からは外れているが体質改善工事施工済みなので、まだまだ活躍していきそうだ。ホームに並んでいる人たちは次の新快速待ちのようで、この電車はがらがらで座ることができた。
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山崎駅には15分ほどで到着した。次の島本駅から大阪府となるが、山崎駅のホーム上に府境の案内があった。山崎駅の駅舎の所在地は京都府だが、敷地の一部は大阪府になっていた。京都と大阪の東海道本線上にある駅だが、非常にコンパクトな駅舎で、駅前にはコンビニくらいしかない。この駅を利用するのは8年ぶりだ。
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山崎駅 / JR西日本/東海道本線 |
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かつて訪れたことのある高瀬川踏切に向かったが、フェンス以外にも障害物が取り付けられていて、どう見ても撮影できる状況では無かった。仕方が無いので、先ほど歩いて渡った宝寺踏切に戻って撮影することにした。この場所は10両程度の編成がきれいに撮影できそうなポイントだが、日没時間が近いので手前まで引きつけて正面に日が当たる状態だ。複々線区間で、普通、快速が走る内線と新快速、特急が走る外線のどちらも撮影することができる。
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東海道本線撮影 (山崎-長岡京) |
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それなりに通行量がある踏切脇から撮影する |
撮影し始めて気づいたが、内線と外線の列車が意外と被ってしまう。今回はロケハンのようなものなので、次回に備えて撮影を続けた。日が隠れてしばらくすると暗くなってきたので撤収しようとしていると、反対側から変な音の列車がやって来た。振り向くと、DD51
と DE10 の単機(重連)だった。慌てて後追いで撮影した。DE10 の方は排煙していないので無動のようだ。珍しいものを撮影して撮影を終えた。
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普通 217C 京都発 西明石行き / 16:45
JR西日本207系電車2000番台 / S-59+T-21編成(7両) |
新快速 3493M 敦賀発 姫路行き / 17:06
JR西日本223系電車1000番台 / W-1編成(8両)+4両 |
山崎駅まで戻り、駅前のホテルにチェックインした。個人経営のペンションの都市型といった感じだが、一晩過ごすには十分快適な設備だった。
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個人経営のようなのでサービスなどのレベルは期待できないが、駅前という立地条件は申し分ない。シーズンオフの平日なので、同じ値段なら京都駅周辺のホテルもとることができた。現代のビジネスホテル並のサービスを期待するなら、京都市内か大阪方面のホテルに泊まるのがいい。今回山崎にこだわったのは、今夕と明朝ともここの近くで撮影するからだ。
山崎駅前に宿泊しての一番の問題は、付近に飲食店が全くないことだった。仕方が無いので二つ大阪寄りの高槻駅まで行って夕食を食べた。高槻には一昨年宿泊したことがあるので、駅付近の状況はわかっていた。今回食事にはあまりこだわらないので、ファーストフード店で軽く済ませた。 |
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ホテルデュー大山崎 (2/5に撮影) |
今日一番の目的はエアロキングで運行される「東海道昼特急」に乗ることだった。期待通り二階最前列の眺めを楽しむことができた。高瀬川踏切は残念だったが、宝寺踏切での撮影は今後の参考になった。まあ、予定通り順調な一日だった。
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山崎駅前の宿を7時過ぎに出発して、通勤する人の流れに逆らって「サントリーカーブ」と呼ばれている有名撮影地に向かう。何もない山崎駅前に宿泊したのはこのためだ。事前に調べておいたルートを歩いて、7,8分で到着した。「サントリーカーブ」の一番有名なポイントと思われる場所は踏切近くで、山崎駅へ向かう通勤の人々が多いのでここは後に回すことにした。
線路沿いを 200m ほど進むと、次のポイントらしきところに到着。(ポイント1)ここで撮影を始めることにした。ずっと身長以上のフェンスが立っているが、持参した高さ 40㎝ ほどの踏み台でなんとか撮影することができる。しかし、フェンスの足部も 40cm ほどあるので、そこに足をのせフェンスにしがみつけば撮影できそうだ。
さらに 200m ほど進むと、撮影できそうなポイントに到着した。(ポイント2)ここでは長いストレートを走ってきた列車がカーブにさしかかったところを撮影する。カーブの位置の関係で、ここでも 80-400mm があれば良かった。また、この位置まで移動するとマンションの影落ちはクリアすることができる。
山崎駅前に向かって戻り、「サントリーカーブ」の定番ポイントと思われる場所に移動する。(ポイント3)本当にサントリー山崎蒸留所の真ん前だ。フェンスは踏み台でクリアできるが、現実的な収容人数は多くはない。踏切に近く通行人も少なくはないので、時間によっては気を遣う撮影場所だ。
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東海道本線撮影 (山崎-島本/サントリーカーブ) |
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地下道入り口のポイント (ポイント1) |
公園前のポイント (ポイント2) |
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サントリー前のポイント (ポイント3) |
西谷踏切とサントリー山崎蒸留所 |
いずれのポイントでも、80-400mm が必要だった。今回は 70-200mm しか持っていなかったので長さが足りなかった。また、ポイント1と3では線路の南側に大きなマンションが建っているので、大きな影が落ちている。冬場はともかく、日が高い時期になればクリアできる時間帯ができるのかもしれない。
今回はロケハンみたいものとはいえ、「ひだ」だけは絶対撮影しておきたかった。大阪発「しなの」が廃止されてしまってからは、JR西日本管内走る貴重なJR東海の車両だ。その他は、新快速12両が中心となった。ヘッドマークのないJR西日本の特急車両は、なんとも撮影意欲がわかない。
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新快速 3406M、姫路発、近江塩津行き / 7:41(ポイント1)
JR西日本223系電車2000番台 / V-49編成(4両)+8両 |
特急「ひだ」25号、大阪発、高山行き / 8:20(ポイント2)
JR東海キハ85系気動車 / 4両(JR東海/名古屋車両区) |
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回送、新大阪発、向日町行き / 8:21(ポイント2)
JR西日本289電車 / FH-302(3両)+ FG-409編成(4両) |
新快速 3422M、上郡発、草津行き / 9:02(ポイント3)
JR西日本223系電車2000番台 / V-53編成(4両)+8両 |
撮影を終え、京都まで移動するため山崎駅に戻る。山崎から京都まで乗車するのは、米原行きの普通電車だ。高槻から終点まで各駅に停車するので「普通」表示だが、高槻までは快速なので実際には快速電車だ。そのため、新快速と同じく
223系12両編成だ。
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東海道本線 快速 5728T 山崎 9:17 → 京都 9:32 |
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東海道本線 快速 5728T 網干発、米原行き
JR西日本223系電車2000番台
V-36編成(4両/網干総合車両所) + 223系8両
通勤時間帯を過ぎたので、車内は空いていて余裕を持って座ることができた。新快速(快速)の主力車両は転換式クロスシートなので快適だ。また、外側の線路を疾走する新快速は結構混雑していたので、都市間移動の主力はそちらのようだ。
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京都までの移動時間は約15分。この乗車区間の沿線にも撮影場所が点在しているようだ。また、向町駅近くには吹田総合車両所京都支所があり、「サンダーバード」や「くろしお」の車両等が配置されている。よく見ると
117系や 113系も留置されているが、深緑色一色の車体には撮影意欲がわかない。
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京都駅 / JR西日本/東海道本線、山陰本線、奈良線、JR東海/東海道新幹線 |
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京都駅に戻り、今回の旅行の一番の目的の京都鉄道博物館に向かう。路線バスで移動を考えていたが、外国人観光客などで混雑していたため、歩いて行くことにした。少しだけ京都の町並みも見ることができ、梅小路公園の中にも見所はたくさんあった。
20分ほど歩いてエントランス前に到着した。バスロータリーが工事中なのでどうしたのかと周りを見ると、目の前に山陰本線(JR嵯峨野線)の新駅が工事中だった。後で調べると、名称は「梅小路京都西駅」で、来月16日に開業予定となっていた。この駅ができると「京都鉄道博物館」や「京都水族館」へのアクセスが非常に便利になる。
入場券を購入してエントランスホールを抜けると、最初の車両展示場となる「プロムナード」で、その隣に「トワイライトプラザ」がある。そして、本館に入ると、吹き抜けになっている一階に展示車両が並んでいる。「リニア・鉄道館」や「鉄道博物館」と違い展示車両が分散されているので、他の博物館のようなインパクトはない。しかし、JR西日本に縁の深い車両が所狭しと並んでいる。展示車両以外にも、見るものが多い。鉄道ジオラマは他の鉄道博物館に負けないスケールで、JR西日本の車両を中心に運転されいる。
そして、京都鉄道博物館の特徴は、梅小路蒸気機関庫が併設されていることだ。従来からあった梅小路蒸気機関車館に隣接して、京都鉄道博物館が建設されたというのが正確だ。この扇形機関庫と動態状態で保存されている蒸気機関車たちが、他の鉄道博物館との違いだ。8年前の梅小路蒸気機関車館時代に訪れたことがあるが、その時と基本的には変わっていない。本館二階からの連絡通路とSL第二検修庫が新しく造られた。
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京都鉄道博物館 |
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エントランス |
トワイライトプラザ |
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本館車両展示ゾーン |
引き込み展示線 / アンパンマントロッコ列車 |
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エ鉄道ジオラマ |
レストラン |
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扇形機関車庫 |
旧二条駅舎 |
館内のレストランで昼食を済ませ、鉄道博物館を満喫して京都駅に戻る。何せ広大な館内なので体力的にくまなく見ることは不可能だったので、見たいものを中心に見た。時間は十分にあったが、このあたりがいろいろな意味で限界だった。博物館の状況はよくわかったので、次回は事前に細かな計画を立てて見学に訪れたい。
京都駅までの帰路には路線バスを利用した。鉄道博物館前のバス停まではいるバスは本数が少なかったので、北側道路上にある梅小路公園前バス停から乗車した。
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京阪京都交通バス 26系統 梅小路公園前 12:20 → 京都駅 12:28 |
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京阪京都交通 N622
日野 ブルーリボンⅡ QKG-KV234L3
登録番号 … 京都200 か 2628 (2012年)
梅小路公園前-京都駅間は多くの路線バスが運行されているが、最初にやって来たのは京都駅行きの京都京阪交通バスだった。首都圏の路線バスと同じようなノンステプバスで、もちろん交通系ICカードも利用できる。
幸い空いていたので座ることができた。京都市内の路線バスは、路線によっては観光客のため大混雑していると聞いたことがある。そのため地元民の足として機能できなくなってきていて、社会問題になっているらしい。
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京都駅には10分弱で到着した。予定していた時間よりだいぶ早かったので近くの観光も考えたが、早く東京に帰る選択をした。昨夜山崎駅の券売機で購入した「のぞみ」の指定席券を、早い時間の「のぞみ」にみどりの窓口で変更をした。
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東海道新幹線「のぞみ」226号 226A 京都 13:05 → 新横浜 15:04 |
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東海道新幹線 「のぞみ」226号 新大阪発、東京行き
新幹線N700系電車
16両 / 編成、所属不明
乗車率が少ないかもしれないと思って変更した「のぞみ226号」は新大阪始発だ。しかし、乗車した車両は、京都発の段階でほぼ満席となった。これだけ本数の多い「のぞみ」だが、いつ乗車しても乗車率が高いのには驚かされる。京阪神間の人の移動がそれだけ多いということだ。
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新横浜までの「のぞみ」の所要時間は2時間と非常に便利だが、料金は13,250円と安くはない。「こだま」だと「ぷらっとこだま」というプランがあるが3時間20分で10,100円だ。所要時間と料金の差を考えると、「のぞみ」を利用したくなる。
「のぞみ」の N700系が、「はやぶさ」のH5系と比べ、シートピッチや座席の大きさに差は無いように感じる。しかし、H5系の方が快適に感じられるのは可動式枕のせいかもしれない。
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横浜線 快速 4537K 新横浜 15:16 → 町田 15:33 |
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横浜線 快速 4537T 桜木町発、八王子行き
JR東日本E233系電車6000番台
H-001編成 (6両/鎌倉車両センター)
新横浜駅で横浜線に乗り換える。利用するたびに感じているが、横浜線の階段部分とホームは手狭だ。上り「のぞみ」の到着と横浜線の到着が重なると朝の通勤ラッシュ並みに混雑することがある。「のぞみ」から下車したときには最後にホームから降り、次の横浜線に乗るつもりでいる。
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時間的なせいか横浜線の快速にはなんとか座ることができた。町田で降りて小田急線に乗り換えるか、橋本まで行って京王相模原線に乗り換えるかいつも迷う。距離、料金とも小田急線経由の方が便利だが、町田駅の乗り換えの距離があるので躊躇してしまう。しかし、今回は町田乗り換えを選択した。
「東海道昼特急」乗車、山崎で撮影、京都鉄道博物館見学と、すべて予定通りに終えることができた。二日目に早く帰る選択をしたので少しもったいない気もするが、何事も無理をしないで良かったと思う。京都鉄道博物館の再訪もしたいが、関西地区での列車の撮影も何か計画できればいいと思う。魅力的な車両たちがなくなってしまったので引きつけられるものはあまりないが、関東と全く違う車両を撮影するのは新鮮だ。
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移動の記録
(2/4) 唐木田駅 6:36 → 新宿駅 7:15 小田急線「通勤急行」
バスタ新宿 7:50 → 京都駅烏丸口 15:43 西日本JRバス
京都駅 15:54 → 山崎駅 16:08 快速793T
山崎駅 17:53 → 高槻駅 18:00 快速807T
高槻駅 18:38 → 山崎駅 18:45 普通210C
《ホテルデュー大山崎》泊
(2/5) 山崎駅 9:17 → 京都駅 9:32 快速5728T
梅小路公園前 12:20 → 京都駅 12:28 京阪京都交通バス26系統
京都駅 13:05 → 新横浜駅 15:04 のぞみ226号
新横浜駅 15:16 → 町田駅 15:33 横浜線快速4537K
町田駅 15:43 → 新百合ヶ丘駅 15:52 小田急小田原線急行
新百合ヶ丘駅 15:57 → 唐木田駅 16:12 小田急多摩線各停
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Nikon D500 & Nikon1 J4 |
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