九州鉄道記念館

福岡県北九州市門司区清滝二丁目3番29号
九州鉄道記念館運営共同企業体 / 北九州市
2003年8月9日開館


屋外静態保存車両
国鉄9600形蒸気機関車59634号機 / 小倉工場で保存展示を移設
1922年川崎造船所製。
昭和49年に米坂線から後藤寺機関区に転属。筑豊地区で働いたのは1年足らずだったが北九州地区最後の蒸気機関車の1両となっている。
                                                       2011.10.01 
国鉄C59形蒸気機関車1号機 / 小倉工場で保存展示を移設 (準鉄道記念物)
1941年汽車製造製。
昭和31年に門司に配属され、寝台特急「あさかぜ」を始め、急行「雲仙」などに使用され、昭和37年には、熊本に転属。昭和40年の熊本電化が完成した時点で、本線用で軸重が重く転属先がないことから廃車となったが、準鉄道記念物として小倉工場で展示保管されていた。
                                                       2011.10.01 
国鉄EF10形電気機関車35号機 / 大里不老公園で保存展示を修復・移設
1941年東芝製。
昭和17年の関門トンネル開通時にこの区間だけが電化区間となり、トンネル専用の直流電気機関車よして配置され、下関と門司で機関車がつけれかえらた。昭和36年に九州側が交流2万ボルト、本州側が直流1千5百ボルトの電化となり、交直両用機関車に役目を譲ることになった。この機関車はその後、本州各地で昭和54年まで使用され、引退後は門司大里公園で保存されていた。
                                                       2011.10.01 
国鉄ED72形電気機関車1号機 / 老松公園で保存展示を修復・移設
1961年東芝製。
北九州電化で使用する交流電気機関車として登場。暖房用ボイラーを載せているため、車長が長く中央に動力の伝わらない中間台車があるのが特徴。暖房が蒸気から電気に変わり、ボイラーも不要となったため、旅客用に限定する必要もなくなり晩年は貨物列車にも使用された。この車両は試作機関車で他の同型機とは若干趣が異なっているが、九州初の交流電気機関車として北九州市門司区の老松公園に保存されていた。
                                                       2011.10.01
国鉄キハ07形気動車 (キハ07-41) / 大分運転所で保管を修復・移設した
1937年日本車輌製。
戦前の代表的な機械式気動車で、連結運転の時は双方の運転士が合図しながら走っていた。昭和27年にガソリンエンジンをディーゼルエンジンに変更。この車両は昭和32年に豊後森機関区に配置され、宮原線で使用された。昭和44年に引退となり豊後森機関区や大分運転所で大切に保管されていた。戦前に製造された同型車で原形を保っているのはこの車両だけ。
                                                       2011.10.01
国鉄485系電車 (クハ481-603) / 小倉工場で保管を移設
1969年日本車輌製。
昭和33年に登場した電車特急「こだま」型の発展型で、熊本電化にあわせて誕生したのが交流・直流の両方で運転できる481系。この車両は昭和44年にクロ481-5として誕生、東北地方で活躍していたが、昭和58年に鹿児島車両所に配属となり、普通座席車へ改造されてクハ 481-603と車号が変わった。九州では特急「にちりん」、「かもめ」、「有明」として使用されたのち、平成9年以降は小倉工場で保存されていた。
                                                       2011.10.01
国鉄581系電車 (クハネ581-8) / クハ715-1を外装のみ復元
1968年日立製作所製。
世界初の寝台電車特急「月光」としてデビュー。昼間は座席特急として昼も夜も運転できる便利な特急用車両。昭和45年には「つばめ」、「はと」などの関西、九州間特急に使用されました。昭和59年に小倉工場で普通電車に改造され交流電車715系(クハ7151)として生まれ変わり、おもに長崎、佐世保線で平成12年まで活躍した。廃車後は登場当時の特急塗装に戻され小倉工場に保存されていた。
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屋内静態保存車両
チブ37 (九州鉄道→耶馬渓鉄道)
九州鉄道が発注した客車で耶馬渓鉄道(のち大分交通耶馬渓線)に譲渡され、廃車後に大分県中津市の飲食店で保存されていたものを復元・移設した。
                                                       2011.10.01


その他
本館・裏側(旧九州鉄道本社) / 近代化産業遺産
本館は1891年に建築された赤レンガ造りの初代九州鉄道本社社屋(のち鉄道院、鉄道省、国鉄が使用)を転用。
                                                       2011.10.01
常設展示
2011.10.01