(3/11 晴のち曇時々雨)
八千穂の妻の実家に行くついでに信州にドライブに向かう。例年だとこの時期雪が期待できるが、今年の気候だとかなり奥まで行かないと雪はみられないかもしれない。どりあえず松本に宿はとってあるが、どこに行くかは考えていない。
東京を出発するときの天気は良好で、中央道からは高尾山の稜線がくっきり見える。しかし、笹子トンネルを抜け甲府盆地に入る頃には、雲が出てきて遠くの展望はなくなってしまった。楽しみにしていた南アルプスはまるで見えず、奥秩父の山々もはっきり見えない。
今回は須玉ICで中央高速を降りる。一応展望を期待して清里高原有料道路を走ることにしたが、やはり南アルプスも八ヶ岳も見えない。天気がよければ八ヶ岳高原大橋からの展望は素晴らしいのだが。
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中央道元八王子付近(正面が高尾山、左奥が丹沢)
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清里高原有料道路入口
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今回は佐久町で用を済ませ松本に向かう。途中の酒屋で「真澄のあらばしり」を調達するのは忘れない。天気がよくないので、直接高速道路で松本を目指すことにする。佐久ICから上信越道に入り、更埴ジャンクションから長野道にはいる。だんだん標高を上げてきて周りの山腹に雪が少しみられるようになる。結局間近で雪がみられたのはここだけだった。
姥捨て付近から降り出した雨も、松本市内に入った頃にはあがってしまった。松本市内も心配していた渋滞はなく、勝手しったる市内を抜けて本日の宿のホテル花月に到着。
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松本城
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松本ホテル花月(左手が本館)
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松本市役所近くにあるホテル花月に泊まるのはこれで二回目だ。その時は10年くらい前で、今の別館にあたる古い建物しかなくかった。今日泊まるのは新しい本館の方で、新しいビジネスホテルといった感じだ。部屋も快適で、値段を考えれば非常にお買い得といえよう。
何度も来た町なので市街地の方には行かず、夕方で人気のない松本城(公園)を一周だけした。松本に泊まるときには必ずいく居酒屋「しづか」で夕食を済ませる。民芸調の居酒屋で、ここに来るとなんだか落ち着ける。真澄の「あらばしり」が飲めるのもいい。ほろ酔い気分で、明日の予定も立てず眠りにつく。
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(3/12 曇のち時々雨)
どこに行こうか考えていなかったので、とりあえず安曇野に向かって走る。国道147号線を北上し、柏矢町駅の所を左折する。駅をよけるようにして烏川橋に向かう狭い道路は、以前は路線バスが走っていたが今は廃止になってしまったようだ。
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昔何度も訪れた静かな風景は烏川橋あたりから変わってきている。烏川橋を左に曲がった奥のゴルフ場の近くは、大規模に開発されていて、宿泊施設や大規模な公園が作られているようだ。さらに、この先常念岳山麓を北に走る道路沿線の変わり様はなんということだ。ありとあらゆる観光施設ができていて、昔日の面影はなくなってしまってる。田淵行男の写真集に魅了され、このあたりをのんびり歩いたのはもう20年以上も前なのだ。観光で成り立っている穂高町の財政状態は悪くないのもうなずける。
鐘の鳴る丘周辺も整備されたようだが、そんなに大きく変わっていない感じだ。郷土博物館も今時にしては地味だし、国の重要文化財の松尾寺も静かだ。さすがの観光の町穂高町といえども、この時期ここまで足を伸ばす人は少ないようだ。また、鐘の鳴る丘から西に延びる道は中房温泉に延びる道だ。 |
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鐘の鳴る丘にて
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次に、穂高町を横断し大王ワサビ田に向かう。ワサビ田周辺は水田や畑が広がり、常念山脈の展望地となっている。しかし、今日はあいにくの曇り空で、下の方が少し見えるだけだ。
大王ワサビ田も昔から大きく変わった場所だ。広大なワサビ田自体は変わっていないようだが、レストランに売店、遊歩道に水車小屋までできている。さらに、ほんとにこれがいっぱいになってしまうのかと思われる広大な駐車場もある。しかし、こんな広大なワサビ田は他ではみることはできないので、一見の価値はある。そんなわけで3月の平日なのに、それなりの観光客で賑わっている。
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大王ワサビ田駐車場にて(背後は常念山脈)
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大王ワサビ田
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昼食はいつも通り、穂高駅前の「田舎屋」に向かう。到着して驚いたのは、店が新しくなっていることだ。多分6年ぶりくらいなので、その間に新しくなったのだろう。店舗の前が駐車場になっているのはありがたく、内装も昔の店内を意識したもののようだ。私はお気に入りの「みそおじや」を食べたが、「煮込みうどん」が名物だ。
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穂高駅前「田舎屋」
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大王ワサビ田に続く道路にて(背後は常念山脈)
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空が明るくなってきたので、ワサビ田に向かう道に戻り、常念山脈をバックにGOLFの写真を撮る。晴れていれば素晴らしい北アルプスの稜線が広がるのだが、あいにくの曇り空だ。展望が期待できれば行きたいところはいくらでもあるのだが、この天気では仕方ないので自宅に帰ることにする。
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豊科ICから長野道に乗り帰路につくが、ふと思いついて諏訪の「宮坂醸造」に立ち寄ることにする。そこは日本酒の「真澄」の蔵元だ。松本をすぎると左手に美ヶ原と高ボッチ山が見える。どちらも山頂部分は雪で覆われているが、山腹に雪はほとんどない。
長野道を岡谷ICで降り、記憶を頼りに諏訪市内を走る。上諏訪駅前の商店街を抜けたあたりにあり、向かい側が駐車場になっている。工場は見学できず売店があるだけなのにはがっかりしたが、「真澄」のフルラインアップとおしゃれな酒器類は一見の価値はあるだろう。
念のため、諏訪のセルフスタンドで給油し、諏訪ICから中央道に乗る。地方に来るとガソリン代が高いのが気に掛かる。多少ならいいのだが、ハイオクで自宅付近と比べて10円/gも高いのは痛い。 |
宮坂醸造(真澄蔵元)
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中央道から八ヶ岳をみることができたが、南アルプス側は雲の中だ。そのうち雲が厚くなり、笹子トンネルを抜けるあたりから雨がぱらつき始めた。行きもそうだったが、笹子トンネルを境に天気が変わることが多い。
大月からは新しい3車線の新線を走るようになる。意外と速いペースで首都圏の高速道路の改良が進んでいる。立派になった談合坂SA上り線で休憩をする。中央道で帰るときにはたいていここに立ち寄る。新しくて広いし、店をのぞくだけでも楽しいところだ。
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中央道茅野BS付近(正面は八ヶ岳)
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中央道談合坂SAにて
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雪を期待してのドライブだったが、最近の気候のせいで目的は達せなかった。この様子では、車山あたりでも雪は少ないのかもしれない。天気が悪かったので展望にも恵まれなかった。ドライブとしては今ひとつだったが、久しぶりの「しづか」と「田舎屋」の味を堪能できたので満足だ。
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(3/11) 自宅 10:21 000q(25,524)
南大沢 10:29〜10:31 003q(25,527)
中央道八王子IC 11:02 017q(25,541)
中央道談合坂SA 11:21〜11:49 046q(25,570)
中央道須玉IC 12:31 122q(25,646)
佐久町 13:45〜14:00 176q(25,700)
臼田町 14:06〜14:14 180q(25,704)
佐久市(ジャスコ) 14:35〜15:05 190q(25,714)
上信越道佐久IC 15:13 193q(25,714)
上信越道千曲川さかきPA 15:34〜15:41 228q(25,752)
長野道梓川SA 16:15〜16:18 286q(25,810)
長野道松本IC 16:21 290q(25,814)
松本(ホテル花月) 16:38 294q(25,818)
(3/12) 松本(ホテル花月) 9:06 294q(25,818)
穂高町「鐘の鳴る丘」 9:53〜10:39 320q(25,844)
穂高町「大王わさび田」 11:00〜11:44 334q(25,858)
穂高町「田舎屋」 11:50〜12:34 336q(25,860)
大王ワサビ田付近 12:40〜12:45 338q(25,862)
長野道豊科IC 12:55 344q(25,868)
長野道岡谷IC 13:12 374q(25,898)
諏訪市「宮坂醸造」 13:40〜14:00 384q(25,908)
GS(諏訪市) 14:09〜14:17 388q(25,912)
中央道諏訪IC 14:20 389q(25,913)
中央道談合坂SA 15:28〜15:53 502q(26,026)
中央道八王子IC 16:13 534q(26,058)
八王子駅前駐車場 16:23〜17:00 539q(26,063)
別所 17:29〜17:48 551q(26,075)
自宅 17:51 552q(26,076)
二日目の燃費概算 12.0q
走行時間 4時間57分
走行距離 258q
平均速度 52q/時間 |