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晴)
陸上自衛隊習志野演習地で行われる、第1空挺団降下訓練始めに出かける。強風のため肝心の空挺部隊の降下が中止なることが多いらしいが、今年は晴天の中どうだろうか。駐車場も用意されるようだが、初めてのイベントなので電車で向かうことにした。中央即応集団のホームページには「降下訓練始め」の開催については時間と場所しか発表されていなかったので、ホームページで過去の様子を検索して準備した。
津田沼駅から路線バスに乗り、習志野演習場近くでバスを降りる。早めに到着したつもりだが、演習地の入口はフェンス沿いに長い行列ができている。ようやく演習地にはいるが、セキュリティチェックの手前で再び行列となり待たされる。入場開始は8時半頃から始まったが、手荷物検査に時間がかかりなかなか前に進まない。
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会場行きのシャトルバスにも行列ができているが、こちらはたいして待たなくて良かったので歩いて行くより早いだろう。
シャトルバスは5分ほどで、会場に到着した。もう、見学場所の最前列はほぼいっぱいで、端の方をなんとか確保することができた。最前列でないと地上で行われる演習は見えないので、最前列確保は絶対条件だ。観戦エリアが傾斜地なら、もっと多くの人数が観戦できるのだが。そのあとも続々とギャラリーは集まり、観戦エリアの前方は人でいっぱいになる。 |
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会場となる習志野演習場 |
AH-1Sが会場進入後旋回して、正面に着陸後、会場を去る。その後UH-1も着陸するが、私の場所からは何をしたかはわからない。その後、米陸軍のUH-60Aが飛来し会場正面に着陸する。米陸軍高官輸送のための飛来のようで、窓には二つ星マークが掲示してある。
会場アナウンスはあるが、音量が小さくて私の場所からはほとんど聞き取ることができなかった。まずは試験降下。UH-1から空挺団幹部が降下。今年の空挺降下は決行されるようだ。
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米陸軍UH-60A会場飛来(米陸軍来賓到着)
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試験降下(ためし降り)
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いよいよ、初降下が始まる。三機のCH-47から空挺団員が降下を開始。降下終了後、三機のCH-47は会場正面に着陸。各機防衛省幹部などが搭乗していたようで、最後の一機からは防衛大臣旗と共に浜田防衛大臣が降りてきた。
初降下 & 防衛大臣到着 |
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初降下 |
防衛大臣到着
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防衛大臣が着席して、演習開始となる。まずは、CH-47からの高々度降下から始まる。先ほどの初降下と比べてCH-47の高度は全然違い、空挺隊員が使用するパラシュートの形状も違う。これは偵察部隊の降下で、続いて、CH-47により偵察バイク部隊が会場に展開する。さらに、銃撃手が監視を行なっているUH-1に守られ、CH-47から偵察部隊主力がリペリング降下を行う。
偵察ヘリコプターOH-1とOH-6Dが2機で飛来し、会場で偵察飛行を行う。OH-6Dはさらりと飛行していったが、OH-1は会場で派手な機動飛行を披露してギャラリーを楽しませてくれた。
演習(訓練)
高高度降下(偵察部隊の進入) |
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CH-47からの高々度降下
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自由降下傘 MC-4
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偵察バイク部隊進入 |
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CH-47J (52921) /
第1輸送ヘリ群第103飛行隊(木更津) |
偵察バイク部隊展開
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偵察部隊主力進入 |
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UH-1H (41709) /
東部方面ヘリ隊第1飛行隊(立川) |
CH-47J (52928) /
第1輸送ヘリ群第106飛行隊(木更津)
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偵察ヘリコプター進入 |
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OH-6D (31300) /
東部方面ヘリコプター隊 (立川) |
OH-1 (32627) /
第4対戦車ヘリコプター隊 (木更津)
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偵察活動により発見した敵機甲部隊制圧のため、2機のAH-1Sが会場に進入。各機ロケット弾(空砲)を発射して、会場を離脱した。 続いて、ドアガン(重機関銃)を装備したUH-1が会場に進入、地上の安全確認をして、空挺降下部隊のための陣地を確保。 確保した陣地に対し、まずCH-47から物資(装備)投下が行われる。
対戦車ヘリコプターによる地上支援 |
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AH-1S (73412) /
第4対戦車ヘリコプター隊 (木更津) |
AH-1S (73487) /
第4対戦車ヘリコプター隊 (木更津)
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ヘリコプターによる地上支援 |
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UH-1J 汎用ヘリコプター
(41896) / 東部方面ヘリコプター隊/第2飛行隊 (立川駐屯地)
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ヘリコプターより物資(装備)投下 |
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CH-47J (52932) /
第1輸送ヘリコプター群 (木更津) |
背後には、空挺降下のため飛来のC-130が
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いよいよ次は、主力部隊の空挺降下が始まる。空挺降下は、航空自衛隊のC-130×2機、C-1×2機の合計4機で、5名ずつ二度降下を行った。風が強いためか、一度の降下の人数は少なかった。また、航空自衛隊のC-130とC-1が、海上自衛隊下総航空基地から離陸するのが正面遠くに見えた。
主力部隊の空挺降下
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航空自衛隊 C-130H 輸送機
(35-1072) / 第1輸送航空隊/第401飛行隊 (小牧基地)
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航空自衛隊 C-130H 輸送機
(45-1074) / 第1輸送航空隊/第401飛行隊 (小牧基地)
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航空自衛隊 C-1 中型輸送機
(48-1005) / 第3輸送航空隊/第403飛行隊 (美保基地)
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航空自衛隊 C-1 中型輸送機
(58-1006) / 第3輸送航空隊/第403飛行隊 (美保基地)
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偵察ヘリOH-6DとOH-1の二機が再度会場に進入し、その後、二機のAH-1S護衛のもと、三機のCH-47が現れた。CH-47は吊下していた車両を会場に降ろし、会場を離脱。
まもなく、両側に87式地雷散布装置を装着したUH-1Jが飛来し、敵陣地に地雷を散布していく。それに伴い、演習会場には戦闘車両が展開していく。続いて、LR-1がローパス。このLR-1は、敵攻撃機の攻撃を演出しているようだ。
偵察ヘリコプター進入 |
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OH-6D (31300)/東部方面ヘリコプター隊 (立川駐屯地)
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OH-1 (32627 )/ 第4対戦車ヘリ隊 (木更津駐屯地)
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CH-47の吊下により車両搬入 |
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2機のAH-1S護衛のもと、3機のCH-47が現れる
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AH-1S (73412) / 第4対戦車ヘリ隊 (木更津駐屯地)
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CH-47Jが車両を降ろす間、AH-1S二機は警戒待機中
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重迫牽引車(高機動車)と軽装甲機動車を吊下
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UH-1Jによる地雷散布 |
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UH-1J (41725) / 東部方面ヘリ隊 (立川駐屯地) |
両側に87式地雷散布装置を装着している
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敵の地上攻撃機来襲 |
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地上部隊も展開中
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LR-1(22018)/第1ヘリコプター団 を敵の攻撃機と見なした
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戦闘部隊と車両が展開する中、地上では模擬戦闘が行われていうようだが、私のいる場所は会場の端のほうなので戦闘の状況は分からない。ただひたすらヘリコプターを追いかけているだけだ。
上空では、傷者救助の為UH-1Jが飛来する。まず、ドアガン(重機関銃)を装備したUH-1Jが地上の安全確認し、続いて救助のためのUH-1Jが着陸、負傷者を救助する。
次に対戦車ヘリAH-1S二機が飛来して、ロケット弾で敵装甲車両への攻撃を行う。敵陣地に炎が上がった所で戦闘終了、CH-47Jによるスリング吊下により戦闘員は戦場を離脱する。
負傷兵救助 |
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UH-1J (41896) / 東部方面ヘリ隊 (立川駐屯地)
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UH-1J (41813) / 東部方面ヘリ隊 (立川駐屯地)
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敵装甲車両への攻撃 |
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AH-1S (73412) / 第4対戦車ヘリ隊 (木更津駐屯地)
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AH-1S (73487) / 第4対戦車ヘリ隊 (木更津駐屯地)
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地上での戦闘 |
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地上でも戦闘が行われている
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敵役の74式戦車は撃破された模様
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スリング吊下による離脱 |
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CH-47J 輸送ヘリコプター (52928) / 第1輸送ヘリコプター群第106飛行隊 (木更津駐屯地所属)
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CH-47Jが離陸するとすぐに、会場左手より参加したヘリコプターがフォーメーションで飛来した。立川防災航空祭のようなビックフォーメーションではないが、10機以上のヘリコプターの姿は迫力がある。フォーメーション航過の間に、地上では地元の部隊が会場正面に集合していく。
フォーメーション航過 |
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参加したヘリコプターがフォーメーションで会場を航過
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空挺団部隊が会場正面に整列。会場上空では、演習に参加したヘリコプターが機種ごとに航過飛行を行う。まずは観測ヘリコプターOH-6DとOH-1、続いて対戦車ヘリコプターAH-1S、最後に輸送ヘリコプターCH-47Jの順序だ。
航過飛行が終了すると、会場正面に防衛大臣が現れ、演習に参加した地元部隊に対し訓辞を行う。この訓辞が終了すると、この会場でのスケジュールは終了する。
航過飛行と防衛大臣訓辞 |
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OH-6D と OH-1 の航過
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AH-1S 4機の航過 |
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CH-47J 4機の航過 |
防衛大臣訓辞 |
午後から、演習会場に隣接エリアで演習参加車両の展示が行われることになっている。展示会場に移動したときは、これから準備を始める段階だ。しかし、そのおかげで、74式戦車のキャタピラーの洗浄や、砲塔上の12.7mm重機関銃取り外し、薬莢の取り出しなど、普段あまり見る機会のないものを間近で見ることが出来た。
展示車両が並ぶのには時間がかかりそうで、また珍しい車両もないので、移動している所を写真に納め会場を後にする。
演習参加車両 |
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74式戦車 (95-1691) / 第1師団/第1戦車大隊/
第2中隊 (駒門駐屯地)
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74式戦車 (95-1676) / 第1師団/第1戦車大隊/
第1中隊 (駒門駐屯地) |
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74式戦車 (95-0539) / 第1師団/第1戦車大隊/
第1中隊 (駒門駐屯地)
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89式装甲戦闘車 (91-4726) / 富士教導団/
普通科教導連隊/第1中隊 (滝ヶ原駐屯地) |
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96式装輪装甲車 (25-4528) / 中央即応集団/
中央即応連隊/第1中隊 (宇都宮駐屯地)
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87式偵察警戒車 (25-2607) / 第1師団/
第1偵察隊 (練馬駐屯地)
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重迫牽引車(高機動車) / 中央即応集団/
第1空挺団/空挺特科大隊/ (習志野駐屯地)
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74式戦車キャタピラー洗浄
(油気圧サスペンションで車体を上げた状態)
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74式戦車砲塔上の12.7mm重機関銃取り外し
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出口までは歩いて帰ることにする。シャトルバスの行列はたいしたことはないが、せっかくに機会なので基地中を歩いてみる。特に珍しいものはなかったが、演習に参加したヘリコプターが空き地に駐機していて、帰投の準備をしていた。
基地開放が午後3時までということもあり、展示会場に向かうシャトルバスにも結構乗客が乗っていた。シャトルバスとして、自衛隊のバスの他高機動車が運行されていた。これには乗ってみたいと思った。
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演習に参加したヘリコプターが帰投の準備をしている
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高機動車 (06-1662)がシャトルバスとして運行
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富士学校記念行事のように戦車や重火器がない部隊なので模擬戦闘は地味だが、参加したヘリコプターによる模擬戦闘は迫力があり、メインの空挺降下も見ることができたので、大満足のイベントだった。強風の影響でメインの空挺降下が中止になることも多いということなので、本日は幸運だった。
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Camera : Nikon
D200 |
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