越後交通 / 新潟-東京線 22便 乗車記
(万代シテイBT→池袋駅東口
)

2019.6.14


乗車バス  新潟-東京線 22便 万代シテイバスセンター発、池袋駅東口行き
運行会社  越後交通、(共同運行) 西武バス、新潟交通
乗車区間  万代シテイバスセンター 13:00 → 池袋駅東口 18:09 (定刻 18:17)
車両  越後交通(三条営業所) 新潟 200 か 509 / 三菱ふそう エアロエース BKG-MS96JP 2008年式
走行道路  新潟駅万代口(東大通り・明石通り・栗ノ木バイパス・亀田バイパス)新潟亀田IC
 (日本海東北道)新潟中央JCT(北陸道)長岡JCT(関越道)練馬IC(目白通り・新目白通り
 ・明治通り)池袋駅東口

「新潟-東京線」について
 東京(新宿駅・新潟駅)と新潟(万代バスセンター)を結ぶ高速バス路線で、西武バス、越後交通、新潟交通による共同運行が行われている。関越自動車道の練馬インターチェンジから北陸自動車道を経由して日本海東北自動車道の新潟亀田インターチェンジの間を直行する。
 1985年10月2日に関越道の前橋インターチェンジ-湯沢インターチェンジ間の開通によって全線が開通したのに伴い、同年12月10日から西武バスと新潟交通、越後交通の3社共同によって東京-新潟線として運行を開始した。開設当初は1日2往復と本数が少なかったが、その後段階的に増便し、2006年春より1日16往復に増便された(現在は9往復だが、長岡経由の夜行便1便は運休中)。

 新潟-東京線 22便 ダイヤ
万代シテイBT 13:00
新潟駅前 13:05
鳥原 13:25
巻潟東 13:35
三条燕 13:43
13:47
長岡北 14:00
越路 14:07
小千谷 14:15
関越道・越後川口SA
(休憩)
(14:30)
(14:40)
小出 14:51
六日町 15:05
湯沢 15:21
関越道・上里SA
(休憩)
(16:25)
(16:35)
川越的場 17:22
練馬区役所前 17:52
下落合駅 18:02
池袋駅東口 18:17

2023.9.9 作成


 関越道を走る高速バスに往復乗車して、1泊2日で新潟へ出かけた。一番の目的は「きらきらうえつ」撮影だが、「高速バス」に乗車するのも旅行の目的の一つだ。現地の移動は鉄道とバスの利用で、初日の午後は越後線で 115系を撮影し、新潟駅近くに宿泊して、二日目の午前は白新線で「きらきらうえつ」を撮影した。
 旅行二日目、佐々木駅近くの撮影場所で「きらきらうえつ」を撮影後、路線バスで万代シテイバスセンターまでやって来た。ちょうどお昼だったので、昨日に引き続きバスセンターのカレーを食べた。バスの時間まで少しあったので、冷房のきいた待合室(県外高速バス利用者用)で一休みした。そんなに広くはないが、3列バス一台分くらいは収容できる。コンセントやテーブルもあり、待ち時間を有効に使うことが出来る。約半分が女性専用席なので、時間帯によっては混雑するかもしれない。

 万代シテイバスターミナル(新潟県新潟市中央区) / 13:00 発車

 乗車する 22便は越後交通の担当で、発車 5分前に入線した。多分 2008年登録のエアロエースで、トイレが左最後部にある 28人乗りの標準的な3列シート車だ。この車両は窓側に肘掛けがなく、テーブルが設置されていない。シート配置は一応独立配置だが、西武バスと違ってB列とC列の間は狭く通路としては厳しい。3A席を予約したが、この席は足下に障害物のある外れ席だった。フットレスト(とレッグレスト)を使えば関係ないが、靴を置く場所に工夫がいる。また、フットレストとレッグレストを利用した場合、行きの西武バスより窮屈に感じる。前席の足を入れる部分が狭いせいもあるが、シートピッチが狭いのではないかと感じた。

 新潟-東京線 22号 / 万代シテイバスターミナル (13:00) 発、池袋駅東口 (18:17) 行き
 
越後交通(三条営業所) 新潟 200 か 509 / 三菱ふそう エアロエース BKG-MS96JP 2008年式

 万代シテイバスセンターを3名を乗せて定刻 13:00 に出発し、13:05 に新潟駅前に到着した。駅前広場内のバスターミナルが狭いので、バス停は東大通上にある。ここでは7名の乗車があった。新潟駅前バス停の発車時刻は万代シテイ発車時間の5分後に設定されているが、乗車時間などを考えると定刻発車は不可能だろう。今回は、3分遅れの 13:08 に発車した。
 昨日通ったルートを反対に走り(東大通り・明石通り・栗ノ木バイパス・亀田バイパス)、新潟亀田インターから日本海東北道に入る。交通量の多い道路だが、時間的なせいもあってか道路は順調だった。高速道路上の最初のバス停は鳥原で、ここでは1名の乗車があった。

 鳥原バス停 (新潟県長岡市) / 13:29~30 (定刻13:25) / 乗車1

 次のバス停は巻潟東で、ここでの乗車はなかった。乗車バス停なので、予約が入っていなくてもバス停に停車して、乗客がいないのを確認している。高速道路上の新潟県内のバス停は 5~15分程度の間隔で設けられいて、首都圏に向かう地元の重要な移動手段になっている。

 巻潟東バス停 (新潟県新潟市西蒲区) / 13:39 (定刻13:35) / 乗車なし

 次の三条燕バス停では2名の乗車があったが、1名は予約していない乗客だった。しかし、この乗客は1万円紙幣しか持参がなく、バス内では両替対応ができないので、越後川口パーキングエリアでの休憩時に精算する旨対応していた。バス内では1万円紙幣が使えないのは常識なので、事前に用意していく必要があるだろう。

 三条燕バス停 (新潟県燕市) / 13:47~49 (定刻13:43) / 乗車2

 栄バス停は栄パーキングエリア内にあり、ここでは1名の乗車があった。サービスエリアに入ってすぐの所にバス停があり、すぐ隣に一般道に降りる出口(階段)が設置されていた。

 栄バス停 (新潟県長岡市) / 13:53~54 (定刻13:47) / 乗車1

 長岡北バス停では1名の乗車があった。長岡駅からは6㎞程度離れているので、路線バスでのアクセスとなる。ここにも高速バス利用者向けの無料駐車場があるようだが、新潟交通のホームページで案内を見つけることができなかった。越後交通のホームページの乗り場案内には駐車場の表示はあったが、利用方法については記載が見当たらなかった。

 長岡北バス停 (新潟県長岡市) / 14:06~07 (定刻14:00) / 乗車1

 富山、金沢方面に向かう北陸道を左手に分けると、道路は関越道となる。関越道に入って最初のバス停は越路だが、ここでの乗車はなかった。

 越路バス停 (新潟県長岡市) / 14:13 (定刻14:07) / 乗車なし

 関越道に入ると左手に越後三山が見えてくる。まだだいぶ離れているが、雪を頂いた特徴的な山容はどこからでも目立つ。ここからだと、駒ヶ岳、中岳、八海山が綺麗に並んで見える。

 車窓 / 越後三山(山谷PA付近)

 次の小千谷バス停は小千谷インター内に設置されていて、料金所の手前を専用路に入る。高速道路のインター内のバス停は基本的にはこのような構造になっているが、そのため時間的には少しロスになってしまう。ここでの乗車はなかった。

 小千谷バス停 (新潟県南魚沼市) / 14:20 (定刻14:15) / 乗車なし

 小千谷インターから本線に合流すると、間もなく最初の休憩地の越後川口サービスエリアに到着する。ここでは約15分の休憩がとられた。基本的に 10分間の休憩が設定されているようだが、混雑する時間帯などでは少し短いかもしれない。

 関越道・越後川口SA(14:26~40)/ 休憩

 予定時刻までに乗客はすべて戻り、14:40 に越後川口サービスエリアを出発した。関越道を南下し、10分足らずで小出バス停に到着した。ここでは2名乗車。

 小出バス停 (新潟県南魚沼市) / 14:52~53 (定刻14:51) / 乗車2

 関越道に入ってから左手に越後三山が目に飛び込んできたが、手前の山の影響でしばらく見えなかった。しかし、このあたりで再び綺麗に見えるようになった。場所により見え方は違うが、八海山の岩稜が印象的だ。

 車窓 / 八海山(小出IC付近)

 車窓 / 越後三山(小出IC→大和PA)

 車窓 / 越後駒ヶ岳(大和PA付近)

 次の六日市バス停では乗車はなかった。

 六日町バス停 (新潟県南魚沼市) / 15:06 (定刻15:05) / 乗車なし

 左手に見える山は越後三山から巻機山に変わってくる。その先には、上越国境に続く山々が連なっている。しかし、ここから先は谷が狭くなってきて、遠くの山脈が見えないようになる。

 車窓 / 巻機山(六日町IC→塩沢石打IC)

 新潟県最後のバス停は湯沢バス停で、ここが最後の乗車バス停となる。次のバス停は川越的場で、降車専用バス停だ。湯沢では乗車はなく、17名でこのバスの乗客は確定した。予約状況を確認したとき1A、1Bは埋まっていたが、実際には乗客はいなかった。1Bは予備席かもしれないが、1Aはキャンセルなのだろうか。

 湯沢バス停 (新潟県南魚沼郡湯沢町) / 15:20 (定刻15:21) / 乗車なし

 関越トンネルは上り車線も工事のため車線規制が行われていた。しかし、交通量が多くないので特に影響はないようだ。

 関越トンネル / 15:28~35

 関越道は順調で、関越トンネルを抜けると群馬県だ。前橋を過ぎるとどんどん車の数が増えていき、東京に近づいているのだと実感する。湯沢から1時間ほど走ると、2度目の休憩地の上里サービスエリアに到着する。ここで 10分の休憩となる。
 駐車場の隣には JRバス関東の「上州湯めぐり12号」と西武観光バスの「千曲線・軽井沢6便」が並んで休憩していた。そちらの乗客も数えるほどしかいなく、どちらとも先に出発していった。すると、その後に JRバス関東の先ほどと同型のセレガが入ってきた。時刻表でチェックすると東京行きの「東京湯めぐり2号」だった。こちらの乗客も数人しかいないようだった。

 関越道・上里SA(16:22~35)/ 休憩

 バスは上里サービスエリアを予定時刻に出発して、最初の降車バス停の川越的場に向かった。ここでは2名の降車があった。定刻に対し 14分の早着で、やはり余裕を持ったダイヤ設定になっているようだ。

 川越的場バス停 (埼玉県川越市) / 17:08~09 (定刻17:22) / 下車2

 新座料金所を通過し目白通りに降りるまでは順調だったが、すぐにバスは動かなくなった。笹目通りと交差する谷原交差点を先頭にした渋滞で、夕方と言うことも相まってかなり時間をロスした。ここはいつでも渋滞している。

 関越道・新座料金所 / 練馬ICより流出、目白通りへ(17:23)

 谷原交差点を過ぎると目白通り(新目白通り)は順調で、練馬駅(練馬区役所前)で2名、下落合駅で1名の降車扱いを行った。その先明治通りも順調で、驚いたことに池袋駅東口には8分早い 18:09 に到着した。夕方に東京に到着する高速バス上り便で、定刻前に到着した記憶が無い。その昔西武高速バス(と共同運行便)はサンシャインプリンスホテルが終点(始発)だったが、現在は池袋駅東口が終点となっている。降車バス停は西武百貨店の前の歩道上にあり、多くの歩行者が行き交っている場所だ。

 池袋駅東口(東京都豊島区) / 18:09到着 (8分早着) / 下車12

 往路の西武バスと比べると少し快適さで劣ったが、復路の5時間の高速バスの移動も楽しめた。天気が良かったので越後の山々を見ることができた。新潟での撮影も予定通り済み、1泊2日の旅行は無事終了した。新潟での行動時間は限られてしまったが、往復のバス移動も旅行の一部なので、充実した2日間だった。




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