「大人の休日倶楽部会員限定 JR/東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」
JR日光線107系電車撮影旅行
2013.3.5

ルート
 3/5 (火) (晴)
  唐木田〜代々木上原〜新宿〜下今市〜上今市〜東武日光〜下今市〜新宿〜京王多摩センター


 今月のダイヤ改正で運用から外れるJR日光線の107系電車を撮影に出かける。107系については特に関心がある車両ではないが、日光線ではまだ撮影したことがなかったので、せっかくの機会なので天気の良い日を選んで出かけることにした。現地の移動を考えると自動車で行くのが便利だが、「大人の休日倶楽部会員限定 JR/東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」という都合の良い切符が発売されていたので電車で出かけることにした。このきっぷは指定席券売機で購入できるが、同時に往復の指定席を予約して席が取れた場合だけ発売される仕組みになっている。指定席券売機は本当によく出来ていて、窓口に出向かなくていいので便利だ。

 山手線、東北本線、東武日光線 新宿 7:30 → 下今市 9:20 (特急「日光」1号)

 特急「日光」1号 新宿発、東武線直通、東武日光行き

 JR東日本253系電車1000番台
 OM-N01編成 (6両) (JR東日本/大宮総合車両センター)

 初乗車の253系1000番台はシートピッチがスペーシアに合わせてあるので、グリーン車並みに広く快適だ。
 3月はじめの平日なので車内はがらがらだ。栗橋駅に運転停車し、JR東北本線から東武日光線に入る。

 栃木県に入るあたりから一面霧が立ちこめてきたが、今市に近づくときれいに晴れてきて一安心。(東武)下今市駅で下車して、駅前通に出て市営バスのバス停を探す。生活路線の市営バスなので駅ロータリーには入らないようだ。
 少し遅れてきたバスに乗り、撮影ポイントに一番近い上今市バス停で下車する。撮影ポイントまではゆっくり歩いて20分ほど。今市−日光間の日光連山をバックに撮影できる場所に到着すると、先客が一人。その方とお話ししながら、まったりと撮影した。雲が結構多いが、背景の山々も一応見えまずまずのコンディションだ。


 JR日光線撮影 − 今市〜日光間
背景の山を入れて引いた構図が定番アングルだ 線路に近づいて迫力あるショットも撮影できる

 この時間のトラフィックは一時間に一本で、到着して間もなくやってきた2両編成の838Mでだいたいの構図を確認する。50分後の840Mでオーソドックスにサイド気味から引いた構図で撮影する。背景の山々がもう少しはっきりしていたら申し分ないが、それは贅沢というものか。次の842Mは同じ構図ではつまらないので、ご一緒した方と相談して線路かぶりつきの構図で撮影した。

840M / 107系電車 (N-1編成+N-4編成)
842M / 107系電車 (N-2編成+N-7編成)

 842Mを撮影後先客の方は撤収し、私も下野大野の方に移動する予定だったが、日光連山がきれいなのでこのあたりで撮影を続けることにした。この場所は面が弱くなったので、少し日光側に移動することにした。適当なところで、839Mを後追いで撮影。さらにその先に良い場所があったが、構図の中の踏切に先客がいたので、その踏切近くで844Mを撮影した。

 JR日光線撮影 − 今市〜日光間 (その2)
日光方面に移動する途中で839Mを撮影
さらに日光寄りの踏切で844Mを撮影

 背景の日光連山を強調したかったのでお墓が構図に入ってしまう踏切で撮影したが、結果的に考えると先ほど539Mを撮影した場所の方が良かったかもしれない。しかし、後追いとはいえ同じ構図では面白くないと考えた。

839M / 107系電車 (N-1編成+N-4編成) / 後追い
844M / 107系電車 (N-1編成+N-4編成)

 これで撮影を切り上げ、JR日光駅に移動してホームで107系を撮影することにした。バス通りに出て今市車庫前バス停まで行き時刻表を確認したが、日光方面も今市方面もちょうどバスのない時間帯だった。仕方が無いので(東武)上今市駅まで歩いて東武日光線で東武日光駅まで移動した。

 東武日光線 上今市 13:13 → 東武日光 13:20

 普通 下今市発、東武日光行き

 東武6050系電車
 6154F (2両/南栗橋車両管区新栃木出張所)

 たぶん初乗車となる東武6050系電車。セミクロスシートの二両編成。下今市で鬼怒川温泉行きの特急に連絡しているためか、日中なのにそれなりの乗客で車内は混雑している。
東武日光線 / 上今市駅 東武日光線 / 東武日光駅

 東武日光駅からすぐ近くのJR日光駅に行き、入場券を購入して107系電車を撮影する。最後の機会なので短い区間でも乗車すれば良かったのだが、あいにくその計画は立てておかなかった。ここに来たのは107系電車が目的だが、もう一つの目的はこの駅舎だ。築100年を超えるネオ・ルネッサンス様式の木造駅舎で、これは一見の価値がある。素晴らしい駅舎なのだが、日光観光の表玄関は隣の東武日光駅となっている。

 JR日光駅
1912年(大正元年)8月落成の2代目駅舎、ネオ・ルネサンス様式の木造洋風建築
846M / JR東日本107系電車 / N-2編成(2両)+N-7編成(2両) (小山車両センター)

 少し時間が空いたので、目についたJR駅南側の跨線橋に上ってみる。目の前に日光連山が広がり、期待通りの素晴らしい眺めだ。歩行者専用の跨線橋だが、廃レールを利用して造られているようだ。

日光連山とJR日光駅(左のグリーンの屋根は東武日光駅)

 昼食がまだだったので東武日光駅近くのコンビニで食料を購入した。駅の待合室では人目もあるので、入線中の電車の中で食事をとることにした。幸い、折り返しの時間まで十分あったので、ゆっくり食べることが出来た。
 下今市では次に発車の普通電車が乗車する「スペーシアきぬがわ6号」に連絡しているが、一本前となる浅草行きの区間快速に乗車した。乗車といっても、食事をした電車にそのまま乗っていたわけだが。

 東武日光線 東武日光 15:01 → 下今市 15:09

 区間快速 東武日光発、浅草行き

 東武6050系電車
 6154F (2両/南栗橋車両管区新栃木出張所)

 浅草行きの区間快速のためか、観光客も多くほぼ満席で発車した。東武日光からは2両編成だが、下今市で鬼怒川温泉方面からの車両4両と連結されて6両編成になるようだ。
 東武日光線、東北本線、山手線 下今市 15:28 → 新宿 17:19 (特急「スペーシアきぬがわ」6号)

 特急「スペーシアきぬがわ」6号 鬼怒川温泉発、新宿行き

 東武100系電車
 106F (6両/南栗橋車両管区春日部支所)

 スペーシアも初乗車となる。シーピッチなどはJR車両と同一だが、こちらはフットレストがあり座席形状も全然違う。どちらかというとこちらの方が豪華に見える。

 電車を使っての移動なので行動が制約されてしまったが、日光連山バックでの107系の撮影という目的は達成することが出来た。もう少し綿密に計画していたら107系にも乗車することが出来たかもしれないが、今回は撮影がメインなのでそれは仕方が無いと思う。
 素晴らしいロケーションの場所だったので、183(189)系の団臨や集約臨時も撮影に出かけたくなった。しかし、自動車を利用しても決して近いとはいえないので、なかなか再訪するのは難しいだろう。


移動の記録

唐木田駅 6:16 → 代々木上原駅 6:50   小田急多摩線、小田原線「急行」
代々木上原駅 6:55 → 新宿駅 7:02    小田急小田原線
新宿駅 7:30 → 下今市駅 9:20      特急「日光」1号
東武下今市駅 9:26 → 上今市 9:33    日光市営バス下野大沢線

徒歩
上今市バス停       9:35         出発   000.0q
撮影ポイント1      9:55〜11:55   撮影  約001.5q
撮影ポイント2     12:15〜12:20   撮影  約002.8q
撮影ポイント3     12:25〜12:30   撮影  約003.2q
上今市駅        13:00         到着  約005.3q

上今市駅 13:13 → 東武日光駅 13:20  東武日光線
東武日光駅 15:01 → 下今市駅 15:09  東武日光線「区間快速」
下今市駅 15:28 → 新宿駅 17:19    特急「スパーシアきぬがわ」6号
新宿駅 17:29 → 京王多摩センター駅 17:58 京王線、相模原線「特急」



Camera : Nikon D300 & Sony Cyber-shot DSC-W170
               
               



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