JR東日本/男鹿線(船越→男鹿→追分) 乗車記

2017.9.5


乗車区間  船越 10:57 → 男鹿 11:13 (1229D)
 男鹿 12:16 → 追分 12:57 (→ 秋田 13:13) (1232D)
乗車列車  1229D 秋田発、男鹿行き
 1232D 男鹿発、秋田行き
車両  国鉄キハ40形気動車500,2000番台 / 40-536 + 40-2089 (2両/秋田車両センター) (1229D)
 国鉄キハ40形気動車500,2000番台 / 40-2089 + 40-536 (2両/秋田車両センター) (1232D)

男鹿線・路線図

男鹿線について
 男鹿線とは、秋田県秋田市の追分駅と秋田県男鹿市の男鹿駅を結ぶ JR東日本の鉄道路線(地方交通線)。全線単線、非電化。全列車が追分駅から奥羽本線・秋田駅へと直通し、秋田駅-男鹿駅の路線として認識されていて、その区間には「男鹿なまはげライン」の愛称が付けられている。
 これまでキハ40 で運行されてきたが、新型交流蓄電池電車「EV-E801系」が2017年3月4日より導入されていて、今後置きかえが進められる予定。「EV-E801系」は烏山線に導入されている「EV-E301系電車」の交流型。同様に男鹿線も電化区間と非電化区間を通して運行されているので、電化区間で充電しながら走行して、非電化区間では充電した蓄電池を利用して走行している。そのため、男鹿駅構内には、蓄電池駆動電車の充電用の電化設備が設置されている。

2019.12.30 作成


 2017年9月に「大人の休日倶楽部パス」を使って秋田、青森へ出かけた。旅行の目的は、男鹿線を走るキハ40 の撮影および乗車、八戸線のキハ40 の撮影、未乗車の津軽線に乗車することだ。男鹿線は今春のダイヤ改正で EV-E801 が一編成導入され、近い将来すべてのキハ40 が更新されることが予想されるので、男鹿線のキハ40 を撮影して乗車するのが一番の目的だ。
 旅行二日目の午前中に初日に引き続き男鹿線のキハ40を撮影して、レンタカーを返却して最寄りの男鹿線船越駅まで送ってもらった。船越から男鹿線下り列車に乗り男鹿まで行き、折り返し秋田まで乗車した。男鹿半島を含め、秋田を訪れるのは初めてだ。寝台列車で通過したこと位しか思い当たらない。

 JR東日本/船越駅 (男鹿線/秋田県男鹿市) / 10:57 発車

 10:41発の秋田行き上り 1130M の時間が近づくにつれ乗客が集まってきたが、ほとんどの乗客はその列車に乗車した。この列車は先ほど撮影した EV-E801 が男鹿で折り返してきたものだ。
 残った数人の乗客が 10:57発の男鹿行きに乗車するのだが、いずれも旅行者のようだった。1229D は、キハ40形二両編成で、40-536+40-2089 の組み合わせだった。ワンマン対応のため 500番台のデッキも撤去されているので、厳冬期は使いにくいのではないかと心配になる。乗車したロングシートの536号機は三、四割程度の乗車率で、乗客の多くが観光客のように見受けられた。

 男鹿線 普通 1229D 秋田(10:17)発、男鹿(11:13)行き
 
国鉄キハ40形気動車500,2000番台 / 40-536 + 40-2089 (2両/秋田車両センター)

 脇本、羽立に停車して、約15分で終点の男鹿に到着。昨日、今日と撮影した場所を走ってきたので、なぜか懐かしく感じる。車に乗って撮影場所を移動していたので今ひとつ位置関係がわからなかったが、こうして列車に乗ってみるとここで撮影したのかとわかった。

 JR東日本/男鹿駅 (男鹿線/秋田県男鹿市) / 11:13 到着 (折り返し乗車) 12:16 発車

 男鹿駅でこの折り返しに乗車するが、それまでちょうど一時間あったので、10分ほど歩いたところにある男鹿みなと市民病院の食堂で昼食を済ませた。安全なところでカツカレーを注文したが、これはなかなか美味しかった。
 駅に戻ると、そんなに広くない待合室は 1232D を待つ乗客でいっぱいだ。秋田行きの上り列車は約2時間ぶりとなるので、乗客がある程度集中するのは仕方ない。今か今かと待っていると 12:03 過ぎに改札が始まった。
 今度は、2089号機のボックスシートに乗車した。もっといっぱいになるかと思ったが、始発の時点ではボックスシートを独占することができた。

 男鹿線 普通 1232D 男鹿(12:16)発、秋田(13:13)行き
 
国鉄キハ40形気動車500,2000番台 / 40-2089 + 40-536 (2両/秋田車両センター)

 男鹿線は海岸線から少し内陸を走っているので、車窓から海を見ることができない。ほとんどが田園地帯の中を走っている。

 車窓 / 羽立-脇本間

 途中からぱらぱら乗車があり、秋田に到着する頃には6、7割の乗車率となった。日中の運行は二両編成でちょうどいいようだ。

 JR東日本/秋田駅 (奥羽本線/秋田県秋田市) / 13:13 到着

 現在男鹿線の主力はキハ40 で、趣味的には非常に楽しめる路線だ。しかし、実際に乗車してみると、現在のサービス水準は満たしていないと感じた。2017年3月より導入されている一編成しかない「EV-E801系」は現在試験運行中といったところだが、2020年3月から追加導入されキハ40 を順次置き換えると発表された。趣味的には非常に寂しいが、時代の流れで仕方の無いことだろう。早いうちにまた訪れて、キハ40 に乗車し、撮影しなければならない。





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