青春18きっぷ・大糸線キハ52撮影旅行
2010.1.20


ルート
 1/20 (水) (晴のち曇)
  唐木田〜多摩センター〜橋本〜八王子〜高尾〜甲府〜松本〜南小谷〜信濃大町〜松本〜富士見
  〜
甲府〜高尾〜八王子〜橋本〜多摩センター〜唐木田


 3月のダイヤ改正で運用から外れる予定の、キハ52を撮りに南小谷へ行く。青春18きっぷを使っての移動だが、使用期限が今日までなので、日帰り強行軍となる。本当は14-15日に予定していたが、大雪による大糸線運休で、今回の撮影となる。撮影場所は昨年秋に訪れた南小谷−中土間のポイントで、南小谷駅から歩いて20分ほどの場所だ。
 小田急多摩線、京王相模原線を乗り継いで橋本駅へ行き、ここから青春18きっぷを使用する。横浜線は205系、中央線快速電車はE233系に乗車したが、通勤時間帯で人が多いので写真は控えた。まだ早い時間なのにこんな通勤客が多いとは驚きだ。

 中央本線 高尾 7:04 → 甲府 8:38 (普通 523M)

 普通 523M 立川発、甲府行き

 国鉄115系電車
 C-11編成 (JR東日本/長野総合車両センター所属) 

 乗車した電車は立川始発で、長野車C編成6連の115系だ。高尾からは座ることができなかったが、藤野で多くの高校生が降り座ることができた。
 だんだん乗客が減っていったが、甲府に近づくと乗客が増え混雑してきた。
 
 中央本線、篠ノ井線 甲府 8:53 → 松本 11:03 (普通 431M) / 定刻 松本 10:58着

 普通 431M 甲府発、松本行き

 国鉄115系電車
 N-21編成 (JR東日本/長野総合車両センター所属) 

 甲府からも115系長野車だったが、こちらはN編成3連だ。この電車はがらがらで、ボックス席に一人といった感じで出発。
 日野春で特急待避のため11分停車。天気がいいので多くの乗客がホームに出て風景を楽しんでいる。八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳の眺めが素晴らしく、これなら待ち時間が短く感じる。
 単線区間の上諏訪駅で遅れている上り特急を待ったので、約5分の遅れが生じ、その遅れのまま松本に到着。
  
 日野春駅 9:19 〜 9:30  (特急待避停車)
跨線橋から八ヶ岳が美しい

目の前に甲斐駒ヶ岳が迫る

 大糸線 松本 11:07 → 南小谷 12:57 (普通 327M)

 普通 327M 松本発、南小谷行き

 JR東日本E127系電車100番台
 A-8編成 (JR東日本/松本車両センター所属) 

 松本からの大糸線は初めて乗るE127系電車。2両編成で7割程度の乗車率だ。
 東側のロングシートに腰掛けると、目の前に北アルプスの素晴らしい展望が目にはいる。素晴らしい展望はいつまで見ていても飽きない。
 信濃大町を過ぎると積雪が急に多くなるが、予想していたより雪はずっと少ない。25年以上前と比べるまでもないが、本当に雪が少なくなった。
 車窓風景
穂高駅停車中 / 常念岳など北アルプスの山並み

海ノ口駅付近 / 木崎湖と対岸の平集落

 南小谷駅 − 南小谷〜中土間 (大糸線キハ52撮影)


南小谷駅ホーム
南小谷駅

 南小谷駅から撮影ポイントまでは歩いて30分ほどの距離だ。積雪のことが心配だったが、国道は除雪されていて歩道にも雪はほとんど無い。スノトレを履いてきたが、撮影ポイント付近の積雪もたいしたことなく、ウォーキングシューズで充分だ。
 先客はたくさんいるのかなと思っていたが、キハ52狙いらしい人は自動車の中に待機している人だけだ。付近を観察して、430Dは有名なスノーシェルターから出てくるのを狙うことにする。雪の上で足場が良くないので、混雑を予想して三脚は持参しなかったのを後悔した。車の人は別の場所で撮影するようで、この場所には430D通過間際になってひと組到着して3名での撮影となった。一応狙い通りに撮れたつもりだが、何かか今ひとつだ。
 場所を移動して、折り返しの429Dを狙う。折り返しまで10数分しかないので、踏切の南小谷側で撮影する。近くを少し歩いてみたが、先ほどの車の中の人が三脚を構えていた横を失礼した。人も少なくのんびり撮影できたが、せっかくの雪景色なのでもう少し積雪があったほうが絵になったと思う。

南小谷−中土間のポイント
430D、糸魚川発、南小谷行き / キハ52-156
429D、南小谷発、糸魚川行き / キハ52-156

 撮影を終え、南小谷駅に戻る。途中で三脚とカメラを持った二人組とすれ違った。駅の待合室には、同業者らしき人が二名いる。普通電車での強行軍のため、南小谷での滞在時間は二時間半。これで430Dと429Dの二本が撮れるので、効率は悪くない。大糸線の非電化区間にはいろいろポイントがあるようだが、鉄道の本数が少ないので車がないと移動が大変だ。

 大糸線 南小谷 15:21 → 信濃大町 16:20 (普通 1342M)

 普通 1342M 南小谷発、信濃大町行き

 JR東日本E127系電車100番台
 A-8編成 (JR東日本/松本車両センター所属) 

 2両編成の電車は南小谷ではがらがらだったが、白馬からはスキー(スノーボード)帰りの高校生などが乗り込み座席はほぼ埋まってしまった。スキーウエアーでスノードーどのシューズを履いたままの学生も居て、ここはスキーのメッカ白馬だったことを思い起こす。
 
 大糸線 信濃大町 16:32 → 松本 17:28 (普通 4240M)

 普通 4240M 信濃大町発、松本行き

 JR東日本E127系電車100番台
 A-6編成 (JR東日本/松本車両センター所属) 

 信濃大町で乗り換えた電車は4両編成で、南小谷からの乗客の多くが乗り込んだ。
 だんだん乗客が多くなり、豊科を過ぎるとほぼ満員となった。ちょうど夕方の時間帯のためだろうが、このあたりでこんなに人の移動があるとは思っていなかった。
 篠ノ井線、中央本線 松本 18:12 → 富士見 19:09 (普通 1542M)



 普通 1542M 信濃大町発、富士見行き

 国鉄115系電車
 N-32編成 (JR東日本/長野総合車両センター所属)

 松本市内で食事を済ませ、松本駅に戻る。甲府に行くには長野発の次の電車になるが、とりあえずその前の富士見行きに乗る。
 信濃大町始発の電車で、満員の状態で松本を出発。広丘で座ることができたが、茅野あたりまでは電車は混雑していた。
 
 富士見駅 − 乗り換え


何もない真っ暗な富士見駅が終点

構内に保線用のモーターカーが留置されている

 中央本線 富士見 19:33 → 甲府 20:25 (普通 448M)

 普通 448M 長野発、甲府行き

 国鉄115系電車
 N-30編成 (JR東日本/長野総合車両センター所属)

 20分あまりの待ち時間で、甲府行きの電車が入ってきた。この電車は長野始発で、まだそれなりの乗客が乗っている。
 この車両はリニューアル工事がされていないようなので、内装にかなり古さを感じる。また、行きも同じだったが、長野県内は半自動扱いだった扉が、山梨県の小淵沢から通常の自動扱いとなる。長野県内は寒いということなのだろうか。
 
 中央本線 甲府 20:58 → 高尾 22:30 (普通 566M)

 普通 566M 甲府発、高尾行き

 国鉄115系電車
 C-10編成 (JR東日本/長野総合車両センター所属)

 甲府からの電車はボックス席に一人といった乗車率だ。夜なので車窓風景もなく、退屈だ。しかも、ボックス席の座り心地が悪く眠ることもできない。一日中座りっぱなしなので、体が座るのを拒否しているようだ。しかも、体もかなり疲れている。

 高尾から中央線快速、横浜線、京王相模原線、小田急多摩線を乗り継いで自宅に帰る。高尾までの中央本線の電車は最後はがらがらで、高尾からの中央線も夜遅いせいで乗客は少ない。しかし、八王子からは様子が変わる。構内の人も多く、横浜線は満員だ。さすが東京といった所か。
 ほとんど電車の中の一日だったが、行きは展望も素晴らしく、電車を充分楽しめた。少々疲れたが、強行軍だが日帰り可能な撮影旅行だった。南小谷は遠いが、クリーム+朱色のキハ52-115の運行とスケジュールがあえば、ダイヤ改正までにまた撮影にいきたい。春の青春18きっぷの使用開始は3月1日からだ。

Camera : Nikon D300
               
               



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