青梅鉄道公園

東京都青梅市勝沼2丁目155番地
公益財団法人東日本鉄道文化財団 / JR東日本
1962年10月19日開園


展示車両
国鉄110形蒸気機関車 / 1871年英国製 / 鉄道記念物
1871(明治4)年、英国ヨークシャーエンジン社製造。
1872(明治5)年10月14日、新橋~横浜間に開業した日本で初めての鉄道に使われた10両のうちの1両で、3号の番号が付与されたことから、『3号機関車』と呼ばれている。開業当時の機関車としてはこの機関車と「鉄道博物館」に保存展示してある『1号機関車』(150形)とともに、たいへん貴重な存在になっている。
                                                       2009.07.19
国鉄5500形蒸気機関車 (5540) / 1897年英国製
1897(明治30)年、英国ベイヤーピーコック社製造。
明治後期から大正期の始めに旅客用として活躍した中距離用の蒸気機関車で、炭水車(テンダ)を連結している。動輪は二組(B型)あり、高い位置に斜めにシリンダーが取り付けられ、機関車の大きさに比べて先輪のついている台車が長いのが特徴。明治期には連結器が螺錠(鎖)式だったが、後に自動連結器に交換されている。
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国鉄2120形蒸気機関車 (2221) / 1905年英国製
1905(明治38)年、英国ノースブリティッシュ社製造。
日露戦争の頃、今までより大きな力の機関車を必要とすることから造られたもので、中型のタンク式ながら動輪が三組(C型)ある。明治後期の代表的な機関車で使いやすく、別名『B6』の名で呼ばれていた。貨物や勾配区間用として活躍し、昭和30年頃まで入換用に使われていた。
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国鉄9600形蒸気機関車 (9608) / 1913年製造
1913(大正2)年、川崎造船製造。
大正時代の標準形貨物用機関車(D型)で、国産独自の技術が各所に使われている。取り付け位置の高いボイラーはこの機関車の特徴で、火室面積を広げるために独特の設計になっている。四国地方を除く全国各地で784両が活躍し、『キューロク』の愛称で親しまれていた。蒸気機関車が国鉄から最後になくなった昭和51年まで使われた。
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国鉄8620形蒸気機関車 (8620) / 1914年製造
1914(大正3)年、汽車製造製造。
蒸気機関車が国産技術で製造されるようになり、本格的な標準形式として生まれた、大正時代を代表する旅客用機関車(C型)。動輪の大きさも1600ミリと大きくなり、蒸気の力を車輪に伝えるバルブギアなど構造的にも成熟している。一形式で687両製造されたが、本機はこれらの中でも、最初に製造した栄誉ある1号機。
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国鉄40系電車 (クモハ40054) / 1935年製造
1935(昭和10)年、田中車両工場製造。
東京・大阪地区の通勤輸送用として、1932(昭和7)年から導入された電車。1両あたりの定員を増やすため、車両の長さを従来の通勤電車より約3m延ばして20メートルにしている。また、運転席が車両の前と後ろに1つずつある「両運転台」が特徴。同じタイプの電車は、1978(昭和53)年3月まで青梅線でも走っていた。
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国鉄ED16形電気機関車 (1号機) / 1931年製造
1931(昭和6)年、三菱電機・三菱造船製造。
戦前に生まれた初期の国産電気機関車で、動輪が六組あるEF10形の小型版と言える。昭和初期は全体に電化区間は少なく、幹線の勾配区間やトンネルが多い区間として電化が進んだ上越線や中央線で活躍した。最後の頃は、輸送量の比較的少ない南武線や青梅線で貨物列車を牽いた。この1号機は、1980(昭和55)年に廃車され、現在残る数少ない黎明期の国産電気機関車として、準鉄道記念物に指定されている。
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国鉄C11形蒸気機関車 (1号機) / 1932年製造
1932(昭和7)年、汽車製造製造。
蒸気機関車全盛期に造られた、近距離用の標準型タンク式蒸気機関車。ターンテーブルで向きを変えなくても頻繁に往復できるように、作業性のよい広い運転台を採用している。輸送量の少ない都市近郊や地方のローカル線で活躍したほか、貨車の入換用としても幅広く使われた。
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国鉄D51形蒸気機関車 (452号機) / 1940年製造
1940(昭和15)年、汽車製造製造。
国鉄を代表する貨物用蒸気機関車。製造技術が確立し性能も安定していたため、一つの形式としては我が国最多の1115両製造された。戦前から戦後にかけて全国で活躍した万能機関車。両数が多いため、製造年次で形態に若干の相違点が見らる。昭和50年、この仲間が北海道で国鉄最後の定期貨物列車を牽いた。
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国鉄E10形蒸気機関車 (2号機) / 1947年製造
1947(昭和22)年、汽車製造製造。
国鉄が最後に新製した、急勾配用の我が国最大の珍しいタンク式蒸気機関車。太いボイラーや五組(E型)の動輪を持ち、カーブを曲がりやすくするため、中間の動輪にはフランジがない。当初はバック運転を前提としたため、機関士席が通常の反対側に位置していた。奥羽線の板谷峠などで活躍したが、まもなく電化され長期に活躍することはなかった。
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新幹線0系電車 (22形-75) / 1969年製造
1969(昭和44)年、汽車製造製造。
1964(昭和39)年に開業した東海道新幹線用に製造された0系の東京寄りの先頭車で、この「22-75」号は大阪万国博覧会の輸送のために増備されたうちの一両。0系は、『ひかり』として世界で初めて時速200kmを超えて営業運転をした記念すべき車両で、全部の車両に動力となるモーターを取り付けた、世界的には珍しい電車方式の高速列車。
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