RALLY JAPAN 2004 観戦(2004.9.2〜8)

その3/3

襟裳岬から札幌、そしてフェリーで大洗へ

2004年9月6日〜8日


ルート
9/6(月) (曇のち雨のち曇)
 芽室〜襟裳岬〜鵡川IC(日高道・道央道)札幌南IC〜札幌
9/7(火) (曇のち雨)
 札幌〜新千歳空港〜苫小牧港フェリーターミナル〜商船三井フェリー
9/8(水) (晴)
 大洗港フェリーターミナル〜水戸大洗IC(北関東道・常磐道・首都高6号・首都高4号・中央道)
 国立府中I
C〜自宅 
宿泊
京王プラザホテル札幌(9/6)、商船三井フェリー「ばるな」(9/7)
同行者
 

(9/6 曇のち雨のち曇)

 今日は札幌まで移動するだけだが、予定は決まっていない。天気が良ければ美瑛あたりに行って十勝岳でも見ようと考えていたが、あいにくの曇り空で今にも雨が降りそうだ。妻と相談した結果、襟裳岬経由で札幌に行こうということになった。私も妻も襟裳岬には行ったことが無く、私も一度襟裳岬経由の海沿いの道を走ってみたいと思っていた。

 ガソリンがあまり無いので、方向は反対だが芽室の市街地にいって給油することにする。広尾方面にもガソリンスタンドはあるだろうが、何せ北海道なので用心に越したことはない。しかし、給油したスタンドがハイオク131円/gで、その後見かけたスタンドが126円なのにはショックを受けた。
 カーナビを頼りに襟裳岬に向かう。市街地を抜けると一面のジャガイモ畑が広がり、いかにも北海道らしい風景だ。ちょうど収穫の時期で、あちこちで大きな機械で刈り取りをしている。
 国道236号線にはいると間もなく「幸福駅」の案内板が目に入り、近くのようなので立ち寄ってみることにする。昔、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで有名になった旧国鉄の幸福駅だが、こんな時期に誰もいないと思っていたが駐車場は車でいっぱいだ。帯広駅の交通公園として駅舎とホームと車両が保存されていて、土産物屋まである立派な観光地だ。
旧幸福駅

 カーナビの誘導通り国道には戻らず、帯広空港の入口と十勝インターナショナルスピードウェイの脇を通り、その先で国道236号線に戻る。その先国道336号線に入り、広尾から海に出る。海沿いの道は波が高く、台風18号が近づいているのが伺われる。広尾から先は大きな町もなく快調な道路だが、工事で片側交互通行が多い。この道が黄金道路と呼ばれるのは工事に膨大なお金がかかったからだそうだが、その後の維持にも膨大なお金がかかっているようだ。
 襟裳岬の駐車場には、観光バスを含め車が結構停まっている。ちょうど昼時なので、土産物屋に入り昼食とする。妻の食べたえりもラーメンはなかなかうまかったが、豚丼は陸別サーキットで買った弁当の方が美味しかった。おなかを満たし灯台の先の展望台まで歩く。その先岬の先に伸びる遊歩道が見えるが、雨が降り出したのでその先に行くのはやめにする。「風の館」も入場料が500円と高いので入らなかった。天気が良ければ素晴らしいところのようだが、この天気ではどうしようもない。

襟裳岬に続く道路(正面に自衛隊のレーダーが見える)
襟裳岬展望台から海を眺める(正面が本当の岬)

 襟裳岬を出発すると雨が本降りになってきた。天気予報では雨は降らないとの予報だったが、台風の影響だろうか。国道336号線に戻りえりも町の市街を抜けると、大きな町のない海岸沿いの道を順調に走る。しかし、様似を抜け浦河あたりから交通量が増えてくる。市街地では渋滞気味で、そのうち大型車両も増えてくる。黄金道路方面とは違い、こちら側は開けている。

 こんなに手間取ると思っていなかったので、札幌到着が何時になるか心配になる。そのうち、地図が古いカーナビには載っていない「日高道鵡川IC」の看板があったので、迷わずそちらに向かう。日高道に乗ると札幌南ICまではあっという間で、北海道でも高速道路が必要なのを実感する。札幌市内の渋滞も心配だったが、カーナビ通りに大きな渋滞もなく、今日の宿の京王プラザホテル札幌に到着。
 早速チェックインを済ませサッポロビール園に向かう。ちょうどいい時間(19時)ということもあって、受付の周りは多くの人が待っている。30分待ちとのことだが、それほどは待たされなかった。札幌市での楽しみの第一は、サッポロビール園だ。ここで生ビールを飲みながらジンギスカンを食べるのは最高の楽しみだ。若い頃のように食べたり飲んだりできないのは寂しいが、大満足でビール園をあとにする。
サッポロビール園

 襟裳岬周りのドライブは楽しかったが、やはり遠かった。しかし、こんな機会でもなければ襟裳岬に行くことはなかっただろう。そのため、札幌市内を歩く時間がなかったが、またいつでも機会はある。それより台風18号のことが心配だ。まっすぐこちらに向かってきているようなので、明日のフェリーの運航が気がかりだ。すべてのフェリーが欠航の場合、会社を休んで札幌に滞在するしかない。しかし、それもいいかなと密かに思う。


(9/7 曇のち雨)

 のんびり朝食を済ませ、今日の運行について商船三井フェリーに電話をする。苫小牧から大洗行きのフェリーの運航は決定したが、到着が大きく遅れる見込みだとのこと。よほど台風の進路が変更しない限り運行するとのことなのでほっとする。

 ホテルの駐車場は正午まで使えるということなので、まだいったことのないJRタワーをのぞきに行く。とりあえず「タワー・スリーエイト」という名の38階の展望室に行こうと決めたが、900円の入場料を見て迷ってしまう。せっかく来たのだからと展望室にあがるが、お金をかけているのが伺える。やはりバブルの頃に計画したのだろうなと感じる。
 なるほど展望室からの眺めは素晴らしいが、今日の天気で遠くの眺めは得られない。しかし、手稲山や札幌岳が意外に近く、恵庭岳と樽前山まで見えたのには感動した。条件が良ければ大雪山から日高山脈、そして暑寒別岳まで見えるそうだ。窓際には椅子が置かれているので、ゆっくり景色を眺めることができる。ちゃんと売店からカフェまであり、男子のトイレは展望トイレだ。900円払って入場券を買うときは少し納得いかなかったが、こうしてこの眺めを見てしまうと納得できる出費かなとも考える。
JRタワー(左が大丸、右手最上階が展望室)

 展望室から降りて通ったセンター館6階のレストラン街は魅力的で、おなかが空いていたら食べてみたい店ばかりだ。そのほかのショップには興味がないので、駅の観光案内所でパンフレットももらってホテルの駐車場に帰る。この観光案内所には地元の土産もあり、一度立ち寄ってみるのもおもしろい。
 妻がゆっくり土産物の買い物をしたいというので、新千歳空港に向かう。なんといっても土産の品数が多いのは新千歳空港だ。見ているだけでも楽しくなる。いつものことながら空港の中は人でいっぱいだ。ビジネスマンも多いが、圧倒的に観光客の方が多いようだ。昼食と土産物探しに2時間近く空港にいてしまった。

 
車窓から札幌ドームが見える
新千歳空港

 時間は早いが運行のことが気になるので、苫小牧港のフェリーターミナルに向かうことにする。苫小牧方面は国道36号線には戻らず、空港敷地内の道路を南下する。道路は空いていて15時過ぎにはフェリーターミナルに到着。窓口に行くとすでに受付を開始していた。窓口の脇には天気図と「大洗港到着は大幅に遅れる見込み」との張り紙が出ている。ちなみに、隣の太平洋フェリーの窓口には「仙台港入港は3時間のくれる見込み」と時間を明示してある。ともあれ、太平洋航路の南行きは運行するようだ。
 天気も雨がぱらつき風も出てきたので、乗船手続きを済ませフェリーターミナルの中をぶらつくことにする。フェリーターミナルの3階にちょっとした資料室と送迎デッキがある。送迎デッキに出ると、行きに乗ってきた「きたかみ」とこれから乗る「ばるな」が目の前に並んでいる。そのうち八戸からのフェリーが到着し、目の前に3隻のフェリーが並ぶ光景を見ることができた。

苫小牧港フェリーターミナルにて(奥は「きたかみ」)
「ばるな」の特等洋室の客室

 「ばるな」への乗船は車と同乗者が別々なので、部屋で妻と待ち合わせをする。今日の利用は特等洋室で、ちょっとしたシティーホテル並みの装備だが、ツインのベッドの幅がだいぶ違う。夕食のバイキングは1600円だが、まあこんなものかという普通の内容。妻と二人で船内を探検したが、バイク乗りが多いように感じる。定員にはだいぶ余裕があるようだが、パブリックスペースにも人があふれている。客層については、行きの太平洋フェリーとはだいぶ違うようだ。
 港を出航すると、揺れが激しくなってくる。台風18号の影響で揺れは激しくなるのが予想されるので、早めに眠ることにする。念のため、妻に酔い止めの薬を買ってきてもらい服用する。


(9/8 晴)

 昨夜から船はずっと大きく揺れっぱなしだ。途中で台風18号とすれ違ったのだろうか。船酔いまでしたわけではないが、ベッドから出る気が起こらない。妻はすでに起きていて朝食を食べに行こうというが、とても食事は食べられそうもない。
 一眠りすると、だんだん揺れが小さくなってきたようだ。さすがにおなかが空いてきたので、昼食に向かう。フェリーの場合食事の時間が限られているので、この時間帯を逃すと食べられなくなってしまう。しかし、レストランの昼食メニューは800円の丼ものなど三種類しかなく、仕方なくカレーライスを食べる。通常だと13時過ぎには入港なので、簡単な食事だけというのだろう。そのせいかレストランはがらがらで、外でカップヌードルなどを食べている人が目につく。大洗港に近づくと揺れはほとんど無くなり、デッキに出てのんびりする。だんだん大洗港の建物が近づいてくると、ようやく東京(ここは茨城だが)に帰ってきたんだなあと感じる。台風一過の空は晴天で気持ちが良く、こうした気分を味わえるのがフェリーの旅のいいところだ。

まもなく大洗港入港
一晩揺れに揺られた13,654トンの「ばるな」

 大洗港到着は1時間半遅れの15時頃到着。下船は同乗者も一緒だ。同乗者の乗下船については会社によって扱い方が違うが、その辺はどのようになっているのだろうか。下船後カーナビの誘導を無視して東京方面の案内板を頼りに走ったら、鹿島方面に向かってしまった。東関東道経由だと一般道走行が長いので、Uターンし水戸大洗ICに向かう。
 常磐道は順調だったが、夕方にかかる首都高速の渋滞は激しく、6号線は駒形の手前から動かない。今日の渋滞は特に激しく、箱崎をすぎても環状線内回り方向はほとんど動かない。仕方なく外回り経由で4号線にはいるが、こちらは流れは悪いが大きな渋滞はない。その先は中央道も順調で、途中で夕食を済ませ自宅に到着。一週間のRALLY JAPAN観戦を無事終えた。また来年北海道を訪れるのが楽しみだ。



(9/6)    新嵐山荘(芽室町)      9:40          874q(30,742)
      GS(芽室町)        9:56〜10:00    885q(30,753)
      幸福駅           10:33〜10:46    914q(30,782)
      コンビニ          11:21〜11:24    950q(30,818)
      襟裳岬           12:51〜13:41  1,020q(30,888)
      日高道鵡川IC       16:24        1,166q(31,034)
      道央道苫小牧東IC     16:43        1,194q(31,062)
      道央道輪厚SA       17:00〜17:12  1,225q(31,093)
      道央道札幌南IC      17:18        1,233q(31,101)
      京王プラザホテル札幌    17:53        1,246q(31,114)

   本日の燃費    12.6q/g
      走行時間  6時間48分
      走行距離  372q
      平均速度  55q/時間

(9/7)    京王プラザホテル札幌    11:28        1,246q(31,114)
      新千歳空港         12:44〜14:35  1,293q(31,161)
      苫小牧港フェリーターミナル 15:04        1,314q(31,182)

   本日の燃費    10.2q/g
      走行時間  1時間53分
      走行距離  68q
      平均速度  37q/時間

      苫小牧港 19:00 → 大洗港 15:00(9/8) 商船三井フェリー
        (定刻 18:45)   (定刻 13:30)       「ばるな」

(9/8)    大洗港フェリーターミナル  15:26        1,314q(31,182)
      北関東道水戸大洗IC    15:48        1,329q(31,197)
      常磐道友部SA       16:00〜16:21  1,350q(31,218)
      常磐道三郷料金所      16:57        1,419q(31,287)
      中央道三鷹料金所      18:27        1,470q(31,338)
      中央道国立府中IC     18:36        1,483q(31,351)
      ガスト(中和田)      18:49〜19:37  1,488q(31,356)
      自宅            19:46着       1,494q(31,362)

   本日の燃費    10.0q/g
      走行時間  3時間20分
      走行距離  177q
      平均速度  54q/時間
      平均速度  40q/時間 
     




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