(9/8 晴)
二年ぶりとなるRALLY JAPAN観戦は、飛行機で北海道入りし、林道観戦にはレンタカーを使うことにした。前回のようにGOLFで行きたかったが、費用と日程の関係で飛行機を選んだ。前回からの道央開催で東京からのアクセスが非常に便利になり、ホテルの確保が容易になったための選択だ。
新百合ヶ丘から空港連絡バスに乗り、羽田空港に向かう。いつものことだが、朝の羽田行きのバスはほぼ満席だ。第三京浜の入口がいつもより混雑しやきもきさせられたが、1時間10分ほどで羽田空港第1ターミナルに到着した。 二ヶ月前の発売と同時に予約した搭乗予定のJAL513便札幌行きは、予約して間もなく機変更(B777−300→B747−400)の連絡があった。しかし、このジャンボでさえ満席だ。J−Sportsの司会者達も見かけたので、ラリー観戦の人も多く含まれているのだろうか。
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これだけの乗客なのに、513便は珍しく定刻に出発した。B747に乗るのは久しぶりだが、JALのB747は今年度内に退役予定なので、これが最後になるだろう。機種変更後も窓際の席を確保できたが、窓の位置が悪く外が見にくいのが残念だ。
羽田を出発するときにはとうとう雨が降り出したが、到着した新千歳空港は真っ青な青空が広がっている。数日まで雨空が続いた札幌だが、2004年のようにラリー開催期間は天気がいい。台風接近の影響が心配されたが、北海道は天気の心配はないようだ。週間予報によると、土曜日だけ曇りで、他はずっと晴れとなっている。気温も北海道とは思えないくらい暑い。しかし、今年の東京の暑さはさらに異常に暑い。
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JAL513便 / B747-400 (JA8908) / 羽田空港
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晴れた新千歳空港は久しぶりなので、展望デッキに上がってみる。展望デッキの関係でR/W19の方が写真に納めやすいが、あいにく本日はR/W01だ。新千歳空港は地方空港だが結構トラフィックが多く、飛行機ウォッチにはもってこいだ。羽田空港ではなかなか見ることの出来ない小型機が多いのが新鮮だ。また、今回は政府専用機(20−1102)のタッチ・アンド・ゴーも見ることが出来た。しかし、背後の千歳基地ではF−15の離陸が数機続き、そちらのほうも気になる。展望デッキからのF−15は豆粒のように小さいので、いつか千歳基地の周辺に展開してみたくなった。1時間ほど撮影し、展望デッキを後にする。
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日本国政府専用機 / JASDF B747-400 (20-1102)
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AKX DHC-8-Q400(JA847A) と JAL B777-200(JA8981)
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快速エアポート123号で札幌に移動し、荷物を預け札沼線の撮影に向かう。私が住んでいたときは地上の単線だった札沼線も現在は複線高架で、電化工事の真っ最中だ。乗車した車両もキハ201で、あまりの様変わりに驚かされた。撮影場所の太平駅近くの跨線橋に行ってみたが、この時間は逆光で3両編成の車両は今ひとつだ。本日は時間がないので大平駅に戻り、札沼線で札幌に戻る。大平駅ホームからも撮影できるので、明日時間を見て再び大平駅に来る予定だ。
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札沼線(学園都市線) / 太平駅
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太平駅近くの跨線橋から撮影 / キハ141系
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札幌駅に戻り荷物をピックアップし、市営地下鉄南北線、東西線と乗り継ぎ、ホテルにチェックインする。今日、明日の宿の「ホテルさっぽろ芸文館」は経営が「北海道厚生年金会館」の時泊まったことがあり、札幌駅まで歩くのは少しつらいが、料金もリーゾナブルで、駐車場も無料で広いのがいい。
夜は札幌市内のフォードのディーラーで行われる、BP Ford Abu Dhabi World Rally TEAM サイン会 & トークショーに行く。時間を調整して開場予定時刻間際に到着したら、既に会場内は人でいっぱいだった。予定されたコ・ドライバーは来なかったが、ミッコとラトバラは来場し、トークショーを楽しんだ。一般のサイン会は行われなかったが、入場の際抽選券をもらい、当選者にサインなどが配られた。幸運なことに、妻がラトバラのサインをゲットすることが出来た。こうして選手を見、話を聞くと、RALLY JAPANが始まるんだなと実感する。
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BP Ford Abu Dhabi World Rally TEAM サイン会 & トークショー
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明日から、いよいよRALLY JAPANが始まる。朝始まるシェイクダウンを観戦し、夕方からはスタート・セレモニー、そしてSS1,2と札幌ドームで観戦予定だ。前回と同じ道央開催だが、HQとサービスパークは札幌ドームではなく月寒ドームに置かれるなど変更もいくつかあり、どんな感じに変更になったのか楽しみだ。
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(9/9 晴)
8時から始まるシェイクダウンを観戦に札幌ドームに行く。地下鉄の福住駅から近いのでアクセスは便利だ。RALLY JAPANは6回目だが、シェイクダウンを見るのは初めてだ。前回まではシェイクダウン用の入場券が必要だったが、今回は今夜行われるスーパーSSの入場券で観戦できる。逆に、シェイクダウンだけを見たくてもスーパーSSの観戦券が必要となる。
札幌ドームには7時半頃到着。さすがに観客はまばらだが、最前列はほとんど埋まっている。一番端の最前列に空いている場所があったので、そこに観戦場所を決める。
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シェイクダウン、スーパーSSが行われる札幌ドーム |
シェイクダウン時はドームの中はがらがらだ
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定刻8時にシェイクダウンは始まった。スーパーSSのように二台同時走行が基本だが、単独での走行もある。本来のシェイクダウンはマシンの最終セッティングだが、ここでは林道と路面状況が違うので、マシンの仕上がりの確認ということだろう。ドライバーが納得するまで走るのだろうが、二度目の走行はスピードアップし迫力が増す。何度もWRカーの走りを間近に見ることが出来るので、ずっと見ていても飽きることがない。
いつまで見ていてもきりがないので、1時間半ほど見てからサービスパークに移動する。シャトルバスは1日券で1000円するので、節約のため歩いて移動することにした。歩くのには少し距離があったが、歩いた道がラリーカーの移動ルートになっていたので、ラリーカーを目にすることが出来た。
シェイクダウン (札幌ドーム) |
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RALLY JAPAN 2連勝中の M・ヒルボネン
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プライベート参加の P・ソルベルグ
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今回一番注目の K・ライコネン |
6年連続ワールド・チャンピオンの S・ローブ |
今回のサービスパークは月寒ドームにHQと共に置かれ、前回と違い、サービスパーク入場券か当日のSS観戦券が必要となる。これは帯広時代と同じだ。今回のサービスパークの広さは札幌ドームの駐車場とたいして変わらないが、飲食店のブースやフィニッシュ・セレモニーの場所の分広くなったようだ。また、サービステントと観客の距離が近くなったのは良いことだ。
今年のサービスパークはキミ・ライコネン効果というべきか、若い女性が多い。しかも、ライコネンのサービスの前は人でいっぱいだ。逆に、他のブースはそれほどの人ではないので、選手やラリーカーをじっくり見ることが出来る。まだ、競技が始まっていないので、サービスパークの中ものんびりとしている。
サービスパーク (月寒ドーム) |
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ファンの声援に応える、S・ローブ |
日本のエース、PWRCエントリーの新井敏弘のサービス
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今年のサービスパーク人気No.1はK/ライコネンだ |
札幌市街地への移動の為福住駅までい歩く予定だったが、ちょうどバス停があり間もなくバスが来るようなのでバスを利用する。バスは停留所も多く結構所要時間がかかったが、福住駅まで歩くと思えばこちらのほうが良かった。
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バスをすすきの付近で降り、「味の三平」に向かう。ちょうどお昼の時間だったので、「味の三平」で昼食とする。食べたのは、いつもの通りみそラーメンだ。正午前に店にはいることが出来たのでほとんど待たずに席に着くことが出来たが、その後は続々お客がやってくる。やはり人気の店だ。味はいつものままで、大満足。
札幌ドームのシェイクダウンで写真を撮りすぎたので、ホテルに戻りCFカードの写真をストレージに移動する。時間を気にしていると、ストレージへのコピー時間がやけに長く感じられる。大きな時間のロスになってしまったので、ストレージを持ち歩かなかったことを後悔した。 |
「味の三平」のみそラーメン |
ホテルから札幌駅までバスで移動し、妻と別れ昨日の大平駅へ移動する。妻はウインドショッピングで、私は昨日と同じく札沼線に乗る。駅撮りならもっと札幌よりでも撮影できそうだったが、高架線では味家がないのでやはり昨日行った大平駅まで行くことにする。
大平駅には1時間ほどとどまって、札沼線の気動車を撮影する。北海道医療大学駅までの電化完成は2012年春の予定と発表されているので、沿線の利便性の向上でさらなる沿線の都市化が進むのだろう。この大平駅周辺はのんびりしたもので、この時間の利用客は1列車あたり数人しかいない。その際は、貴重なキハ141系は淘汰されてしまうだろうが、沿線住民にとっては新しい電車のほうがありがたいはずだ。
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キハ141系 / 1577D あいの里教育大行き |
キハ141系 / 1572D 札幌行き |
札幌駅に戻り、妻と合流して札幌ドームに向かう。今回は路線バスで行ってみたが、札幌ドームバス停が中途半端なところにあり、所要時間を考えると地下鉄がベストだ。ラリーショーは16時30分よりサービスパークで行われるが、17時20分から始まるスタート・セレモニーをじっくり見たいので、ラリーショーはあきらめた。
今年のスタート・セレモニーはスタート台はなく、ラリーカーがパレードランという形で一台ずつコースを走行するだけだ。順番は、最終番号の車両からスタートし、PWRC、SWRC、WRカーとなる。SWRCまではコースを一周(半周)するだけだが、WRカーは二周(一周)する。各車様々なパフォーマンスを見せてくれるので、帯広駅前が懐かしいが、前回から始まったこのスタイルはありだと思う。しかし、前回無料だったこのイベントは、この後のスーパーSSと抱き合わせで観戦チケットがいるようになってしまった。
スタート・セレモニー (札幌ドーム) |
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日本初登場のS2000でSWRC出場の、J・ケトマー |
C4で帰ってきたペターはやはり一番の人気者だ |
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兄・ソルベルグも箱乗り |
M・ウィルソンも小さくサービス |
スタート・セレモニーに引き続き、SS1、SS2が始まる。木曜日の夜にスーパーSSが行われるWRCイベントは珍しくないが、RALLY JAPANでは初めての企画だ。スーパーSSは札幌ドームの中を二台同時に走行するが、イン、アウトを入れ替えてSS1、SS2として二本のSSが行われる。走行順序は、WRカー全車走行後2走目を行い、続いてSWRC、PWRCエントリーの車が同様に走行する。以下の車は5組づつ同様に走行が行われる。
前回の札幌ドーム内でのスーパーSSは迫力不足が感じられたが、スタート台を無くしたことによるレイアウトの変更や、ドライの路面のため、今回はかなり迫力ある走りを楽しむことができた。これだけの走りを快適に観戦することができるので、札幌ドームも悪くない。
SS1(Sapporo1) & SS2(Sapporo2) / (札幌ドーム) |
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ジャンプする、J-M・ラトバラ |
FORD FOCUS RS WRC の ラトバラ と ヒルボネン |
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スーパーSSは二台併走してタイムを競う
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日本初登場の FORD FIESTA S2000 |
今回は、フォード・フィエスタR2で参戦の奴田原文雄を見て、札幌ドームを後にする。地下鉄で札幌駅に移動し、軽く食事を済ませ、ニッポンレンタカー札幌駅北口営業所に行く。明日からの足となるレンタカーは黒のホンダ・フィットで、オド・メーターは19,472qとなっている。
明日の観戦は12:15スタートのSS5コイカだが、この観戦エリアは「入り込み」なので、拘束時間はかなり長い。その為リエゾンで狙うのは難しいが、道の駅ウトナイ湖に置かれるラリーパークにコイカ観戦後立ち寄る予定だ。苫小牧市のホームページによると、ラリーカーが駐車場の中を通ることになっている。
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(9/8) 唐木田駅 6:17 → 新百合ヶ丘駅 6:28 小田急多摩線「多摩急行」
新百合ヶ丘駅 6:50 → 羽田空港第1T 8:02 京急バス
羽田空港 8:55 → 新千歳空港 10:30 JAL 513便
新千歳空港駅 12:19 → 札幌駅 12:55 快速エアポート123号
札幌駅 13:20 → 大平駅 13:34 JR札沼線
大平駅 14:42 → 札幌駅 14:59 JR札沼線
さっぽろ駅 → 大通駅 札幌市営地下鉄南北線
大通駅 → 西11丁目駅 札幌市営地下鉄東西線
北1条西12丁目 → JR札幌駅 JR北海道バス
さっぽろ駅 → 大通駅 札幌市営地下鉄南北線
バスセンター駅 → 西11丁目駅 札幌市営地下鉄東西線
(9/9) 西11丁目駅 → 大通駅 札幌市営地下鉄東西線
大通駅 → 福住駅 札幌市営地下鉄東豊線
月寒ドーム 11:11 → 南3条 11:40頃 北海道中央バス
北1条西12丁目 → JR札幌駅 JR北海道バス
札幌駅 13:40 → 大平駅 13:55 JR札沼線
大平駅 14:56 → 札幌駅 15:13 JR札沼線
札幌駅前 15:40 → 札幌ドーム 16:20頃 北海道中央バス
福住駅 → さっぽろ駅 札幌市営地下鉄東豊線
(HONDA FIT)
ニッポンレンタカー札幌駅北口営業所 21:18 000.0q
ホテルさっぽろ芸文館 21:30 002.6q
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