大人の休日パス・三陸 & SLばんえつ物語
2021.9.9~12

その2/4
三陸鉄道、JR久慈線乗車
2021.9.10



 ルート  9/10 (金) (晴)
  大船渡~盛~釜石~久慈~八戸~盛岡~宮古 
 宿 泊  HOTEL BIG WAVE  (岩手県/宮古市)


9/10 (金) 

 旅行二日目は、盛から三陸鉄道に乗車し、釜石で乗り継いで終点の久慈まで行く。さらに八戸線に乗り継いで八戸まで行き、東北新幹線、山田線と乗り継いで宮古まで行く(戻る)。宮古を宿泊地に選んだのは、明日アストロメガで運行されている「106特急」に乗るためだ。
 6:31発の盛行き初発大船渡線BRT に乗車するためホテルをチェックアウトする。外は天気予報の通り、素晴らしい青空が広がっている。既にバス停で待っていた高校生は、6:21発の陸前矢作行きの BRT に乗車した。その後、岩手県交通の盛岡行きのバスが隣のバス停に入線して、乗客を1人乗せて 6:30 に出発した。

 大船渡駅 / JR東日本・大船渡線BRT (岩手県大船渡市)

 定刻の 6:31 になってもバスがやってこないので少し心配になったが、2分遅れで BRT はやってきた。定刻では盛での乗り換え時間は9分あるので、この程度の遅れは問題ない。

 JR東日本/大船渡線BRT 普通 1301F 大船渡 6:33 (定刻6:31) → 盛 6:39 (定刻6:37)

 大船渡線BRT 普通 1301F 陸前矢作発、盛行き

 日野 ブルーリボン LNG-HU8JMGP (2013年登録)
 JR東日本 Y537-125161 (岩手200 か 1766)

 盛行きの初発となるが、BRT には4人が乗車していて、全員が盛までだった。このバスは土曜、休日は運休だ。

 地ノ森のすぐ南側で専用道路に入り、盛では構内の専用バス停に到着した。乗り換えに専用道路は横断できず、跨線橋を使って移動しなければならない。BRT から三陸鉄道に乗り換える乗客は他になく、釜石行きの三陸鉄道の乗客は私1人だった。

 盛駅 / 三陸鉄道・リアス線、JR東日本・大船渡線BRT (岩手県大船渡市)

 これから乗車する三陸鉄道リアス線の盛-釜石間は、山田線移管前には南リアス線と呼ばれていた区間だ。南リアス線の前身は国鉄盛線で、盛-吉浜間で開業していた盛線に、建設が中断されていた吉浜-釜石間を合わせて三陸鉄道に転換したものだ。

 三陸鉄道/リアス線 203B 盛 6:46 → 釜石 7:33

 三陸鉄道/リアス線 203B 盛発、釜石行き

 三陸鉄道36-700形気動車
 36-712


 乗車したのは 36-700形と呼ばれる三陸鉄道の主力車両で、2018年に増備されたのでまだ新しい。新潟トランシス製の標準的な 18m車体で、ボックスシート主体の座席で窓は固定となっている。

 南リアス線の区間は 1970~80年代にかけて建設されたため、長大トンネルや大きな橋梁が多く、線形も直線的で、道路ともほとんどが立体交差化されている。初めて海を見ることができるのは綾里を過ぎてからで、右手に野々前漁港と綾里湾を見ることができる。昔ながらの漁村の感じだ。
 次の恋し浜駅はもともと小石浜駅として新設され、2009年7月20日に地元の小石浜地区で直販されているホタテブランド「恋し浜」にちなんで駅名を変更した。改称以降、駅待合室にホタテ貝を絵馬として吊るす「ホタテ貝の絵馬掛け」が行われている。駅舎は高台に位置しているため、2011年の東日本大震災に際しては津波による流出を免れた。

綾里湾 / 綾里→恋し浜 恋し浜駅 (7:02)

 恋し浜駅を過ぎて甫嶺の手前で、右手に大きな防潮堤と水門が見えてくる。自然の風景の中にはそぐわない巨大な建築物だが、三陸鉄道沿線では普通の景色となっている。三陸鉄道のこの区間はもとから築堤の上を走ってたが、津波は線路の内側まで飲み込んだようだ。

防潮堤と水門 / 恋し浜→甫嶺 防潮堤 / 甫嶺→三陸

 三陸駅で盛行き列車と交換した。この駅は旧三陸町(現在は大船渡市)の代表駅だが、乗客はほとんどいない。高台にあるので震災時に線路は冠水しなかったが、駅舎まで津波が押し寄せたらしい。
 この区間は線路は高台を走っていて、唐丹駅もかなり高いところにあるが、東日本大震災の時はこのホームも津波にのみ込まれたそうだ。かつてはホームから海を望めたが、今見えるのは大きな防潮堤だけだ。

三陸駅 (7:09-10) 唐丹駅 (7:21-22)

 その先もトンネルと入り江の繰り返しが続き、平田駅まで来ると市街地が広がってくる。そして、トンネルを抜けると釜石駅に到着する。製鉄の町として栄えた沿線では大きな町だ。
 釜石駅のホームと駅舎は地下通路で結ばれている。三陸鉄道とJR東日本が乗り入れているが、地下通路が各分かれていて、改札や駅舎は別れている。三陸鉄道は無人改札で、運賃の支払いは無人駅と同じく車内で行われる。

 盛駅 / JR東日本・釜石線、三陸鉄道・リアス線 (岩手県釜石市)

 三陸鉄道リアス線の釜石-宮古間はもともとJR山田線(盛岡-宮古-釜石)だったのを、2019年に東日本大震災からの復旧するのに伴い三陸鉄道へ移管した区間。JR東日本は釜石-宮古間の鉄道での復旧、再運行を拒否し、復旧費用の負担と将来の赤字予想分の負担を提案して、最終的に関係自治体は三陸鉄道への移管を受け入れた。これにより南リアス線(盛-釜石)と北リアス線(宮古-久慈)に分断されていた三陸鉄道は1本にまとまり、リアス線(盛-久慈)となった。

 三陸鉄道/リアス線 1007D/1009D 釜石 7:50 → 久慈 11:06

 三陸鉄道/リアス線 1007D/1009D 釜石発、久慈行き

 三陸鉄道36-700形気動車
 36-705 (クウェートの支援により製造)


 乗車したのは先ほど乗車した車両と同型だが、36-705号機はクウェートの支援により2013年に導入された車両で、車両の前後にクウェート国章がペイントされ、車両側面にはクウェート国への感謝の言葉がアラビア語、英語、日本語で書かれている。

 釜石駅からは3名の乗客を乗せて出発した。旧山田線・釜石-宮古間の開業は戦前だったので、地形により忠実に海に沿って線路が敷かれている。そのため、車窓から海を見る機会は多い。
 両石駅の次の鵜住居駅付近は震災により駅周辺は大きな被害を受け、一から再建されている。複数のコミュニティ施設などが駅に併設されていて、駅周辺には新しい住宅の建設がされている。商業施設のようなものは見当たらないが、ラグビーワールドカップ2019が開催された釜石鵜住居復興スタジアムがすぐ近くにあるようだ。

 
両石漁港 / 釜石→両石 鵜住居駅 (8:02)

 浪板海岸駅付近では曲線を描いた砂浜に松の木が立ち並んでる。この辺りの線路は曲線のみならず勾配もあるので、立体的に海を眺めることができる。その先、浪板海岸-岩手船越間は特に景色が美しい区間だ。
 山田線の線名由来となった陸中山田駅には、隣接して規模の大きい復興住宅が建ち、周辺に商業施設も建っている。山田町の中心地にふさわしい賑わいだ。

浪板海岸 / 吉里吉里→浪板海岸 陸中山田駅 (8:36)

 陸中山田駅を過ぎると、線路は内陸部に入り山越えの区間に入る。山越えが終わると津軽石で、次の八木沢・宮古短大駅は山田線・宮古-釜石駅間の三陸鉄道への経営移管と同時に開業した新しい駅だ。そして、次が山田線の終点の宮古駅だ。
 この先宮古-久慈間は、山田線移管前には北リアス線と呼ばれていた区間だ。北リアス線の前身は国鉄宮古線線(宮古-田老)、国鉄久慈線(普代-久慈)で、建設が中断されていた田老-普代間を合わせて三陸鉄道に転換したものだ。1984年4月1日に、先ほどの南リアス線と同時に北リアス線として全通した。
 宮古では9分間の停車時間があり、列車番号も変わる。途中から乗車した人達は宮古で下車して車内は静かになったが、ここでは観光客がまとめて乗り込んできた。宮古周辺に宿泊すると、ちょうどいい時間帯になるのだろう。海側のボックス席に空きが無くなる程度の乗車率だが、新型コロナウィルスの影響がなければ車内は混雑するかもしれない。

宮古駅 (9:14-23)

 南リアス線と同様にトンネルが多く、海から離れて走る区間が多い。最初に海に近づくのは田老付近だが、巨大な防潮堤のため海自体を見ることが出来ない。
 田老地区では、震災後、防災集団移転促進事業、土地区画整理事業が行われが、田老駅は中心部から離れていて不便だった。そのため、近隣に災害公営住宅などが造成され人口が回復傾向にある地域に新駅の設置が検討され、2020年5月に宮古市田老総合事務所の移転にあわせて新田老駅が併設された。

田老駅 (9:45-46) 新田老駅 (9:47-48)

 その後も長大トンネルと立派な橋梁の連続で、単調な景色が続く。海沿いの駅前も防波堤ばかりが目立つところが多い。そして、三陸鉄道の車窓のクライマックスは白井海岸-野田玉川間にある。
 白井海岸-堀内間にある大沢橋梁からの眺めは、国鉄時代より撮影地として有名らしい。列車は橋梁上で数分間停車して、景色を楽しむ時間が設けられている。
 そして、堀内を出てまもなく、やはり見晴らしの良い安家川橋梁にさしかかる。ここでも数分間の停車が行われ、景色を楽しんだり撮影する時間がある。写真で見るとたいしたことは無いが、実際に目にすると素晴らしい眺めだ。


大沢橋梁から / 白井海岸→堀内 安家川橋梁から / 堀内→野田玉川

 その先十府ヶ浦海岸駅付近から海岸に近づくが、巨大な防潮堤のため海は見えない。十府ヶ浦海岸駅付近には、東日本大震災の復興事業で整備された米田高台団地があり、この駅はその最寄駅として野田村が建設費を負担して設置された請願駅ということだ。この場所にはかつて臨時駅である十府ヶ浦駅が設置(仮設)されていて、1986年から1994年までの夏季および1999年の夏季限定で営業していた。

 十府ヶ浦の防潮堤 / 野田玉川→十府ヶ浦海岸 十府ヶ浦海岸駅 (10:46-47)

 山を抜けるとまわりが開け、すぐに久慈の市街地に入る。長内川を渡ると JR八戸線との乗り換えの久慈駅に到着。三陸鉄道専用の単式ホームに到着し、他の駅と同じように一番前の扉だけが開き運賃の精算は車内で行われる。
 跨線橋で出口と JR八戸線ホームと連絡している。八戸線に乗り換えのため JR線ホームに移動したが、三陸鉄道用出口改札は無人と思われる。JR線ホームから JR改札出口へは跨線橋を使用せず構内踏切を通っていく構造になっている。釜石でも思ったが、JR と三陸鉄道の共同利用駅(久慈駅はホームと駅舎が両社別々にあるので、正確には共同使用駅ではない)では、一般人には構造が分かりづらい。三陸鉄道は運賃精算をすべて車内で行い、有人駅で JR は改札で運賃の収受を行っている。そのため、各改札と通路を別々に設置する必要がある。

 久慈駅 / JR東日本・八戸線、三陸鉄道・リアス線 (岩手県久慈市)
   

 八戸線の車両はキハE130系で、2018年のダイヤ改正ですべてのキハ40系が置き換えられた。趣味的にはキハ40 だが、実際に利用することを考えると新しく快適なキハE130 の方がいい。かつて八戸線のキハ40 に夏に乗車した時、冷房がなかったのに驚いたことがある。北国とは言え、今時非冷房車が普通に走っているとは信じられなかった思い出がある。

 JR東日本/八戸線 普通 442D 久慈 11:13 → 八戸 12:56

 八戸線 普通 442D 久慈発、八戸行き

 JR東日本キハE130系気動車500番台
 E132-502 + E131-502 (2両/八戸運輸区)


 八戸行き 442D はキハE130 二両編成で、海側の二人がけボックスシートに座る。座った席の荷棚には非常用はしごが固定されていたので利用できなかった。八戸線に3扉車が導入されたのは、八戸周辺の混雑対策とともに、災害時の避難対策ではないかとも思われる。
   

 久慈駅を発車すると列車はしばらく内陸部を走る。陸中中野駅で海に近づくが、防風林(防潮林)が植えられていてちらりとしか海を見ることができない。そして、有家駅が近づいてくるとようやく海岸を見ることができる。

陸中中野駅 (11:36-37) 有家海岸 / 陸中中野→有家

 有家駅から先、線路は海に近づいたり離れたりするが、海沿いの景色を楽しめることが出来る。陸中八木駅を出発するとまもなく海岸に出る。海岸にブルーのドラム缶が並べてあって、復興へのメッセージが書かれている(写真では真ん中左手に小さく移っている)。
 この場所は個人的な思い出がある。四年前に八戸線のキハ40 を撮影に来た時に、このドラム缶の近くで撮影した。八戸市街からレンタカーでやって来たが、結構遠かった記憶がある。

陸中八木駅 (11:44-45) 洋野町・復興メッセージドラム缶 / 陸中八木→宿戸

 鮫駅付近で昨日今日と移動してきた長大な三陸海岸が終わる。BRT、気動車に乗っているだけだったが、ようやくここまで来たのだと感慨深い。そして、鮫からは市街地を走るようになる。まわりの建物が高く密集してくると、八戸市中心部に一番近い本八戸駅に到着する。
 本八戸駅を出発して馬淵川を渡ると、右手から八戸臨海鉄道の線路が合流する。しばらく線路は併走していき、長苗代を過ぎると突然田園地帯に変わる。八戸駅が近づくと、右手に八戸臨海鉄道の DE10 牽引の貨物列車が止まっていた。この奥が八戸臨海鉄道と JR貨物の八戸貨物駅だ。

本八戸駅 (12:46) 八戸臨海鉄道 / 長苗代→八戸

 在来線の八戸駅は第三セクターの青い森鉄道と JR東日本が共同使用しているが、青い森鉄道が駅業務を実施している。新幹線開業当時は在来線と新幹線の乗換え改札口が設置されていたが、新幹線の新青森延伸時(JR東北本線が青い森鉄道に移管)に閉鎖された。そのため一旦改札を出て自由通路を移動しなければならないので、新幹線と在来線の乗り換えには注意が必要だ。

 八戸駅 / JR東日本・東北新幹線、八戸線、青い森鉄道・青い森鉄道線 (青森県八戸市)

 東北新幹線に乗車して盛岡駅まで移動する。「大人の休日(倶楽部)パス」の利用特例で、盛岡以北相互駅間は指定席券をとらずにパスだけで指定席の空席利用が出来る。一般に発売する特定特急券と同じ利用方法だ。

 JR東日本/東北新幹線 「はやぶさ」24号 3024B 八戸 13:07 → 盛岡 13:44

 東北新幹線 「はやぶさ」24号 新青森発、東京行き

 JR東日本新幹線E5系電車
 U-15編成 (10両/新幹線総合車両センター)

 盛岡-新函館北斗間はよほどの繁忙期でも無い限り空席がある区間で、今日は2号車を利用したが、車内はがらがらだった。

 乗車したはやぶさ24号は盛岡駅までは各駅に停車すタイプで、二戸といわて沼宮内駅にも停車したが、2号車では乗降する人はいなかった。昨日今日と BRT とローカル気動車を乗り継いできたので、新幹線の快適さを改めて実感した。


 盛岡駅 / JR東日本・東北本線、田沢湖線、山田線、東北新幹線、秋田新幹線、
                   IGRいわて銀河鉄道・いわて銀河鉄道線 (岩手県盛岡市)
 

 盛岡駅では山田線の宮古行き快速「リアス」に乗車する。乗り換え時間が7分しか無いので少し急いだ。新幹線の2号車に乗車したので、エスカレーターまでが長い。

 JR東日本/山田線 快速「リアス」 3639D 盛岡 13:51 → 宮古 15:58

 山田線 快速「リアス」 3639D 盛岡発、宮古行き

 JR東日本キハ110形気動車100番台
 110-129 (盛岡車両センター)

 「リアス」はキハ110系1両編成で、車内が混雑していたので、ロングシートの空いている場所に座る。地元の買い物客、観光客など客層はいろいろだ。盛岡-宮古間には自動車専用道路経由の直通バスが走っていて、料金はほぼ同じで、急行便でも所要時間は変わらない。特急便ならバスの方がずっと早く、運行本数的にもバスの方が便利だ。

 盛岡市内の最後の駅の上米内駅までに約半数の乗客が降車したので、空いた二人がけのボックス席に移動した。宮古まで移動する人はバスの方が便利で、山田線に乗車するのは「18きっぷ」や「大人の休日きっぷ」利用の人などが中心なのだろうか。
 山田線の上米内駅の次の駅は宮古市の区界駅(この列車は停車しない)で、駅間の営業距離が 25.7㎞有り、JR東日本管内の在来線では最長の駅間距離となっている。
 沿線は山の中を走り、崖や森が迫っていて車窓を楽しめる区間はほとんど無い。そんなわけで、いつの間にかうとうと眠ってしまった。目を覚ました時には宮古市に入っていた。しかし山の一番深い部分から里に出てきたところで、線路周辺も少しは開けてきた。閉伊川沿いに線路は走っていて、駅周辺には集落がある。
 途中の快速停車駅でも乗降する乗客は数えるほどしかいなかった。市街地に入っていき、沿線が賑わってくると終点の宮古駅だ。今日朝方に通過した駅に再び戻ってきたわけだ。

 宮古駅 / JR東日本・山田線、三陸鉄道・リアス線 (岩手県宮古市)

 宮古駅近くホテルにチェックインして、夕食をどうしようか考える。ホテルは駅から近いが建物が古いので外観は今ひとつだ。しかし、建物内は清掃が行き届いていて、水回りも問題ない。快適に一晩を過ごすことが出来そうだ。
 夕食については一件町中華の店を調べておいたので、時間的に客は少ないだろうとその店に行ってみる。幸い他に客がいなかったので、名物であるという四川チャーハンを注文する。チャーハンと麻婆豆腐を一つのプレートにのせたものだが、味の方は十分納得がいくものだった。特に、麻婆豆腐が美味しかった。

   
 冨士乃屋 / 四川チャーハン

 今日は三陸鉄道リアス線を乗り通した。沿線は素晴らしい三陸の海と、復興途中の町並みを見ることができた。その先の八戸線も三陸鉄道とは違った風景を見ることができた。
 三陸縦貫鉄道の完成には長い年月と紆余曲折を要したが、長く望まれていた鉄道開通の日には、既に車社会が到来していた。しかし、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた後も、南東北の常磐線と同様に、三陸鉄道は復興の象徴として全線営業を再開した。駅前に造成されて新たな一歩を踏み出した街並みや、随所にある地元住民による応援活動を見ると、鉄道の持つ大きな使命を感じずにはいられない。



移動の記録

(9/10)
大船渡駅 6:33 → 盛駅 6:39         大船渡線BRT普通 1301F
 (定刻:6:31) (定刻:6:37)
盛駅 6:46 → 釜石駅 7:33          三陸鉄道リアス線 203D
釜石駅 7:50 → 久慈駅 11:06        三陸鉄道リアス線 1107D
久慈駅 11:13 → 八戸駅 12:56       八戸線普通 442D
八戸駅 13:07 → 盛岡駅 13:44       はやぶさ24号 3024B
盛岡駅 13:51 → 宮古駅 15:58       快速リアス 3639D

《HOTEL BIG WAVE》泊


大人の休日パス・三陸 & SLばんえつ物語 (その3) のページへ
大人の休日パス・三陸 & SLばんえつ物語 (その1) のページへ



Nikon1 J4



トップへ
戻る




inserted by FC2 system