静浜基地航空祭 2022
2022.5.21~22


 ルート  5/21(土)(曇時々雨)自宅~(GOLF)~焼津
 5/22(日)(晴れ) 焼津~(GOLF)~大井川~(GOLF)~自宅
宿泊  ホテルシーラックパル焼津


前日 (5/21 曇時々雨)

 コロナ禍でずっと中止となっていた各地の航空祭がようやく再開されることになった。静浜基地航空祭はその最初の航空祭となるので、万全な新型コロナ対策として特殊な形で開催されることになった。開催時間が、9-15時から9-11時半に変更になった。これは会場内での飲食を避けるためで、食べ物の販売も行われず持ち込みも禁止だ(飲み物はOK)。そして、地上展示機がなく、会場内イベントもない。飛行展示はほぼ例年通りだが、午前中のためブルーインパルスのフライトはなく、県警ヘリのフライトもない。
 前日の予行や外来機の飛来がないので、前日は静岡まで移動するだけだが、雑用があるのでお昼には焼津に到着した。宿泊は航空祭の時毎回利用している焼津駅近くのホテルだ。夕食は駅前のチェーン店の居酒屋で、これも毎年同じだ。今日は雨に見舞われたが、天気は回復して明日は晴が期待できそうだ。


航空祭当日 (5/22 晴)

 当日の外来機の飛来も地上展示機もないので、オープニングフライトに間に合うようにホテルを出発した。このホテルでは航空祭当日の朝食は6時から始まるので、ゆっくり食事をとることができる。
 縮小されたプログラムのせいか、臨時駐車場に向かう車も少なく、駐車場から歩いて駅に向かう人も例年よりずっと少ない。そういえば、昨日、今日と横田基地日米友好祭が行われている。例年は8月に行われるイベントだが、そちらに流れたマニアも多いのだろう。


 空には青空が広がり絶好のフライト日和となった。オープニングフライトの9時に間にあるように実家から歩いて正門に向かったが、今年は基地南側の道路上から観戦する人が多い。地上展示機がなく会場内でのイベントもないので、光線状態の良い場所から観戦するのだろう。正門方向から南側に向かう人が多いのも例年とは全く違う。
 基地に入ると密にならないように誘導されていて、手荷物検査も広い場所に10ゲート以上設けられていたが、会場内は人が少ない。会場中央に陣取ったが、これくらいの観客の人数がちょうど良い。会場最前列には1人1万円の有料観戦席と、キッズ専用エリアが新しく設けられている。

 航空祭のフライトプログラムは、例年通り T-7 四機によるオープニングフライトから始まる。一部に薄い雲が出ているが、フライトには問題ない。弱い海風で R/W09 だが、飛行展示の進入は基本的に R/W27 側からだ。

 オープニングフライト / T-7 × 4機(第11飛行教育団、静浜基地所属)
リーダーズベネフィット隊形
T-4 初等練習機 [46-5915] 着陸 T-4 初等練習機 [66-5939] 着陸
T-4 初等練習機 [56-5927] 着陸 T-4 初等練習機 [66-5940] 着陸

 ここから外来機のフライトが始まる。一番手は静浜基地航空祭初披露となる C-2 輸送機だ。入間基地にも配備が始まったと思うが、飛来した機体は美保基地の第403飛行隊のものだ。これまでは C-130H や KC-767 等がフライトを行っていた。二回バスしただけの航過飛行だが、低空での急旋回は迫力がある。

 航過飛行 / C-2 × 1機(第403飛行隊、美保基地リモート)
C-2 輸送機 [78-1205] / 航空支援集団/第3輸送航空隊/第403飛行隊(美保基地)

 次は、浜松基地からの T-4 二機によるフライトだ。前回(2019年)の航空祭は T-4 がフライト停止中だったため、4年ぶりのフライトとなる。かつてのような機動飛行は行われないが、軽く単機でフライトを披露した。

 機動飛行 / T-4 × 2機(第31教育飛行隊、浜松基地リモート)
エシュロン隊形で会場に進入、正面でブレイク
 T-4 中等練習機 [76-5756] / 航空支援集団
/第1航空団/第31教育飛行隊(浜松基地)
 T-4 中等練習機 [06-5650] / 航空支援集団
/第1航空団/第31教育飛行隊(浜松基地)

 次のフライトは、浜松救難隊による捜索救難展示だ。例年は UH-60J と U-125A が地上展示され、その機体が救難展示を行う(U-125A だけリモートの時もあった)が、今回は浜松からのリモート展示となる。
 まず U-125A が飛来して、遭難者の発見から展示が始まったが、U-125A からのキット投下はなかった。その後 UH-60J が会場正面に飛来して、救難活動が始まる。個人的には非常に大好きな展示で、何度見ても見応えのあるものだ。機体は UH-60JII と呼ばれる新型の UH-60J(近代化)だが、ぱっと見では従来型の最終モデルと区別が付かない。

 捜索救難展示 / U-125A + UH-60J(浜松救難隊、浜松基地リモート)
 
 U-125A 捜索救難機 [32-3021] / 航空総隊
/航空救難団/浜松救難隊(浜松基地)
 UH-60JⅡ 救難ヘリコプター [68-4601] / 航空総隊
/航空救難団/浜松救難隊(浜松基地)

 ファイター系のフライトの一番手は岐阜基地、飛行開発実験団の F-15 の機動飛行だ。静浜での F-15 のフライトは小松基地、第6航空団の二機で行われるのが通常だったが、前回(2019年)から岐阜の機体一機により行われるようになった。静浜基地に飛来しての予行は行われす、岐阜基地で予行を行ったようだ。
 かつては二機が交互に派手に飛び回る機動飛行だったが、それとは違うが見応えのある素晴らしいフライトだった。アフターバーナー全開で低空で旋回するので、迫力あるフライトを堪能することができた。大推進力で機体の大きい F-15 は迫力がある。

 機動飛行 / F-15J × 1機(飛行開発実験団、岐阜基地リモート)
F-15J 戦闘機 [32-8942] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団(岐阜基地)

 続いて、F-15 と同じ飛行開発実験団の F-2 の機動飛行だ。毎年どのカラーの機体が来るのか楽しみだが、今年は通常の洋上迷彩で単座の A型だった。F-15 のような迫力は無いが、軽快なフライトを楽しむことができた。例年より高度も低く感じられ、こちらもアフターバーナー全開だった。

 機動飛行 / F-2A × 1機(飛行開発実験団、岐阜基地リモート)
F-2A 戦闘機 [83-8544] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団(岐阜基地)

 前回までは偵察航空隊所属 RF-4E(J)による機動飛行(戦術偵察飛行)が行われたが、RF-4E(J)は退役して部隊も解散してしまったので、もう見ることはできなくなってしまった。
 今回は午前中だけの開催なので、最後のフライトプログラムは、地元 T-7 十機によるビックフォーメーションとなる。連続離陸していった T-7 十機は空中集合して基地に戻ってきた。「デルタ隊形」、第11飛行教育団を意味する「11隊形」、「ダイヤモンド隊形」「富士山隊形」と恒例のものだ。

 航過飛行 / T-7 × 10機(第11飛行教育団、静浜基地所属)
T-4 初等練習機
[66-5941、46-5919、66-5934、46-5920、46-5915、66-5939、56-5927、66-5940、36-5906、66-5938]
デルタ隊形 11飛行隊の11隊形
ダイヤモンド隊形 富士山隊形

 地上展示機はないが、格納庫内に基地保存機体が展示されていた。いずれもおなじみの機体だ。保存機体ではないが、現役のT-7 [46-5921]も展示されていた。例年だと地上展示機の他に陸自の車両や装備品も展示されるが、もちろん今年は何もない。

 保存機体
T-6F 練習機 [52-0011]
第15飛行教育団 (静浜基地、最終所属)
T-34A 初等練習機 [61-0390]
第11飛行教育団 (静浜基地、最終所属)
T-3 初等練習機 [81-5501]
第11飛行教育団 (静浜基地、最終所属)
T-7 初等練習機 [46-5921]
第11飛行教育団 (静浜基地、現役)
 
T-3Jr T-3 初等練習機 [91-5511]
第11飛行教育団 (静浜基地、最終所属)

 例年だと航空祭のプログラムが終了しても、外来機の帰投が始まった。かつての静浜では、フライトプログラムに負けないくらい楽しめた外来機の帰投だった。近年、帰投時の派手なパフォーマンスはなくなったが、それでも最後の帰投まで見届けるのが楽しみだった。そのため観客はなかなか帰らなかったが、今回フライトプログラムの終了とともに観客のほぼ全てが一斉に帰路に着いた。

航空祭終了後のエプロン

 コロナ禍でずっと中止となっていた航空祭の再開第一弾となるので、万全な新型コロナ対策として特殊な形で開催されることになった。地上展示機なしで、午前中だけの開催だったが、やはり航空祭は楽しいと実感した。戦闘機の機動飛行は迫力あるし、救難展示も素晴らしい。来年は通常通り行われることを祈る。



移動の記録

(5/21)
自宅               9:19         000㎞ (36,610)
GS(相模原市)         9:46~9:51    008㎞ (36,618)
圏央道相模原愛川IC      10:04         013㎞ (36,623)
 (厚木南JCT経由)
新東名高速清水PA       11:24~11:42   132㎞ (36,742)
新東名高速藤枝岡部IC     12:03         168㎞ (36,778)
イオン焼津店          12:29~12:40   179㎞ (36,789)
B/K             12:43~12:48   180㎞ (36,790)
B/K             12:59~13:01   183㎞ (36,793)
実家              13:18~13;48   192㎞ (36,802)
飯淵              13:58~15:20   196㎞ (36,806)
実家              15:29~15:41   199㎞ (36,809)
B/K             16:02~16:04   209㎞ (36,819)
ホテルシーラックパル焼津    16:09         211㎞ (36,821)

(5/22)
ホテルシーラックパル焼津     7:15         211㎞ (36,821)
実家               7:34         221㎞ (36,831)

徒歩
実家 7:55 → 8:35 静浜基地 11:35 → 実家 12:15

実家              12:38         221㎞ (36,831)
新東名高速藤枝岡部IC     13:14         238㎞ (36,848)
東名高速足柄SA        14:06~14:22   331㎞ (36,941)
 (厚木南JCT経由)
圏央道相模原愛川IC      15:03         393㎞ (37,003)
相模原駅北口          15:31~15:38   401㎞ (37,011)
自宅              21:02         407㎞ (37,017)

燃費概算(二日間)14.5㎞/㍑
   走行時間  7時間23分
   走行距離  407㎞
   平均速度  55㎞/時間




Nikon D500 + Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6G ED VR
Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



トップへ
戻る