
静浜基地航空祭 2025
2025年5月25日
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2025年5月25日 |
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航空自衛隊静浜基地(静岡県焼津市上小杉) |
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今年の静浜基地航空祭は、ブルーインパルスのフライトがない。同日開催予定だった美保基地航空祭でフライト予定だったが、基地内での事故の影響で急遽航空祭が中止になってしまった。また、先日起こった T-4 墜落事故の原因が判明していないので、航空祭自体が開催されてもブルーインパルスのフライトは難しかっただろう。また、正式なアナウンスは無いが、フライト予定の浜松基地所属の T-4 のフライトはないと思われる。
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当初の発表では、航空祭の開催時間は 9:00~15:00 と例年通りとなっていたが、終了時間を 13:30 に前倒しする旨公式ホームページ上で発表となった。イベントスケジュールは
13:30 までだったので、スケジュールには影響ないと思われる。
航空祭当日は前日からの雨で、午前中には上がる予報となっている。そのためか、イベントスケジュールは大きく変更となった。基地周辺に到着した9時頃、基地内でスケジュール変更の案内があったようだが、外からでは良く聞き取れなかった。その後、9:00 開始予定のオープニングフライトが、10:00 に変更になった旨アナウンスがあった。
今年の静浜基地航空祭は、昨年のエアフェスタ浜松に続き、友人とその息子が一緒だ。 |
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| 静浜基地正門 |
まだ一時間近く時間があるので、場所を確保して地上展示機を見て回った。展示されている機体は昨年同様寂しいものだったが、パンフレットに記載されている
CH-47JA は展示されていなかった。雨は完全に上がったが、その影響かエプロンは空いている。
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| オープニングフライト前のエプロン |
航空祭のフライトプログラムは、一時間遅れで T-7 四機によるオープニングフライトから始まった。9時と 9時45分頃と二機ずつ別々に離陸した機体が、空中集合して基地上空に戻ってきた。オープニングフライトなので航過は一回だけで、再びエシュロン隊形で上空に戻ってきて、上空でブレイク後順番に着陸していった。使用ランウェイは R/W27 だ。
オープニングフライト (T-7×4機、第11飛行教育団、静浜基地所属) |
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| T-7 初等練習機 [26-5906、66-5941、56-5930、46-5911] / 航空教育集団/第11飛行教育団 |
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四機が着陸したが、#941 と #911 の二機は再び R/W27 より離陸した。プログラム上は T-7 オープニングフライトとなっているが、その後半は二機による機動飛行だ。二機による編隊飛行が中心だが、ブレイク後は各機自由に上空を飛び回った。これまでとは少し見せ方が違うフライトだ。基地上空には青空が広がってきて、まずまずの航空祭日和となってきた。
機動飛行 (T-7×2機、第11飛行教育団、静浜基地所属) |
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T-7 初等練習機 [66-5941]
航空教育集団/第11飛行教育団 |
T-7 初等練習機 [46-5911]
航空教育集団/第11飛行教育団 |
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次のフライトは、10:55 から、F-15 と F-2 による異機種編隊飛行だとアナウンスがあった。この開始時間は、当初のスケジュール通りの時間だ。本来のスケジュールだと、その前に
T-4、救難展示、F-2(第7航空団) のフライトが入っている。
定刻に、F-15J と F-2B の二機が並んで上空にやって来た。飛行開発実験団の F-15 と F-2 は静浜の常連だが、こうした並んでのフライトは初めてだ。このワンパスで終わりかと不安になったが、そのまま F-15J の機動飛行が始まった。機動飛行といってもいつものようなものでは無く、水平系のフライトを軽く披露しただけだった。どうやら、アフターバーナーは使用していないようだ。
F-15J が帰投すると、少し間を置いて F-2B の機動飛行が始まった。こちらも F-15J と同じような緩ーい機動飛行だ。こちらもアフターバーナーは使用していないようなので迫力は今ひとつだったが、この天候の中でフライトを披露してくれたのはありがたい。
異機種編隊飛行 (F-15J + F2B、飛行開発実験団、岐阜基地リモート) |
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| 二機による航過飛行 |
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| F-15J 戦闘機 [32-8941] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団 |
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| F-2B 戦闘機 [03-8105] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団 |
次のプログラムは、11:40 からの救難展示とアナウンスがあった。プログラム上は U-125A と UH-60J による救難展示となっていたが、実際には
UH-60J 単独による救難展示だった。木曜日の予行も UH-60J 単独だったので、今回は天候にかかわらず U-125A の展示はなかったようだ。この浜松救難隊による救難展示は浜松基地からのリモートで行われ、UH-60J
の地上展示はなかった。見慣れたごく普通の救難展示が行われたが、十分見応えがあり航空祭にはなくてはならないプログラムだ。
救難展示 (UH-60J×1機、浜松救難隊、浜松基地リモート) |
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| UH-60JⅡ 救難ヘリコプター [38-4615] / 航空総隊/航空救難団/浜松救難隊 |
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次のプログラムは、12:10 から、静岡県警へりのフライトと案内された。この開始時間は当初の予定通りのフライト時間だ。時間的に見て、この後のフライトは予定通りの
T-7 の編隊飛行だけと思われる。当初予定の、F-2 (第7空団)、C-2 (入間基地)、C-130,KC-767 (小牧基地)のフライト(航過飛行)はキャンセルされたようだ。
今年のフライトはアグスタ A109E の「ふじ3号」で、この機体のフライトを見るのは久しぶりだ。フライト内容は例年通りの軽快な機動飛行で、観客を楽しませてくれた。静浜基地航空祭ではなくてはならないプログラムだ。
機動飛行 (A109E×1機、静岡県警航空隊) |
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| Agusta A109E Power ヘリコプター [JA13PC] / 「ふじ3号」 |
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ブルーインパルスのフライトの無い静浜基地航空祭のトリを飾るのは、地元 T-7 による編隊飛行だ。かつては十機以上によるビック・フォーメーションもあったが、今年は全部で六機と少なめだ。近年はこのくらいの編隊飛行が標準となっている。R/W27
なので、各機の離陸をよく見ることができた。
離陸した六機の T-7 が、空中集合して会場に戻ってきた。今年のフォーメーションは、「デルタ」「スワン」「スター」「ピラミッド」「富士山」の五パターンだ。富士山隊形で航過後、エシュロン隊形で上空に戻ってきて、ブレイク後一機ずつ着陸した。R/W27
なので着陸ポイントは見ることができないが、タキシングなどをじっくり見ることができた。例年は滑走路沿いは人だかりで見ることができないが、今年は観客数が少ないため、余裕を持って隙間から滑走路を見ることができた。
編隊飛行 (T-7×6機、第11飛行教育団、静浜基地所属) |
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T-7 初等練習機 [46-5911]
航空教育集団/第11飛行教育団 |
T-7 初等練習機 [66-5941] |
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| T-7 初等練習機 [56-5930] |
T-7 初等練習機 [35-5906] |
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| T-7 初等練習機 [36-5904] |
T-7 初等練習機 [56-5927] |
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| デルタ隊形 |
スワン隊形 |
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| スター隊形 |
ピラミッド隊形 |
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| 富士山隊形 |
エシュロン隊形~着陸 |
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T-7 の編隊飛行をもってフライトプラグラムは終了だが、この後すぐに T-7Jr. の編隊走行展示がある。T-7Jr. は静浜基地の練習機
T-7 をディフォルメしたような小型バイクの愛称で、「リトルウィング」というチーム名がある。これまでの航空祭では昼休みに行われることが多かったが、今回は途中に休みがないので、プログラムの最後に置かれている。結構人気があるので、例年は早めに場所取りをしないと見ることができないが、今年は観客が少ないので余裕を持ってみることが出来た。
T-7 の整備士達が T−7Jr.を駆って縦横無尽に走りまわり、機体(車体)が交差したり、クルクルと回ったりして空でのアクロバット飛行に負けないくらいのアクロバット走行を見ることができた。久しぶりに、T-7Jr.の走行を楽しめた。
T-7Jr. 編隊走行 (T-7Jr.×6機) |
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これで、航空祭のプログラムは全て終了だ。かつての静浜基地航空祭の楽しみのひとつに、外来機の帰投があった。しかし、近年は外来機の展示は非常に少なく、その数少ない機体も派手なパフォーマンスは無くなってしまった。今年の自衛隊の外来機はヘリコプター三機だけで、その他はホンダジェットだけだ。いずれも今日中に帰投するようだが、帰投は待たずに基地を後にした。
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| 基地南西から基地内を望む |
今年の静浜基地航空祭は、朝方の悪天候のためスタートが一時間遅れ、そのためフライトプラグラムもいくつかスキップされてしまった。しかし、その内容は満足のいくもので、内容が凝縮された良い航空祭だった。この天候の中、よく考えられた内容だった。また、ブルーインパルスのフライトが予定されていなかったこともあり、会場は空いていてのんびり航空祭を楽しむことが出来た。派手なフライトが目白押しの殺気だった航空祭も素晴らしいが、こうしたのんびりとした航空祭もいいものだ。
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今年の外来機は陸自の UH-1J と UH-60JA と海自の SH-60K の三機だ。その他民間機の HondaJet が展示されている。地上展示機に浜松救難隊の
UH-60J がなく、今年もリモートで展示が行われた。イベントスケジュール表には CH-47JA があったが、実際には展示がなかった。かつてと比べると寂しい地上展示機だが、近年ではこのくらいが普通になっている。
空自の装備品や陸自の車両につても例年並みといった所だ。 一つ気になったのは、展示されていた 16式機動戦闘車と 87式偵察警戒車の正面に所属部隊が表示されていなかった。この件について隊員に確認することを忘れてしまった。普通だと富士教導団の車両と思われるが、その他の陸自の車両は板妻駐屯地の第34普通科連隊のものだった。
地上展示機 |
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T-7 初等練習機 [46-5916]
航空教育集団/第11飛行教育団 (静浜基地) |
UH-1J 多用途ヘリコプター [41875]
陸上自衛隊/東部方面隊/東部方面航空隊
/東部方面ヘリコプター隊 (立川駐屯地) |
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SH-60K 哨戒ヘリコプター [8477]
海上自衛隊/自衛艦隊/航空集団
/第21航空群/第21航空隊 (館山航空基地) |
HondaJet HA-420 / JA817R |
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UH-60JA 多用途ヘリコプター [43109]
陸上自衛隊/航空学校/航空学校本校 明野駐屯地) |
T-7 初等練習機 [46-5919]
航空教育集団/第11飛行教育団 (静浜基地) |
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T-3 初等練習機 [81-5501]
第11飛行教育団 (用途廃止機、静浜基地、最終所属) |
T-34A 初等練習機 [61-0390]
第11飛行教育団 (用途廃止機、静浜基地、最終所属) |
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T-6F 練習機 [52-0011]
第15飛行教育団 (用途廃止機、静浜基地、最終所属) |
T-7Jr. |
装備品 |
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| 地対空誘導弾ペトリオット (PAC-3) / 航空総隊/航空戦術教導団/高射教導群 (浜松基地) |
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| 発射機(LS) |
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基地防空用地対空誘導弾
航空総隊/中部方面航空隊/第7航空団/基地業務群/第7基地防空隊 (百里基地) |
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| 発射装置 [45-8029] |
射撃統制装置 [46-8633] |
| その他 |
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| その他の車両 / 航空教育集団/第11飛行教育団/基地業務群 (静浜基地) |
陸上自衛隊・装備品、他 |
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| 16式機動戦闘車 [26-6252] / 所属不明 |
87式偵察警戒車 [25-2911] / 所属不明 |
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軽装甲機動車 [05-2393] / 東部方面隊/第1師団
/第34普通科連隊/第1普通科中隊 (板妻駐屯地) |
高機動車 [06-3693] / 東部方面隊/第1師団
/第34普通科連隊/第1普通科中隊 (板妻駐屯地) |
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偵察用オートバイ / 東部方面隊/第1師団
/第34普通科連隊/本部管理中隊 (板妻駐屯地) |
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移動の記録
(徒歩)
自宅 8:20 → 9:05 静浜基地正門 13:35 → 14:15 自宅
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Nikon D7500 + Nikon AF-S DX NIKKOR 16-85mm f3.5-5.6G ED VR
+ SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A |
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