静岡に引っ越してきたので、近場の名所を訪れようと考えていた。まず、隣の静岡市にある駿府城跡を訪れることにした。駿府城は江戸時代の建築物は残っておらず、一部の堀と石垣が残っているだけだ。本丸と二の丸の城跡が駿府城公園として整備されている。
ずっと昔静岡に住んでいたときは駿府公園と呼ばれていたが、城跡としてはほとんど整備されていなかった。静岡市の市制 100周年記念事業として地方博覧会「SUNPU博'89」が開催された 1989年(平成元年)に、二の丸東南角に巽櫓が復元された。また、1996年(平成8年)には東御門が復元された。巽櫓も東御門も、それぞれ伝統工法による本建築で復元された。2001年(平成13年)秋に紅葉山庭園も整備され、2014年(平成26年)には南西角に坤櫓が復元された。静岡市により天守木造復元の検討がされているが、天守の構造について確定的な資料は発見されていない。このため、復元時に採用する構造については様々な立場から複数の案が出されている。
天守が復元されいないのであまり期待しないで訪れたが、復元された東御門、巽櫓、坤櫓は素晴らしいもので驚かされた。いずれも伝統的工法によって復元されたもので、小規模な復元天守にも勝る建築物だ。静岡市による天守台の復元計画があるが、前述の理由で天守復元は難しそうだ。しかし、城址公園として整備されてきていて、昔の印象の駿府公園とはいい意味で全然違っていた。
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