天竜浜名湖鉄道

洗って!回って!列車でGO!乗車体験ツアー

2024.6.9


 ルート   自宅~旗指IC(R1)堀越IC~浜北袋井線~掛川天竜線~天竜二俣駅~掛川天竜線~浜北袋井線
 ~堀越IC(R1)小夜の中山トンネル-日坂IC間接続口~吉田~自宅


6/9(日) 晴

 天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の天竜二俣駅で土休日限定で開催されている、「洗って!回って!列車でGO!」という体験企画に参加してきた。鉄道会社の企画なので鉄道で行くのが筋だが、今回は妻が一緒なので車で出かけた。天竜二俣駅前には無料の広い駐車場が用意されている。「洗って!回って!列車でGO!」は事前予約制で、当日の定員は 50人となっていた。前日予約状況を確認すると、30人くらいが埋まっていた。
 天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線は、旧国鉄の特定地方交通線だった二俣線を引き継いだ路線。東海道本線の掛川から分岐して新所原で合流する路線で、二俣線と呼ばれていた学生時代に乗り通したことがある。天竜浜名湖鉄道の本社が天竜二俣駅にあり、転車台がある車両基地が隣接している。

 天竜浜名湖鉄道 / 天竜二俣駅

 受付時間にはまだ早いので、天竜二俣駅舎の道路を挟んだ向い側の阿蔵駅前公園(機関車公園)にいってみた。この公園には旧国鉄二俣線時代に活躍した蒸気機関車「C58-389」が保存展示されている。機関車は実際に手に触れ、運転席には乗ることもできる。この機関車は、1946年に汽車製造大阪工場で製造された戦後形。高山機関区に 1956年から 1969年までの約13年在籍後、遠江二俣機関区に移転してニ俣線の無煙化まで活躍したとのことだ。

 機関車公園 / C58形蒸気機関車 389号機 (汽車製造大阪工場、1946年製造)

 また、駅の西には「天竜二俣駅西公園」があり、旧国鉄キハ20形気動車とナハネ20形寝台客車が展示されている。公園自体は浜松市が管理しているようだが、この車両の維持は天竜レトロ・トレインクラブが行っていると看板がある。ボランティアによって維持されている貴重な車両だ。

 天竜二俣駅西公園
ナハネ20形寝台客車 / ナハネ20 347 キハ20形気動車 / キハ20 443

 集合居場所は天竜二俣駅の待合室に 11時で、同時刻に案内があり出札窓口で参加費用1人 1000円を支払って「洗って!回って!列車でGO!」専用の首にかけるストラップを受け取る。このストラップが参加証となり駅構内に入場できる。20分後にホームに集合との案内があり、それまで駅構内を見て回る。天竜二俣駅は、「本屋」「上り上屋およびプラットホーム」「下り上屋およびプラットホーム」と、敷地内の「揚水機室」「高架貯水槽」などが国の登録有形文化財として登録されている。

 洗って!回って!列車でGO!乗車体験ツアー

 11:20頃ホームに集合して、ガイドの人からスケジュールと注意事項の説明を受ける。カブスカウトみたいな子供達とその保護者達が半数以上を占めているが、鉄道ファンらしき年配の参加者もいる。
 11:26、掛川発当駅止まりの 223レ が到着、降車終了後一旦ドアが閉まり、再びドアが開き参加者が乗り込む。11:30 に駅構内を上り方向へ走り始め、スイッチバックを行い車両基地へ向かう線路に入る。そして、第一の体験は洗車体験だ。車両を丸洗いする巨大な洗車機の中へ乗車したまま入って行く。続いて、乗車した車両ごと転車台の上へと移動する。さらに我々を乗せた車両は転車台により回転する。車両は引込線のひとつに入り、参加者はそこで降車する。乗車体験はここまでだ。

 TH2112に乗車→洗車機体験→転車台乗車体験→車両基地で下車
   
11:26、掛川発当駅止まりの 223レ が到着 客扱い終了後、体験乗車
スイッチバックして、車両基地へ向かう線路へ 手洗い洗車用の引込線で下車

 今度は外から転車台の動きを見学することが出来る。乗車してきた車両が転車台に戻り、約360度回転して、転車台の動きをじっくり見ることができた。間近で見ると結構な音と迫力だ。この転車台と扇状車庫は近代化産業遺産に指定されている。

 転車台見学

 扇形車庫・車両検修庫見学
扇形車庫 車両検修庫
転車台 と 扇形車庫

 扇状車庫の一角に「鉄道歴史館」が設けられていて、次はここを見学する。元は工作室だったようでそんなには広くは無い。しかし、国鉄二俣線から今日までの天浜線の歴史、取り組みが紹介されていて見応えは十分にある。

 鉄道歴史館見学

 鉄道歴史館を見たら、徒歩で駅舎まで戻る。その途中にも見どころがあり、登録有形文化財に指定されている「運転区事務室」「運転区休憩所」「運転区浴場」「運転区揚水機室」「運転区高架貯水槽」を見ることができる。「運転区事務室」などは現在も使用されているので見学することは出来ないが、「運転区浴場」は窓の外から中を見ることができる。

 運転区事務所外観 & 浴室見学
運転区建物群、ロンギヌスの槍 と 転車台
運転区事務所 運転区浴室(洗濯室)
浴室内部 運転区事務所

 高架貯水槽のところで天竜浜名湖鉄道の敷地を出て、駅の南側に続く歩道を歩く(この道路も天竜浜名湖鉄道の敷地か?)。駅の南側に到着、ここで解散、鉄道関連の見学は終了となる。ストラップを返却して、駅構内を横切って駅舎に戻る。あまり期待はしていなかったが、「洗って!回って!列車でGO!乗車体験ツアー」は十分い楽しめた。普段は体験できない車両基地への乗車や、多くの鉄道遺産など見所はたくさんあった。

 高架貯水槽見学→解散
高架貯水槽 駅南側で解散

 帰りも行きと同じく袋井市内まで行き、国道1号線バイパスを焼津に向かう。吉田経由で買物をして帰ったが、朝と同じく1時間半程度の所要時間だ。国道1号線バイパスは順調で、この程度の距離では高速道路を使う必要は無い。しかし、今度天竜浜名湖鉄道を訪れる時は、自家用車では無くて電車で行きたい。



移動の記録

(6/9)
(GOLF GTI) 自宅               8:23         000㎞ (44,576)
      天竜二俣駅            9:50~12:30   062㎞ (44,638)
      カインズスーパーセンター吉田店 13:45~14:56   119㎞ (44,695)
      カワチ吉田店          14:57~15:18   119㎞ (44,695))
      自宅              15:35         128㎞ (44,704)




Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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