約25年ぶりに、青春18きっぷを使って旅行に出かける。目的は、東海道本線のJR東海エリア、木曽川〜岐阜間での鉄道撮影だ。特別な狙いがあるわけではなく、117系などの普段の通過車両を撮りたかった。この撮影ポイントでの狙いは午前中の上り列車なので、岐阜市内に宿泊して翌日撮影する一泊二日の日程だ。
初日は、「菊川お立ち台」に立ち寄り、500系新幹線を撮影する。当日は臨時の500系のぞみが運行され、二本の500系を撮影することができる。500系の通過時間にあわせるため、小田原まで小田急を利用する。私鉄沿線住まいで最寄りのJRの駅は橋本、立川、町田だが、東海道本線を西に向かうには、小田急で小田原に出るのが一番早い。
今日は、小田急多摩線、小田急小田原線急行を乗り継いで、小田原駅で東海道本線に乗り換える。早朝なのに通勤客など多く、町田まで座ることができなかった。
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東海道本線 小田原 7:36 → 熱海 7:59 (普通 727M) |
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普通 727M 東京発、熱海行き
JR東日本E231系電車1000番台
K-27編成 (JR東日本/国府津車両センター所属)
小田原駅の指定席券売機で青春18切符を買っていたので、予定の電車に乗るのがぎりぎりになってしまった。
熱海までは、おなじみのE231系電車。ちょうど通勤時間帯なので、電車は満員で座ることができなかった。
熱海での乗り換え案内で、吉原〜東田子の浦駅間の人身事故の影響でダイヤが乱れているとのアナウンスがあった。接続の詳細は熱海駅でないと分からないとのこと。この先のスケジュールが心配になる。
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東海道本線 熱海 8:27 → 静岡 9:54 (普通 1421M) / 定刻 熱海8:05→静岡9:20 |
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普通 1421M 熱海発、静岡行き
JR東海313系電車2500番台
T-11編成 (JR東海/静岡車両区所属)
乗車予定の静岡行き電車は、折り返し運転となる上り電車が大きく遅れているため、8:20発の東京からの電車が次の下り電車になる予定という。
しかし、8:20発の沼津行きが到着巣したが、折り返しの静岡行きのほうが先に発車することになった。
そのため、6両編成の電車は大混雑で出発。沼津で多くの乗客が降り、座ることができた。
電車は遅れを取り戻すどころではなく、さらに遅れ幅を広げ、30分以上の遅れで静岡に到着。
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東海道本線 静岡 10:03 → 菊川 10:41 (普通 753M) |
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普通 753M 興津発、浜松行き
国鉄211系電車5000番台
LL-16編成 (JR東海/静岡車両区所属)
静岡からの下り電車は定時運行で、次の電車は10:03発で、予定より40分遅れてしまった。
この電車も混んでいて、菊川まで座ることができなかった。菊川到着は、計画より40分遅れとなってしまった。
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菊川駅 − 菊川お立ち台 (東海道新幹線撮影) |
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JR菊川駅
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東海道新幹線(掛川−静岡)撮影の有名ポイント
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500系新幹線の通過まで時間がないので、東海道新幹線の撮影ポイントまで急ぐ。前回は車で来たので、記憶を頼りに急いで歩く。通過予定時間間際に、ようやくポイントに到着。
撮影場所は10人以上の人でいっぱいだったので、息を切らしながら坂をよじ登り、開いている隅のほうに場所を決める。三脚を立てている時間はない。理想的な晴天の中、定刻に500系の定期の「のぞみ」が通過、次は臨時の500系「のぞみ」だが、こちらは被られてしまった。
2本の500系が通過すると、ほとんどの撮影者は帰ってしまった。空いた場所に三脚を立て、しばらく新幹線を撮影する。500系がターゲットだったが、300系も無くなる日はそんなに遠くないだろう。今回の撮影旅行の目的の一つは一応終了し、2時間ほどの撮影で菊川駅に戻る。
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のぞみ 6号 / 500系 (W-1編成、JR西日本)
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ひかり 468号 / 300系 (J-55編成、JR東海)
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東海道本線 菊川 13:40 → 浜松 14:13 (普通 775M) |
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普通 775M 興津発、浜松行き
国鉄211系電車5000番台
SS-11編成 (JR東海/静岡車両区所属)
菊川からは再び211系電車で浜松まで移動。中途半端な時間帯なのに乗客は多く、ここでも座ることができなかった。
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東海道本線 浜松 14:29 → 豊橋 15:02 (普通 959M) |
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普通 959M 浜松発、豊橋行き
JR東海311系電車
G-13編成 (JR東海/大垣車両区所属)
浜松からの普通電車は初めて乗車する311系電車だ。車内は転換式クロスシート(出入口端は固定式)で快適だ。しかし、私の座ったのは端だったせいか、シートバックが固くいまひとつ居心地が悪かった。
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豊橋駅 (ホームと駅前で撮影) |
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飯田線ホームに入線する、119系電車(M-3編成)
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名鉄線ホームに入線する名鉄 「パノラマsuper」
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今日は岐阜に泊まるだけなので、豊橋駅の中で飯田線を撮影する。飯田線でしか見ることのできない119系だが、これも313系に置き換えられてしまう予定だ。あいにく119系のリバイバル塗装は見ることができなかった。また、JR豊橋駅の中のホームに名鉄が入線しているのは珍しい。名鉄は、飯田線と線路も共用しているらしい。
改札を出て、駅前で豊橋鉄道の路面電車を撮影してみる。今回は時間がなかったのでちょっと見ただけだが、いつかはじっくり撮影してみたい電車だ。
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豊橋鉄道モ3500形電車(東京都交通局7000形)/3503号
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豊橋鉄道モ780形電車 (名鉄モ780形) / 787号
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東海道本線 豊橋 15:54 → 岐阜 17:04 (新快速 2335F) |
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新快速 2335F 豊橋発、大垣行き
JR東海313系電車5000番台
Y-102編成 (JR東海/大垣車両区所属)
豊橋から岐阜までは、JR東海自慢の近郊型313系5000番台「新快速」だ。セミアクティブサスペンションや車体間ダンパを装備しているので、高速域の車両安定性と乗り心地は特急電車並みだ。また、全席転換クロスシートで、座り心地も申し分ない。
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岐阜駅 − 岐阜市内に宿泊 |
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撮影は、1月9日
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岐阜駅 / 1/9撮影
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岐阜に到着後、ホームをうろうろして高山本線の車両を見る。岐阜駅は非電化の高山本線の始発駅だ。通勤時間が間もなく始まり人も多くなってきたので、早々に駅をあとにしてホテルにチェックインする。ホテルは岐阜駅北口から歩いて5分程度で、非常に便利な場所だ。
チェックインのあと、夕食にでもと繁華街に出かけたが、これといって入りたい店もなかったので、ファーストフードで夕食を済ませる。一人ではなかなか入れる店が見つからない。そして、早めにホテルに戻り、翌日に備え睡眠に付く。
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遠征二日目も、予報通りに素晴らしい天気だ。一番日の短い時期なので、名古屋での日の出時刻は7:01と7時を過ぎている。そのため、撮影開始は8時頃と考えのんびりとホテルを出発する。また、今日は土曜日なので朝の117系の運用も少ない。
この時期にしては冷え込みはたいしたこともなく、撮影にもいいコンディションだ。三連休の初日のせいか岐阜駅の朝の人出も多く、青春18きっぷを利用する人を二組見かけた。
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東海道本線 岐阜 7:19 → 木曽川 7:25 (普通 3118F) |
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普通 3118F 大垣発、豊橋行き
JR東海311系電車
G-14編成 (JR東海/大垣車両区所属)
休日の朝なのに、普通電車も混雑している。名古屋までなら快速の通過待ちもないので、ホームの乗客のほとんどはこの電車に乗り込んだ。
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木曽川駅 − 木曽川〜岐阜間 (東海道本線撮影) |
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JR木曽川駅
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東海道本線(木曽川−岐阜)撮影のポイント
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撮影ポイントまでは、木曽川駅から歩いて20分程度。既に先客の方が一名が撮影していたので、そのすぐ後ろで撮影させてもらう。本当に気持ちよく撮影できる場所で、素晴らしい天候にも恵まれた。このポイントは上り列車を午前中に順光で狙えるポイントだ。天候の恵まれた土曜日ということもあり、。私の後にもう一人加わり、その後全部で6名ほどのギャラリーからなった。先客の方とその後の方とは楽しいお話をさせていただき、楽しい時間を過ごすことができた。皆さん貨物が狙いということで、先客は関西の方で、もう一人は大宮の方だった。
東海道本線のこの場所は、313系をはじめとするJR東海の近郊車両の他、ホームライナー運用の特急車両、特急「ひだ」、「しなの」、「しらさぎ」が撮影できる。また、貨物の通過も多く、退屈することはない。貨物狙いの人たちは目当ての列車通過後下り撮影のポイントに移動したが、私は「しなの」の通過まで粘った。そして3時間以上撮影して、大満足で撤収した。
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特急 「ひだ」 2号 / JR東海キハ85系気動車
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3170レ、梅田発、稲沢行き / EF210-156(吹田機関区)
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JR東海313系電車5000番台 / Y-104編成
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特急「しらさぎ」4号 / JR西日本683系電車2000番台
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東海道本線 木曽川 11:18 → 名古屋 11:38 (普通 3152F) |
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普通 3152F 岐阜発、豊橋行き
JR東海311系電車
G-12編成 (JR東海/大垣車両区所属)
再び東海道本線普通電車で名古屋まで移動。休日の日中らしい混雑状況だ。
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東海道本線 名古屋 12:13 → 豊橋 13:00 (新快速 5324F) |
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新快速 5324F 大垣発、豊橋行き
JR東海313系電車0番台
Y-11編成 (JR東海/大垣車両区所属)
名古屋駅ホームでセントラルライナーを撮影し、名古屋駅名物「駅きしめん」を食べた。
この新快速は313系0番台。5000番台ほどの乗り心地ではないが、途中から転換式クロスシートに座れて快適に移動。首都圏では望めないサービスだ。
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東海道本線 豊橋 13:06 → 浜松 13:39 (普通 5954F) |
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普通 5954F 豊橋発、掛川行き
JR東海311系電車
G-3編成 (JR東海/大垣車両区所属)
大垣車両区最後の電車は、311系掛川行き。これも混雑していて、並ばなかったので途中まで座れなかった。
この電車は掛川行きだが、浜松で上り電車興津行きに連絡しているので、浜松で下車した。
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東海道本線 浜松 13:50 → 興津 15:19 (普通 794M) |
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普通 794M 浜松発、興津行き
国鉄211系電車5000番台
LL-9編成 (JR東海/静岡車両区所属)
今回は座りたかったので、始発電車に並び座ることにした。静岡車両区の東海道本線運用車両は全てロングシートだ。また、この電車は興津行きだが、乗り継ぎの電車の始発を確認しておかなかったので、終点の興津まで行くことにした。
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東海道本線 興津 15:31 → 熱海 16:30 (普通 438M) |
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普通 438M 島田発、熱海行き
JR東海313系電車2500番台
T-4編成 (JR東海/静岡車両区所属)
興津からの上り接続電車は、島田発だった。するがシャトルの時代から、静岡地区は島田−興津間に重点を置いて運行されるようになった。
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東海道本線 熱海 16:36 → 茅ヶ崎 17:30 (普通 526M) |
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普通 526M 伊東発、東京行き
JR東日本E231系電車1000番台
K-35編成 (JR東日本/国府津車両センター所属)
熱海からはJR東日本のエリアにはいる。車両は、おなじみのE231系。
電車は伊東始発だが、ぎりぎり何とか座ることができた。熱海は観光地らしく、酔っぱらった乗客もいて独特の雰囲気だ。
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相模線 茅ヶ崎 17:45 → 橋本 18:43 (普通 1769F) |
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普通 1769F 茅ヶ崎発、八王子行き
国鉄205系電車500番台
R-8編成 (JR東日本/国府津車両センター所属)
茅ヶ崎からは、相模線に乗り換えて橋本に向かう。相模線の海老名以南に乗るのは多分初めてだろう。
単線なので離合待ちなどあり、なかなか所要時間がかかる。4両編成でドア開閉はボタン方式なので、この時間帯は地方のローカル線のようなのんびりした路線だ。
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橋本から京王相模原線と小田急多摩線を乗り継ぎ、今回の旅行を終える。普通電車による一泊二日の撮影旅行だったが、ホテルに宿泊することで余裕を持った行程となった。青春18きっぷはどんなものかと思ったが、普通電車だけで結構移動できるものだ。夜行を使えば夜の間に移動できるが、体力的にもう無理だろう。
今回メインの撮影場所の木曽川−岐阜間の撮影は、予想以上に気持ちのいい撮影場所だった。次回はもっと日の長い平日に訪れて、早朝の117系をカメラに納めたい。
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