土佐くろしお鉄道 / 中村線 (窪川-中村) 乗車記
2015.3.15
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乗車区間 |
窪川 9:27 → 中村 10:04(特急「しまんと」1号)
中村 11:11 → 窪川 (→ 高知 13:04)(特急「あしずり」4号) |
乗車列車 |
特急「しまんと」1号 2001D 高松発、中村行き
特急「あしずり」4号 2074D 中村発、高知行き |
車両 |
JR四国2000系気動車 / 2011+2219+2119 (3両/高知運転所)(しまんと1号)
JR四国2000系気動車 / 2119+2219+2011 (3両/高知運転所)(あしずり4号) |
土佐くろしお鉄道/中村線・路線図 |
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土佐くろしお鉄道/中村線について |
土佐くろしお鉄道株式会社は、高知県と沿線自治体で株式の9割以上を保有する自治体主導の第三セクター鉄道会社。国鉄再建法の施行により工事が凍結された日本鉄道建設公団建設線の宿毛線及び阿佐西線(阿佐線〈ごめん・なはり線〉として開業)を引き受けるために設立されたが、後に第3次特定地方交通線に指定された中村線の運営も引き受けることとなった。
中村線は、高知県高岡郡四万十町の窪川駅から同県四万十市の中村駅に至る土佐くろしお鉄道の鉄道路線。宿毛線とともに「四万十くろしおライン」という愛称が付けられている。
事実上、国鉄土讃本線(現在のJR四国土讃線)の延長線として建設された路線で運行上も一体だったが、土讃本線に編入されず独立の線名を名乗った。そのため、国鉄再建法施行に伴い、1986年に第3次特定地方交通線に指定。1987年にJR四国を経て、1988年に土佐くろしお鉄道に転換された。また、日本鉄道建設公団建設線を引き継いで開業した宿毛線は、中村線の延長線。 |
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営業距離 |
窪川-中村 43.0㎞ |
電化・非電化 |
全区間非電化 |
2019年度輸送密度 |
851人(中村線、宿毛線、阿佐線合算) |
単線・複線 |
全区間単線 |
土佐くろしお鉄道
主要株主
(2019.3.31現在) |
高知県 49.1%、宿毛市 8.3%、安芸市 7.3%、四万十市 6.3%、
香南市 4.7% |
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2023.11.15 作成 |
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2015年3月に、JR四国が発売する「バースデイきっぷ」を利用して三泊四日の四国旅行に出かけた。誕生月の三日間 JR四国管内の特急グリーン車に乗り放題のきっぷだが、指定席(グリーン車)の利用回数制限がない.。
初めての四国旅行だったが、せっかくの「バースデイきっぷ」なのでほとんど観光はしないで、四国一周のJRを乗りまくった。観光に立ち寄ったのは、高知城、松山城と道後温泉だけだった。四国までの往復はJALのマイレージを使ったが、松山行きの航空券がとれなかったので高松空港で四国にに入り、ぐるっと一周回って再び高松を過ぎ、松山空港から東京に戻った。
宇和島に宿泊した旅行二日目に、今回の旅行の大きな目的のひとつの予土線に窪川(予土線は若井まで)まで乗車した。窪川からは。土佐くろしお鉄道中村線中村行きの「しまんと1号」に乗り換えた。中村では折り返し「あしずり4号」に乗車して高知へ向かった。
中村線は、国鉄時代の1963年に窪川-土佐佐賀間が開業し、1970年に中村までの全線が開業した。事実上、土讃本線(土讃線)の延長線で運行上も一体だったが、土讃本線には編入されなかった。そのため、第3次特定地方交通線に指定され廃線対象となり、1988年に土佐くろしお鉄道に転換された。土讃本線に編入されていたら、現在は
JR西日本の土讃線だったかもしれない。
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土佐くろしお鉄道/JR四国 / 窪川駅(高知県高岡郡四万十町) / 9:27 発車 |
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窪川駅は JR土讃線と土佐くろしお鉄道の駅で、駅舎は別々になっているが構内でつながっている。構内には中間改札があり、土讃線から中村線への乗り換え時だけ使用されるようだ。1番ホームが土佐くろしお鉄道専用ホームで、中村方面行きの普通列車だけが発着する。特急列車は全て(高知方面行き、中村方面行きともに)JRホームの2,3番ホームから発車する。また、4番ホームは予土線(中村線経由)専用ホームだ。
高松発の「しまんと1号」は JR四国2000系気動車の3両編成で、8000系電車と同じように1号車の半室がグリーン車だった。グリーン車の乗客は2名だけだった。もちろん、2000系気動車に乗るのは初めてだ。
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特急「しまんと」1号 2001D 高松(6:04)発、中村(10:04)行き
JR四国2000系気動車 / 2011+2219+2119 (3両/高知運転所) |
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列車は宇和島からの予土線直通列車に乗車してきた、若井方面に戻っていく。営業上の JR予土線との分岐は若井駅となっているが、実際の分岐はその先にある川奥信号所にある(先ほど、予土線の列車内から確認した)。若井-川奥信号所間は重複区間だが、敷地・線路の所有者は土佐くろしお鉄道だ。
その先、川奥信号場-荷稲間にはループ線があるが、ほとんどが第一川奥トンネル内に収まっているためループ区間での見せ場はない。中村線はずっと内陸を走っていたが、土佐白浜付近になって初めて左手に土佐湾が見えてくる。
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車窓 / 土佐湾(土佐白浜駅付近) |
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JRの特急列車のグリーン車に乗車していると、ローカル線に乗っている感じがしない。全線開通が 1970年とあまり古くは無いのと、そのため線路規格が低くないためと思われる。そして、実際に乗車してみると、中村まで
JR土讃線の方が自然だ。
中村では JR土讃線直通の「あしずり4号」に乗車して中村線を戻り、終点の高知へ向かう。計画の段階であれこれ考えたが、列車の接続の関係で宿毛線の宿毛まで往復することは出来なかった。
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土佐くろしお鉄道 / 中村駅 (高知県四万十市) / 10:04 到着 (折り返し) 11:11 発車 |
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「あしずり4号」の発車まで1時間10分あったが、本降りの雨で駅周辺を探索する気も起こらなかったので立派な待合室で時間をつぶした。早めの昼食をとれればと考えていたが、雨で外に出る気が起こらず店もありそうもないので弁当とした。売店に何種類か弁当があったが、「おむすび」が美味しそうだったので購入した。まだ時間が早いので、列車の中で食べることにした。
「あしずり4号」は「しまんと1号」の車両の折り返し運用だ。グリーン車の乗客は2名で、普通車の方もがらがらのようだ。
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特急「あしずり」4号 2074D 中村(11:11)発、高知(13:04)行き
JR四国2000系気動車 / 2119+2219+2011 (3両/高知運転所) |
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窪川までは「しまんと1号」で乗車してきた線路を戻るだけだったので、グリーン車が快適すぎて寝てしまった。窪川から先の土讃線は初乗車だったが、そのまま寝ていたので沿線の記憶はほとんど無い。
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JR四国 / 高知駅(高知県高知市) / 13:04 到着 |
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「バースデイきっぷ」を利用した四国一周のJR線の乗りまくり旅行の途中、土佐くろしお鉄道中村線の全区間に乗車した。出来れば最果ての宿毛線宿毛駅まで行きたかったが、今回の旅行では無理だった。時間が無かったので特急列車を利用したが、また機会があれば普通列車に乗車してみたい。
また、JR四国の2000系気動車は初乗車となったが、振り子式気動車だがそれをほとんど感じなかった。同じ形式の JR北海道キハ283系気動車の方が、振り子式を感じた。走行路線の関係もあるのだろうが、キハ283系は振り子式を利用してがんがんとばす感じがした。
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特急「しまんと」1号
2015.03.14 改正ダイヤ |
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特急「あしずり」4号
2015.03.14 改正ダイヤ |
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着 |
発 |
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着 |
発 |
高松 |
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6:04 |
中村 |
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11:11 |
JR四国線内省略 |
古津賀 |
↓ |
窪川 |
9:26 |
9:27 |
西大方 |
↓ |
若井 |
↓ |
土佐入野 |
- |
11:18 |
荷稲 |
↓ |
浮鞭 |
↓ |
伊与喜 |
↓ |
海の王迎 |
↓ |
土佐佐賀 |
- |
9:45 |
土佐上川口 |
- |
11:27 |
佐賀公園 |
↓ |
有井川 |
↓ |
土佐白浜 |
↓ |
土佐白浜 |
↓ |
有井川 |
↓ |
佐賀公園 |
↓ |
土佐上川口 |
- |
9:53 |
土佐佐賀 |
- |
11:38 |
海の王迎 |
↓ |
伊与喜 |
↓ |
浮鞭 |
↓ |
荷稲 |
↓ |
土佐入野 |
- |
9:57 |
若井 |
↓ |
西大方 |
↓ |
窪川 |
11:55 |
11:57 |
古津賀 |
↓ |
JR四国線内省略 |
中村 |
10:04 |
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高知 |
13:04 |
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