築城基地航空祭2011 と 福岡近郊のJR線 (2011.10.1〜3)
その1/3
福岡地区のJR線(鹿児島本線)
2011年10月3日


ルート
10/3(月) (晴時々曇)
 小倉駅〜(JR鹿児島本線)〜陣原駅〜(JR鹿児島本線)〜博多駅〜(福岡市営地下鉄)〜
 天神駅/西鉄福岡駅
〜(西鉄大牟田線)〜都府楼前駅/都府楼南駅〜(JR鹿児島本線)〜博多駅〜
 (福岡市営地下鉄)〜福岡空港
〜(JAL)〜羽田空港

 築城基地航空祭翌日は、朝から鹿児島本線の車両を撮影する計画だ。まずは、陣原−折尾間の撮影ポイントに向かう。この場所も地元の方のブログで見つけた場所で、午前中に順光となる上り列車を狙う。下りは午後順光となるようだが、こちらも撮影できる。ここでの狙いは、昨日撮影できなかった、783系と787系だ。具体的運用は調べていないが、415系とED76牽引の貨物も撮影したいと思っている。
 陣原駅から20分ほどで撮影場所に到着。狭い道路上での撮影となるが、自動車はここを通らないので問題ない。この時期雑草が伸びているので、撮影ポイントが制限されてしまう。それなりに人通りはあるが、安全にのんびり撮影できるポイントだ。

JR鹿児島本線・陣原駅
陣原−折尾間の撮影ポイント

 8:18通過の「にちりんシーガイア」から3時間ほど撮影して、最終的にはほぼ予定通り撮影することができた。最初は順光の上り列車にねらいを定めじっくり撮影していたが、上りはEH500牽引ばかりだ。いっぽう、撮影しないつもりでいた下りは、ED76貨物やDE10重連工臨など、レアな列車が何本も通過していく。そこで、下り貨物も手持ちで撮影することにした。貨物列車はゆっくりやってくるので、踏切の警報が鳴り機関車が見えてからでも撮影することが出来る。数メートルの移動が必要なので、アングルを考えている時間はない。そのおかげで、ED76牽引の貨物を撮影することが出来た。
 撮影しなかった朝方の下り電車に、12両(6両+6両)編成787系と、12両(4両+4両+4両)編成783系の「きらめき」があった。近年堂々12両編成の特急列車はなかなか見ることが出来ないので貴重だ。この迫力の編成は、機会があれば是非写真に納めたい。

快速、門司港行き/国鉄415系電車100番台(FJ-122編成)
 特急「きらめき」2号 / JR九州787系電車(BM15編成)
筑豊本線経由、小倉行 / 国鉄415系電車100番台 1063レ / ED76形電気機関車 (1023号機/門司機関区)

 予定より1時間ほどながく撮影していたため、その後のスケジュールの調整が必要になった。予定では、遠賀川−海老津の有名ポイントでお昼に通過する上り貨物を撮影しようと考えていたが、その時間がなくなってしまった。
 そのため、鹿児島本線の博多以西で運行される列車を撮影に、都府楼南−水城間のポイントへ移動することにした。有名な天拝山-原田のポイントで撮影したかったが、好きなアングルはフェンスが設置されたため脚立が必要とのことであきらめた。

 とりあえず鹿児島本線で博多まで移動する。どこかで昼食をと考えていたが、お昼時でどこも混雑していたので、博多駅地下の吉野屋でさっと済ます。
 地下鉄に乗り天神まで行き、西鉄大牟田線に乗る。地下鉄から西鉄への乗り換えはわかりにくかった。天神周辺も歩いてみたかったが、今回は時間がないのであきらめた。博多ラーメンぐらいは食べたかったのだが。
 何度か博多(天神)には来ているが、西鉄に乗るのは初めてだ。三線四面の行き止まり式のホームで、降車と乗車が別のホームとなっている。平日の日中なので乗客は少ないが、朝夕の時間帯は混雑するのだろう。最新型の3000形電車の急行に乗り、下大利で普通に乗り換え都府楼前まで行く。
西鉄3000形電車 / 西鉄福岡駅

 この撮影ポイントは地図などで確認しても撮影場所がはっきりしなかったが、現地を訪れてみるとすぐに分かった。下りは踏切からの撮影となるので、手持ちで撮影となる。また、隣の閉鎖された踏切付近から上り列車も撮影できるが、300ミリよりもう少し長いレンズが欲しい。

都府楼南−水城間の撮影ポイント
帰りに利用した都府楼南駅

 ここでの狙いは、「ゆふいんの森」だ。以前乗ったことがあるのはキハ71系の編成だったが、5号はキハ72系だった。ほかに、783系「ハウステンボス」と「みどり」も無事撮影できた。そろそろ撤収しようかと九州版小型時刻表を眺めると、まもなく上り「ゆふ」4号が通過する。キハ185系を撮影の機会はそうそうないので、近くを探して撮影に適当な場所を見つけた。無理な体勢で撮影したので構図は失敗だが、予定外の「ゆふ」も撮影できたので大満足だ。

特急「ハウステンボス」「みどり」15号
/ JR九州783系電車(CM23+CM14編成)
特急「ゆふいんの森」5号 / JR九州キハ72系気動車
普通、門司港行き / 国鉄415系電車0番台(FJ-008編成)
特急「ゆふ」4号 / 国鉄キハ185系気動車

 「ゆふ」4号を撮影して撤収する。来るときは西鉄を利用したが、帰りは都府楼南駅からJR鹿児島線で博多に戻る。西鉄都府楼前駅周辺はそれなりに開発されているが、JR都府楼南駅周辺には何もない。
 飛行機まで少し時間があるので、博多駅新幹線ホームで新幹線を撮影してみる。東京では見ることが出来ない新幹線車両のN700系7000、8000番台と800系が目当てだ。岡山駅での人身事故によりダイヤが乱れていて、そのためホームも混雑していたためゆっくりは撮影できなかった。しかし、800系とN700系7000番台の車内を(窓の外から)じっくり見ることが出来た。JR九州(九州新幹線)のデザインは本当に個性的だ。
 また、幸運にも100系を見ることが出来た。オリジナル塗装ではないが、これが見納めとなるかもしれない。来年3月までにこちらまで来ることはないだろう。さよなら運転間際には新大阪まで入線するかもしれないが、その際にはもの凄い騒ぎになっていることだろう。

「つばめ」357号 / 新幹線800系電車0番台(U002編成)
「こだま」762号 / 新幹線100系電車(K59編成)

 遅れて入線した100系新幹線の「こだま」762号を撮影して、福岡空港に移動する。福岡空港まで博多駅から地下鉄で三駅、5分ほどの移動だ。こんな市の中心部に近い空港を他に知らない、日本で一番便利な空港に違いない。

 空港に到着し、カウンターに荷物を預ける。「eチケット」で座席指定済みなのでチェックイン手続きはいらないはずだが、手荷物カウンターで手間取った。既に使用機材変更により予約座席の変更は承知していたが、その新しい席が何らかの理由で既に埋まっているらしい。すぐ近くの窓際の席に変更ということで問題は解決したが、こうした事態が起こることを考えると「eチケット」はどんなものかと思う。チェックインの手間はかかるとはいえ、従来のチェックイン、搭乗券発行の方が安心できる。
 まだ時間があるので、送迎デッキに上がってみる。送迎デッキのさらに上に展望室もあるが、夜なので送迎デッキでのんびり飛行機を眺めて時間をつぶす。
福岡空港展望デッキにて
 東京行きのJAL332便はB767−300で、半分ほどの座席が埋まっている状態だ。乗客が少ないせいで定刻1分前にスポットアウト、羽田のスポット到着も定刻6分前だった。また、羽田空港でも手荷物がすぐに出てきて驚いた。到着時間が遅いせいかもしれないが、おかげで新百合ヶ丘行きのバスに余裕を持って乗車することができた。
 九州まで遠征した初めての築城基地航空祭だったが、当日の天候が残念だった。前日と翌日はよい天気だったのに、肝心の航空祭当日はどんよりとした曇り空だった。楽しみにしていたブルーインパルスのフルアクロ開始だが、第四区分となってしまった。しかし、気合いの入ったフライトだった。天気がよかったため、鉄道撮影の方は予定通りだった。観光、グルメなどは一切していないが、全体的には十分満足のいく二泊三日だった。また、是非訪れたい航空祭だが、来年は岩国FSDの方に行くことになるだろう。



(10/3)   小倉駅 6:57 → 陣原駅 7:18           JR鹿児島本線
      陣原駅 11:44 → 赤間駅 12:05         JR鹿児島本線
      赤間駅 12:11 → 博多駅 12:43         JR鹿児島本線・快速
      博多駅 13:12 → 天神駅 13:18         福岡市営地下鉄
      西鉄福岡駅 13:38 → 下大利駅 13:51      西鉄大牟田線・急行
      下大利駅 13:56 → 都府楼前駅 13:58      西鉄大牟田線
      都府楼南駅 16:53 → 博多駅 17:19       JR鹿児島本線
      博多駅 18:37 → 福岡空港駅 18:42       福岡市営地下鉄
      福岡空港 19:59 → 羽田空港 21:24       JAL332便
       (定刻20:00)    (定刻21:30)
      羽田空港第1タ 21:50 → 新百合ヶ丘駅 22:55  東急バス
      新百合ヶ丘駅 23:01 → 唐木田駅 23:13     小田急多摩線・急行