(7/14 晴)
9月にWRC観戦に北海道に行くため、キャンプ用品を購入した。帯広の近くに宿の確保ができなく、宿泊費を浮かせるためキャンプ場でのテント泊を選んだ。フェリーを使ってGolfで行くので、大がかりなキャンプ用品一式を持って行くことができる。昨年の鳥海山登山の時オートキャンプの経験をしたが、自分ですべて行う本格的なオートキャンプは初めてだ。
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日の出ICから圏央道に乗り、佐久ICで上信越道を降りる。普段八千穂に行くときは中央道周りが多いが、今回は佐久平での食料などの調達のため関越道周りを選んだ。
佐久平のジャスコで食料を調達し、八千穂高原に向かう。途中スーパーはたくさんあるが、ジャスコなら何があるかだいたい見当がつくので安心だ。準備不足で出発が遅れてしまったので、時間を気にしながら国道141号を急ぐ。国道299号に入り少し登ると、白駒池・麦草峠左折の案内板が出ている。標識通り左折してはいる道路はナビには載っていないが、立派な二車線の道路だ。どうもこの道路は299号線のバイパス道路として造られたらしい。他に車はなく、白樺林の中の道を快適に登っていく。
本当にこの道でいいんだよなと心配になってきたころ、駒出池キャンプ場入口の案内板が見つかる。 |
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駒出池キャンプ場入口(写真は15日に撮影)
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キャンプ場では従業員らしき人たちが草刈りの真っ最中だ。今週末からのシーズン突入を前に、準備に忙しいようだ。管理棟には鍵がかかっていて「不在」の看板が出ていたが、そのうち草を刈っていた人の一人がやってきて受付してくれた。このキャンプ場の予約は村役場の方でしていて、今日は連絡が来ていないらしく予約状況の情報を掴んでいなかった。
今日のオートサイトの利用者は私達だけらしく、好きなところを使っていいといわれた。キャンプ場の中を一周して、サニタリー棟からほどほどの距離の所にサイトを決めた。車で見た感じでは、他のキャンパーはフリーサイトにテントが二張りだけのようだ。
早速テントの設営に取りかかるが、事前に組み立ての練習をしていなかったので結構手間取ってしまった。そして隣に借り物のタープを張り、椅子とテーブルを組み立て一息つく。サニタリー棟を探検するが、トイレは水洗でまずまず清潔だ。シャワーブースも清潔そうだが、私はあまり利用したいとは思わない。流し場は蛾をはじめとした虫の巣窟で、気持ちがよくない。サイトを含め虫がやたら多いのは、今年だけのことなのか。登山のベースとしてのキャンプではこれほど虫に悩まされた覚えはない。
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62番のオートサイトにテントを張る(写真は15日に撮影)
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木立の中の静かなサイト(車を止めてあるのは道路部分)
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借り物の卓上バーベキューコンロで炭に点火しようとしたが、なかなか火がつかない。買ったばかりの炭なのに、湿気てでもいるかのように火がつかない。着火剤を使い果たしてしまったので、ガスバーナーで一つずつ点火する。その後も新しい炭に火がつかないので、バーベキューコンロの使用はあきらめる。ガスバーナーにグリルプレートを乗せての焼き肉なので、自宅での焼き肉と変わらなくなってしまった。それと、クーラーボックスの中身がほとんど冷えていないににも参ってしまった。保冷剤を入れ氷も買って入れたのに、今日の気温のせいか飲み物がほとんど冷えていない。
日が沈んでしまうと日中の暑さが嘘のように冷え込んでくる。段取りが悪くだいぶ遅い時間になってしまったが、周りに人の気配が全くないのは気持ちがいい。空を見上げると、星の多さに妻は感動していた。山の上ではもっと多くの星が見えるんだというと、おどろいていた。もう9時を回ってしまったが、周りに迷惑をかける心配はないので、手持ちの花火を楽しんだ。特に線香花火が印象的だ。炭に火がつかなかった時はどうなるかと思ったが、最後は大満足でシュラフに潜り込む。
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(7/15 晴)
前日は睡眠時間が短かったのに、5時過ぎには目が覚めてしまった。妻はもうすでに起きていて、気持ちがいいから外に出るよういっている。なるほど外は気持ちがよく、テントの中で寝ている場合ではない。とりあえずコーヒーを落とし、キャンプ場の中を散歩することにする。
人の手で造られたキャンプ場だが、これだけ緑に囲まれていると気持ちがいい。人の気配がほとんど無いので、なおさらいい。一周回ったところ、私達以外は、2号キャンプサイトの二張りだけだった。バンガローにも宿泊者はいないようだ。中は清潔そうだが、草刈りがまだなので不気味な感じがする。これならテントの方が快適そうだ。
こんながらがらならフリーサイトでもよかったが、初めてのキャンプなのでオートサイトを利用した。車が横付けなのは何かと便利なものだ。それに、林に中に私達だけといったロケーションも悪くはない。
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管理棟
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早朝の駒出池
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今日の予定はあと入浴だけがだ、せっかくここまで来たので八千穂高原自然園に足を伸ばす。会社の同僚のYさんが昨春訪れ、非常に感動したところだ。キャンプ場から麦草峠方面に車を走らせ、国道299号とぶつかったところが自然園だ。駐車場には数台車が停まっている。
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蜂のような大きな虫が飛び交う管理棟で200円の入場を払い、自然園の中にはいる。基本的に 三つの観察ルートが用意されていて、道標も良く整備されている。白樺林の中の遊歩道は、滝・沢・池などがあり、変化があって気持ちがいい。自然の地形を利用してうまく遊歩道がつけられているのがいい。最短の観察ルートを歩く人がほとんどで、途中の滝のあたりまでは多くの観光客に出会った。しかし、奥の方まで足を伸ばす人はいないようで、途中からは誰とも出会わなかった。奥には小さな湿原があり、春には水芭蕉が咲くようだ。自然園の中には多くの花が咲いているが、相変わらず花の名前はほとんどわからない。とりあえず写真に納めておいて、帰ってから調べることにする。
なるほど、Yさんが感動したように素晴らしいところだが、もっと自然の素晴らしいところをいくつも知っている。しかし、是非一度は訪れる価値のある自然園だ。
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八千穂高原自然園管理棟
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自然園の中で出会った花
(違っているかもしれない)
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ヤマホタルブクロ
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シモツケ
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ハクサンフウロ
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コオニユリ
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アマニュウ
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クガイソウ
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ウツボグサ
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マーガレット
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タマガワホトトギス
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トモエソウ
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マルバダケブキ
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ヤナギラン
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国道299号を下って国道141号との合流手前にある「ハーモナイズ」というレストランで食事をして、南相木村の「滝見の湯」に向かう。「ハーモナイズ」は妻の実家の近くなので妻は何回か来ているが、私は2度目だ。食事もなかなか美味しく、落ち着いて食事ができるところだ。また、「滝見の湯」は、昨年の御座山登山の帰りに立ち寄った。料金が安く気持ちのいい立ち寄り湯湯だ。
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「ハーモナイズ」
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滝見の湯
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初めてのキャンプなので、準備不足と段取りの悪さで苦労してしまった。しかし、自然の中で過ごすのは気持ちのいいことを感じ
たテント泊だった。せっかく装備をそろえたのだから、積極的に出かけてみたい。スケジュール的にしばらくは時間がないが、北海
道旅行までにはもう一度キャンプに行きたいと思う。
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(7/14) 自宅 10:48 000q(28,993)
圏央道日の出IC 11:46 022q(29,015)
関越道高坂SA 12:09〜12:56 058q(29,051)
上信越道佐久IC 14:00 173q(29,166)
ジャスコ佐久平店 14:06〜15:22 176q(29,169)
西友SSV佐久野沢店 15:35〜15:46 183q(29,176)
駒出池キャンプ場 16:21 208q(29,201)
(7/15) 駒出池キャンプ場 9:28 208q(29,201)
八千穂高原自然園 9:39〜11:06 212q(29,205)
「ハーモナイズ」(食事) 11:22〜12:13 224q(29,217)
滝見の湯 12:40〜13:46 243q(29,236)
八千穂 14:13〜15:09 262q(29,255)
中央道須玉IC 16:10 313q(29,306)
中央道八王子IC 17:11 419q(29,412)
自宅 17:54 432q(29,425)
燃費概算 10.8q (前日の市街地走行2q含)
走行時間 8時間28分
走行距離 433q
平均速度 52q/時間 |